・全体像
日本人の誇りとは、祖先が代々伝えてきた神社の祭りの中にみられます。
【葉室頼昭】
外科医。春日大社宮司(明階)。
医者で宮司という異色の経歴を持った著者がつづる日本人にとって神道とは
なんたるか。自らの畑である医学からの喩えや語源からの喩えが理解を促進させる。
・感想
本書は、平易な文章で幅広い年齢層に応えた一冊となっております。
著者は医者の身でありながら一念発起し、神職最高位の明階の地位まで上り詰めた
苦労人です。
日本人が無理してるだとか、西洋の文化に重きを置き過ぎであるということを
ただのグチや年寄りの繰言のような低俗なものではなく、しっかりと根拠を述べて
説明しておりとても納得のいくものです。
肝心の神道については、感謝の心を主体に日本語の本来の意味を漢字から仮名に直すことで
わかりやすく紐解いており、ついつい感嘆の声を漏らしてしまいます。
一つ残念なところは文末に(笑)と付けていたところがあることです。文体を柔らかくしたい
気持ちもわかりますが、せっかくの重みのある言葉の余韻に浸れなくなります。
・抜粋文
「働く」というと、労働という考えがありますが〜「はた」とは周囲のこと、
「らく」とは楽しむという意味ですから、周囲の人を喜ばせる、ということが
日本人の「はたらく」という意味です。
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