批判的なレビューもありますが、良い点を。
確かに犬かき単語に関しては200だと少ないかもしれませんが、僕はそれ以上に「犬かきの単語」とか「犬かきのフレーズ」といった言葉がすごく意味あるように感じました。英語の授業でこれに準ずる言葉を使っている先生はあったことがありません。またこれらに関しては、これだけ覚えれば大丈夫だとは書かれてなかったように思います。これだけ覚えればではなく、最低限これを使いこなさないと次必要な表現は見えてこないよという意味ではないかなぁと感じています。
僕が個人的に気になったのは秋山さんが独自で作られたという単語や表現のExcelファイルです。そこをそれぞれの言語ごとにもう少し公開してくださると面白かったのかなとか。たとえば日本語では同じ表現でも「行く」というけど英語では「来る(come)」というよねといった違い、それは他の言語との比較で必ず出て来ると思うのですが、そのような差異があるから犬かき単語が極めてシンプルになっているのかなぁとも感じました。前置詞一つとっても、前置詞自体がない言語もあるだろうし、フランス語と英語では前置詞が一対一対応していないなど様々あると思うのでその辺とかもう少し公開してほしいなぁとも。
もし続編ができるなら続編を期待したい内容です。内容は読んでいてとても面白かったので期待しています。そして何よりこの方法を使ってたくさん言語を習得しているという実際のアウトカムがあるのも魅力の一つかなとか。
純ジャパの僕が10カ国語を話せた 世界一シンプルな外国語勉強法 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2018/3/8
秋山 燿平
(著)
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本の長さ176ページ
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言語日本語
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出版社ダイヤモンド社
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発売日2018/3/8
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ISBN-104478104883
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ISBN-13978-4478104880
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
TOEIC 300点台の日本人の両親のもとで育ち、旅行などの短期滞在を除いて海外在住経験はゼロ。まさに世間で言われる「純ジャパ」だった著者が、なぜ短期間で複数の言語を身につけられたのか?本書では、その理由と、著者が実践してきた外国語勉強法を紹介。英語、中国語、フランス語、スペイン語、韓国語…ほとんどすべての外国語はこれ一冊で話せるようになります。
著者について
東京大学薬学部卒。海外在住経験なし、留学経験なしで、独学で複数言語を習得したマルチリンガル。「さんまの東大方程式」(フジテレビ系)で、「10カ国語を操る超マルチリンガル」として出演し、驚異の語学力が話題となる。英語、中国語、フランス語、スペイン語などのメジャーな言語を始め、ポルトガル語、アラビア語など、合わせて10カ国の言語を話し、うち4カ国語(中国語、英語、フランス語、スペイン語)はビジネスレベル。
全国17都市で国際交流イベントを約250回開催するなど、日本人と外国人をつなぐ活動にも積極的に取り組む。自らの経験をもとにした、言語学習アプリの開発も進めている。2017年9月に東京大学大学院を中退し、2018年度からはIT企業に勤務予定。
全国17都市で国際交流イベントを約250回開催するなど、日本人と外国人をつなぐ活動にも積極的に取り組む。自らの経験をもとにした、言語学習アプリの開発も進めている。2017年9月に東京大学大学院を中退し、2018年度からはIT企業に勤務予定。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
秋山/燿平
東京大学薬学部卒。海外在住経験なし、留学経験なしで、独学で複数言語を習得したマルチリンガル。「さんまの東大方程式」(フジテレビ系)に「10カ国語を操る超マルチリンガル」として出演し、驚異の語学力が話題となる。英語、中国語、フランス語、スペイン語などのメジャーな言語を始め、ポルトガル語、アラビア語など、合わせて10カ国語を話し、うち4カ国語(英語、中国語、フランス語、スペイン語)はビジネスレベル。全国17都市で国際交流イベントを約250回開催するなど、日本人と外国人をつなぐ活動にも積極的に取り組む。自らの経験をもとにした、言語学習アプリの開発も進めている。2017年9月に東京大学大学院を中退し、2018年度からはIT企業に勤務予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
