こんな話を聞いた。山の麓にある樹齢50年余りの杉の木を10本、地元の森林組合を通じて切ってもらったら、30万かかったという。1本あたりの費用は3万円である。それで幾らで売れた?何と1本あたり3千円だそうな。結局、27万円もの出費で、10本の杉の木を処分”していただいた”ということになる。先祖?が子孫のためにと思って植えてくれた木を、近くに家が何軒かでき、太陽の光を遮るようになったため、仕方なく切ったところがこのザマ?である。麓の木でさえこうなのだから、山の中の木を切ったら一体いくらかかるのか、想像もつかない。木を切った人たちも遠く離れた地方の人たちばかりであったそうな。これでは誰も木を切ろうとしないだろう。今や、木や山が完全な”負動産”と化している。お上がマスコミ等を通じて喧伝するような「宝の山」なんかでは決してない。
また、こんな話も聞いた。木を間引くために、木を植えて何年かした後に、一部分の樹皮をぐるっと剥いで木を枯らす「まき枯らし」という伝統的手法があるそうな。ところが、北国のとある山でこの「まき枯らし」の風景が地元のマスコミで報じられたところ、地方の森林当局から、そういう方法は邪道であり、木がいつ倒れてくるかわからない危険があるから、きちんとチェーンソーで間引く方法でやってくれとクレームがついたそうな。しかし、今や林業をやる人はお年寄りばかりで、チェーンソーを使うこと自体が危険なことだろう。だからこういう方法でやっているのだ。森林当局はチマチマしたことで文句だけは言うが、その地域での林業の在り方とか、もっと大きな物語については何も語らない(というか、語れない)。まさにお役所仕事ここに極まれりである。
この本は今の日本の林業がおかれている状況を赤裸々に描いた好著である。私の見聞きしたささやかな事例と、この本に書かれている林業を取り巻く「絶望的」な状況(補助金漬け、死傷者続出、低賃金、討伐、非科学的な施策等)を重ね合わせると、暗澹たる気持ちになる。
今、日本の農村では、鹿や猪は普通に現れ、熊が現れたニュースもあちこちで聞く。この頃では、高崎山でもないのに、猿の軍団?が頻繁に現れ、年寄りばかりの家の玄関を開け、冷蔵庫の果物を奪って瞬く間に消え失せる。全て山が荒れ果ててしまったからである。この間の台風では千葉県でたくさんの杉の木が倒れたが、実は関西でも昨年の台風で、若い脆弱な杉の木が一山何百本のスケールで倒れ、未だに放置されたままになっている。これから、日本の山の荒廃はますます進み、その保水能力も失われていく一方だろう。
一体日本の林業はどうなるのだろう。おそらく林野庁のお役人たちは林業の本当の実態など何もわかっていないのだろう。いやわかってはいるが、手のほどこしようがないため、現状を覆い隠そうと、マスコミ等を通じて「林業は成長産業」などと、いかにもバラ色の未来があるかのように脚色しているだけなのかもしれない。アメリカから買うF35一機分でもいいから林業対策に費用を回さないと、今に日本は国土の7割を占める山に滅ぼされてしまうのではないか、そんな気がする昨今である。
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絶望の林業 単行本(ソフトカバー) – 2019/8/6
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「日本の林業は成長産業である」。
最近よく耳にする言葉です。その証左はどこにあるのでしょうか。そしていま、日本の林業現場で何が行われているのでしょうか?
補助金漬け、死傷者続出、低賃金、相次ぐ盗伐、非科学的な施策……。林業の現場には時代遅れで、悲惨な現状が隠されています。
若者の就労者が増えたことで、成長産業と期待されている日本林業。しかし、その実態は官製成長産業であり、補助金なくしては成り立たない日本の衰退産業の縮図といえます。
30年にわたり森林ジャーナリストとして日本の森、林業にかかわってきた田中淳夫だからこそ書けた、林業業界の不都合な真実に鋭く切り込んだ問題作。
最近よく耳にする言葉です。その証左はどこにあるのでしょうか。そしていま、日本の林業現場で何が行われているのでしょうか?
