単純ですが、凄い、怖い、読まなかった方が良かったと思う本。
2017年5月30日に英語版が出版されているのに、今の米中貿易戦争が米中覇権戦争であり、激化して新冷戦(対中封じ込め)に進むことを的確に指摘している。
周主席が長征を持ち出して国内を引き締めている状況を聞くにつけ、この摩擦は、ソ連を追い込んだように中国を封じ込めるか、逆に米国が太平洋の西側を諦めて撤退するまで、終わらないことを理解できた。
前者のシナリオなら良いが、後者になると、日本が石油の輸入も中国の顔色を伺わなくてわならない、今の韓国の状況になるのかと思うとなんとも言えない。
どっちになるにしろ、日本はこれから5-10年は米中に挟まれ、難しい状況になることを覚悟させられました。
米中戦争前夜――新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオ (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2017/11/2
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本の長さ424ページ
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言語日本語
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出版社ダイヤモンド社
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発売日2017/11/2
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ISBN-104478103313
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ISBN-13978-4478103319
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
500年間の新旧対決から決定の本質を探る応用歴史学。トランプと習が試される“古典的な罠”。40年近く米国防長官顧問のハーバード・ケネディスクール初代学長が警鐘を鳴らす。
著者について
著者:グレアム・アリソン(Graham Allison)
政治学者。ハーバード大学教授。同大ケネディ行政大学院初代学長、同大ベルファー科学・国際問題研究所長(本書刊行時)を務めた。専門は政策決定論、核戦略論。レーガン政権からオバマ政権まで歴代国防長官の顧問を、クリントン政権では国防次官補を務めた。1971年に刊行され今も政策決定論の必読文献である『決定の本質 キューバ・ミサイル危機の分析』(中央公論新社、日経BP社)のほか、『核テロ 今ここにある恐怖のシナリオ』(日本経済新聞社)、『リー・クアンユー、世界を語る』(サンマーク出版)など著書多数。マサチューセッツ州ベルモント在住、1940年生まれ。
訳者:藤原朝子(ふじわら・ともこ)
学習院女子大学非常勤講師。訳書に『シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問』『撤退するアメリカと「無秩序」の世紀』(ともにダイヤモンド社)など。慶大法学部政治学科卒。
政治学者。ハーバード大学教授。同大ケネディ行政大学院初代学長、同大ベルファー科学・国際問題研究所長(本書刊行時)を務めた。専門は政策決定論、核戦略論。レーガン政権からオバマ政権まで歴代国防長官の顧問を、クリントン政権では国防次官補を務めた。1971年に刊行され今も政策決定論の必読文献である『決定の本質 キューバ・ミサイル危機の分析』(中央公論新社、日経BP社)のほか、『核テロ 今ここにある恐怖のシナリオ』(日本経済新聞社)、『リー・クアンユー、世界を語る』(サンマーク出版)など著書多数。マサチューセッツ州ベルモント在住、1940年生まれ。
訳者:藤原朝子(ふじわら・ともこ)
学習院女子大学非常勤講師。訳書に『シリア難民 人類に突きつけられた21世紀最悪の難問』『撤退するアメリカと「無秩序」の世紀』(ともにダイヤモンド社)など。慶大法学部政治学科卒。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
アリソン,グレアム
政治学者。ハーバード大学ケネディ行政大学院初代学長。現在、同大学ベルファー科学・国際問題研究所長。専門は政策決定論、核戦略論。レーガン政権からオバマ政権まで歴代国防長官の顧問を、クリントン政権では国防次官補を務めた。マサチューセツ州ベルモント在住、1940年生まれ
藤原/朝子
学習院女子大学非常勤講師。慶應義塾大学法学部政治学科卒
船橋/洋一
アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)理事長。1968年朝日新聞社入社、北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て、朝日新聞社主筆(2007~10年)。1987年米国際経済研究所客員研究員、2005~06年米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラー。2011年に福島第一原発事故を独自に検証する「民間事故調」を設立し、APIの前身となる日本再建イニシアティブを設立し、調査報告書を発表。『内部 ある中国報告』(朝日文庫、サントリー学芸賞)、『通貨烈烈』(朝日文庫、吉野作造賞)、『同盟漂流』(上下巻・岩波現代文庫、新潮学芸賞)、『カウントダウン・メルトダウン』(上下巻・文春文庫、大宅壮一ノンフィクション賞)など著書多数。2016年に、世界の最も優れたアジア報道に対して与えられる米スタンフォード大学アジア太平洋研究所(APARC)のショレンスタイン・ジャーナリズム賞を日本人として初受賞。東京大学教養学部卒。法学博士。1944年北京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
