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終わりなき侵略者との闘い~増え続ける外来生物~ (小学館クリエイティブ単行本) 単行本(ソフトカバー) – 2017/7/11

5つ星のうち 4.4 3件のカスタマーレビュー

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単行本(ソフトカバー), 2017/7/11
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商品の説明

メディア掲載レビューほか

「ヒアリ」上陸騒動から見えてくる、外来生物問題の最前線

この夏、強い毒を持つ「ヒアリ」の相次ぐ日本上陸を受け、外来生物を巡る問題に一層注目が集まっている。その防除と駆除の最前線に立つ五箇さんが『終わりなき侵略者との闘い』を上梓した。

「国立環境研究所に入所後、初めて出会った外来種がセイヨウオオマルハナバチでした。1992年に農水省の肝煎りで日本に導入され、今やトマトの受粉に必須のアイテムです。農業生産に有用な昆虫が、実は生態系に悪影響を及ぼしかねない。一方で、使用を禁じれば日本の農業が立ち行かない。社会的な二律背反が非常に興味深く、外来種の問題に精力的に取り組み始めました」

環境省の定義で外来生物とは「明治時代以降に日本に導入された生物」とされるが、人の手によって移動させられた生物の歴史は思いの外古い。馴染み深いスズメも稲作文化と共に大陸から到来したという。

「何を外来種とするかは、人間の価値観に大きく左右されます。日本でトキが絶滅に瀕した際に中国からトキを譲り受けて交配させ、遺伝子レベルで残すという国家的な試みが行われました。しかし日本産は老齢で絶滅し、中国産だけが残った。現在、佐渡島に放鳥されているのは中国産のトキで、立派な外来種なのです。誰も異を唱えないのは、トキが“日本の象徴"だからでしょう」

ごかこういち/1965年、富山県生まれ。96年、京都大学で博士号(論文博士・農学)を取得し、国立環境研究所に入所。現在、同研究所の生物・生態系環境研究センター生態リスク評価・対策研究室室長。専門は、保全生態学、環境毒性学、農薬科学、ダニ学。

本書で取り上げられる外来生物は、アニメで人気が出たアライグマから、毒蛇駆除のために導入されたマングース、食用目的で輸入された巨大カタツムリなど多岐に渡る。

「外来種の問題は、人間の都合とエゴによって生み出されてきました。外来種は在来種に危害を加える悪者という文脈で語られることが多いけれど、最も悪いのはそれを持ち込んだ人間です。日本に導入された経緯を掘り下げることで“人間のしくじり物語"を提示したかった」

では、我々はどのように外来生物と向き合えばいいのか。

「全ての環境問題の根本には、グローバリゼーションと人間の消費社会の加速があり、その法則性を感じてほしい。なぜヒアリが侵入したかといえば、外国から貿易船が盛んに出入りしているからです。かつて人間と野生動物が調和して暮らしていた日本の里山を手本に、外来種に頼らず可能な限り地産地消を目指す。外来種に向き合うことは、我々の生活様式を見直すことでもあるのです」

評者:「週刊文春」編集部

(週刊文春 2017.09.07号掲載)

内容紹介

どうする?! 日本を跋扈する外来種問題

近年、外来種が問題になっています。外来種とは、人間の活動によってほかの地域(特に外国)から入ってきた生物のこと。よく知られているものが、食用として輸入したウシガエルと、その餌として輸入したアメリカザリガニ。ともに、日本中で見られます。現在では、農作物や家畜、ペットとして輸入されたものが逃げ出したり放されたり、流通の過程で海外から入ってきたりしています。それが日本に定着して分布を広げ、在来種を食べてしまうなどして生態系が壊され、在来種が交雑してしまい在来種の遺伝子の独自性がなくなることが多々報告されています。外来種が凶暴・有毒であると、人間に被害が及ぶ可能性もあります。特にそのリスクが高い生物を「特定外来生物」に指定して、法律で取り締まっていますが、一度自然界に広がった外来種を根絶することは難しいのです。本書は、インターネットニュースサイト「THE PAGE」に連載され、好評を博している記事をまとめるものです。著者は国立環境研究所・侵入生物研究チームの五箇公一博士です。外来種の侵入の経緯やそのリスク、対処法についてわかりやすく解説していて、日本の自然や生物について考えさせられる1冊です。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 159ページ
  • 出版社: 小学館 (2017/7/11)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4778035348
  • ISBN-13: 978-4778035341
  • 発売日: 2017/7/11
  • 梱包サイズ: 20.8 x 14.8 x 1 cm
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3件のカスタマーレビュー

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3件中1 - 3件目のレビューを表示

2017年8月4日
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
コメント 違反を報告
2018年12月17日
Amazonで購入
VINEメンバー
2018年12月25日