補助金漬け、死傷者続出、低賃金、相次ぐ盗伐、非科学的な施策……。林業の現場には時代遅れで、悲惨な現状が隠されています。
若者の就労者が増えたことで、成長産業と期待されている日本林業。しかし、その実態は官製成長産業であり、補助金なくしては成り立たない日本の衰退産業の縮図といえます。
30年にわたり森林ジャーナリストとして日本の森、林業にかかわってきた田中淳夫だからこそ書けた、林業業界の不都合な真実に鋭く切り込んだ問題作。
- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社新泉社
- 発売日2019/8/6
- 寸法13.2 x 2.2 x 18.9 cm
- ISBN-10478771919X
- ISBN-13978-4787719195
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商品の説明
出版社からのコメント
山村に移り住んだ若者たちが林業現場に入り、いま、日本の林業が活況である……、といったニュースを目にすることが多くなりました。
しかし林業の実態は、補助金がなければやっていけない典型的な衰退産業です。 政府が推進する、地球環境のためには林業を盛り上げ、排出権取引を活発化するといった政策は本当に日本の森林について考えたものなのか。
そこには不都合な真実が隠されていないのか。
30年にわたり日本の森林、林業を取材してきた森林ジャーナリスト田中淳夫の渾身の一作です!
しかし林業の実態は、補助金がなければやっていけない典型的な衰退産業です。 政府が推進する、地球環境のためには林業を盛り上げ、排出権取引を活発化するといった政策は本当に日本の森林について考えたものなのか。
そこには不都合な真実が隠されていないのか。
30年にわたり日本の森林、林業を取材してきた森林ジャーナリスト田中淳夫の渾身の一作です!
著者について
1959年大阪生まれ。静岡大学探検部を卒業後、出版社、新聞社等を経て、フリーの森林ジャーナリストに。森と人の関係をテーマに執筆活動を続けている。
主な著作に『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)、『森林異変』『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『鹿と日本人―野生との共生1000年の知恵』『樹木葬という選択』(築地書館)、『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』(ごきげんビジネス出版・電子書籍)ほか多数。
主な著作に『森は怪しいワンダーランド』(新泉社)、『森林異変』『森と日本人の1500年』(平凡社新書)、『鹿と日本人―野生との共生1000年の知恵』『樹木葬という選択』(築地書館)、『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』(ごきげんビジネス出版・電子書籍)ほか多数。
登録情報
- 出版社 : 新泉社 (2019/8/6)
- 発売日 : 2019/8/6
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 304ページ
- ISBN-10 : 478771919X
- ISBN-13 : 978-4787719195
- 寸法 : 13.2 x 2.2 x 18.9 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 82,491位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 8,283位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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2020年8月31日に日本でレビュー済み
P18 補助金で木材生産は拡大しているが、木材の使い道が十分でない。市場でだぶついて木材価格を下落させる。
→木材は国際商品なので基本的に輸入価格に左右される。仮に国内減産しても価格は高騰しない。
P25 利益を増やそうとすれば、大量に木を売るしか無い。それが皆伐を促進する理由になる。
→大量に木が必要なら大面積で間伐を行えばいい。皆伐で利益を出す=作業単価の低減であり、ピントがずれている。
P27 「安い外材に押されて」…こんな言い訳がいまだに出回るのは林野庁の陰謀かも、…
→H30林業白書、林産物、38近年の丸太価格より 公式資料(白書)にて国産材の安さが明記されているため、林野庁はむしろ正しい認識を広めている。
P30 外材は大径木材が多く、木目も詰まっているし強度がある。
→ 外材とは何を指すのか不明だが、ラジアータパインなどは早生樹で木目は詰まっていない。ドイツトウヒなども強度があるとは言い難い。どちらもシェア率は高い。
P37 しかし、そうした地域では植えた後にどうするのか知らなかった。
→ これは山村住民をバカにし過ぎ。自ら植林した世代は下刈りもやってるし、山の境界もわかってる。山主の知識不足は代替わりに伴うとみるのが妥当。
P44 日本では「主伐」という言葉を使うことで、間伐を軽んじてしまった。
→ 今の政策を言葉にせいにするのは言いがかりがすぎる。そもそも10年ほど前までは政策が間伐一辺倒だった。
P54 森林組合に装弾に行くと「場所や境界線が不明な山は作業できないし、…
→ H30所有者不明土地の利用の円滑化頭に関する特別措置法
P56 古い航空写真は解像度も低いのである。
→ 古い航空写真は境界画定にかなり有効。使用したことがない素人の意見。
P61 苗木が見えるのは、感覚的にはそのうち1割か2割に思える。
→ 統計を読みましょう。統計を疑う根拠が「感覚的に疑わしい」それで専門家?
P62 しかし、放置されるケースが少なくない。
→ 数字は?筆者は数字が苦手らしい。
P62 さらに近年問題になっているのが獣害だ。…最初の苗はウサギやノネズミがかじる。
→ 近年生息数が減っているウサギを出す?
