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竜魔神姫ヴァルアリスの敗北 ~魔界最強の姫が人類のグルメに負けるはずがない~(1) (電撃コミックスNEXT) Kindle版
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言語日本語
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出版社KADOKAWA
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発売日2020/7/27
-
ファイルサイズ72627 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
24 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年3月19日に日本でレビュー済み
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当て字が面白いです。キャラクターがかわいい。我慢しなくていいのに、我慢して耐える、ヴァルアリスがかわいい。
役に立った
2020年7月27日に日本でレビュー済み
1. 主人公(ヴァルアリス)が魅力的。
ヴァルアリスは魔界最強のお姫様。顔立ちが整っている上にファッションセンスが良く、着ている服やアクセサリーの変化を楽しむことができる。人界で未知の味を知った時のオーバーリアクションが微笑ましい。(魔界の料理って余程不味いんだろうなぁ)
2. ルビが独特。
本作の特徴はルビの付け方。タイトルにある”竜魔神姫”。普通に読めば”りゅうましんき”だが、本作では”トンデモナイゼ”と読む。本作にはこのような厨二病的な造語が多数登場し、その独特さに思わず笑ってしまう。(作者のメンタルがヤバい。私なら老後に"黒歴史"と頭を抱えるレベル)
3. 原作を忠実に再現。
コミカライズすると原作と異なった印象になる作品を見かけるが、本作は絵を含め、上手に表現されている。無料漫画にて本作を知り、原作も読んだが漫画版は原作に劣らず、よく表現されていると思う。
4. 食レポが上手過ぎw
題材に使われている料理が無性に食べたくなる。「作者、食レポ上手過ぎw」と何度も思った。食レポを書く際には参考にしようと思う。
ヴァルアリスは魔界最強のお姫様。顔立ちが整っている上にファッションセンスが良く、着ている服やアクセサリーの変化を楽しむことができる。人界で未知の味を知った時のオーバーリアクションが微笑ましい。(魔界の料理って余程不味いんだろうなぁ)
2. ルビが独特。
本作の特徴はルビの付け方。タイトルにある”竜魔神姫”。普通に読めば”りゅうましんき”だが、本作では”トンデモナイゼ”と読む。本作にはこのような厨二病的な造語が多数登場し、その独特さに思わず笑ってしまう。(作者のメンタルがヤバい。私なら老後に"黒歴史"と頭を抱えるレベル)
3. 原作を忠実に再現。
コミカライズすると原作と異なった印象になる作品を見かけるが、本作は絵を含め、上手に表現されている。無料漫画にて本作を知り、原作も読んだが漫画版は原作に劣らず、よく表現されていると思う。
4. 食レポが上手過ぎw
題材に使われている料理が無性に食べたくなる。「作者、食レポ上手過ぎw」と何度も思った。食レポを書く際には参考にしようと思う。
2020年9月26日に日本でレビュー済み
この作品に目を留めたのはコミカライズ版が、とくにその魔界と魔法のあれこれの名称に関する、ルビ芸とも云うべき表現の数々においてTwitterで話題となっていたからであった。
――とはいえ、所詮はカクヨム。
そのように見くびる気持があった。玉石混交の投稿サイトにおいて多少の評判を獲得したからとて、それがなんだというのか。そもそもこうしたルビ芸は『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』シリーズが既にその奥義を極めたものであり、それを今さら変奏して見せたとて、魔法の名称がいくらか面白おかしいという一発芸、いわば「出落ち」のようなものではないか。
…だが、そのように一方的に断じて視界の外へ追いやることこそ、むしろ愚か。読みもせずくだらないと決めつけていては、戦わずに逃げておきながら自軍の相手足りえずと敵軍を誹る無能の将であると、我が身を宣するも同然。
無論、そのような無様を晒す前に購入のタップを行った者が目にしたのは――
「‼ …むうぅっ⁈」
面白い、面白いのだ!
