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経営のやってはいけない! ~残念な会社にしないための95項目~ 単行本(ソフトカバー) – 2010/11/15
岩松 正記
(著)
本に書かれているような成功ノウハウより、誰もが陥る失敗の法則を知るほうがビジネスには100倍役立つ!この本を読めば、中小・ベンチャー企業が踏んでしまう地雷のありかがわかります。
本書は、起業や会社経営に興味を持ちつつも今一歩踏み出せない方、もしくは踏み出したものの不安や疑問を抱いている方のための一冊です。
本書の特徴はズバリ、「ムダを省く」ということ。
事業をするにあたり「あれをやれ」「これをやれ」と言うのではなく、やらなくていいこと、する必要のないことだけを述べていきます。
事業を起こすということは、わからないことだらけ。しかも、知らなかったら損をすることだらけ。知らな過ぎて尻込みしてしまう人も多いほど。
しかし逆に、これはやめろ! 捨てろ! ムダだ! ということが多いのも事実です。
そこで本書では、小難しいことはどうでもいい、ムダなものは徹底的に排除する、という考えのもと、ビジネスにおいて成功するために「これはしなくていい」ということを明確にします。そして、「これだけでいい」ということをシンプルに述べ、実践的なノウハウをぶっちゃけています。
私はこれまで2000人以上の経営者を見てきました。そして感じたのは、成功した社長たちもダメだった社長たちも、実は皆、間違いなく努力している、ということです。
しかし、ダメだった人ほど真面目。真面目過ぎる。そして、ムダが多い。
これは実にもったいないことです。
今の時代は、人々が騙されていることに気がつかない時代です。
真面目にやっている人が、実は騙されていて、ムダなことばかりさせられている。私はそういう様子を沢山見てきました。
それを防ぐための知恵が、これまでは伝えられて来なかったように思えます。
ただし本書は、単なるノウハウ本ではありません。先人たちの知恵と経験が詰まっている、いわばバイブル本です。
早速、次から「やらなくていいこと」をぶっちゃけます。
一緒に先へ進みましょう。
[目次]
序章 成功した人の話を聞いてもムダ
・成功者からは、失敗談を聞きなさい
・他社の成功例は、自社での再現性が低い
1章 マネジメント編
1.企業理念は必要か?
2.支援組織の世話にはなるな
3.助成金・奨励金に頼るな
4.専門家の話は信じるな
5.社長は管理業務をするな
6.起業・新規事業はお客を作ってから
7.営業に自信のない人は起業してはいけない
8.仲間はいらない
9.「会」「団体」に入るのはムダ
10.ゴルフは諸刃の剣
11.休みたかったら社長になるな
12.頭は下げるためにある
13.コンサルタントは食いつぶされないようにうまく使え
14.共同経営は最悪の選択
15.信用は「カネ」で買う
16.「失敗してもいい」はウソ
17.「クレーム客を大事にしろ」は大ウソ
18.最大顧客に振り回されるな
19.従業員の視線に注意しろ
20.ひがむくらいなら真似ろ
21.自分の会社を潰す方法を考えろ
【マネジメントのやってはいけないリストをつくろう】
2章 人事・労務編
22.創業メンバーは未来の幹部にはならない
23.従業員はすぐ辞める
24.従業員教育はムダ
25.従業員の意見は聞くな
26.社長の気持ちは従業員には理解されない
27.社員に遠慮は不要
28.辞表は喜んで受け取り、慰留はしない
29.優秀な社員は採用できない
30.使いやすい社員が良い社員
31.事務員はパートで十分
32.不満を言わない従業員が最も危険
33.従業員の退職トラブルは命取り
34.肉親が最も安上がり
35.兄は雇っても弟は雇うな
36.友人は雇うな
37.信用しても任せるな
38.禁句の一言「どうするか見ていた」
39.言葉より給料
【人事・労務のやってはいけないリストをつくろう】
3章 給与体系編
40.就業規則は買うな
41.ボーナスが欲しいなら経営者になるな
42.社会保険にすぐ入るのは危険
43.従業員の給料は基本給だけで手当はイラナイ
44.能力給より定期昇給
45.「業績が良くなったら・・・」は禁句
46.定時退社で残業代は払うな
47.休日出勤していいのは社長だけ
48.従業員にコスト意識を語るのはムダ
49.従業員に賞与を払う義務はない
