たまたま？ 昨今のラノベストーリーのにわか景気がひとつ、幼馴染み。今巻メインは友人の幼馴染みたち。
その片割れ、暁月はハナからまったく好きになれません。気持ち悪さが巻ごとに増していきます。今巻彼女の内面を察することはできましたが、それでも。自覚しているから余計にタチ悪い。今後も百合百合ジャマな存在だろう彼女にはやはり嫌悪感しか抱けないでしょう。そんな暁月の真実を知る日が結女には来るのか。
ああ小暮が不憫でなりません（水斗の扱いも加えて）。小暮も水斗と同じ葛藤を抱えていて、互いのヒロインたちも気づかされ…。さて今後。
結女。前巻、前半では試験後に気づきがあり、ラストでは暁月の前で声に出してしまうほど泣いたのに。言動行動に変化窺えず。期末試験での喝采。ファッションラインの変移。されど？ それで？
彼女を快く思わない人もいるかもしれません。かわいいコなんです。間抜けっぷりもまたかわいいんですけれど。マウントを取りにいったとき、からかう時、本当にただバカにしているようにしか見えない所があります。慮る心が感じられる水斗の方も、人によってはおもしろくなく感じるかもしれません。（これは完全に恣意的印象です）
水斗。相変わらず物事を深く考え込む……。オーラスは特に気になる。結局のところ彼はこれからどう手を出すのか。どっちへ足を運ぶのか。どこへ転がっていくのか。タイトルから、飽くまでメインは水斗です。さて今後…。
さて、何巻を予定して書いているのか。どこまで、どう描くのか。今巻いっそうイイ味出してるカワイイいさな。うんかわいい。彼女以外にもヒロイン登場の気配あり。それともヒーロー登場か？（ブラコン発言で散らしておいたけれど） ふたりを終わらせた類似イベントはやはり起こす？ 決定的な断絶や拒絶のちの……でしょうか？ 双方表裏の気持ちに揺れ……。思う結女。考える水斗。果たして次巻は。流されるばかりの結女、しょうのない性格のためですが、よくない想像が捗ります。なにはともあれ、次も楽しみです。
1巻2巻と「笑う」とレビューに記していますが、趣きが変わってきたかも（前巻終盤から）。3巻も笑えましたけど、キャラたちの言動行動をふつうに笑えなくなる人も？
- 文庫: 340ページ
- 出版社: KADOKAWA (2019/12/1)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4041082641
- ISBN-13: 978-4041082645
- 発売日： 2019/12/1
- 梱包サイズ: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
- おすすめ度： 3件のカスタマーレビュー
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