簡単に分かったような気になる、というのがこの手の本のミソでしょう。文庫で220ページほどのボリュームながら活字の密度が極めて薄いので集中して読めば1時間ほどで読める。ちょっとした暇つぶしにはいいかも。
その読後感。禅とか仏教を看板にして、やはり、「売るが為」の本かな、と。こういう時には、こうしましょう。そうすれば、心がすっと楽になりますよ、みたいな。簡単に分かったような気になる。同じく僧侶の小池龍之介氏の「考えない練習」を読んだ読後感と近い。別に著者を責めるつもりはない。こういう即効性のある答えを求める読者がいて、それを商売にしようという編集者がいるということでしょう。
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