50.社長の給料は会社の運転資金
51.支払う方は総支給額、受け取る方は手取り額
【給与体系のやってはいけないリストをつくろう】
4章 会社組織編
52.中小・ベンチャー企業は「会社」=「社長」
ほか……全95項目
本書は、起業や会社経営に興味を持ちつつも今一歩踏み出せない方、もしくは踏み出したものの不安や疑問を抱いている方のための一冊です。
本書の特徴はズバリ、「ムダを省く」ということ。
事業をするにあたり「あれをやれ」「これをやれ」と言うのではなく、やらなくていいこと、する必要のないことだけを述べていきます。
事業を起こすということは、わからないことだらけ。しかも、知らなかったら損をすることだらけ。知らな過ぎて尻込みしてしまう人も多いほど。
しかし逆に、これはやめろ! 捨てろ! ムダだ! ということが多いのも事実です。
そこで本書では、小難しいことはどうでもいい、ムダなものは徹底的に排除する、という考えのもと、ビジネスにおいて成功するために「これはしなくていい」ということを明確にします。そして、「これだけでいい」ということをシンプルに述べ、実践的なノウハウをぶっちゃけています。
私はこれまで2000人以上の経営者を見てきました。そして感じたのは、成功した社長たちもダメだった社長たちも、実は皆、間違いなく努力している、ということです。
しかし、ダメだった人ほど真面目。真面目過ぎる。そして、ムダが多い。
これは実にもったいないことです。
今の時代は、人々が騙されていることに気がつかない時代です。
真面目にやっている人が、実は騙されていて、ムダなことばかりさせられている。私はそういう様子を沢山見てきました。
それを防ぐための知恵が、これまでは伝えられて来なかったように思えます。
ただし本書は、単なるノウハウ本ではありません。先人たちの知恵と経験が詰まっている、いわばバイブル本です。
早速、次から「やらなくていいこと」をぶっちゃけます。
一緒に先へ進みましょう。
[目次]
序章 成功した人の話を聞いてもムダ
・成功者からは、失敗談を聞きなさい
・他社の成功例は、自社での再現性が低い
1章 マネジメント編
1.企業理念は必要か?
2.支援組織の世話にはなるな
3.助成金・奨励金に頼るな
4.専門家の話は信じるな
5.社長は管理業務をするな
6.起業・新規事業はお客を作ってから
7.営業に自信のない人は起業してはいけない
8.仲間はいらない
9.「会」「団体」に入るのはムダ
10.ゴルフは諸刃の剣
11.休みたかったら社長になるな
12.頭は下げるためにある
13.コンサルタントは食いつぶされないようにうまく使え
14.共同経営は最悪の選択
15.信用は「カネ」で買う
16.「失敗してもいい」はウソ
17.「クレーム客を大事にしろ」は大ウソ
18.最大顧客に振り回されるな
19.従業員の視線に注意しろ
20.ひがむくらいなら真似ろ
21.自分の会社を潰す方法を考えろ
【マネジメントのやってはいけないリストをつくろう】
2章 人事・労務編
22.創業メンバーは未来の幹部にはならない
23.従業員はすぐ辞める
24.従業員教育はムダ
25.従業員の意見は聞くな
26.社長の気持ちは従業員には理解されない
27.社員に遠慮は不要
28.辞表は喜んで受け取り、慰留はしない
29.優秀な社員は採用できない
30.使いやすい社員が良い社員
31.事務員はパートで十分
32.不満を言わない従業員が最も危険
33.従業員の退職トラブルは命取り
34.肉親が最も安上がり
35.兄は雇っても弟は雇うな
36.友人は雇うな
37.信用しても任せるな
38.禁句の一言「どうするか見ていた」
39.言葉より給料
【人事・労務のやってはいけないリストをつくろう】
3章 給与体系編
40.就業規則は買うな
41.ボーナスが欲しいなら経営者になるな
42.社会保険にすぐ入るのは危険
43.従業員の給料は基本給だけで手当はイラナイ
44.能力給より定期昇給
45.「業績が良くなったら・・・」は禁句
46.定時退社で残業代は払うな
47.休日出勤していいのは社長だけ
48.従業員にコスト意識を語るのはムダ
49.従業員に賞与を払う義務はない
50.社長の給料は会社の運転資金
51.支払う方は総支給額、受け取る方は手取り額
【給与体系のやってはいけないリストをつくろう】
4章 会社組織編
52.中小・ベンチャー企業は「会社」=「社長」
