ネット掲載分とほとんど同じです。
訂正されるものとかすかに信じていましたが。
冒頭地図で"トルコ"という国がマケドニアを領有しています。これバルカン戦争前の地図ですよね。
(トルコよりオスマン帝国という表記のほうがいいということまでは言いません)
全編にわたって見開き1ページごとに1ヶ所は[要出典]を張り付けたくなる文があります。
事実を積み重ねず意見ばかり書いているからでしょうか。
浸透戦術ですが、ブルシロフが創始者だという意見は英語圏の研究で見たことがありません。
そもそも浸透戦術という名も、ヴェルダン戦中にフランス側がドイツ軍戦術に対し言い出したことです。
ドイツ軍では、1915年に実験部隊が編成されRohr大尉を中心に戦術の改良がなされ、
1916年2月のヴェルダン戦で実戦投入されています。
つまり、突撃隊の歩兵戦術はブルシロフの手法となんら関係がないのです。
師団内の非公式な突撃隊(襲撃隊、猟兵コマンドなどとも呼ばれた)なら1915年半ばから編成され始めています。
ドイツ突撃隊戦術のことなら以下を読んだ方がいいです。
歴史群像アーカイブ volume 3―Filing book ミリタリー基礎講座 2 現代戦術への道 (歴史群像シリーズ 歴史群像アーカイブ VOL. 3)
Stormtroop Tactics: Innovation in the German Army, 1914-1918
参考文献もでたらめです。ほんとに英仏露独の四か国語も読めるのですか。
しかも定番と言われるような本が入っておらず、微妙なものばかり提示しています。
☆二つぐらいにしようかと思いましたが、不可解な高評価があるので☆一つにします。
通史を読むなら
第一次世界大戦 (ちくま新書 1082)
のほうが良いです。
7/9追記
第一次世界大戦―目で見る戦史
を
第一次世界大戦 (ちくま新書 1082)
へ差し替え。
第一次大戦陸戦史 (日本語) 単行本 – 2014/5/20
別宮 暖朗
(著)
-
本の長さ352ページ
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言語日本語
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出版社並木書房
-
発売日2014/5/20
-
ISBN-104890633170
-
ISBN-13978-4890633173
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一九一四年六月のサラエボ事件に端を発した第一次世界大戦は、三〇カ国以上が参戦し、ヨーロッパを主戦場に四年三カ月も続く史上初の総力戦だった。戦車、機関銃、飛行機、毒ガス、潜水艦などの近代兵器が初めて戦場で本格的に使われ、延べ六五〇〇万人の将兵が動員された。兵士たちは凍てつく大地や泥濘の塹壕で戦い、八六〇万人の戦死者を出し、民間人の犠牲者はさらにそれを上回った。戦争はいかに始まり、どのように戦われ、ヨーロッパに何をもたらしたのか?開戦経緯から各国の戦争計画、主要会戦の実相、終戦まで、多くの戦争指導者に焦点をあてながら明らかにする。長年研究を続けてきた著者が膨大な資料をもとに知られざる第一次大戦の全容に迫る。
著者について
別宮 暖朗(べつみや・だんろう)
1948年生まれ。東京大学経済学部卒業。西洋経済史専攻。その後信託銀行に入社、マクロ経済などの調査・企画を担当。
退社後ロンドンにある証券企画調査会社のパートナー。歴史評論家。ホームページ『第一次大戦』を主宰するほか『ゲーム・ジャーナル』(シミュレーション・ジャーナル社)に執筆。
著書に『中国、この困った隣人』『旅順攻防戦の真実』(PHP研究所)、『東京裁判の謎を解く(共著)』(光人社)、『誰が太平洋戦争を始めたのか』『日本海海戦の深層』(ちくま文庫)、『戦争の正しい始め方、終わり方(共著)』『軍事のイロハ』『韓国の妄言』『失敗の中国近代史』『太平洋戦争はなぜ負けたか』『「坂の上の雲」では分からない日露戦争陸戦』『日本の近代10大陸戦と世界』『終戦クーデター』(いずれも並木書房)、『帝国陸軍の栄光と転落』『帝国海軍の勝利と滅亡』(文春新書)がある。
1948年生まれ。東京大学経済学部卒業。西洋経済史専攻。その後信託銀行に入社、マクロ経済などの調査・企画を担当。
退社後ロンドンにある証券企画調査会社のパートナー。歴史評論家。ホームページ『第一次大戦』を主宰するほか『ゲーム・ジャーナル』(シミュレーション・ジャーナル社)に執筆。
著書に『中国、この困った隣人』『旅順攻防戦の真実』(PHP研究所)、『東京裁判の謎を解く(共著)』(光人社)、『誰が太平洋戦争を始めたのか』『日本海海戦の深層』(ちくま文庫)、『戦争の正しい始め方、終わり方(共著)』『軍事のイロハ』『韓国の妄言』『失敗の中国近代史』『太平洋戦争はなぜ負けたか』『「坂の上の雲」では分からない日露戦争陸戦』『日本の近代10大陸戦と世界』『終戦クーデター』(いずれも並木書房)、『帝国陸軍の栄光と転落』『帝国海軍の勝利と滅亡』(文春新書)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
別宮/暖朗