東京大学薬学部卒。海外在住経験なし、留学経験なしで、独学で複数言語を習得したマルチリンガル。「さんまの東大方程式」(フジテレビ系)に「10カ国語を操る超マルチリンガル」として出演し、驚異の語学力が話題となる。英語、中国語、フランス語、スペイン語などのメジャーな言語を始め、ポルトガル語、アラビア語など、合わせて10カ国語を話し、うち4カ国語(英語、中国語、フランス語、スペイン語)はビジネスレベル。全国17都市で国際交流イベントを約250回開催するなど、日本人と外国人をつなぐ活動にも積極的に取り組む。自らの経験をもとにした、言語学習アプリの開発も進めている。2017年9月に東京大学大学院を中退し、2018年度からはIT企業に勤務予定(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2018/3/8)
- 発売日 : 2018/3/8
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 176ページ
- ISBN-10 : 4478104883
- ISBN-13 : 978-4478104880
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中高6年間英語を毎日のように勉強していたのに外国人を前にしていざ話そうとすると全く話せない。おそらく原因は「文法ばっかり勉強してたからだろう」と薄々感じていましたが、この本を読んで「やっぱりな」という感じでした。よく考えればそんなに学歴が高いわけでもないプロスポーツ選手が単身外国に渡って一定期間が過ぎたら普通に通訳なしでコミュニケーションを取っているわけで、「話すための言語」を学んでいるかどうかが大事なんだろうと思います。この本の「犬かきの単語」は確かに数が少ないし、「この単語はさすがにいるのでは?」という部分もあります。「こんなに少なくても学べるんだぞ」と若干著者が誇張して書いているようにも感じられますが、「話す過程を最重視して、そのために必要なことだけを覚える」というスタイルに関しては賛成です。この方法論はすでにある程度のレベルに達している人にとってはあまり意味を感じられないかもしれないので、「ほとんど英語ができない」とか「新しく外国語に挑戦したい」みたいな感じの人にオススメかなと思いました。
2018年8月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「この本がもっと早く出ていたらよかったのに・・・・・・」
外国語を勉強するなら、まず最初にやる事は。
一体何が効果的な勉強法かを知る事ーー。
それは分かっていますが・・・・・・しかし、私が今までに読んできた外国語の勉強法について書いた本は、どれもこれもが初心者には実践が難しいものばかりでした。
外国語を勉強して使えるようになりたいーー。
それなのに、肝心の外国語の勉強法を書いた本が、全然初心者向けの内容ではないのです。
でも、この本は〝初心者の視点〟に立って書かれています。
これから外国語の勉強を始める人にとって、ここまで分かりやすい本はおそらく他に無いと思います。
できれば、作者が中国語やドイツ語、フランス語、アラビア語など、それら多くの外国語を学ぶ時に使った参考書、1日にどれくらいの時間を外国語の勉強に割いているのかについて、触れてほしかったです。
続編がもし出るならば、今度はそのあたりのことを具体的に書いてほしいと、個人的に思います。
※11月27日編集※
外国語を勉強するなら、まず最初にやる事は。
一体何が効果的な勉強法かを知る事ーー。
それは分かっていますが・・・・・・しかし、私が今までに読んできた外国語の勉強法について書いた本は、どれもこれもが初心者には実践が難しいものばかりでした。
外国語を勉強して使えるようになりたいーー。
それなのに、肝心の外国語の勉強法を書いた本が、全然初心者向けの内容ではないのです。
でも、この本は〝初心者の視点〟に立って書かれています。
これから外国語の勉強を始める人にとって、ここまで分かりやすい本はおそらく他に無いと思います。
できれば、作者が中国語やドイツ語、フランス語、アラビア語など、それら多くの外国語を学ぶ時に使った参考書、1日にどれくらいの時間を外国語の勉強に割いているのかについて、触れてほしかったです。
続編がもし出るならば、今度はそのあたりのことを具体的に書いてほしいと、個人的に思います。
※11月27日編集※
2018年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
壮大なタイトルの割には内容がライトで、1時間弱で読んでしまいました。
私は通常、英語を使う仕事をしていて、必要に迫られて中国語も勉強しているため、著者の言う必勝法ってどんなのだろう?とワクワクしながらこの本を読んでみましたが、正直、書かれているメソッドだけで短期間でビジネスレベルに到達するのは困難だと思いました。
この本には書かれていない凄まじい努力(優秀な方なのでご本人にはさほど苦痛でもないのでしょうが)もされているはずです。
語学アレルギーで超苦手だけど、出張などでどうしても短期間で現地の言葉を身につけなければならない事情がある方には、学習の入り口の1つの方法としておススメします。