P62 シカは金網を体当たりで破ることもあるし、斜面の柵は飛び越えやすい。
→ どちらもダウト。「決定版 農作物を守る鳥獣害対策: 動物の行動から考える」を読んで獣害の基本を学んでください。
P64 今や生産されるのはその10分の1以下だろう。
→ H27苗木生産本数が6000万本なので正しいのだが、仕事なんだから数字ぐらい拾ってこられないのか。
P64 また苗木は挿し木でつくるのか、実生の種子から育てるのかによって技術が違う。それは品質にも関わってくる。
→ 植えても根付くわけではない、ということを語りたい段落のはずなのだが、実生も挿し木も難しいよね~という話をして終わっており、文脈がつながっていない。
P64 挿し木苗なら良質の母樹から取ればその品質を受け継ぐが、ときに劣勢品質の苗をつくってしまうこともある。
→ 劣勢挿し木苗を作るバカがいるか!
P66 植え付けは春と決まっていたが、…
→ 裸苗は春だけでなく秋も植えられる。
P66 裸苗なら一度に200~300本背負えるが、コンテナ苗だと50本がげんかい。
→ そもそもコンテナ苗は人力で担ぎ上げるものではない。
P67 自慢の活着率も、そんなに高くなかったという報告もある。
→ そりゃ探せば一つぐらいはあるだろうが、活着率が高いという報告のほうが圧倒的に多い。
P69 戦前の造林事業では、苗の数は1ヘクタール当たり1000~1500くらいの地域が多かった。
→ 昔の山林面積なんて極めていいかげんで10倍ぐらいの誤差は当たり前にあった。ha本数は何を根拠に語っているのだろう?(この筆者のことだから根拠資料があるのだと思うけれど)
P69 間伐の必然性が浸透していなかったことが大きい。
→ 個人の感想です。実際は間伐が必要な林地面積に対し林業従事者が圧倒的に足りていなかった。
P70 間伐の知識も技術もないにわか林家に対する苦肉の策ではあるが、
→ 列状間伐のメリットは選木が不要なことではなく、大型機械が使えることと、搬出が可能なこと。
(ただ、当初植付本数を減らせば列状間伐など不要なのだが。)
P71 切り捨て間伐は搬出する技術も手間もいらない。
→ 定性間伐の材を搬出する技術があったとしても赤字になるため、搬出の可否は技術の有無とは関係ない。
P74 また利益を出すには木材価格の引き上げも課題となるはずだが、…
→ 筆者が木材価格を引き上げる政策を知らないだけ。
P74 「この機械は私たちが40年前に使っていたものだ」
→ その海外の専門家は(日本の山に対して)正しい知識をもっているのか?海外と同じ機種を使わない理由を考えてみてほしい。
P75 一台で数億円もするものがざらにある。安くても数千万円だろう。
→ 価格がいいかげんすぎる。メインで使われるバックホウベースで2千万円前後で、高価なタワーヤーダでも4000(クローラー)~6000(ホイール)万円。数億円の高性能林業機械の導入事例を教えてくれ。
P76 大馬力ゆえ燃費は非常に悪い。
→ 重機は乗用車より馬力は低い。また燃料費より機械を遊ばせるほうがコスト高だし、それより人件費のほうが高い。
P76 仮にアタッチメントを丸ごと交換となると、それだけで何千万円もかかる。
→ 人気のザウルスで400万円程度。ここまで嘘が酷いのは悪質。
P77 乗員の命に関わるうえに、数千万円の機械をあっさり失うことも起きかねない。
→ 筆者はそういうことにしたいようだが、林業の死亡率は高性能林業機械により下がっているのが事実。
P78 仕事の効率を高めれば、それだけ伐採面積が増えることになるが、幸か不幸か日本の林業現場はそんなに大規模ではない。
→ と言っているが、伐採面積は増えているし、そもそも林業従事者数が激減している。
P80 写真(作業道と倒木)
→ モノクロのため判別しづらいのだが、これは水害ではなく風害では?水害はこのようにまばらに倒れることは珍しい。風害だとしたら、もちろん作業道は関係ない。水害だとしても右斜面の立木の寝返りは流水のせいではないだろう。
P81 仮に1m1万円なら数千万円だ。
→ 1m1万円の道は砂利敷きの立派な作業道。そのグレードはhaあたり30m程度なのでは。道の作設費と路線延長はグレードによる。数字が苦手とか言ってないでまじめにコスト計算しましょう。
P82 …稼働日数が極端に低いところがあった。年間数日なのだ。
→ 少数の悪い特別事例を挙げるのは卑怯。
P82 その燃焼では森林が固定していた炭素の量を上回る二酸化炭素を排出する。
→ そう言うなら炭素量の比較計算ぐらい載せてくださいな。
P83 写真(法面が5mほどある作業道)
→ 法面の高さは1.5m以内じゃないと言いたいのだろうが、そういう基準は土質による。写真は岩質だから法面の基準も違う。そもそもこれは作業道じゃなくてトラックの走れる森林作業道じゃないのか?