政治学者。ハーバード大学ケネディ行政大学院初代学長。現在、同大学ベルファー科学・国際問題研究所長。専門は政策決定論、核戦略論。レーガン政権からオバマ政権まで歴代国防長官の顧問を、クリントン政権では国防次官補を務めた。マサチューセツ州ベルモント在住、1940年生まれ
藤原/朝子
学習院女子大学非常勤講師。慶應義塾大学法学部政治学科卒
船橋/洋一
アジア・パシフィック・イニシアティブ(API)理事長。1968年朝日新聞社入社、北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニストを経て、朝日新聞社主筆(2007~10年)。1987年米国際経済研究所客員研究員、2005~06年米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラー。2011年に福島第一原発事故を独自に検証する「民間事故調」を設立し、APIの前身となる日本再建イニシアティブを設立し、調査報告書を発表。『内部 ある中国報告』(朝日文庫、サントリー学芸賞)、『通貨烈烈』(朝日文庫、吉野作造賞)、『同盟漂流』(上下巻・岩波現代文庫、新潮学芸賞)、『カウントダウン・メルトダウン』(上下巻・文春文庫、大宅壮一ノンフィクション賞)など著書多数。2016年に、世界の最も優れたアジア報道に対して与えられる米スタンフォード大学アジア太平洋研究所(APARC)のショレンスタイン・ジャーナリズム賞を日本人として初受賞。東京大学教養学部卒。法学博士。1944年北京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2017/11/2)
- 発売日 : 2017/11/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 424ページ
- ISBN-10 : 4478103313
- ISBN-13 : 978-4478103319
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カスタマーレビュー
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2019年6月4日に日本でレビュー済み
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2020年3月28日に日本でレビュー済み
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筆者のグレアム・アリソンは、現代政治学の代表的古典である『決定の本質』の著者としてあまりにも有名であるが、私の理解では、典型的な「一発屋」であり、それ以降、まともな研究成果を残せていない。専門外の米中関係について論じた本書も、研究書ではなく一般向けの書物であり、センセーショナルではあるが中身が乏しい本なのだろうなと予想しつつ本書を読破した。
結論としては、悪くはない本である。今後の国際政治の焦点である米中関係を、歴史上の大国関係と比べながら分析している。筆者は、中国や日本のことについてほとんど知らず、引用する文献もアメリカ人学者のものばかりであり、議論に深みや正確性に欠ける箇所が少なくないが、これからの米中関係を考え、論じるに当たっての必読書であろう。
結論としては、悪くはない本である。今後の国際政治の焦点である米中関係を、歴史上の大国関係と比べながら分析している。筆者は、中国や日本のことについてほとんど知らず、引用する文献もアメリカ人学者のものばかりであり、議論に深みや正確性に欠ける箇所が少なくないが、これからの米中関係を考え、論じるに当たっての必読書であろう。
2019年10月29日に日本でレビュー済み
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新興国アテネ、覇権国スパルタ、この二国が引き起こしたのがペロポネソス戦争。同戦争に従事、活写・分析した古代アテネの歴史家、トゥキディデスによると、新興国の台頭と覇権国の恐怖、この間に生じた構造的ストレスが、戦争に発展する大きな三つの要素は国益、不安、名誉だと言う。
その「トゥキディデスの罠」が当てはまる事例は、過去500年で16ケースあり(ハーバード大学「トゥキディデスの罠プロジェクト」調べ)、うち12件で最終的に戦争が起きた。戦争に突入した一例は真珠湾攻撃(覇権国:アメリカ、新興国:日本)、回避できた一例はキューバ危機(覇権国:アメリカ、新興国:ソ連)。そのアメリカも、20世紀初頭はイギリスに対して肉薄する新興国だった。
果たして緊迫する米中関係は、同じ轍を踏むのか否か?アメリカが打つべき戦略的オプションとは?という応用歴史学の視点で切り込んだ本。あくまで読者対象はアメリカ人で(日本から見る中国像と異なる部分や、あまりにもアメリカ的な戦略の指南も)、批判的なものを含め、類書を複数読まないと批評は出来ないが、今後、米中関係を考える際の思考の軸になったことは間違いない。中国の政治学者が同じタイトルで書いたら、どんな内容になるのだろう?
各章の扉で引用されていた名言の中から胸に刺さったものを二つ。
「歴史が繰り返されることはないが、韻を踏むことはある」ーーマーク・トウェイン
「戦争の終わりを見たことがあるのは、死者だけだ」ーージョージ・サンタヤナ
その「トゥキディデスの罠」が当てはまる事例は、過去500年で16ケースあり(ハーバード大学「トゥキディデスの罠プロジェクト」調べ)、うち12件で最終的に戦争が起きた。戦争に突入した一例は真珠湾攻撃(覇権国:アメリカ、新興国:日本)、回避できた一例はキューバ危機(覇権国:アメリカ、新興国:ソ連)。そのアメリカも、20世紀初頭はイギリスに対して肉薄する新興国だった。
果たして緊迫する米中関係は、同じ轍を踏むのか否か?アメリカが打つべき戦略的オプションとは?という応用歴史学の視点で切り込んだ本。あくまで読者対象はアメリカ人で(日本から見る中国像と異なる部分や、あまりにもアメリカ的な戦略の指南も)、批判的なものを含め、類書を複数読まないと批評は出来ないが、今後、米中関係を考える際の思考の軸になったことは間違いない。中国の政治学者が同じタイトルで書いたら、どんな内容になるのだろう?