私は通常、英語を使う仕事をしていて、必要に迫られて中国語も勉強しているため、著者の言う必勝法ってどんなのだろう?とワクワクしながらこの本を読んでみましたが、正直、書かれているメソッドだけで短期間でビジネスレベルに到達するのは困難だと思いました。
この本には書かれていない凄まじい努力(優秀な方なのでご本人にはさほど苦痛でもないのでしょうが)もされているはずです。
語学アレルギーで超苦手だけど、出張などでどうしても短期間で現地の言葉を身につけなければならない事情がある方には、学習の入り口の1つの方法としておススメします。
2018年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
■ 「世界一シンプルな外国語勉強法」なら、圧倒的な速さで勉強できます。本書のポイントは、
(1)1つは、外国人との会話を「度々」することです。「言語交換アプリ」の「HelloTalk」等で外国人と無料で会話します。都市部の方は「外国人との交流パーティー」に参加するのもいいそうです。
多くの外国人と会話をします。相手を変え、同じことを何度も話します《 相手が一人や二人では、「同じことを何度も話す」ことはできません 》。同じことを何度も話すために、「言語交換アプリ」や「外国人との交流パーティー」を利用しています。
(2)いちばん初めに、「犬かきの単語200語・表現30個」を覚えます。初めに覚えるのは、「少量」だけです。その後、自分に必要な単語・表現を「少しずつ追加」して「自分専用単語帳」を作りながら覚えていきます。
(この後も述べますが)「度々」とか「初め、少量」・「少しずつ追加」ということがポイントだと思います。
■ 圧倒的な速さで勉強できる理由は、(a)から(e)まで 5つ あります。
□(a)「少量」と「度々」で 、言葉がパッと瞬時に出て来るようになります。
会話では、伝えたい言葉がパッと瞬時に出て来なければいけません。繰り返し練習する必要があります。同じことを何度も話さなければいけません。
そのために、「世界一シンプルな外国語勉強法」では《 上の「ポイント」で述べたように 》つぎのやり方をしています。
(1)単語や表現を絞り、初めは「犬かきの200単語・30表現」にして、特に少なくして会話します。「自分専用単語帳」で単語や表現を追加するときも少しずつにします。このようにして、単語や表現を少なくして繰り返し練習します。
(2)「言語交換アプリ」や「外国人との交流パーティー」などで、度々、外国人と会話をします。度々、相手を変え・同じことを何度も話します。
以上の(1)・(2)のようにすれば、伝えたい言葉がパッと瞬時に口から出て来ます。(こうなってこそ、単語や表現を「自在に使える」ようにできたと言えます。)単語や表現を増やすときは、くれぐれも少しずつにします。
パッと瞬時に出て来るようにするには、このやり方がいちばん効率よくできます。単語や表現を「自在に使える」ようにするには、いちばんです。「なぜ、そう言えるか?」というと、つぎのことからも分かります。
(1)高校数学を、つぎのように勉強するとします。
計算問題や問題演習を一切せずに、数Ⅰ・数Bの「定理や公式」を理解し・覚えるだけの勉強をします。そのやり方で数Ⅰ・数Bの勉強が全部終わるまで、計算問題や問題演習を一切しないことにします。
そのようにして数Ⅰ・数Bの「定理や公式」を全部理解し・覚えてすんでから、その後やっと計算問題や問題演習をやります。しかもアトランダムにします。
以上のようなやり方で数学を勉強していいでしょうか?。よくないですよね。こんなやり方では、「定理や公式」を「使える」ようにできないからだめです。
(2)「定理や公式」を「自在に使える」ようにするにはやはり、各項目の勉強が終わったら、計算問題や問題演習をすべきです。そのようにして集中的に繰り返してこそ、「定理や公式」を「自在に使える」ようにできます。
以上が数学のやり方の例ですが、上記の(1)のやり方は、英単語を2,000語・3,000語・…マスターしてから英会話の勉強をするのと同じようなものです(以下、所々、英語を例にして説明します)。英単語をたくさんマスターしてから英会話の勉強をすると、大半の英単語・表現はアトランダムにしか使えません。「My name is ~ 」のように度々使うことはありません。というより雲泥の差で、忘れるころに使うのが大半です。ですから「自在に使える」ようには、中々できません。大学生や社会人のみなさんは、このようにやっています。みなさん、英会話が中々できないのは仕方ないことです。
それに対して、上記の(2)は「世界一シンプルな外国語勉強法」のやり方です。単語や表現を絞り、少なくして会話します。単語や表現を追加するときも少しずつにします。このようにして、単語や表現を少なくして度々使えるようにして、より多くの回数、繰り返します。「My name is ~ 」に近いくらい、多くの回数使う場合もあります。単語や表現を「自在に使える」ようにするには、このやり方がいちばん効率よくできます。英単語を2,000語・3,000語・…マスターしている方も、本書のやり方で初歩レベルからすることにして単語や表現を少なくしてやれば、効率よくできます。