P89 しかし現実には補助金があるので市場原理は働かず、…
→ 価格決定要素として輸入材の存在を無視している。
P91 一般的な木材流通のチャート
→ これが一般的?例が古すぎる。プレカット工場はこんな流通経路を踏まない。
P99 今は手鋸中心である。
→ 林業で最も危険な業種は伐倒作業。手鋸でもチェンソーでも危険性に違いはない。今はチェンソー独自の事故は防護衣で基本的に防げるから着ましょうって教育。防護衣買えないならやめたほうがいい。
P117 伐採跡地は再造林が義務付けられており、…
→ 保安林の施行指定要件により、義務付けられているのは一部。
P117 本来は市町村の担当職員に確認する義務があるが、…
→ 保安林に関して言えば、確認するのは都道府県職員。
P117 書類で済ますのが一般的だろう。
→ とある都道府県の場合、2ha以上は全件検査、それ未満も10%抽出で実地検査。書類で済ますとか日頃から公務員を馬鹿にしてないと出ない発言。
P117 苗の育たなかったところに、業者がきちんと捕植するかといえば、かなり怪しい。
→ 捕植は山主が発注して行うもの。業者の責任にするのはおかしい。
P155 …芯が4~5センチになるまで剝けるようになった。
→ 正しくは2~3cm
P164 原木の15%しか使えないのに木材の有効利用と言えるだろうか。
→ 集成材が40%で無垢材が60%だったはず。15%は怪しい。だいたい歩留まりだけ見るなら合板は最も素晴らしいということになるのだがいいのか?
P164 ちなみに山から搬出されるのは、樹木全体から細い梢に近い部分や曲がっている根本部分、さらに枝などを切り捨てた一部にすぎない。
→ それ、無垢材も同じですよね。(ここはCLT批判の項目)
P187 日本ではセンダンやチャンチンモドキなどが注目されている。とはいえ栽培技術は十分に確立されていない。
→ センダンが確立されていないだって?確立されているかどうかの基準が厳しいだけでは。早生樹の造林面積が伸びない理由は需要と苗木供給のほうが強いだろう。
P189 かくしてハードウッドや長大材が危機的状況であるにもかかわらず、日本では出所がどこかも気にせず「増えすぎた木材をどんどん使おう」と号令をかけているのである。
→ 振興しているのは国産人工林材の使用。広葉樹や高齢樹は施策からほぼ相手にされていない。
P192 木材量的には1/5の3%程度ではないか。
→ 筆者の試算通りに単純計算しても、3%にならない。最低で3.935%。合板も考慮すれば更に上る。
P200 その実態を今回の「主伐補助金」を例に見ていこう。
→ 筆者が主伐補助金と呼んでいる資源高度化の補助金は、一貫作業システムに対する補助。一貫した再造林は皆伐しなければ行えない。その効率的な造林システムを進めるための補助金なのだが、筆者は皆伐が嫌いなので都合の悪い再造林の部分を隠して書いている。
P201 しかも伐採後の状況を届け出から推測すると、伐採跡地の約六割が再造林されていないという報告がある。
→ この六割のデータソースは朝日新聞の独自調査による記事だろう。引用元を明記しなくていいのか?