1948年生まれ。東京大学経済学部卒業。西洋経済史専攻。その後信託銀行に入社、マクロ経済などの調査・企画を担当。退社後ロンドンにある証券企画調査会社のパートナー。歴史評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1948年生まれ。東京大学経済学部卒業。西洋経済史専攻。その後信託銀行に入社、マクロ経済などの調査・企画を担当。退社後ロンドンにある証券企画調査会社のパートナー。歴史評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 並木書房 (2014/5/20)
- 発売日 : 2014/5/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 352ページ
- ISBN-10 : 4890633170
- ISBN-13 : 978-4890633173
- Amazon 売れ筋ランキング: - 492,379位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者である別宮氏の主宰するサイト「第一次大戦」が移転のためか読めなくなっており、ネットで発売を知り到着を心待ちにしていた。
帯にもあるが今年は第1次世界大戦から100年という節目の年で、BS放送などで第一次大戦の番組が放送されるなど、盛り上がりを見せつつあるのは、「第一次大戦」こそ、近代戦の戦略と戦術の宝庫であると考える自分にとっては嬉しい事である。
本書を読んで、最近のウクライナ情勢や南シナ海での中国の傍若無人な態度を見ると、いまは「大戦前夜」なのではと思ってしまう。
第一次大戦は、1914年6月28日、オーストリアの皇太子夫妻が、サラエボでセルビア人の右翼青年に暗殺されたことから始まった。別宮氏によれば、それは開戦の引き金に過ぎず、本当のきっかけはロシアが総動員を下令したことにあると言う。列強国が互いに相手の出方を読み違えて開戦に至った経緯がよくわかった。
また、本書には軍人から外交官・政治家の写真が多数掲載されており、それぞれに著者ならではの解説が付されていてとても興味深い。
今あらためて「第一次世界大戦」という戦いの歴史を見直すことで、再びこのような戦争を起こさないようにする一助に本書はなるのではないだろうか。
帯にもあるが今年は第1次世界大戦から100年という節目の年で、BS放送などで第一次大戦の番組が放送されるなど、盛り上がりを見せつつあるのは、「第一次大戦」こそ、近代戦の戦略と戦術の宝庫であると考える自分にとっては嬉しい事である。
本書を読んで、最近のウクライナ情勢や南シナ海での中国の傍若無人な態度を見ると、いまは「大戦前夜」なのではと思ってしまう。
第一次大戦は、1914年6月28日、オーストリアの皇太子夫妻が、サラエボでセルビア人の右翼青年に暗殺されたことから始まった。別宮氏によれば、それは開戦の引き金に過ぎず、本当のきっかけはロシアが総動員を下令したことにあると言う。列強国が互いに相手の出方を読み違えて開戦に至った経緯がよくわかった。
また、本書には軍人から外交官・政治家の写真が多数掲載されており、それぞれに著者ならではの解説が付されていてとても興味深い。
今あらためて「第一次世界大戦」という戦いの歴史を見直すことで、再びこのような戦争を起こさないようにする一助に本書はなるのではないだろうか。
2014年5月22日に日本でレビュー済み
日本人の手になる、第一次世界大戦陸戦の全史。これが、これから紹介する歴史書の概要です。
今年(2014年)は一次大戦から100年の記念の年です。また二〇一四年一月に安倍首相は世界経済フォーラム(ダボス会議)で、わが国と中共の緊張関係を一次大戦前夜の英独の対立関係になぞらえた演説を行い、世界に衝撃を与えました。
そういうこともあり、国内での一次大戦への関心はかつてないほど高まっています。しかしこれまでわが国の一次大戦への関心は極めて低かったといえます。その理由は「自分たちと関わりが少なかった」からです。ですから、一次大戦をテーマにした一般書はあまり目にしません。そんななか登場したのが本著です。
本著を読めば、WW1陸戦のキーワードが「鉄道」「銃砲の性能」「内線」「補給」「防御>攻勢」にあったことがわかります。
また、「一次大戦はなぜ起こったのか?」についてページを割いて詳しく経緯が記されているので、セルビアでオーストリア皇太子夫妻が暗殺されたことがなぜ欧州全体を巻き込む大戦争になったか?の理由と視点が身につきます。
あわせて、欧州・ロシアという地域が抱える問題点は、当時も今も何も変わっていないという視座を手にできます。
それだけでなく、一次大戦中に発生したロシア革命の経緯を通じ、国内の政情不安は、外国の謀略により引き起こされているとみるのが妥当、ということもよくわかるようになります。
少し軍事に詳しい方であれば、本著がいわゆる「浸透戦術」の歴史を、露軍・ブルシロフ将軍の紹介から詳細に記した書であることに価値を見出すことでしょう。個人的には、本著を通じ、ファルケンハイン、ブルシロフという人に出会えたことに感謝しています。
ミリタリーファンはもちろん、歴史愛好者にとっても、待ちに待った書ではないでしょうか?