ところで、外国語学習では、
単語や表現を「理解し、覚えます」。
そして、会話や読解・作文でそれらを「自在に使える」ようにします(□注1)。
「覚える」のは大変ですが、「自在に使える」ようにすることの方に、時間がかかります。本書の勉強法でやると、何度も言いますが「自在に使える知識」にするのに最も効率よくできます。時間がかかる「自在に使える」ようにすることを容易く・より早くできます。ですから、圧倒的な速さで勉強できていると言えるのです。
□(b)「自分に関連していること」を覚えている。
本書は「自在に使える」ようにすることを重点に説明しています。でも本書のやり方ですと、記憶面でも相当な速さでできます。
本書のやり方では、単語や表現を覚えるとき「暗記」しますが、決して「機械的に暗記している」効果だけで覚えられているわけではありません。(暗記していても)他にも記憶効果があり、覚えやすくなっています。1つは、つぎのとおりです。
会話では、自分が話したいことを話します。たとえば(外国語の)会話初心者の場合、「自己紹介」や「自分の趣味」・「日本について自分が紹介したいこと」などを話します。それらは自分がイイタイコトで、(いまの)自分に関連していて、自然と連想して楽に思い出せます。
自分が作る「自分専用単語帳」の単語や表現はもちろんのこと、いちばん初めに覚える「犬かきの200単語・30表現」も、自分が話したいことの要素です。自分がイイタイコトに関連しています。(いまの)自分に関連していて、ひとりでに連想できます。
ですから、それらの単語や表現を覚えるとき、自分に関連していることなので、楽に思い出せ無意識に繰り返しをしていて覚えやすいものです。この「自分に関連していることを覚えている」記憶効果は大きいです。
海外留学したり海外で生活したりすると割とたやすく外国語ができるようになるのも、このことが大きく作用しています。もちろん、海外だと毎日長時間、外国語を話すからできるようになると言えるのですが、ただその話す内容は自分に関連していることが大半です。そういうことからも、このことが大きく作用していると考えられます。
□(c)会話の「ストーリー」といっしょに覚えている。
本書の勉強法だと、単語や表現を覚えるときは、「会話文」を予想しながら(単語や表現を)覚えています。単語や表現は、「会話をする」のが前提で習得していますから自然とそうなります。おぼろげでも「会話文」を予想しながら(単語や表現を)覚えています。これによる記憶効果も大きいです。具体的に言うと、
(1)「自分専用単語帳」を作りつつ覚えるときは、もちろん実践の会話を想定してやっています。
(2)また、いちばん初めの「犬かきの単語200語・表現30個」を覚えるときも、ある程度は実践の会話を想定してやっています。
(3)外国人と会話する準備段階では、きっちりと「会話文」を想定しながら覚えています。
ということで、会話するときの「文」をいつも想定しながら、単語や表現は覚えています。「文」といっしょに単語や表現を覚えています。この記憶効果も大きいです。
(英語を例にすると、)それは、英文読解して英単語を覚えるときと同じ記憶効果です。「文脈」の中で英単語を覚えるときと同じです。英文のストーリーといっしょに英単語を覚えるときと同じです。英文読解して英単語を覚えるとき、つぎのような記憶効果があります。
(1)英文のストーリーは、(内容上)切れ目なく連なっています。それで、英文の「ストーリー」から(英文の中の1つの)「フレーズの意味」が連想できます。
(2)「フレーズの意味」から(その中の)「既知語」が思い浮かべられます。
その「既知語」の発音からの流れで、「フレーズの音」が思い浮かべられます。「フレーズの音」は、一流れに思い浮かべられます。一つながりの音として思い浮かべられます。
《「既知語」がフレーズの後ろの方にあったとしても、「既知語」の音をもとにして・ヒントにして、「フレーズの音」は一つながりに流れ出て来ます。》
(3)「フレーズの意味」と「フレーズの音」から、(そのフレーズの中の)「新出単語 の意味と発音」が思い浮かべられます。このような連想から「新出単語」が思い浮かぶ度に、自然と繰り返し(反復)ができ、覚えやすくなります。
そのように関連づけて覚えて・思い浮かべやすいやり方で覚えていると、思い浮かばないときでも(無意識下での)脳の記憶機能が活発に働くことで覚えやすくなるそうです(意識してなくても脳の記憶機能は働いていますし、経験からもそうだと思います)。このことは、(b)の「自分に関連していること」を覚える場合も同じです。
英文の中の「ストーリー」といっしょに覚えると、以上のようになって覚えやすいのだと思われます。会話用の英単語などを覚えるときも、会話の「ストーリー」といっしょに覚えていると、このようになって覚えやすくなります。この記憶効果も大きいと思います。
ところで、先程言いましたように、英文のストーリーは(内容上)切れ目なく連なっています。それに対して、初心者の英会話は(内容的に)ぶつぶつ途切れていることがあります。そのため、連想しにくい場合があります。
その場合でも、(a)の「自分に関連していることを覚えている」ときの記憶効果や、(c)の「感情を利用して覚えている」ときの記憶効果で、十分カバーしてくれます。