P202 しかし植えた苗が野生動物に食べられれてしまう可能性があるうえ、植林後に下刈りや除伐が行われないと、苗はちゃんと育たないだろう。
→ このような言い方では資源高度利用補助金の批判というより、通常の造林補助金もあわせた批判になる。若木の時代はあってはならないというデタラメな理屈だ。
P204 しかし驚くべきは、必ずしも所有者の同意を必要としない条項があることだ。
→ ちゃんと読んでもらえば行政が勝手に私有林を伐採できる制度ではないとわかるはず。オフィシャル資料はちゃんと読もう。
P207 つまり40年、50年のスギなど、若造なのだ。材の細胞が十分に成熟していないと乾燥時の狂いが大きく、強度も低くなる。
→ 柱材であれば間伐材クラスのほうが扱いやすい。(いまはそっちのほうが高く売れる)
P207 つまり伐期を樹齢で決めても意味はないのである。
→ 成長の悪い山林を伐期通りに伐採するバカはいません。
P208 まだまだ伸び盛りであり、経験を積んだ成人になっていない時期だ。
→ 羊の寿命は10年以上だがラム肉を出荷する。別におかしいことはなにもない。
P210 だが樹木は地域によって成長速度が違うのだから、同樹齢でも直径や高さは違ってくる。
→ 木材は地域商品(輸送費が高い)ので、日本全体でみれば九州には太い材があり、東北には細い材があることになるが、それでは需要は満たされない。それに若木がないという部分への反論にもならない。
P210 林齢60年以降の森も間伐を続けていけば、残された木は大径木化する。さまざまな品質の木材を提供できるうえ、…
→ 大径木しかないのに様々?一行で矛盾している。
P211 なぜなら木材価格は変動が大きく、統計に馴染まないからだ。
→ 変動が大きいかどうかは、統計に馴染まない理由にならない。木材価格が統計に向かない本当の理由は、木材価格を正確に表すことが難しいから。市場の価格ならまだ記録がとれるが、直売価格なんて聞き取り調査でしかなく、本当にその値段で売買されたか怪しいもの。そして今や直売は無視できない割合になっている。
P212 何とかして、だぶついた木材を吸収する新たな需要をつくらないといけない。
→ 供給量にあわせ需要を作り出すというのは極めてまっとうな政策。
P218 もちろん異論もあるから定説になったとまでは言えないものの、科学の進歩に合わせて政策も見直すべきだろう。
→ 定説になっていないのに、それを根拠に政策を見直せと?筆者は自分に都合の良い説をもってきただけ。(しかし官僚が同じことをすると非難する)
P219 しかし数年ごとに検証し、場合によっては転換しなければ無意味な政策が続くことになる。
→ 森を数年単位で評価していいの?
P240 ところが木材輸出の状況は、金額ベースなのである、安い丸太ばかり輸出していることをわかりにくくするためか。
→ 単純な話、低質材ばかり輸出しているであれば、材積で統計とったほうが見栄えがする。金額ベースを恣意的に採用するメリットがない。
→木材は国際商品なので基本的に輸入価格に左右される。仮に国内減産しても価格は高騰しない。
P25 利益を増やそうとすれば、大量に木を売るしか無い。それが皆伐を促進する理由になる。
→大量に木が必要なら大面積で間伐を行えばいい。皆伐で利益を出す=作業単価の低減であり、ピントがずれている。
P27 「安い外材に押されて」…こんな言い訳がいまだに出回るのは林野庁の陰謀かも、…
→H30林業白書、林産物、38近年の丸太価格より 公式資料(白書)にて国産材の安さが明記されているため、林野庁はむしろ正しい認識を広めている。
P30 外材は大径木材が多く、木目も詰まっているし強度がある。
→ 外材とは何を指すのか不明だが、ラジアータパインなどは早生樹で木目は詰まっていない。ドイツトウヒなども強度があるとは言い難い。どちらもシェア率は高い。
P37 しかし、そうした地域では植えた後にどうするのか知らなかった。
→ これは山村住民をバカにし過ぎ。自ら植林した世代は下刈りもやってるし、山の境界もわかってる。山主の知識不足は代替わりに伴うとみるのが妥当。
P44 日本では「主伐」という言葉を使うことで、間伐を軽んじてしまった。
→ 今の政策を言葉にせいにするのは言いがかりがすぎる。そもそも10年ほど前までは政策が間伐一辺倒だった。
P54 森林組合に装弾に行くと「場所や境界線が不明な山は作業できないし、…
→ H30所有者不明土地の利用の円滑化頭に関する特別措置法
P56 古い航空写真は解像度も低いのである。
→ 古い航空写真は境界画定にかなり有効。使用したことがない素人の意見。
P61 苗木が見えるのは、感覚的にはそのうち1割か2割に思える。
→ 統計を読みましょう。統計を疑う根拠が「感覚的に疑わしい」それで専門家?
P62 しかし、放置されるケースが少なくない。
→ 数字は?筆者は数字が苦手らしい。
P62 さらに近年問題になっているのが獣害だ。…最初の苗はウサギやノネズミがかじる。
→ 近年生息数が減っているウサギを出す?
P62 シカは金網を体当たりで破ることもあるし、斜面の柵は飛び越えやすい。
→ どちらもダウト。「決定版 農作物を守る鳥獣害対策: 動物の行動から考える」を読んで獣害の基本を学んでください。
P64 今や生産されるのはその10分の1以下だろう。
→ H27苗木生産本数が6000万本なので正しいのだが、仕事なんだから数字ぐらい拾ってこられないのか。
P64 また苗木は挿し木でつくるのか、実生の種子から育てるのかによって技術が違う。それは品質にも関わってくる。
→ 植えても根付くわけではない、ということを語りたい段落のはずなのだが、実生も挿し木も難しいよね~という話をして終わっており、文脈がつながっていない。
P64 挿し木苗なら良質の母樹から取ればその品質を受け継ぐが、ときに劣勢品質の苗をつくってしまうこともある。
→ 劣勢挿し木苗を作るバカがいるか!