ほか……全95項目
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日2010/11/15
- ISBN-104844371126
- ISBN-13978-4844371120
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
本に書かれているような成功ノウハウより、誰もが陥る失敗の法則を知るほうがビジネスには100倍役立つ!この本を読めば、中小・ベンチャー企業が踏んでしまう地雷のありかがわかります。
著者について
岩松正記(いわまつ・まさき)
政府系起業支援団体の第1期アドバイザーとして指名数東北北海道No.1(全国3位・起業相談部門)となった税理士。
山一證券では同期トップクラスの営業成績。
地元有名企業のマーケティング、ベンチャー企業の上場担当役員等10年間に転職4回と無一文を経験後に独立。
開業5年で102件関与 と業界平均の3倍を達成。
東北税理士会仙台北支部所属。税理士会の役員や支部幹事に就きながら商工会議所青年部、ロータリークラブ、倫理法人会、青年会議所等で活動し、
税理士には珍しく 地元経済界に貢献している。元査察の税理士に仕えていたため税の世界の裏事情にも詳しい。
政府系起業支援団体の第1期アドバイザーとして指名数東北北海道No.1(全国3位・起業相談部門)となった税理士。
山一證券では同期トップクラスの営業成績。
地元有名企業のマーケティング、ベンチャー企業の上場担当役員等10年間に転職4回と無一文を経験後に独立。
開業5年で102件関与 と業界平均の3倍を達成。
東北税理士会仙台北支部所属。税理士会の役員や支部幹事に就きながら商工会議所青年部、ロータリークラブ、倫理法人会、青年会議所等で活動し、
税理士には珍しく 地元経済界に貢献している。元査察の税理士に仕えていたため税の世界の裏事情にも詳しい。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩松/正記
政府系起業支援団体の第1期アドバイザーとして指名数東北北海道No.1(全国3位・起業相談部門)となった税理士。山一證券では同期トップクラスの営業成績。地元有名企業のマーケティング、ベンチャー企業の上場担当役員等10年間に転職4回と無一文を経験後に独立。開業5年で102件関与と業界平均の3倍を達成。東北税理士会仙台北支部所属。税理士会の役員や支部幹事に就きながら商工会議所青年部、ロータリークラブ、倫理法人会、青年会議所等で活動し、税理士には珍しく地元経済界に貢献している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
政府系起業支援団体の第1期アドバイザーとして指名数東北北海道No.1(全国3位・起業相談部門)となった税理士。山一證券では同期トップクラスの営業成績。地元有名企業のマーケティング、ベンチャー企業の上場担当役員等10年間に転職4回と無一文を経験後に独立。開業5年で102件関与と業界平均の3倍を達成。東北税理士会仙台北支部所属。税理士会の役員や支部幹事に就きながら商工会議所青年部、ロータリークラブ、倫理法人会、青年会議所等で活動し、税理士には珍しく地元経済界に貢献している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2010/11/15)
- 発売日 : 2010/11/15
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 224ページ
- ISBN-10 : 4844371126
- ISBN-13 : 978-4844371120
- Amazon 売れ筋ランキング: - 607,947位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,331位リーダーシップ (本)
- - 3,128位会社経営
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2010年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
筆者のポジションを明確に置き、切れ味のいい文体で書かれている。
