角田光代の現代語訳が進行中の「源氏物語」が、なかなか好調なので、この作者紫式部ってどんな人?っていうことがめっちゃ&むっちゃ気になってしようがない。で、この入門ガイドブックを手に取ることになった。
わかりやすく、まさに完璧な平成の現代語なので、平安&平成トレンディー・ドラマを見ているような可笑しさにもあふれている。
清少納言に対するライバル意識は半端ない! 清少納言が仕えた定子時代について、「あの時はよかった!」っていう男子が多いので、これまた、紫式部がカチンとくるところ、で、ますます頑張るさまがなかなかに、なかなか!
この”ビギナーズ・クラシック・シリーズ”は、現代語訳の他に、オリジナル古文、、それによくわかる解説もついているので、おすすめ。
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紫式部日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス 日本の古典) 文庫 – 2009/4/25
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華麗な宮廷生活を活写しながら、その生活に溶け込めない自身の複雑な心境も語る。同僚女房やライバル清少納言についての言及には対象を批判的に見る目が利いている。『源氏物語』成立の背景を知るための最適の書。
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社角川学芸出版
- 発売日2009/4/25
- ISBN-104044072043
- ISBN-13978-4044072049
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
平安時代の宮廷生活を活写する回想録。華麗な生活に溶け込めない紫式部の心境描写や、同僚女房やライバル清少納言への冷静な評価などから、当時の後宮が手に取るように読み取れる。道長一門の栄華と彰子のありさまが鑽仰の念をもって描かれ、後宮改良策など、作者が明確に意見を述べる部分もある。話しことばのような流麗な現代語訳、幅広い話題の寸評やコラムによる、『源氏物語』成立の背景を知るためにも最適の入門書。
著者について
1960年石川県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。高等学校教諭の経験のあとに大学院に入り、金沢大学などの非常勤講師を経て京都学園大学教授。著書に『紫式部集』(和泉書院)、『源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり』(朝日選書 サントリー学芸賞)。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
紫式部
平安時代の物語・日記作者、歌人。『源氏物語』の作者として有名。家集に『紫式部集』。中古三十六歌仙の一人。文人であった父の薫陶のもとに育ったらしい。物語創作の才能によって一条天皇中宮彰子(藤原道長の娘)に出仕、『源氏物語』の執筆を続ける
山本/淳子
1960年石川県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。高等学校教諭の経験のあとに大学院に入り、金沢大学などの非常勤講師を経て京都学園大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
平安時代の物語・日記作者、歌人。『源氏物語』の作者として有名。家集に『紫式部集』。中古三十六歌仙の一人。文人であった父の薫陶のもとに育ったらしい。物語創作の才能によって一条天皇中宮彰子(藤原道長の娘)に出仕、『源氏物語』の執筆を続ける
山本/淳子
1960年石川県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。高等学校教諭の経験のあとに大学院に入り、金沢大学などの非常勤講師を経て京都学園大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 角川学芸出版 (2009/4/25)
- 発売日 : 2009/4/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 261ページ
- ISBN-10 : 4044072043
- ISBN-13 : 978-4044072049
- Amazon 売れ筋ランキング: - 21,357位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 8位古代・中世文学の日記・随筆
- - 71位角川ソフィア文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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978?~1014?。平安時代中期の女流作家、歌人。本名は不明。生没年に多数の説がある。藤原為時の娘で幼い頃より漢文を読みこなすなど、才女として の逸話が残されている。藤原道長の長女で一条天皇の中宮である彰子に、女房兼家庭教師として奉仕。「桐壺」に始まり「夢浮橋」で終わる54帖にもおよぶ世 界最古の長編小説『源氏物語』などを著す(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 源氏物語 (名著をマンガで!) (ISBN-13: 978-4059006145)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.9
星5つ中の3.9
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トップレビュー
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2020年6月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の卒論ついでに面白そうなので買ってみました。
内容はとても面白かったです。
文章が細かく分けられていて分かりやすく、訳文も堅苦しくなく現代風でした。まるで漫画や今風のエッセイのよう。「古典は漫画でなら読めるけど、今度は活字で読んでみたい」という人にはうってつけだと思います。
