東京都が総額6000億円も費やした大プロジェクトがなぜ躓いたのか。市場関係者の声を無視し、情報を隠し、なぜ承諾もないまま移転計画が進められたのか。この前代未聞の不祥事の原因と本質は何か。その答えの輪郭が見えてくる本になっています。全体を通して感じることは、何と言っても最高に汚染された土地の汚染を甘く見たことが、すべての発端になっているということでした。
まず最初に、最高度の汚染地を市場にするための強引な土地取引がああり、次にその土壌汚染を小さく見せようとする行為や策動があり、並行して厳しいスケジュールの工事工程の短さがあった。その厳しい工事工程を守るために、ウソやデタラメ、ごまかしが横行し同時に、建物設計上の数々の問題点を誘発してしまった。
このように考えるのがこの理不尽な不祥事を説明する最もスッキリした回答だと思いました。この本はこの問題を追い続ける市場労組の委員長と一級建築士とによる要点をまとめた報告書になっています。
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築地移転の闇をひらく 単行本 – 2016/12/27
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豊洲新市場の「盛り土のウソ」発覚以後、土壌汚染隠しや設計上の不備、東京都の不透明な策定過程など、多大な疑惑が噴出する築地移転。その経緯と問題点を整理。食の安心・安全と、「世界の築地」を守る意義を語る。
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社大月書店
- 発売日2016/12/27
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-104272330896
- ISBN-13978-4272330898
商品の説明
著者について
中澤誠(なかざわ まこと)東京中央卸売市場労働組合委員長。築地市場の仲卸で30年以上にわたって働き、豊洲への移転に反対してきた。 水谷和子(みずのや かずこ)一級建築士。2009年から築地市場移転問題裁判に原告参加。現在、豊洲市場用地・汚染地購入公金支出賠償請求訴訟原告。 宇都宮健児(うつのみや けんじ) 弁護士。日本弁護士連合会元会長(2010-11年度)。2012,14年の東京都知事選挙に立候補。豊洲新市場凍結・再検討を政策に掲げる。
登録情報
- 出版社 : 大月書店 (2016/12/27)
- 発売日 : 2016/12/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 128ページ
- ISBN-10 : 4272330896
- ISBN-13 : 978-4272330898
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,007,009位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,807位環境・エコロジー (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中3.4つ
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6グローバルレーティング
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評価はどのように計算されますか?
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2017年1月10日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2020年10月4日に日本でレビュー済み築地移転の闇をひらくために、いろんな人を恫喝しているはずなので、参考になる部分がたくさんあるはずです。
- 2017年3月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入とにかく、移転反対派の本だから・・・なんてバイアス無しに読んでみてください。
対談起こしの軽い文体であっという間に読了できますが、いろいろと報道されていない証言を中心とした驚愕の事実がてんこ盛りです。
それで、どう感じ・考えるかはあなた次第です。
- 2017年6月21日に日本でレビュー済み何故、東京ガスの跡地に豊洲市場を作られたか、その疑問が解消した。
都庁の無責任ぶり、既得権益に群がる数々の議員、とかく議員同士もかたや反対、肩や賛成を美辞事例を話しながら
どこかでつながりがあったのであろう。
最近、小池氏が折衷案の様相を呈してきたが、何をしても批判にさらされるなか嘘でたらめを継承したのであれば致し方がない。
著書は時間をかけて事実を確認したのであろう。移転問題の「い」はこの一冊を読むだけで充分である。
- 2017年5月27日に日本でレビュー済み宇都宮健児さん、築地がどれだけ危険なのかわかってこういうことを言っているのですか?
それとも、築地の危険性を分かっていながらわざとこういう主張をしているのですか?
希望の塾にいた荒井歩さんは、元々あなたの支持者だったのですか?だとしたら、東京の行政改革に期待して入塾した維新系の塾生や、舛添氏の韓国人学校問題に反発して入塾した保守系の塾生を無理矢理宇都宮健児一派にするつもりだったのですか?
いっときますが、30未満を中心とした若い人たちや、不良を中心とした低学歴の人たちは、築地残留一派に対して恨みが募っているのですよ?
小池百合子氏は若い人たちをバカにしているとしか思えません!!40以上の老人たちは、築地のアスベストと排ガス、ヘドロまみれのマグロを食べても後の世代には禍根を残さないので、平気で豊洲反対と言っていられるのでしょうが、若い人たちの将来を考えると、築地の食べ物が気持ち悪くて食べられなくなるのですが、どう思われますか?
いい加減ペテン活動はやめてください!!
- 2017年3月1日に日本でレビュー済み「豊洲新市場は築地より広い」とか、
「豊洲新市場の土壌汚染対策は完全に終わった」とか
「豊洲新市場は最新設備で築地より使いやすくなった」とか
そういうことが全部ウソだとわかったのが去年(2016年)でした。
移転問題はずいぶん話題になりましたし、移転自体延期になりました。築地移転問題というか、豊洲新市場問題を知らないひとはもうほとんどいないんじゃないでしょうか。でもその具体的な問題点とかくわしい経緯だとかはそんなには知られていような気がします。なぜそう思うかというとじぶんがそうだからです。ほんとうに毎日のようにいろいろなことが明らかになって「盛り土」だとか「市場長」だとか「海苔弁」だとか「床積載荷重」だとか「水槽に70cm」だとか「ベンゼン」だとか「1日700万円」だとか、いろいろ知りましたが、たぶんちゃんとはわかっていないな、とはおもっていました。そうしたらこの本ができたので読みました。
この本は、
1)東京都は、実際に豊洲新市場をつかう事業者に、なんにも見せずに施設をつくってしまった(つくったあともなかなかみせなかった)とういう中澤誠さんの話。
2)東京都は、豊洲新市場のほんとうにひどい土壌汚染に、テキトーな処理をして、それをずっと隠してきたという水谷和子さんの話。
3)築地の豊洲への移転はどのようにして決められたのかという中澤さんと水谷さんの話。
といった内容になっています。
とてもわかりやすいです。豊洲新市場が建物から土壌から交通アクセスからなにからなにまでいかにダメかほんとによくわかるのです。どうしてこんなことになったのか? その経緯というかカラクリもわかります。
それと大事だな、とおもったのは、築地がというか卸売市場がいかに優れているか、という点もくわしく書いてあるところです。中間業者がはいるので高く買わされる、ような気がするでしょう?(してました)直販のほうがよい気がするでしょう?(思ってました)逆なんです。
「そもそも築地市場が整備されたのは、安定した食糧供給と物価高騰への対策」だったのです!(P90)それがいま、卸売市場が廃止されかねないような政策会議をやっているのです。そんなことちっとも知らなかった。豊洲新市場が大問題になったせいでやっと知ることができたわけです。
というようにすごくわかりやすくて有益な内容なのです。そんなに厚くないですからだれにでも読めるとおもいます。ぜひ多くのひとに読んでほしいです。この問題はまだずっと続きますから。