現状を鑑みてはっとさせられることが多く、足元が定まっていない状態の企業に勤めている方には極めて役に立つのではないかと考える。
ただ、ポジションが明確すぎるがゆえ、完全な一般論として受け入れられないような記述も見受けられた。
(完全な一般論などは存在しないとは思うが)
筆者の取っているポジションを明確に理解したうえで、自分の考え方とどう違うのかを照らし合わせながら読み進めることが、この本を十二分に活用するためには必要であると考える。
とはいえ、多くの企業を見ていらしたからこそ形に出来た良書と思う。
なかなかポジションや方向性が定まっていない状態においては、この本の筆者のポジションを真似てみるのも一興ではないだろうか。
現状を鑑みてはっとさせられることが多く、足元が定まっていない状態の企業に勤めている方には極めて役に立つのではないかと考える。
ただ、ポジションが明確すぎるがゆえ、完全な一般論として受け入れられないような記述も見受けられた。
(完全な一般論などは存在しないとは思うが)
筆者の取っているポジションを明確に理解したうえで、自分の考え方とどう違うのかを照らし合わせながら読み進めることが、この本を十二分に活用するためには必要であると考える。
とはいえ、多くの企業を見ていらしたからこそ形に出来た良書と思う。
なかなかポジションや方向性が定まっていない状態においては、この本の筆者のポジションを真似てみるのも一興ではないだろうか。
2010年12月15日に日本でレビュー済み
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経営者なら絶対読んでください。特に中小企業経営者。多くの理論本やコンサルタントの理想論に振り回されて悩みがつきない経営者向けの本。
上場や10倍売上と社長の自尊心を刺激してビジネスを獲得するコンサルタントが多い中、身の丈経営を勧めるまれな本です。
この本が巷に出回って困るのが口八丁で商売しているコンサルタント。
残念な会社かも
売上が落ちるかも
ちょっと経営が上手くいっていない
という人は必読。
そして実践すると確実に売上はあがります。私は岩松先生の指導で今年レコードイヤーです。
上場や10倍売上と社長の自尊心を刺激してビジネスを獲得するコンサルタントが多い中、身の丈経営を勧めるまれな本です。
この本が巷に出回って困るのが口八丁で商売しているコンサルタント。
残念な会社かも
売上が落ちるかも
ちょっと経営が上手くいっていない
という人は必読。
そして実践すると確実に売上はあがります。私は岩松先生の指導で今年レコードイヤーです。
2010年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
痛快な本。
経営というテーマでありますが、
難なく一気に読めました。
95項目に沿って経営者のやっては
いけないを列挙、いや暴露している。
内容は、過激でとらえ方次第で、
薬にも毒にもななります。
私も一経営者として、
経営は教科書がない実学故、先輩や先人を
モデルにして、その影響を多く受けています。
先達経営者を手本とすることで多くのメリットを
受ける半面、時として先達の教えが、
自身の価値観と相反することも少なくないです。
これは不採算では?
今の世では非効率では?
と思いながらもつい盲信してしまった
いくつかの『やってはいけない』を
改める機会を得たと思います。
本当に、こういうことは
なかなか自身の価値観だけで改める
という機会がない分、
背中を押してもらえた。
マジメント編
人事・労務編
ビジネスモデル編
は特に学びというより、気付きが多かったです。
帯で述べている通り
成功ノウハウより失敗法則を知るほうが
100倍役に立つ!
というセリフ。気に入りました。
すっきりスマートな表紙ですが、中身は
かなり野心的で骨太です。
経営というテーマでありますが、
難なく一気に読めました。
95項目に沿って経営者のやっては
いけないを列挙、いや暴露している。
内容は、過激でとらえ方次第で、
薬にも毒にもななります。
私も一経営者として、
経営は教科書がない実学故、先輩や先人を
モデルにして、その影響を多く受けています。
先達経営者を手本とすることで多くのメリットを
受ける半面、時として先達の教えが、
自身の価値観と相反することも少なくないです。
これは不採算では?
今の世では非効率では?