□(d)「感情」を利用して覚えている。
感情を利用して勉強するということは、ほとんどできないですよね。でも、本書のやり方だと感情を利用して覚えやすくできます。それは、つぎのとおりです。
「印象の強い出来事」はひとりでに覚えています。強い印象から自然に出来事を度々思い浮かべます。それが繰り返し(反復)の働きをして、ひとりでに覚えています。
外国人と会話すると、うまくいったり・いかなかったりします。それで、嬉しかったり・悔しかったりします。するとその後、その「嬉しさや悔しさ」から会話の内容を何度か思い浮かべます。自然と浮かべます。それが繰り返し(反復)の働きをして、覚えやすくなっています。
こういうわけで、会話主体に勉強すると、《もちろん、「印象の強い出来事」ほどの記憶効果はありませんが》「印象の強い出来事」に少し近い記憶効果があります。
以上の記憶効果、(b)・(c)・(d)の中では、(b)の『「自分に関連していること」を覚えている 』ことが、いちばん大きい記憶効果になっていると思います。
□(e)スポーツの「試合」と同じ効果がある。
「(多数の外国人との)会話」を外国語学習に取り入れていると、(いま、言いましたように)うまくいったり・いかなかったりで、嬉しくなったり・悔しくなったりしながらやっています。それは、スポーツで「試合」をするのと同じような効果もあります。試合に勝って嬉しくて(その後)自然と練習でき、試合に負けて悔しくてひとりでに練習できます。同じような効果で、自然に勉強もできます。
もちろん、このことで学習効率がよくなることはありません。でも、ひとりでに勉強できることが多いので、日々の勉強時間が長くなり、学習期間を短くできます。そういう点で、速く勉強できると言えます。
以上の(a)から(e)の5つの理由で、圧倒的な速さで勉強できると思います。
■ 日常会話だけでなく、ビジネスレベルや英語の大学受験の学習時間をも短くします。
それはつぎのとおりです。
(1)日常会話も高度な話ができるようになれば、(単語で言うと)2,500語くらいのレベルにはなると思います。ビジネスレベルや英語の大学受験は5,000語くらいだと言われています。ですから、その5割をカバーします。
その上、初級の単語・基本語を(使える知識として)習得する方が、上級の単語を習得するより時間がかかる(□注2)ので、時間的には5割よりもっと多くなり、7割近くを占めるかもしれません。
(2)本書のやり方でやれば、圧倒的な速さで勉強できます。
以上の(1)・(2)より、ビジネスレベルや英語の大学受験の学習時間をも短くします。そういうレベルの勉強をするときにも役に立ちます。
■ 初級から中級までの外国語学習なら、本書の会話勉強法を主体にしたりリード役(先導役)にしたりしてもいいように思います。それは、つぎのような理由です。
みなさんは、英会話は英文読解より英作文に近いと思っているでしょう。でも、それはどうでしょう? 英会話の場合、英作文より英文読解に近いと思います。
(1)「リスニング」は「聞く英文読解」とも言えます。
(2)「スピーキング」の英文は、英会話教材や辞書・文法書などから(自分がイイタイコトに近い表現の)英文を見つけて、単語やフレーズだけを替えて話します。英作文も英借文と言われますが、もっと大きく替えたり英作する部分もあります。「スピーキング」の場合英文を見つけるのが大半で、(見つけるために能動的に)短文の英文読解をしているようなものです。英作文とはかけ離れています。
(3)既に述べたように英会話で英単語などを覚えるとき、英文読解して「文脈」の中で覚えるのに近いです。
というわけで英会話の場合、英作文より英文読解に近いと思います。
ところで、英作文は英語学習の主体にはできません。覚えるとき多くが機械的暗記になって、覚えにくいからです。機械的暗記が少ない英文読解は英語学習の主体にできますし、現実に主体にしています。英作文より英文読解に近い英会話も本書の会話勉強法なら、初級から中級までの英語学習なら主体・またはリード役(先導役)にしていいと思います。
(□注1)「自在に使える」については、駿台予備校の故 伊藤和夫氏の言が参考になります。以下のような内容だったと思います。
英単語や表現が「自在に使える」には少なくとも、それらが習った意味・用法で文章に出て来たら、前後の語句など(特に、前の語句)からの連なりで「パッと瞬時に(意味・用法を)思い浮かべられる」ようでなければいけません。会話しているとき、(いちいち英作などしないで)状況・状況で英単語や表現が「パッと瞬時に出て来る」ようになっていなければいけません。
「英文読解」ではさらに、習った知識は「頼りになる知識」になっていなければいけません。英文を読解するとき、英単語の意味や用法をいちいちアテハメ・クミアワセて読まなければ読解できないようでは、だめです。既に習って知っている部分まで試行錯誤して読んで、わざわざ複雑にして読むことになります。そういうのでは、速読はもちろんのこと確実にも読めません。だから、だめなのです。