出落ちのような題材にもかかわらず、達者な文章が読む者を白けさせることがない。構成そのものは単純で、魔界の動きとヒロインであるヴァルアリスの行動を示した後に、人類文明が到達した美味を前にした彼女の敗北を記しているだけだが、それが時代劇の決まり芝居のように読む者を離さない。むしろ決まり芝居のフォーマットが作劇の安定した基盤となり、ヴァルアリスが訪れる飲食店の人々の物語、彼らの生き様を浮かび上がらせて、物語を重奏的な構造に転化させている――設定と構成と表現の、まさに三位一体!
所詮はカクヨム、素人の投稿と侮っていた凡百の読書子に、太刀打ちのできようはずもなかった。
多少の文章の粗さを言い立ててみたところで、もはや負け犬の遠吠えじみた言いがかりにすぎぬ。
「ありがとう、ございました…」
もはや一介のファンと成り果てた読書子ができることは、作者をはじめとする関係者への感謝とともに続刊の購入ボタンをタップすること、それだけであった…!
――とはいえ、所詮はカクヨム。
そのように見くびる気持があった。玉石混交の投稿サイトにおいて多少の評判を獲得したからとて、それがなんだというのか。そもそもこうしたルビ芸は『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』シリーズが既にその奥義を極めたものであり、それを今さら変奏して見せたとて、魔法の名称がいくらか面白おかしいという一発芸、いわば「出落ち」のようなものではないか。
…だが、そのように一方的に断じて視界の外へ追いやることこそ、むしろ愚か。読みもせずくだらないと決めつけていては、戦わずに逃げておきながら自軍の相手足りえずと敵軍を誹る無能の将であると、我が身を宣するも同然。
無論、そのような無様を晒す前に購入のタップを行った者が目にしたのは――
「‼ …むうぅっ⁈」
面白い、面白いのだ!
出落ちのような題材にもかかわらず、達者な文章が読む者を白けさせることがない。構成そのものは単純で、魔界の動きとヒロインであるヴァルアリスの行動を示した後に、人類文明が到達した美味を前にした彼女の敗北を記しているだけだが、それが時代劇の決まり芝居のように読む者を離さない。むしろ決まり芝居のフォーマットが作劇の安定した基盤となり、ヴァルアリスが訪れる飲食店の人々の物語、彼らの生き様を浮かび上がらせて、物語を重奏的な構造に転化させている――設定と構成と表現の、まさに三位一体!
所詮はカクヨム、素人の投稿と侮っていた凡百の読書子に、太刀打ちのできようはずもなかった。
多少の文章の粗さを言い立ててみたところで、もはや負け犬の遠吠えじみた言いがかりにすぎぬ。
「ありがとう、ございました…」
もはや一介のファンと成り果てた読書子ができることは、作者をはじめとする関係者への感謝とともに続刊の購入ボタンをタップすること、それだけであった…!
2020年8月18日に日本でレビュー済み
単騎にして万軍を凌駕する力、道行くだけですべてを手にしかねないほどの美貌、そして失敗を挫折で終わらずに学びを得ながら我が道を邁進する気高さ、すべてを有する少女――。
タイトルにある通りに、魔界最強の姫君「ヴァルアリス」様が人間の料理相手に謎の敗北を重ねていくグルメコメディ・ノベル、待望のコミカライズ第一巻です!
不定期更新がいささか惜しいのですが、このクオリティならば納得と言える漫画化といえるでしょう。
美味しいと惜しいは似ているので、ちょうどいいのかもしれませんがそれはそうと。
ここ一巻では原作小説一巻の半分ほどを消化(グルメ漫画なだけに……!?)と、テンポこそ早めですが、原作が連作短編形式になっている以上、食感さながら歯ごたえよく区切っていく上では必須でしょうね。
ヴァルアリス様がご当地(今回は東京二十三区内)の名物料理に挑んでいく流れは原作から変わらず。表紙を開いてすぐにお品書き形式で並べていくメニュー……じゃなかった目次も食欲をそそってくれます。
とはいえ毎回確認しているのに読者ともども忘れがちですが、主人公の目的は人間界を滅ぼすこと!