各章の扉で引用されていた名言の中から胸に刺さったものを二つ。
「歴史が繰り返されることはないが、韻を踏むことはある」ーーマーク・トウェイン
「戦争の終わりを見たことがあるのは、死者だけだ」ーージョージ・サンタヤナ
2020年8月21日に日本でレビュー済み
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アメリカ人たちが大学やシンクタンクを使って試みる、紛争に関してのシュミレーションに比べると、日本のメディアや自衛隊などの秘密研究機関が試みている研究のレベルが、如何にお粗末であるかを実感させられる内容である。それはメディアに登場する論調だけで無く、国会で行われている議論を見るだけで、首相や大臣のも問題意識や討論を聞くだけで、そのことは如実に理解させられる。小池百合子は論外だがあのウスノロを露呈した稲田防衛相を見れば明らかだが、国家の安全保障や戦争に関して、全く無知で見識のない人物が、狂信的な軍国主義者だと言うお粗末な理由で大臣に任命し、国家の安全に関わる重要な仕事を任せた、安倍という見識のない男が首相をしているところに、日本という国のお粗末さ加減が露呈して、なにともいえない肌寒さを痛感した。日本ははたして国家としてやっていけるのだろうか。政治家の質の悪さは言うまでもないが、頭脳集団に属す官僚や学者のレベルで、想像力や発想法での劣化が著しいのは、記憶することばかりに熱を上げている教育法に問題がありそうである。顔を見ただけで脳の歪みが一目瞭然の財務大臣を始め、国会での答弁を聞くだけで低能だと誰でも分かる、安倍のような未熟男が首相だと言う現実に、救い難い悲劇が露呈していることに日本人は気付くべきではないだろうか。
2020年11月14日に日本でレビュー済み
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アカデミックな内容ですが、なかなか面白いです。註釈やカッコ書きなどもあり、読みやすく書かれています。
多少、世界史の知識があると、さらに読みやすいと思います。私は、古代ギリシャなどの知識はありませんでしたが、カタカナ名称を、嫌がらず、ゆっくり読んでいったので理解出来ました。
古代ギリシャから始まって、現代C国まで進む話は、なかなか興味深いです。
古代ギリシャ時代に、アテネとスパルタが陥った「トゥキュディデスの罠」を軸に、米中関係を論説しています。
C国については、専門分野のようで、かなり深く理解して解説してくれていますが、日本に対する誤解(無知のため?)には閉口します。
多々納得がいかない部分もありますが、そういう考えもあるかなって感じです。
第8章の各シナリオは、きっとそうなるかも?、でも、そうなっては困る、と思えるシナリオです。
付録に、本書内の16ケースファイルがありますので、本文を理解するための補足となっています。
バイデン政権発足?のこのタイミングで、もう一度、冷静に考えるべきテーマと思います。
多少、世界史の知識があると、さらに読みやすいと思います。私は、古代ギリシャなどの知識はありませんでしたが、カタカナ名称を、嫌がらず、ゆっくり読んでいったので理解出来ました。
古代ギリシャから始まって、現代C国まで進む話は、なかなか興味深いです。
古代ギリシャ時代に、アテネとスパルタが陥った「トゥキュディデスの罠」を軸に、米中関係を論説しています。
C国については、専門分野のようで、かなり深く理解して解説してくれていますが、日本に対する誤解(無知のため?)には閉口します。
多々納得がいかない部分もありますが、そういう考えもあるかなって感じです。
第8章の各シナリオは、きっとそうなるかも?、でも、そうなっては困る、と思えるシナリオです。
付録に、本書内の16ケースファイルがありますので、本文を理解するための補足となっています。
バイデン政権発足?のこのタイミングで、もう一度、冷静に考えるべきテーマと思います。
2018年3月13日に日本でレビュー済み
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長年ハーバードで教鞭をとった著者らしく様々なデータからこれまでの米中とその関係を分析し、過去の様々な新興国と覇権国の対立をもとにして新たな米中関係を考える良書
上のレビューでは中国共産党のプロパカンダを鵜呑みにしているという話だが実際に読むと「そう信じたくなる」のも頷ける
ただし、これは著者も指摘しているように中国のプロパカンダは自らを後進国だと言い、国際社会に特例を認めさせる方向に行われており
もはや新たな覇権国になりつつある現状の方が不都合な事実だと理解させられてしまう
上のレビューでは中国共産党のプロパカンダを鵜呑みにしているという話だが実際に読むと「そう信じたくなる」のも頷ける
ただし、これは著者も指摘しているように中国のプロパカンダは自らを後進国だと言い、国際社会に特例を認めさせる方向に行われており
もはや新たな覇権国になりつつある現状の方が不都合な事実だと理解させられてしまう