と思いながらもつい盲信してしまった
いくつかの『やってはいけない』を
改める機会を得たと思います。
本当に、こういうことは
なかなか自身の価値観だけで改める
という機会がない分、
背中を押してもらえた。
マジメント編
人事・労務編
ビジネスモデル編
は特に学びというより、気付きが多かったです。
帯で述べている通り
成功ノウハウより失敗法則を知るほうが
100倍役に立つ!
というセリフ。気に入りました。
すっきりスマートな表紙ですが、中身は
かなり野心的で骨太です。
2010年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、この本を買おうとしたとき、既に社員数が30名を超えている場合には、著者が書かれている通り
「社員が直ぐにやめる」「社長が教祖」の会社にしてしまう事となり、適切な内容ではない。
しかし、起業をしようとしている方、特に大企業からの独立組みには、必読書である。
社員数が5名にもならない状況においては、自分のやり方が、ぬるくなかったか反省し、見直すよいチェックリストになっている。起業後、まず会社を立ち上げ軌道に乗せなければ、成長もへったくれもないという状況を認識し、無駄な努力を優先していないか冷静に見つめる機会を与えてくれるであろう。
「10人の壁」に書かれている通り、この書は「企業として10人を越えるべきかどうか」について言及されており、それ以上の成長は、そこまでの力量・価値があることを知ってから考えるとなっており、その後については別の書に譲っている。既に10人の壁を越えている経営者がこの書の「やってはいけない」を信じると10名以下の経営に戻ってしまう内容であることを理解して読まれるべきであろう。
経営は「起業」、「3人」、「10人」、「30人」、「100人」でやり方を変えなければ成長はできないものであるが、氏はまず「成長自体を否定」している点で、成長を目指しながらも倒れた諸氏へのレクイエムとなっている。
「社員が直ぐにやめる」「社長が教祖」の会社にしてしまう事となり、適切な内容ではない。
しかし、起業をしようとしている方、特に大企業からの独立組みには、必読書である。
社員数が5名にもならない状況においては、自分のやり方が、ぬるくなかったか反省し、見直すよいチェックリストになっている。起業後、まず会社を立ち上げ軌道に乗せなければ、成長もへったくれもないという状況を認識し、無駄な努力を優先していないか冷静に見つめる機会を与えてくれるであろう。
「10人の壁」に書かれている通り、この書は「企業として10人を越えるべきかどうか」について言及されており、それ以上の成長は、そこまでの力量・価値があることを知ってから考えるとなっており、その後については別の書に譲っている。既に10人の壁を越えている経営者がこの書の「やってはいけない」を信じると10名以下の経営に戻ってしまう内容であることを理解して読まれるべきであろう。
経営は「起業」、「3人」、「10人」、「30人」、「100人」でやり方を変えなければ成長はできないものであるが、氏はまず「成長自体を否定」している点で、成長を目指しながらも倒れた諸氏へのレクイエムとなっている。
2011年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「共同経営は最悪の選択」「信用は「カネ」で買う」「従業員の意見は聞くな」「使いやすい社員が良い社員」などの字面だけを見てしまうと、いわゆる中小企業のワンマン経営者をイメージさせるような提案に感じてしまうかもしれない。が、よく読めばそれは誤解だとすぐわかる。
たとえば項目24「従業員教育はムダ」
「従業員なんてすぐ辞めるんだし、どうせ馬鹿だから教育したってムダ」という意味ではない。多額のお金を使ってセミナーなどに丸投げしてしまうような「社長の安易な姿勢」を著者は批判している。逆に従業員教育のうまくいった例もあげている。社長が社員と一緒にセミナーを受講し、その後、全員で意見交換するというもの。これを読んで私はひざを打つような思いがした。この事例からイメージされる社長像というのは従業員をモノのように扱うワンマン経営者ではなく、社員とともに成長し、きちんとコミュニケーションをとろうとする健全な社長像だ。社長がこういう姿勢ならば、きっと従業員の定着率もよくなるだろう。