(□注2)初級の単語の中に基本語と称される単語が多数あります。それらは、「自在に使える」ようにしなければいけません。それに対して、上級の単語の大半は「少し使える程度」でいい《 パッと瞬時に出て来るようにすべきですが、それ以外の面での「使える」ということでは「少し使える程度」でいい 》 から、(単に覚えるだけなら差はありませんが)習得する時間に大きな差が出ます。
(1)1つは、外国人との会話を「度々」することです。「言語交換アプリ」の「HelloTalk」等で外国人と無料で会話します。都市部の方は「外国人との交流パーティー」に参加するのもいいそうです。
多くの外国人と会話をします。相手を変え、同じことを何度も話します《 相手が一人や二人では、「同じことを何度も話す」ことはできません 》。同じことを何度も話すために、「言語交換アプリ」や「外国人との交流パーティー」を利用しています。
(2)いちばん初めに、「犬かきの単語200語・表現30個」を覚えます。初めに覚えるのは、「少量」だけです。その後、自分に必要な単語・表現を「少しずつ追加」して「自分専用単語帳」を作りながら覚えていきます。
(この後も述べますが)「度々」とか「初め、少量」・「少しずつ追加」ということがポイントだと思います。
■ 圧倒的な速さで勉強できる理由は、(a)から(e)まで 5つ あります。
□(a)「少量」と「度々」で 、言葉がパッと瞬時に出て来るようになります。
会話では、伝えたい言葉がパッと瞬時に出て来なければいけません。繰り返し練習する必要があります。同じことを何度も話さなければいけません。
そのために、「世界一シンプルな外国語勉強法」では《 上の「ポイント」で述べたように 》つぎのやり方をしています。
(1)単語や表現を絞り、初めは「犬かきの200単語・30表現」にして、特に少なくして会話します。「自分専用単語帳」で単語や表現を追加するときも少しずつにします。このようにして、単語や表現を少なくして繰り返し練習します。
(2)「言語交換アプリ」や「外国人との交流パーティー」などで、度々、外国人と会話をします。度々、相手を変え・同じことを何度も話します。
以上の(1)・(2)のようにすれば、伝えたい言葉がパッと瞬時に口から出て来ます。(こうなってこそ、単語や表現を「自在に使える」ようにできたと言えます。)単語や表現を増やすときは、くれぐれも少しずつにします。
パッと瞬時に出て来るようにするには、このやり方がいちばん効率よくできます。単語や表現を「自在に使える」ようにするには、いちばんです。「なぜ、そう言えるか?」というと、つぎのことからも分かります。
(1)高校数学を、つぎのように勉強するとします。
計算問題や問題演習を一切せずに、数Ⅰ・数Bの「定理や公式」を理解し・覚えるだけの勉強をします。そのやり方で数Ⅰ・数Bの勉強が全部終わるまで、計算問題や問題演習を一切しないことにします。
そのようにして数Ⅰ・数Bの「定理や公式」を全部理解し・覚えてすんでから、その後やっと計算問題や問題演習をやります。しかもアトランダムにします。
以上のようなやり方で数学を勉強していいでしょうか?。よくないですよね。こんなやり方では、「定理や公式」を「使える」ようにできないからだめです。
(2)「定理や公式」を「自在に使える」ようにするにはやはり、各項目の勉強が終わったら、計算問題や問題演習をすべきです。そのようにして集中的に繰り返してこそ、「定理や公式」を「自在に使える」ようにできます。
以上が数学のやり方の例ですが、上記の(1)のやり方は、英単語を2,000語・3,000語・…マスターしてから英会話の勉強をするのと同じようなものです(以下、所々、英語を例にして説明します)。英単語をたくさんマスターしてから英会話の勉強をすると、大半の英単語・表現はアトランダムにしか使えません。「My name is ~ 」のように度々使うことはありません。というより雲泥の差で、忘れるころに使うのが大半です。ですから「自在に使える」ようには、中々できません。大学生や社会人のみなさんは、このようにやっています。みなさん、英会話が中々できないのは仕方ないことです。
それに対して、上記の(2)は「世界一シンプルな外国語勉強法」のやり方です。単語や表現を絞り、少なくして会話します。単語や表現を追加するときも少しずつにします。このようにして、単語や表現を少なくして度々使えるようにして、より多くの回数、繰り返します。「My name is ~ 」に近いくらい、多くの回数使う場合もあります。単語や表現を「自在に使える」ようにするには、このやり方がいちばん効率よくできます。英単語を2,000語・3,000語・…マスターしている方も、本書のやり方で初歩レベルからすることにして単語や表現を少なくしてやれば、効率よくできます。
ところで、外国語学習では、
単語や表現を「理解し、覚えます」。
そして、会話や読解・作文でそれらを「自在に使える」ようにします(□注1)。
「覚える」のは大変ですが、「自在に使える」ようにすることの方に、時間がかかります。本書の勉強法でやると、何度も言いますが「自在に使える知識」にするのに最も効率よくできます。時間がかかる「自在に使える」ようにすることを容易く・より早くできます。ですから、圧倒的な速さで勉強できていると言えるのです。
□(b)「自分に関連していること」を覚えている。
