刑事のエリザベスは、少女監禁犯を拷問の上、射殺したとして、激しい批判にさらされていた。州警察が調査に乗り出すが、彼女には真実を明かせない理由が…。同じ頃、エリザベスの元同僚の警官が刑務所から釈放される。ある女性を殺した罪を認め服役していたのだ。だが、エリザベスは尊敬する彼の潔白を信じていた。男は嘘の証言をしたのか?―様々な秘密を抱えた女と男の道はやがてひとつに繋がり、信じがたい邪悪の存在を暴く!アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)二冠作家が圧倒的筆力で放つ傑作巨篇。
1965年、ノース・カロライナ州生まれ。作家。ミステリ界の「新帝王」と呼ばれる。2006年に北米最高のミステリ賞であるアメリカ探偵作家クラブ(エドガー賞)賞最優秀新人賞候補作『キングの死』で華々しくデビュー。その後、2007年発表の第二長篇『川は静かに流れ』で、同賞の最優秀長篇賞に輝いた。2009年の第三長篇『ラスト・チャイルド』(以上、早川書房刊)は、エドガー賞最優秀長篇賞および英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞をダブル受賞した。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ハート,ジョン
1965年生まれ。『川は静かに流れ』『ラスト・チャイルド』(以上ハヤカワ文庫)でアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞を連続受賞。『ラスト・チャイルド』は英国推理作家協会賞最優秀スリラー賞にも輝いた
東野/さやか
上智大学外国語学部英語学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)