読むだけで、今生きるうえで最も重要な戦史の基礎を身につけることができ、国際情勢やわが周辺情勢を軍事・地政学の観点から眺め、分析できるようになる常識・感覚・知性が手に入ります。歴史から学んだ時だけ得られる、最も濃い知的エキスといえます。思う存分吸い尽くしてください。
今年(2014年)は一次大戦から100年の記念の年です。また二〇一四年一月に安倍首相は世界経済フォーラム(ダボス会議)で、わが国と中共の緊張関係を一次大戦前夜の英独の対立関係になぞらえた演説を行い、世界に衝撃を与えました。
そういうこともあり、国内での一次大戦への関心はかつてないほど高まっています。しかしこれまでわが国の一次大戦への関心は極めて低かったといえます。その理由は「自分たちと関わりが少なかった」からです。ですから、一次大戦をテーマにした一般書はあまり目にしません。そんななか登場したのが本著です。
本著を読めば、WW1陸戦のキーワードが「鉄道」「銃砲の性能」「内線」「補給」「防御>攻勢」にあったことがわかります。
また、「一次大戦はなぜ起こったのか?」についてページを割いて詳しく経緯が記されているので、セルビアでオーストリア皇太子夫妻が暗殺されたことがなぜ欧州全体を巻き込む大戦争になったか?の理由と視点が身につきます。
あわせて、欧州・ロシアという地域が抱える問題点は、当時も今も何も変わっていないという視座を手にできます。
それだけでなく、一次大戦中に発生したロシア革命の経緯を通じ、国内の政情不安は、外国の謀略により引き起こされているとみるのが妥当、ということもよくわかるようになります。
少し軍事に詳しい方であれば、本著がいわゆる「浸透戦術」の歴史を、露軍・ブルシロフ将軍の紹介から詳細に記した書であることに価値を見出すことでしょう。個人的には、本著を通じ、ファルケンハイン、ブルシロフという人に出会えたことに感謝しています。
ミリタリーファンはもちろん、歴史愛好者にとっても、待ちに待った書ではないでしょうか?
読むだけで、今生きるうえで最も重要な戦史の基礎を身につけることができ、国際情勢やわが周辺情勢を軍事・地政学の観点から眺め、分析できるようになる常識・感覚・知性が手に入ります。歴史から学んだ時だけ得られる、最も濃い知的エキスといえます。思う存分吸い尽くしてください。
2014年5月23日に日本でレビュー済み
著者は第一次大戦について、かつて最も包括的で知識量、示唆に富む知見を誇る同名のWebサイトの主催者であった。残念ながら現在休止中のこのコンテンツの復活を望む声も多かった。
本書はそのサイトの書籍化というにとどまらず新たな知見も盛られた最良のものになっている。
あるいはサイトと重複するとあやぶむ声もあるかもしれない。しかしサイト未見ではじめての人でも一冊の書としてあの大戦争の全体像を流れとして読み取るという点で他に追従するものは日本語ではないのである。
開戦百周年を迎える第一次大戦について知る好適な一冊だろう。
本書はそのサイトの書籍化というにとどまらず新たな知見も盛られた最良のものになっている。
あるいはサイトと重複するとあやぶむ声もあるかもしれない。しかしサイト未見ではじめての人でも一冊の書としてあの大戦争の全体像を流れとして読み取るという点で他に追従するものは日本語ではないのである。
開戦百周年を迎える第一次大戦について知る好適な一冊だろう。