P66 植え付けは春と決まっていたが、…
→ 裸苗は春だけでなく秋も植えられる。
P66 裸苗なら一度に200~300本背負えるが、コンテナ苗だと50本がげんかい。
→ そもそもコンテナ苗は人力で担ぎ上げるものではない。
P67 自慢の活着率も、そんなに高くなかったという報告もある。
→ そりゃ探せば一つぐらいはあるだろうが、活着率が高いという報告のほうが圧倒的に多い。
P69 戦前の造林事業では、苗の数は1ヘクタール当たり1000~1500くらいの地域が多かった。
→ 昔の山林面積なんて極めていいかげんで10倍ぐらいの誤差は当たり前にあった。ha本数は何を根拠に語っているのだろう?(この筆者のことだから根拠資料があるのだと思うけれど)
P69 間伐の必然性が浸透していなかったことが大きい。
→ 個人の感想です。実際は間伐が必要な林地面積に対し林業従事者が圧倒的に足りていなかった。
P70 間伐の知識も技術もないにわか林家に対する苦肉の策ではあるが、
→ 列状間伐のメリットは選木が不要なことではなく、大型機械が使えることと、搬出が可能なこと。
(ただ、当初植付本数を減らせば列状間伐など不要なのだが。)
P71 切り捨て間伐は搬出する技術も手間もいらない。
→ 定性間伐の材を搬出する技術があったとしても赤字になるため、搬出の可否は技術の有無とは関係ない。
P74 また利益を出すには木材価格の引き上げも課題となるはずだが、…
→ 筆者が木材価格を引き上げる政策を知らないだけ。
P74 「この機械は私たちが40年前に使っていたものだ」
→ その海外の専門家は(日本の山に対して)正しい知識をもっているのか?海外と同じ機種を使わない理由を考えてみてほしい。
P75 一台で数億円もするものがざらにある。安くても数千万円だろう。
→ 価格がいいかげんすぎる。メインで使われるバックホウベースで2千万円前後で、高価なタワーヤーダでも4000(クローラー)~6000(ホイール)万円。数億円の高性能林業機械の導入事例を教えてくれ。
P76 大馬力ゆえ燃費は非常に悪い。
→ 重機は乗用車より馬力は低い。また燃料費より機械を遊ばせるほうがコスト高だし、それより人件費のほうが高い。
P76 仮にアタッチメントを丸ごと交換となると、それだけで何千万円もかかる。
→ 人気のザウルスで400万円程度。ここまで嘘が酷いのは悪質。
P77 乗員の命に関わるうえに、数千万円の機械をあっさり失うことも起きかねない。
→ 筆者はそういうことにしたいようだが、林業の死亡率は高性能林業機械により下がっているのが事実。
P78 仕事の効率を高めれば、それだけ伐採面積が増えることになるが、幸か不幸か日本の林業現場はそんなに大規模ではない。
→ と言っているが、伐採面積は増えているし、そもそも林業従事者数が激減している。
P80 写真(作業道と倒木)
→ モノクロのため判別しづらいのだが、これは水害ではなく風害では?水害はこのようにまばらに倒れることは珍しい。風害だとしたら、もちろん作業道は関係ない。水害だとしても右斜面の立木の寝返りは流水のせいではないだろう。
P81 仮に1m1万円なら数千万円だ。
→ 1m1万円の道は砂利敷きの立派な作業道。そのグレードはhaあたり30m程度なのでは。道の作設費と路線延長はグレードによる。数字が苦手とか言ってないでまじめにコスト計算しましょう。
P82 …稼働日数が極端に低いところがあった。年間数日なのだ。
→ 少数の悪い特別事例を挙げるのは卑怯。
P82 その燃焼では森林が固定していた炭素の量を上回る二酸化炭素を排出する。
→ そう言うなら炭素量の比較計算ぐらい載せてくださいな。
P83 写真(法面が5mほどある作業道)
→ 法面の高さは1.5m以内じゃないと言いたいのだろうが、そういう基準は土質による。写真は岩質だから法面の基準も違う。そもそもこれは作業道じゃなくてトラックの走れる森林作業道じゃないのか?