しかし、他の方が仰ってる通り、初心者向けであるが故に古典に慣れている人や作品をそのまま読みたい人にとってはかなり読みにくいと思われます。私も駄目でした。
ちょっと膨らませすぎでは?と思われる訳、原文→訳文→解説(?)という順番、細かく区切られた文章…。個人的には訳文が最初に来る違和感がどうしても駄目でした。特に和歌。
訳の方は「ちょっと盛ってるなー」とは思いますが、元々アグレッシブな訳には寛容な方ですし、そもそも流し読み目的で買ったのでそこまで気にはなりませんでした。ただし時々「この言葉はどこから持ってきたんだろう…?」ということはありましたが。でもまあ、しょうがないですね。"ビギナーズ"クラシックですから。
文章を細かく区切るのもそうです。もう少し続けて読んでいたいのに…歯痒いなあ、と思いつつ読んでました。しかし読みやすさに特化すればこうなるのは理解できます。割り切るしかないです。
ということで、もし購入を考えているのであれば、この本はあくまでも初心者向けであること、『紫式部日記』を読みやすいよう現代風エッセイに変えたものであるということを頭に入れておいたほうがいいと思います。そして読み慣れている人には合いません。訳以前に形式が合わないのでやめておくことを勧めます。
ただ一方、ビギナーにとってはかなりの良書です。初心者にとって古典の壁は読みにくさと言葉の難解さにあります。その点この本は訳が柔らかく、解説も分かりやすい。古典の入門書としては、かなりおすすめです。
そういう意味で☆3にしました。
内容はとても面白かったです。
文章が細かく分けられていて分かりやすく、訳文も堅苦しくなく現代風でした。まるで漫画や今風のエッセイのよう。「古典は漫画でなら読めるけど、今度は活字で読んでみたい」という人にはうってつけだと思います。
しかし、他の方が仰ってる通り、初心者向けであるが故に古典に慣れている人や作品をそのまま読みたい人にとってはかなり読みにくいと思われます。私も駄目でした。
ちょっと膨らませすぎでは?と思われる訳、原文→訳文→解説(?)という順番、細かく区切られた文章…。個人的には訳文が最初に来る違和感がどうしても駄目でした。特に和歌。
訳の方は「ちょっと盛ってるなー」とは思いますが、元々アグレッシブな訳には寛容な方ですし、そもそも流し読み目的で買ったのでそこまで気にはなりませんでした。ただし時々「この言葉はどこから持ってきたんだろう…?」ということはありましたが。でもまあ、しょうがないですね。"ビギナーズ"クラシックですから。
文章を細かく区切るのもそうです。もう少し続けて読んでいたいのに…歯痒いなあ、と思いつつ読んでました。しかし読みやすさに特化すればこうなるのは理解できます。割り切るしかないです。
ということで、もし購入を考えているのであれば、この本はあくまでも初心者向けであること、『紫式部日記』を読みやすいよう現代風エッセイに変えたものであるということを頭に入れておいたほうがいいと思います。そして読み慣れている人には合いません。訳以前に形式が合わないのでやめておくことを勧めます。
ただ一方、ビギナーにとってはかなりの良書です。初心者にとって古典の壁は読みにくさと言葉の難解さにあります。その点この本は訳が柔らかく、解説も分かりやすい。古典の入門書としては、かなりおすすめです。
そういう意味で☆3にしました。
VINEメンバー
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やや現代的すぎる解釈を許していただけるなら……
受領の奥さんで、専業主婦で終わるはずだった一人の女性が、夫を亡くし、子供をかかえて失意の中「源氏物語」を書き始め、それが時の大権力者・藤原道長の目にとまり、道長の娘の中宮彰子にお勤めすることになる。
お勤めなんて生まれて初めてだし、引っ込み思案な性格、加えて「あの源氏物語の作者!」ということで周りから敬遠されて仲良くしてもらえず、ショックのあまり自宅に帰って5カ月ほど引きこもってしまう。
しかし思い直して職場復帰し、努力を重ねて同僚たちや上司たちの信頼を勝ち得、気がつけば矢面に立って受付業をこなすキャリアウーマンになっていた。というお話。
いわば、一人の職業女性の成長物語である。
引っ込み思案でプロ意識もゼロ。行事の当日もぎりぎりまでぐずぐずと自分の部屋にこもっていて、時間になってあわてて出ていくようなダメ女房。
そんな紫式部が、2年くらいの間にだんだんと「主婦」から「社会人」へと意識改革していき、客の応対でも「失敗したらいやだから…」とひっこむ同僚たちを尻目に堂々と出て行って対応し、ついには「私たち彰子様つきの女房ももっとちゃんと仕事して頑張ろうよ! でないといつまでたっても定子様の女房たちに勝てないよ!」と同僚たちに呼びかけるまでになる。
ご主人様の父上である道長とも渡り合えるようになる。かっこいいのである。
現在の私たちにも通じる、身近な女性としての紫式部の姿を興味深く読むことができた。
「紫式部日記」なんて高校の古文でちらっと呼んだだけという方(私も)もぜひ。
受領の奥さんで、専業主婦で終わるはずだった一人の女性が、夫を亡くし、子供をかかえて失意の中「源氏物語」を書き始め、それが時の大権力者・藤原道長の目にとまり、道長の娘の中宮彰子にお勤めすることになる。
お勤めなんて生まれて初めてだし、引っ込み思案な性格、加えて「あの源氏物語の作者!」ということで周りから敬遠されて仲良くしてもらえず、ショックのあまり自宅に帰って5カ月ほど引きこもってしまう。
しかし思い直して職場復帰し、努力を重ねて同僚たちや上司たちの信頼を勝ち得、気がつけば矢面に立って受付業をこなすキャリアウーマンになっていた。というお話。
いわば、一人の職業女性の成長物語である。
引っ込み思案でプロ意識もゼロ。行事の当日もぎりぎりまでぐずぐずと自分の部屋にこもっていて、時間になってあわてて出ていくようなダメ女房。
そんな紫式部が、2年くらいの間にだんだんと「主婦」から「社会人」へと意識改革していき、客の応対でも「失敗したらいやだから…」とひっこむ同僚たちを尻目に堂々と出て行って対応し、ついには「私たち彰子様つきの女房ももっとちゃんと仕事して頑張ろうよ! でないといつまでたっても定子様の女房たちに勝てないよ!」と同僚たちに呼びかけるまでになる。
ご主人様の父上である道長とも渡り合えるようになる。かっこいいのである。
現在の私たちにも通じる、身近な女性としての紫式部の姿を興味深く読むことができた。
「紫式部日記」なんて高校の古文でちらっと呼んだだけという方(私も)もぜひ。