この辺は天の声から天ぷら……じゃなかった、テンプレとしてこの作品が敗北の物語であることが念押しされるのですが、完全に天丼ネタとして機能しています。
ネタと言えば寿司ですよね、もちろんこの巻にも食の殿堂入りである江戸前寿司の回は収録……じゃなくって!
人類滅亡の前提条件として人類の文化が存在した証をなにか一つ選出して保存する必要があるヴァルアリス様。
幸か不幸か、彼女の人間界におけるファーストコンタクトは現代日本の食文化だったのです。しかも彼女の故郷である魔界の食は貧弱を通り越して暗澹としているときています。
じゃあイギリス(偏見)にでも行けばいいんじゃないの? とかいう野暮なツッコミは今は置いておきましょう
なお、覇者としての貫禄に満ちているヴァルアリス様に弱いところを狙って妥協するという考えはないのです(たぶん)。とはいえ、勝算を立てて下調べをいくら重ねようと微妙に埋まらないのが常識の差。
翻訳魔法や辞書魔法の助けを常駐で得ても肝心なところで謎の勘違いを起こすヴァルアリス様の心情はカルチャーギャップとして笑いを誘います。
魔界や主人公の恐ろしさや強さを仰々しく煽り立てたと思ったら、とぼけた味ではしごを外すような原作の文体(地の文)を上手く漫画向けに主人公の独白として拾い上げているのが地味に上手かったですね。
一方でテンポを損なってはいけないので、原作から拾えていないネタがかなり多いのは残念ではあります。媒体の違いを考えれば仕方がないのかもしれませんが。
反面、メディアごとの棲み分けは出来ていると言えるのですけれど。
ボケに対するツッコミですらボケに兼用させた結果、ツッコミ不在にして読者の内心のツッコミに期待した本作の滋味は原作小説の側でも味わっていただくのがいいとして。
小説版は漫画版では流され気味な魔界パートで派手な肩書きの敵を盛大にインフレ気味な主人公が鎧袖一触で倒していったり、本筋とは関係ないところで恋の行方が進行していたりします。
本筋抜きの遊び部分もなかなか見逃せないつくりになっています。それに加えて原作は細かいところで一々激しい落差を作り、楽しさを演出するわけです。
やはり漫画版の特色としては、部下の前では保たなければいけない諸々の威風を取り払い、タイトルに則った美食パートに重点を置いて見せ場を作っていくのが正解なのでしょう。
すなわちヴァルアリス様が美味しいものに舌鼓を打ったり、慣れない食事のルールに戸惑ったりでの、一喜一憂、喜怒哀楽、なにより酸いも甘いも噛み据えた感情を呼び起こす、コロコロと変わる表情の妙ですね。
原作譲りのトンデモでトンチキなルビもしっかり引き継ぎつつ、可愛さを引き立ててくれます。
コントとしての味も、美食に乗せられた自身へのノリツッコミやアクション、微妙に変な客である主人公相手に戸惑う店員さんの反応などで、また異なった味を魅せてくれます。
あとは味の説得力は、主人公の躍動的なリアクションが作っている節があるとも感じました。
そして何より各々が追求する食の道を邁進する、料理人たちの精神性にも目を配っていただきたいところ。