本書は「自在に使える」ようにすることを重点に説明しています。でも本書のやり方ですと、記憶面でも相当な速さでできます。
本書のやり方では、単語や表現を覚えるとき「暗記」しますが、決して「機械的に暗記している」効果だけで覚えられているわけではありません。(暗記していても)他にも記憶効果があり、覚えやすくなっています。1つは、つぎのとおりです。
会話では、自分が話したいことを話します。たとえば(外国語の)会話初心者の場合、「自己紹介」や「自分の趣味」・「日本について自分が紹介したいこと」などを話します。それらは自分がイイタイコトで、(いまの)自分に関連していて、自然と連想して楽に思い出せます。
自分が作る「自分専用単語帳」の単語や表現はもちろんのこと、いちばん初めに覚える「犬かきの200単語・30表現」も、自分が話したいことの要素です。自分がイイタイコトに関連しています。(いまの)自分に関連していて、ひとりでに連想できます。
ですから、それらの単語や表現を覚えるとき、自分に関連していることなので、楽に思い出せ無意識に繰り返しをしていて覚えやすいものです。この「自分に関連していることを覚えている」記憶効果は大きいです。
海外留学したり海外で生活したりすると割とたやすく外国語ができるようになるのも、このことが大きく作用しています。もちろん、海外だと毎日長時間、外国語を話すからできるようになると言えるのですが、ただその話す内容は自分に関連していることが大半です。そういうことからも、このことが大きく作用していると考えられます。
□(c)会話の「ストーリー」といっしょに覚えている。
本書の勉強法だと、単語や表現を覚えるときは、「会話文」を予想しながら(単語や表現を)覚えています。単語や表現は、「会話をする」のが前提で習得していますから自然とそうなります。おぼろげでも「会話文」を予想しながら(単語や表現を)覚えています。これによる記憶効果も大きいです。具体的に言うと、
(1)「自分専用単語帳」を作りつつ覚えるときは、もちろん実践の会話を想定してやっています。
(2)また、いちばん初めの「犬かきの単語200語・表現30個」を覚えるときも、ある程度は実践の会話を想定してやっています。
(3)外国人と会話する準備段階では、きっちりと「会話文」を想定しながら覚えています。
ということで、会話するときの「文」をいつも想定しながら、単語や表現は覚えています。「文」といっしょに単語や表現を覚えています。この記憶効果も大きいです。
(英語を例にすると、)それは、英文読解して英単語を覚えるときと同じ記憶効果です。「文脈」の中で英単語を覚えるときと同じです。英文のストーリーといっしょに英単語を覚えるときと同じです。英文読解して英単語を覚えるとき、つぎのような記憶効果があります。
(1)英文のストーリーは、(内容上)切れ目なく連なっています。それで、英文の「ストーリー」から(英文の中の1つの)「フレーズの意味」が連想できます。
(2)「フレーズの意味」から(その中の)「既知語」が思い浮かべられます。
その「既知語」の発音からの流れで、「フレーズの音」が思い浮かべられます。「フレーズの音」は、一流れに思い浮かべられます。一つながりの音として思い浮かべられます。
《「既知語」がフレーズの後ろの方にあったとしても、「既知語」の音をもとにして・ヒントにして、「フレーズの音」は一つながりに流れ出て来ます。》
(3)「フレーズの意味」と「フレーズの音」から、(そのフレーズの中の)「新出単語 の意味と発音」が思い浮かべられます。このような連想から「新出単語」が思い浮かぶ度に、自然と繰り返し(反復)ができ、覚えやすくなります。
そのように関連づけて覚えて・思い浮かべやすいやり方で覚えていると、思い浮かばないときでも(無意識下での)脳の記憶機能が活発に働くことで覚えやすくなるそうです(意識してなくても脳の記憶機能は働いていますし、経験からもそうだと思います)。このことは、(b)の「自分に関連していること」を覚える場合も同じです。
英文の中の「ストーリー」といっしょに覚えると、以上のようになって覚えやすいのだと思われます。会話用の英単語などを覚えるときも、会話の「ストーリー」といっしょに覚えていると、このようになって覚えやすくなります。この記憶効果も大きいと思います。
ところで、先程言いましたように、英文のストーリーは(内容上)切れ目なく連なっています。それに対して、初心者の英会話は(内容的に)ぶつぶつ途切れていることがあります。そのため、連想しにくい場合があります。
その場合でも、(a)の「自分に関連していることを覚えている」ときの記憶効果や、(c)の「感情を利用して覚えている」ときの記憶効果で、十分カバーしてくれます。
□(d)「感情」を利用して覚えている。
感情を利用して勉強するということは、ほとんどできないですよね。でも、本書のやり方だと感情を利用して覚えやすくできます。それは、つぎのとおりです。
「印象の強い出来事」はひとりでに覚えています。強い印象から自然に出来事を度々思い浮かべます。それが繰り返し(反復)の働きをして、ひとりでに覚えています。
外国人と会話すると、うまくいったり・いかなかったりします。それで、嬉しかったり・悔しかったりします。するとその後、その「嬉しさや悔しさ」から会話の内容を何度か思い浮かべます。自然と浮かべます。それが繰り返し(反復)の働きをして、覚えやすくなっています。