本書に一貫している著者の姿勢は、
<見栄をはるな、実を取れ>
ということだ。
大企業を辞めて起業したり、なまじ学歴があったりMBAなんかを持っていたり、あるいは一発逆転をねらって起業したりする人は、わりかしこの「見栄」の部分で失敗するような気がする。
従業員がいなくても「社長」、自宅兼事務所でも「社長」、売上は上がらず赤字でも「社長」。創業間もないときはそんなみじめな状態と「社長」という肩書きのコントラストが強すぎて、自分がイヤになったり逆に虚勢を張ったりしてしまうのだ。だが、そういうときにぐっと我慢し見栄を張るのではなく、実(=利益)で力をつけるのが健全な経営者ではないだろうか。そんな質実剛健な経営、柔軟な筋肉質の精神を持つ社長像が本書からは感じとれる。
だいたい失敗を想像しながら起業する人はいないだろう。夢物語のような成功を思い描く人が多いはずだ。立派な企業理念やオシャレなオフィス、優秀な従業員、そんなイメージが「起業」ならば、かなり赤信号だと思った方がいい。本書にも書いてあるように、「客」が見つかってから起業しても遅くはないし、そのくらいの現実主義でなければやっていけないだろう。
本書は起業に幻想を抱いている人への「解毒剤」である。
もし本書に反感を覚えるのならば、実力(=会社を成功させる)で別の解答を示すべきだろうし、そのくらいの気概と行動力がないのなら起業家ではない。
と、なんだか挑発的な文書を書いてしまったが、それは本書のせい(?)
実際、自分の甘ちゃんぶりを本書で教えられて、胃が痛いのだが。。まあでも、反感や反省を促すような、そういう強い想いを喚起させるだけのパワーが本書にはあるということかな。著者の次回作にも期待。
たとえば項目24「従業員教育はムダ」
「従業員なんてすぐ辞めるんだし、どうせ馬鹿だから教育したってムダ」という意味ではない。多額のお金を使ってセミナーなどに丸投げしてしまうような「社長の安易な姿勢」を著者は批判している。逆に従業員教育のうまくいった例もあげている。社長が社員と一緒にセミナーを受講し、その後、全員で意見交換するというもの。これを読んで私はひざを打つような思いがした。この事例からイメージされる社長像というのは従業員をモノのように扱うワンマン経営者ではなく、社員とともに成長し、きちんとコミュニケーションをとろうとする健全な社長像だ。社長がこういう姿勢ならば、きっと従業員の定着率もよくなるだろう。
本書に一貫している著者の姿勢は、
<見栄をはるな、実を取れ>
ということだ。
大企業を辞めて起業したり、なまじ学歴があったりMBAなんかを持っていたり、あるいは一発逆転をねらって起業したりする人は、わりかしこの「見栄」の部分で失敗するような気がする。
従業員がいなくても「社長」、自宅兼事務所でも「社長」、売上は上がらず赤字でも「社長」。創業間もないときはそんなみじめな状態と「社長」という肩書きのコントラストが強すぎて、自分がイヤになったり逆に虚勢を張ったりしてしまうのだ。だが、そういうときにぐっと我慢し見栄を張るのではなく、実(=利益)で力をつけるのが健全な経営者ではないだろうか。そんな質実剛健な経営、柔軟な筋肉質の精神を持つ社長像が本書からは感じとれる。
だいたい失敗を想像しながら起業する人はいないだろう。夢物語のような成功を思い描く人が多いはずだ。立派な企業理念やオシャレなオフィス、優秀な従業員、そんなイメージが「起業」ならば、かなり赤信号だと思った方がいい。本書にも書いてあるように、「客」が見つかってから起業しても遅くはないし、そのくらいの現実主義でなければやっていけないだろう。
本書は起業に幻想を抱いている人への「解毒剤」である。
もし本書に反感を覚えるのならば、実力(=会社を成功させる)で別の解答を示すべきだろうし、そのくらいの気概と行動力がないのなら起業家ではない。
と、なんだか挑発的な文書を書いてしまったが、それは本書のせい(?)
実際、自分の甘ちゃんぶりを本書で教えられて、胃が痛いのだが。。まあでも、反感や反省を促すような、そういう強い想いを喚起させるだけのパワーが本書にはあるということかな。著者の次回作にも期待。