![[井出 智香恵, カレン・テンプルトン]の罪深きプリンス (ハーレクインコミックス)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51zlRvwWf4L._SY346_.jpg)
Kindleunlimitedで読みました。
この方のハーレクインは突っ込み漫画として読んでいるので、その方面での評価です。
内容としては、ヒーローに一晩で捨てられたヒロインは妊娠してしまい、ヒロインを愛する幼なじみと結婚する。
しかし夫となった幼なじみは事故死してしまい、ヒロインの産んだ子が自分の息子だと知ったヒーローが再びヒロインの前に現れる…という話です。まぁありがちで予想の範囲内かと思います。
で、話そっちのけで突っ込みですが。
今作はフルデジタルなのか、絵柄がスッキリ洗練されたような印象がありました（ヒーローの国の全景だけタッチが違ってますが）。
が、昭和節は相変わらずで、超人ロックもしくはブラックジャックみたいなヒーローの髪型をはじめ、本気で殴っている音が「ボカッ」、ドアは「バタム」、ヒーローとベッドを共にしたヒロインは「ス・テ・キ」、子どもを産めば「やだ胸キュン」…。
今回は川平慈英風の「くーっ」は無く、コマ送り技法もなりを潜めたかと思ったら、キメシーンでしっかり入ってました（笑）
突っ込みだけなら★3つかな？と思いましたがヒロイン夫の設定が取って付けたお飾り感があり、花を纏わり付かせたベッドシーンを見開きで2回描くならそっちにページを使って欲しかったので★を減らしました。
この夫の描写をしっかり描き込んでいれば、ヒロインの事情も理解できて楽しめたかも？
ちなみに真面目に評価するなら、他の男性の子を妊娠してるのにヒーローに想いを寄せる系が苦手なこともあり、★１つです。
内容紹介
世界的レーサーのジェフが、妻ルアンヌを残して事故死した…。絶望にうちひしがれるルアンヌをなぐさめる小さな手。幼いながらも聡明な長男チェイスは、実はジェフの息子ではない。ルアンヌが唯一愛した男性アレクの子なのだ。カルパティア王国の王子アレクに手ひどく捨てられた過去を持つルアンヌは、いまだ彼を愛する心を抱えながら反発する気持ちを抑えられずにいた。そんなときアレクが目の前に現れた！ 息子を王位継承者としてひきとりたいというのだ!!