私は30台半ばですが、20世紀後半~21世紀の日本社会を中心に、学際的な視点から縷々論じてあり、勉強になります。文章はわざと小難しく書いてあります。正確に論じようとすれば、用語を厳密に定義付けていくしかなく、言葉を選んでいる感じがします。
しかし、そこがこの本の強みです。宮台氏の言説をぶつ切りに触れている方は、この本により体系的に一貫性をもって理解することができます。
文系の学問の面白さは宮台氏の言説にたくさん教えてもらいました。
私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫) (日本語) 文庫 – 2017/4/11
宮台 真司
(著)
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本の長さ499ページ
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言語日本語
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出版社幻冬舎
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発売日2017/4/11
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寸法15.1 x 10.1 x 2 cm
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ISBN-104344426002
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ISBN-13978-4344426009
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
進む社会の分断。台頭する排外主義とポピュリズム。基本的人権・民主主義という我々の拠って立つ価値が足元から揺らぐ今、不安と絶望を乗り越えて社会を再構築する一歩は、「私たちはどこから来たのか」を知ることから始まる―サブカルチャー、社会問題からアカデミズムまで、戦後日本の変容を鮮やかに描ききった、宮台社会学の精髄。
著者について
一九五九年生まれ。社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で言論活動を展開。『日本の難点』(小社)ほか著作多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮台/真司
1959年生まれ。社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で言論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1959年生まれ。社会学者。映画批評家。首都大学東京教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了(社会学博士)。権力論、国家論、宗教論、性愛論、犯罪論、教育論、外交論、文化論などの分野で言論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2017/4/11)
- 発売日 : 2017/4/11
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 499ページ
- ISBN-10 : 4344426002
- ISBN-13 : 978-4344426009
- 寸法 : 15.1 x 10.1 x 2 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 51,795位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 326位幻冬舎文庫
- - 351位社会一般関連書籍
- - 1,565位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
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トップレビュー
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ベスト500レビュアー
Amazonで購入
実践する社会学者である宮台センセイによる500ページを超える大作。
金言だらけで一部以下抜粋。
「永久に続くハシゴ外し」や「泥沼の再帰性」に耐え、「オマエモナー」的コミュニケーションの怒濤に耐えて
「バトルロワイヤル」を勝ち抜き、理想を貫徹できるような人々(p145)
さしずめ現代版の「雨ニモマケズ」的で良い。
1章が1冊になる位の濃い内容で著者独特の分析をしていて大変ユニークで鮮やか、面白い内容に仕上がっている。フィールドワークに出て実地を踏まないと書けない内容です。それなりに抽象度が高いが何度も丁寧に解説しており腑に落ちる、気概があり意識が高く、まともな市民になれるように啓発、教育して頂けます。如何わしいモノに対する免疫になる良書で人生の時短になるので若い人におススメです。なかなか逢えるような代物ではありません。
金言だらけで一部以下抜粋。
「永久に続くハシゴ外し」や「泥沼の再帰性」に耐え、「オマエモナー」的コミュニケーションの怒濤に耐えて
「バトルロワイヤル」を勝ち抜き、理想を貫徹できるような人々(p145)
さしずめ現代版の「雨ニモマケズ」的で良い。
1章が1冊になる位の濃い内容で著者独特の分析をしていて大変ユニークで鮮やか、面白い内容に仕上がっている。フィールドワークに出て実地を踏まないと書けない内容です。それなりに抽象度が高いが何度も丁寧に解説しており腑に落ちる、気概があり意識が高く、まともな市民になれるように啓発、教育して頂けます。如何わしいモノに対する免疫になる良書で人生の時短になるので若い人におススメです。なかなか逢えるような代物ではありません。
2019年7月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は一般庶民向けに書かれているというよりは、学術書に近いように思います。
大学で使う解析の教科書の様なものと言ってもいいかもしれません。従ってある程度、政治や哲学、経済の学術書バックグラウンドが無ければ読み進める事は難しいです。あるいは専門用語を一つ一つ調べて行く事が必要になります。
また、その目的も日常生活に役立つといったものでは無いと思います。
もし、日常生活に即したもの、指針にしたいものを求めるならば、『14歳からの社会学』などをお勧めします。
大学で使う解析の教科書の様なものと言ってもいいかもしれません。従ってある程度、政治や哲学、経済の学術書バックグラウンドが無ければ読み進める事は難しいです。あるいは専門用語を一つ一つ調べて行く事が必要になります。
また、その目的も日常生活に役立つといったものでは無いと思います。
もし、日常生活に即したもの、指針にしたいものを求めるならば、『14歳からの社会学』などをお勧めします。
2017年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宮台先生は小室直樹先生のお弟子さんであり学のある方です。
本屋に行き百田さんはじめテレビで活躍されている方々の本が山積みされているのを横目に見ながら宮台先生の本を探してます。全国区のテレビには出られないので知らない人が多い為か店舗の隅に追いやられているのが現状です。大きな本屋でも在庫なしがざらです。
しかしながら唯一本屋で山積みされていた本がこの本です。学に裏打ちされた分析で社会をわかりやすく論じている。平積みされている方々の本(ネットで検索すれば見れる情報です)とは比べものになりません。
本の内容は難しい。難しいところは巻末の注釈を交えながら読み進めていくと自分がどれだけ無知であったか、そして間違った情報に左右されていたのかを思い知らされる。
東日本震災前に書き留めたものではあるが阪神淡路大震災を経験した上で書かれているので今読んでも違和感なく読める。
非常識とも思える感情を露わにするような怒りは小室先生同様に口は悪いが愛情ある常識的な論考です。お話が上手で飽きさせず面白くここ数年読んだ本の中で1番学べた本です。政治家の言動や社会情勢を自分自身で精査し読み解く常識が備わったように感じます。それは小室先生が意図していることではないでしょうか。
この本が文庫本発売に合わせて新たに巻末に一文添えられているのを読むとこれからもより一層学ぼうと感じます。改めて学ぶことの大切さを気付かせてくれる非常識なようでいたって常識な本です。
本屋に行き百田さんはじめテレビで活躍されている方々の本が山積みされているのを横目に見ながら宮台先生の本を探してます。全国区のテレビには出られないので知らない人が多い為か店舗の隅に追いやられているのが現状です。大きな本屋でも在庫なしがざらです。
しかしながら唯一本屋で山積みされていた本がこの本です。学に裏打ちされた分析で社会をわかりやすく論じている。平積みされている方々の本(ネットで検索すれば見れる情報です)とは比べものになりません。
本の内容は難しい。難しいところは巻末の注釈を交えながら読み進めていくと自分がどれだけ無知であったか、そして間違った情報に左右されていたのかを思い知らされる。
東日本震災前に書き留めたものではあるが阪神淡路大震災を経験した上で書かれているので今読んでも違和感なく読める。
非常識とも思える感情を露わにするような怒りは小室先生同様に口は悪いが愛情ある常識的な論考です。お話が上手で飽きさせず面白くここ数年読んだ本の中で1番学べた本です。政治家の言動や社会情勢を自分自身で精査し読み解く常識が備わったように感じます。それは小室先生が意図していることではないでしょうか。
この本が文庫本発売に合わせて新たに巻末に一文添えられているのを読むとこれからもより一層学ぼうと感じます。改めて学ぶことの大切さを気付かせてくれる非常識なようでいたって常識な本です。