こういうわけで、会話主体に勉強すると、《もちろん、「印象の強い出来事」ほどの記憶効果はありませんが》「印象の強い出来事」に少し近い記憶効果があります。
以上の記憶効果、(b)・(c)・(d)の中では、(b)の『「自分に関連していること」を覚えている 』ことが、いちばん大きい記憶効果になっていると思います。
□(e)スポーツの「試合」と同じ効果がある。
「(多数の外国人との)会話」を外国語学習に取り入れていると、(いま、言いましたように)うまくいったり・いかなかったりで、嬉しくなったり・悔しくなったりしながらやっています。それは、スポーツで「試合」をするのと同じような効果もあります。試合に勝って嬉しくて(その後)自然と練習でき、試合に負けて悔しくてひとりでに練習できます。同じような効果で、自然に勉強もできます。
もちろん、このことで学習効率がよくなることはありません。でも、ひとりでに勉強できることが多いので、日々の勉強時間が長くなり、学習期間を短くできます。そういう点で、速く勉強できると言えます。
以上の(a)から(e)の5つの理由で、圧倒的な速さで勉強できると思います。
■ 日常会話だけでなく、ビジネスレベルや英語の大学受験の学習時間をも短くします。
それはつぎのとおりです。
(1)日常会話も高度な話ができるようになれば、(単語で言うと)2,500語くらいのレベルにはなると思います。ビジネスレベルや英語の大学受験は5,000語くらいだと言われています。ですから、その5割をカバーします。
その上、初級の単語・基本語を(使える知識として)習得する方が、上級の単語を習得するより時間がかかる(□注2)ので、時間的には5割よりもっと多くなり、7割近くを占めるかもしれません。
(2)本書のやり方でやれば、圧倒的な速さで勉強できます。
以上の(1)・(2)より、ビジネスレベルや英語の大学受験の学習時間をも短くします。そういうレベルの勉強をするときにも役に立ちます。
■ 初級から中級までの外国語学習なら、本書の会話勉強法を主体にしたりリード役(先導役)にしたりしてもいいように思います。それは、つぎのような理由です。
みなさんは、英会話は英文読解より英作文に近いと思っているでしょう。でも、それはどうでしょう? 英会話の場合、英作文より英文読解に近いと思います。
(1)「リスニング」は「聞く英文読解」とも言えます。
(2)「スピーキング」の英文は、英会話教材や辞書・文法書などから(自分がイイタイコトに近い表現の)英文を見つけて、単語やフレーズだけを替えて話します。英作文も英借文と言われますが、もっと大きく替えたり英作する部分もあります。「スピーキング」の場合英文を見つけるのが大半で、(見つけるために能動的に)短文の英文読解をしているようなものです。英作文とはかけ離れています。
(3)既に述べたように英会話で英単語などを覚えるとき、英文読解して「文脈」の中で覚えるのに近いです。
というわけで英会話の場合、英作文より英文読解に近いと思います。
ところで、英作文は英語学習の主体にはできません。覚えるとき多くが機械的暗記になって、覚えにくいからです。機械的暗記が少ない英文読解は英語学習の主体にできますし、現実に主体にしています。英作文より英文読解に近い英会話も本書の会話勉強法なら、初級から中級までの英語学習なら主体・またはリード役(先導役)にしていいと思います。
(□注1)「自在に使える」については、駿台予備校の故 伊藤和夫氏の言が参考になります。以下のような内容だったと思います。
英単語や表現が「自在に使える」には少なくとも、それらが習った意味・用法で文章に出て来たら、前後の語句など(特に、前の語句)からの連なりで「パッと瞬時に(意味・用法を)思い浮かべられる」ようでなければいけません。会話しているとき、(いちいち英作などしないで)状況・状況で英単語や表現が「パッと瞬時に出て来る」ようになっていなければいけません。
「英文読解」ではさらに、習った知識は「頼りになる知識」になっていなければいけません。英文を読解するとき、英単語の意味や用法をいちいちアテハメ・クミアワセて読まなければ読解できないようでは、だめです。既に習って知っている部分まで試行錯誤して読んで、わざわざ複雑にして読むことになります。そういうのでは、速読はもちろんのこと確実にも読めません。だから、だめなのです。
(□注2)初級の単語の中に基本語と称される単語が多数あります。それらは、「自在に使える」ようにしなければいけません。それに対して、上級の単語の大半は「少し使える程度」でいい《 パッと瞬時に出て来るようにすべきですが、それ以外の面での「使える」ということでは「少し使える程度」でいい 》 から、(単に覚えるだけなら差はありませんが)習得する時間に大きな差が出ます。
2018年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
受験英語などはそこそこ得意でしたが、実際に外国人と会話するとなると言葉が全然出てこないという経験があり、悩んでいました。そこで、この本に書いてある方法を試してみて、今後は会話も不自由なく出来るように努力してみたいと思えました。