身も蓋もない視点に立って冷静に考えればこの作品は主人公が勝手に戦っている独り相撲なんですが……。
そのことを知ってか知らずか各話ゲスト料理人たちは客をもてなす側の姿勢、サービスのあり方、そして美食に向けたひたむきな努力など、それぞれが見つけ出した答えをもって主人公の想定外を行き続けます。
ついでに言えば女の子が可愛いことはもちろん、料理人たちはビジュアル面でもきちんとまっとうに枯れてたり、必要以上に渋かったりする濃さを備えているのでご安心ください。
と、ここで話を戻しますとこの作品は回を重ねるにつれて本来の目的を無理やり思い出しつつ半ば忘れる展開になります。次第に勝利条件からしてよくわからなくなっていくのですが、主人公がいい方向に変わっていくことも確かだったりします。
事実、彼女は次第に油断や驕りを捨て去ろうとしつつ、真摯になって美食に挑むようになっていきます。
結果はどうであれ敗北から何かをつかみ取り、明日には勝利を掴もうと邁進する主人公の勇姿はきっと美しいのだと思います。
本作の魅力は主人公の肩書「竜魔神姫(トンデモナイゼ)」を皮切りとする謎のルビセンスに代表されるコメディ要素にあることはもちろんですが――。完全無欠ではあるのだけれど、その地位に安住せずに新たな「気付き」を得ていく主人公「ヴァルアリス」様の成長物語でもあるのだと、改めて実感させていただきました。
それではまとめを兼ねて再確認しておきます。先に申し上げた通りにここ一巻は原作一巻の折り返し地点。
次なる相手は対等たる何者かには恵まれない「竜魔神姫」と並び立とうとするもう一人の「魔神姫」。
そして、お約束でしょ、ああやっぱりと微笑みの目線を向ける読者諸氏も目を剥くだろう、さらなる展開がやってきます。けして侮ることなかれ。
食業に貴賎なしと言えど、食と如何にして向き合うかできっと美醜は分かれるのですから。
タイトルにある通りに、魔界最強の姫君「ヴァルアリス」様が人間の料理相手に謎の敗北を重ねていくグルメコメディ・ノベル、待望のコミカライズ第一巻です!
不定期更新がいささか惜しいのですが、このクオリティならば納得と言える漫画化といえるでしょう。
美味しいと惜しいは似ているので、ちょうどいいのかもしれませんがそれはそうと。
ここ一巻では原作小説一巻の半分ほどを消化(グルメ漫画なだけに……!?)と、テンポこそ早めですが、原作が連作短編形式になっている以上、食感さながら歯ごたえよく区切っていく上では必須でしょうね。
ヴァルアリス様がご当地(今回は東京二十三区内)の名物料理に挑んでいく流れは原作から変わらず。表紙を開いてすぐにお品書き形式で並べていくメニュー……じゃなかった目次も食欲をそそってくれます。
とはいえ毎回確認しているのに読者ともども忘れがちですが、主人公の目的は人間界を滅ぼすこと!
この辺は天の声から天ぷら……じゃなかった、テンプレとしてこの作品が敗北の物語であることが念押しされるのですが、完全に天丼ネタとして機能しています。
ネタと言えば寿司ですよね、もちろんこの巻にも食の殿堂入りである江戸前寿司の回は収録……じゃなくって!