P89 しかし現実には補助金があるので市場原理は働かず、…
→ 価格決定要素として輸入材の存在を無視している。
P91 一般的な木材流通のチャート
→ これが一般的?例が古すぎる。プレカット工場はこんな流通経路を踏まない。
P99 今は手鋸中心である。
→ 林業で最も危険な業種は伐倒作業。手鋸でもチェンソーでも危険性に違いはない。今はチェンソー独自の事故は防護衣で基本的に防げるから着ましょうって教育。防護衣買えないならやめたほうがいい。
P117 伐採跡地は再造林が義務付けられており、…
→ 保安林の施行指定要件により、義務付けられているのは一部。
P117 本来は市町村の担当職員に確認する義務があるが、…
→ 保安林に関して言えば、確認するのは都道府県職員。
P117 書類で済ますのが一般的だろう。
→ とある都道府県の場合、2ha以上は全件検査、それ未満も10%抽出で実地検査。書類で済ますとか日頃から公務員を馬鹿にしてないと出ない発言。
P117 苗の育たなかったところに、業者がきちんと捕植するかといえば、かなり怪しい。
→ 捕植は山主が発注して行うもの。業者の責任にするのはおかしい。
P155 …芯が4~5センチになるまで剝けるようになった。
→ 正しくは2~3cm
P164 原木の15%しか使えないのに木材の有効利用と言えるだろうか。
→ 集成材が40%で無垢材が60%だったはず。15%は怪しい。だいたい歩留まりだけ見るなら合板は最も素晴らしいということになるのだがいいのか?
P164 ちなみに山から搬出されるのは、樹木全体から細い梢に近い部分や曲がっている根本部分、さらに枝などを切り捨てた一部にすぎない。
→ それ、無垢材も同じですよね。(ここはCLT批判の項目)
P187 日本ではセンダンやチャンチンモドキなどが注目されている。とはいえ栽培技術は十分に確立されていない。
→ センダンが確立されていないだって?確立されているかどうかの基準が厳しいだけでは。早生樹の造林面積が伸びない理由は需要と苗木供給のほうが強いだろう。
P189 かくしてハードウッドや長大材が危機的状況であるにもかかわらず、日本では出所がどこかも気にせず「増えすぎた木材をどんどん使おう」と号令をかけているのである。
→ 振興しているのは国産人工林材の使用。広葉樹や高齢樹は施策からほぼ相手にされていない。
P192 木材量的には1/5の3%程度ではないか。
→ 筆者の試算通りに単純計算しても、3%にならない。最低で3.935%。合板も考慮すれば更に上る。
P200 その実態を今回の「主伐補助金」を例に見ていこう。
→ 筆者が主伐補助金と呼んでいる資源高度化の補助金は、一貫作業システムに対する補助。一貫した再造林は皆伐しなければ行えない。その効率的な造林システムを進めるための補助金なのだが、筆者は皆伐が嫌いなので都合の悪い再造林の部分を隠して書いている。
P201 しかも伐採後の状況を届け出から推測すると、伐採跡地の約六割が再造林されていないという報告がある。
→ この六割のデータソースは朝日新聞の独自調査による記事だろう。引用元を明記しなくていいのか?
P202 しかし植えた苗が野生動物に食べられれてしまう可能性があるうえ、植林後に下刈りや除伐が行われないと、苗はちゃんと育たないだろう。
→ このような言い方では資源高度利用補助金の批判というより、通常の造林補助金もあわせた批判になる。若木の時代はあってはならないというデタラメな理屈だ。
P204 しかし驚くべきは、必ずしも所有者の同意を必要としない条項があることだ。
→ ちゃんと読んでもらえば行政が勝手に私有林を伐採できる制度ではないとわかるはず。オフィシャル資料はちゃんと読もう。
P207 つまり40年、50年のスギなど、若造なのだ。材の細胞が十分に成熟していないと乾燥時の狂いが大きく、強度も低くなる。
→ 柱材であれば間伐材クラスのほうが扱いやすい。(いまはそっちのほうが高く売れる)
P207 つまり伐期を樹齢で決めても意味はないのである。
→ 成長の悪い山林を伐期通りに伐採するバカはいません。
P208 まだまだ伸び盛りであり、経験を積んだ成人になっていない時期だ。
→ 羊の寿命は10年以上だがラム肉を出荷する。別におかしいことはなにもない。
P210 だが樹木は地域によって成長速度が違うのだから、同樹齢でも直径や高さは違ってくる。
→ 木材は地域商品(輸送費が高い)ので、日本全体でみれば九州には太い材があり、東北には細い材があることになるが、それでは需要は満たされない。それに若木がないという部分への反論にもならない。
P210 林齢60年以降の森も間伐を続けていけば、残された木は大径木化する。さまざまな品質の木材を提供できるうえ、…
→ 大径木しかないのに様々?一行で矛盾している。
P211 なぜなら木材価格は変動が大きく、統計に馴染まないからだ。
→ 変動が大きいかどうかは、統計に馴染まない理由にならない。木材価格が統計に向かない本当の理由は、木材価格を正確に表すことが難しいから。市場の価格ならまだ記録がとれるが、直売価格なんて聞き取り調査でしかなく、本当にその値段で売買されたか怪しいもの。そして今や直売は無視できない割合になっている。
P212 何とかして、だぶついた木材を吸収する新たな需要をつくらないといけない。
→ 供給量にあわせ需要を作り出すというのは極めてまっとうな政策。
P218 もちろん異論もあるから定説になったとまでは言えないものの、科学の進歩に合わせて政策も見直すべきだろう。
→ 定説になっていないのに、それを根拠に政策を見直せと?筆者は自分に都合の良い説をもってきただけ。(しかし官僚が同じことをすると非難する)
P219 しかし数年ごとに検証し、場合によっては転換しなければ無意味な政策が続くことになる。
→ 森を数年単位で評価していいの?
