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神様 (中公文庫) 文庫 – 2001/10

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商品の説明

受賞歴

第9回(1999年) Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞
第9回(1999年) 紫式部文学賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

くまにさそわれて散歩に出る。川原に行くのである―四季おりおりに現れる、不思議な“生き物”たちとのふれあいと別れ。心がぽかぽかとあたたまり、なぜだか少し泣けてくる、うららでせつない九つの物語。デビュー作「神様」収録。ドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞受賞。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 203ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2001/10)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4122039053
  • ISBN-13: 978-4122039056
  • 発売日: 2001/10
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 47件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 22,616位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 文庫
この小説には、熊やら河童やら人魚が当たり前のように登場する。そして主人公は、そのことにたいして驚いたりしない。そこにいちいちツッコミを入れたくなるような人には向かない小説。
川上弘美さんの作品を読むのは初めてだったが、本当にいい小説だと思った。
まず、主人公が素直な普通の人であるところに好感が持てる。最近の小説の主人公は、やたら斜にかまえたひねくれ人間が多くてうんざりしていたので、この小説を読んで心が洗われた。
「神様」でほのぼのして、「夏休み」でしんみりして、「花野」で切なくなって、「河童玉」で笑って、「クリスマス」でも笑って、「星の光は昔の光」でいろいろ考えさせられて、「春立つ」で不思議な気分になって、「離さない」でゾッとして、「草上の昼食」で号泣した。
いろいろ楽しめて、とってもお得だ。
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形式: 文庫
くまと散歩に行くからと言って、童話や絵本というテイストでもないし、

メルヘンと言ってしまうのもちょっと違うかな、と思う。

現代の社会では失われてしまったり、もともとなかったりするきもち。

それを持った人?達が登場するけれど、それを受けとめる私はちゃんと現代社会に立っている。

ほんわかと、やさしい文章だけど、現実にリンクしている部分も多くて、魂にはちゃんと響いてくる。

短編1つを読むだけなら、ほんの数分。

落ち込んだときや、悩んだとき、気分転換に読みたくなる本です。
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形式: 文庫
三つ隣にくまが住み、上の階の住人から人魚を預けられるような

アパートに住む「わたし」の短編集。

「くまが!」とか「河童が!」なんていう驚き、テンションの高さはまったくなく、

日常の中に彼らはおり、「わたし」は彼らと言葉を交わし、心を通わしたり通わしそこなったり…。

設定はふわふわしていてまさにメルヘン!

しかし、決して日常のトーンを踏み外さない不思議な味わい。

それは、「わたし」が、人間とも熊とも、謎の白い生物とも

肩肘張らずに接しているからだろう。

相手を「こんな奴」と決め付けずに、受け入れて向き合えば、

こんなにも心地よい空気が流れるのかしら、なんて。

私の周りには、熊も河童もおらず、突飛な人物などそうそういないのだが、

それでも忌憚なく相手をみつめることは難しい。

お奨めは、梨を食べる白い3匹が登場する「夏休み」。
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形式: 文庫
この作品は私にとって、吉田戦車さんの「伝染るんです」、さくらももこさんの「コジコジ」以来のショックだった。完全にはまってしまった。しばらく地上に帰ってこられないような、不思議な感覚・・・
最初、あまりの簡潔な「~だ。~である。」調にとまどったけれど、すぐにその摩訶不思議ワールドにどっぷり浸かってしまった。
梨をひたすら食らう不思議な物体、男女の営みが旨く行かないと相談しにくるカッパ、つぼをこすると出てくる、痴情のもつれに悩む女、そして友人の「ウテナさん」・・・終わったかと思いきや、またもや登場するおかしな生き物達に、何度もブッと吹き出した。
どこかもの悲しくいじらしい、愛らしい生き物達と出会ってなぜか、「生きてるっていいなぁ~」としみじみ思いました。川上さんに、会ってみたい。
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投稿者 カスタマー 投稿日 2001/11/16
形式: 文庫
川上弘美と言えば、生物と人間の艶かしさをつなげた
独特の言葉で語られる世界が一部のファンに支持されていたように思うが
この作品では“天才!川上弘美ここに在り”ということを
ファンでない人にも分からせてしまう作品になったと思う。
言葉の選択とリズムに最初は「ハ?」という人も多いだろうが
肩の力が上手い具合に抜けている文章とやさしさとやらしさは
“天才!”としかあらわしようがない。
“癒し”という言葉は嫌いだが“前を向いて歩いていこうよ”と
胡散臭いことをしきりに語ろうとする本なんかよりも
ずっとずっと心の平安を取り戻せます。
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