人類滅亡の前提条件として人類の文化が存在した証をなにか一つ選出して保存する必要があるヴァルアリス様。
幸か不幸か、彼女の人間界におけるファーストコンタクトは現代日本の食文化だったのです。しかも彼女の故郷である魔界の食は貧弱を通り越して暗澹としているときています。
じゃあイギリス(偏見)にでも行けばいいんじゃないの? とかいう野暮なツッコミは今は置いておきましょう
なお、覇者としての貫禄に満ちているヴァルアリス様に弱いところを狙って妥協するという考えはないのです(たぶん)。とはいえ、勝算を立てて下調べをいくら重ねようと微妙に埋まらないのが常識の差。
翻訳魔法や辞書魔法の助けを常駐で得ても肝心なところで謎の勘違いを起こすヴァルアリス様の心情はカルチャーギャップとして笑いを誘います。
魔界や主人公の恐ろしさや強さを仰々しく煽り立てたと思ったら、とぼけた味ではしごを外すような原作の文体(地の文)を上手く漫画向けに主人公の独白として拾い上げているのが地味に上手かったですね。
一方でテンポを損なってはいけないので、原作から拾えていないネタがかなり多いのは残念ではあります。媒体の違いを考えれば仕方がないのかもしれませんが。
反面、メディアごとの棲み分けは出来ていると言えるのですけれど。
ボケに対するツッコミですらボケに兼用させた結果、ツッコミ不在にして読者の内心のツッコミに期待した本作の滋味は原作小説の側でも味わっていただくのがいいとして。
小説版は漫画版では流され気味な魔界パートで派手な肩書きの敵を盛大にインフレ気味な主人公が鎧袖一触で倒していったり、本筋とは関係ないところで恋の行方が進行していたりします。
本筋抜きの遊び部分もなかなか見逃せないつくりになっています。それに加えて原作は細かいところで一々激しい落差を作り、楽しさを演出するわけです。
やはり漫画版の特色としては、部下の前では保たなければいけない諸々の威風を取り払い、タイトルに則った美食パートに重点を置いて見せ場を作っていくのが正解なのでしょう。
すなわちヴァルアリス様が美味しいものに舌鼓を打ったり、慣れない食事のルールに戸惑ったりでの、一喜一憂、喜怒哀楽、なにより酸いも甘いも噛み据えた感情を呼び起こす、コロコロと変わる表情の妙ですね。
原作譲りのトンデモでトンチキなルビもしっかり引き継ぎつつ、可愛さを引き立ててくれます。
コントとしての味も、美食に乗せられた自身へのノリツッコミやアクション、微妙に変な客である主人公相手に戸惑う店員さんの反応などで、また異なった味を魅せてくれます。
あとは味の説得力は、主人公の躍動的なリアクションが作っている節があるとも感じました。
そして何より各々が追求する食の道を邁進する、料理人たちの精神性にも目を配っていただきたいところ。
身も蓋もない視点に立って冷静に考えればこの作品は主人公が勝手に戦っている独り相撲なんですが……。
そのことを知ってか知らずか各話ゲスト料理人たちは客をもてなす側の姿勢、サービスのあり方、そして美食に向けたひたむきな努力など、それぞれが見つけ出した答えをもって主人公の想定外を行き続けます。
ついでに言えば女の子が可愛いことはもちろん、料理人たちはビジュアル面でもきちんとまっとうに枯れてたり、必要以上に渋かったりする濃さを備えているのでご安心ください。
と、ここで話を戻しますとこの作品は回を重ねるにつれて本来の目的を無理やり思い出しつつ半ば忘れる展開になります。次第に勝利条件からしてよくわからなくなっていくのですが、主人公がいい方向に変わっていくことも確かだったりします。
事実、彼女は次第に油断や驕りを捨て去ろうとしつつ、真摯になって美食に挑むようになっていきます。
結果はどうであれ敗北から何かをつかみ取り、明日には勝利を掴もうと邁進する主人公の勇姿はきっと美しいのだと思います。
本作の魅力は主人公の肩書「竜魔神姫(トンデモナイゼ)」を皮切りとする謎のルビセンスに代表されるコメディ要素にあることはもちろんですが――。完全無欠ではあるのだけれど、その地位に安住せずに新たな「気付き」を得ていく主人公「ヴァルアリス」様の成長物語でもあるのだと、改めて実感させていただきました。
それではまとめを兼ねて再確認しておきます。先に申し上げた通りにここ一巻は原作一巻の折り返し地点。
次なる相手は対等たる何者かには恵まれない「竜魔神姫」と並び立とうとするもう一人の「魔神姫」。
そして、お約束でしょ、ああやっぱりと微笑みの目線を向ける読者諸氏も目を剥くだろう、さらなる展開がやってきます。けして侮ることなかれ。
食業に貴賎なしと言えど、食と如何にして向き合うかできっと美醜は分かれるのですから。