つまらないの一言に尽きる。
芥川賞が売れない作家の救済処置としての商業的な新人賞だということを痛感させられた作品。
意味のない、自由解釈任せれば意味のある様にも取れる適当な挿話、ページ数を稼ぐためのメール文体。小説に形式を求めた芥川龍之介の意思には即しているとは思う。
筋の中には”文学賞を3回逃した”という様な実体験に基づく私小説的な面もあり、自分の経験を切り売りしなくてはならないほどに想像も尽きたのだろう。その点「私の恋人」の方がまだ良かった。
直木賞の候補に上がった森見登美彦先生同様”もうこの作家は終わり”だと悟りました。
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