P240 ところが木材輸出の状況は、金額ベースなのである、安い丸太ばかり輸出していることをわかりにくくするためか。
→ 単純な話、低質材ばかり輸出しているであれば、材積で統計とったほうが見栄えがする。金額ベースを恣意的に採用するメリットがない。
2019年10月30日に日本でレビュー済み
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職業として、フォレストワーカーを考えていた関係で読みました。まさに日本の林業が絶望的な状況であることがよくわかりました。危険な職業であるはずのフォレストワーカーの給料が低い理由もよくわかりました。しかし最後の1章で、日本の森林を大切に思う人であるのなら、この現実に対して、何かをしなければならないという気にさせてくれます。経営の観点で林業全般をみると、つけ入るスキはいくらでもありそう。もちろん、本書にさえ書かれていない利害関係のもつれがきっとあり、思うようにいかないところが多々あるのでしょうが、他の産業でそれを突破した人(例えば宅急便)がいることを考えれば、林業でも誰かがイノベーションを起こせるはず。
2020年4月27日に日本でレビュー済み
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ここ数年、近所の山があちこちで土砂崩れしていて怖い。崩れるのはどうやら杉山ばかりで、人工的に植えたものらしい。
遠目に見ると緑がきれい、あぁ壮大な大自然と感じかねないのだが、そういう山は入ってみるとただただ真っ暗。足元は杉の落ち葉だけで生き物どころか草木も生えていない。山というか、杉畑といったほうがより正しいかもしれない。人の商業に特化した、緑の砂漠だなと思う。しかしそれすらも黒字化されないのを理由に放置されている。なんだかなぁ…と思っていたらまた土砂崩れ。緑を破り、山土と、お線香のように真っ直ぐ伸びた杉がひたすら転がっている。そのたびに道路は寸断され工事工事工事…。黒字化できないどころか大赤字のタネなのではなかろうか。
最近は代わり映えのない冬でもマ緑一色の杉畑が目に入るたび、薄ら寒い気持ちになる。
そんな折にこの本を拝読した。
やはり、斜面の近くには住まうまい、と心に決めた。
序文にある「林業の希望的観測」のようなものを煽る向きがある、というのにむしろ驚愕。どこの何を見てそうなるのだろうか。目を閉じているのだろうか。
遠目に見ると緑がきれい、あぁ壮大な大自然と感じかねないのだが、そういう山は入ってみるとただただ真っ暗。足元は杉の落ち葉だけで生き物どころか草木も生えていない。山というか、杉畑といったほうがより正しいかもしれない。人の商業に特化した、緑の砂漠だなと思う。しかしそれすらも黒字化されないのを理由に放置されている。なんだかなぁ…と思っていたらまた土砂崩れ。緑を破り、山土と、お線香のように真っ直ぐ伸びた杉がひたすら転がっている。そのたびに道路は寸断され工事工事工事…。黒字化できないどころか大赤字のタネなのではなかろうか。
最近は代わり映えのない冬でもマ緑一色の杉畑が目に入るたび、薄ら寒い気持ちになる。
そんな折にこの本を拝読した。
やはり、斜面の近くには住まうまい、と心に決めた。
序文にある「林業の希望的観測」のようなものを煽る向きがある、というのにむしろ驚愕。どこの何を見てそうなるのだろうか。目を閉じているのだろうか。










