これまでの作品も読ませていただいていますが、話しの本筋と共に、美術品、芸術品など専門的な世界の扉を開き、その魅力を感じさせてもらえる表現が好きです。
この作品は、各編が短編のように描かれていて、それぞれの人の悩みにスポットを当てながらも、全体は主人公と一緒に恐る恐る生い立ちの謎に迫っていく気持ちになり、読みやすく、次へ次へと読み進めたくなりました。心の傷を持つ人が訪れる心療所での風景が丁寧に表現されていて、目の前に映像が浮かんでくるようです。やり取りの中から、人の心の動きを想像しながら読み進める楽しさもあります。ストーリーは、良い意味で、私たちの思い込みを裏切られる結末でした。次の作品も期待します。
絵に隠された記憶 熊沢アート心療所の謎解きカルテ (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) (日本語) 文庫 – 2019/5/10
一色 さゆり
(著)
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本の長さ240ページ
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言語日本語
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出版社宝島社
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発売日2019/5/10
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ISBN-104800294665
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ISBN-13978-4800294661
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
絵画療法の第一人者・熊沢が営む、熊沢アート心療所。カウンセラーを目指す院生・日向聡子は、インターンとしてやってきた。そこで出会ったのは飛行機恐怖症のサラリーマンや、ユニコーンの絵ばかり描く少女、認知症で帰宅できない老女…。さまざまな悩みを持つ人々の過去や本心を、熊沢は彼らが描いた絵から見抜いていく。しかし、聡子は自分自身の過去を探る過程で、熊沢に対してある疑念を抱き―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
一色/さゆり
1988年、京都府生まれ。東京藝術大学芸術学科卒業ののち、香港中文大学大学院修了。第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『神の値段』(宝島社)にて2016年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1988年、京都府生まれ。東京藝術大学芸術学科卒業ののち、香港中文大学大学院修了。第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『神の値段』(宝島社)にて2016年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 宝島社 (2019/5/10)
- 発売日 : 2019/5/10
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 240ページ
- ISBN-10 : 4800294665
- ISBN-13 : 978-4800294661
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- - 136位宝島社文庫
- - 1,364位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
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