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神州纐纈城 (河出文庫) 文庫 – 2007/11/2

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商品の説明

内容紹介

武田信玄の寵臣土屋庄三郎は夜桜見物の折りに老人から深紅の布を売りつけられる。これぞ纐纈布!古く中国で人血で染められたとされる妖しの布だ。この布が発する妖気に操られ、庄三郎がさまよう富士山麓には、奇面の城主が君臨する纐纈城や神秘的な宗教団が隠れ棲み、近づく者をあやかしの世界に誘い込む。怪異と妖美のロマンを秀麗な筆致で構築し、三島由紀夫をも感嘆させた伝奇文学の金字塔。

--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

武田信玄の寵臣土屋庄三郎は、夜桜見物の折、古代中国で人血で染めたという妖しい深紅の布、纐纈布に出遭う。その妖気に操られ、庄三郎は富士山麓の纐纈城を目指す。そこは奇面の城主が君臨する魔界、近づく者をあやかしの世界に誘い込む。“業”の正体に圧倒的な名文で迫る、伝奇ロマン不滅の金字塔。

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登録情報

  • 文庫: 455ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2007/11/2)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4309408753
  • ISBN-13: 978-4309408750
  • 発売日: 2007/11/2
  • 商品パッケージの寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5 8件のカスタマーレビュー
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トップカスタマーレビュー

投稿者 SPUNKY 投稿日 2004/10/16
形式: 文庫
まずその妖しさからして、興味をそそられた神州纐纈城。読めば読むほど深く広がっていく世界観。妖星伝に似た感じを受けました。すると後書きはなんと半村良さんでした。
宇治拾遺物語から役ノ行者、宗教的世界等、様々な設定はまさしく伝奇ロマンの決定版である。続きが気になってすぐに読んでしまい、未完である事に気付いた時には本当に残念でした。
剣、槍、仮面、謎につつまれた城。。。わくわくする展開のスピーディーさは、古めの文体を全く感じさせずに物語へ読者を引き込む。登場人物がまた皆一癖も二癖もありそうな感じを醸しだし、それが一層物語の魅力を引き立たせる。いわばこの興奮は幼少の頃に読んだ江戸川乱歩の少年向けシリーズや、横溝正史のミステリー物に通じる系譜なのであろうか?おぞましくも美しく、嫌悪しつつも同情してしまう。
生きたまま血絞り機械にかけられた人の血で、類い稀なる美しい布に染め上げられる纐纈布。血の池地獄は衣食住全てに満たされた極楽浄土。
頻繁な場面変換を駆使した物語構成。物語中盤からさらに加速を進める人物関係、血縁関係。うまいと感じました。ペースがだれない。
そして新たな謎の五臓丸!これまた人間の五臓六腑からつくる妙薬という奇想天外設定。読めば読むほど新たな伏線、新たな謎が!
大正エロ・グロ・ナンセンス趣味が好きな人にもオススメですが、全くその系統を読んだ事が無い人にもオススメです。未完なのが本当に残念です。
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形式: 文庫
 物語は土屋庄三郎が纐纈布なるものを
手にすることから始まるのですが、
そこから一気に物語は怒涛の如く一直線に突っ走ります。
そのスピード感たるや、一気に冥王星まで
(最近第10番目の惑星が発見されたらしいが) 
6秒フラットで疾駆するかのような心持ちであります。
そのあまりのスピードのためか作者自身、
途中で筆を置いており、
とても気になるところで話が終わっております。
起承転結を小説を書く上での規範とするならば
完全に破綻を来たしていると言っても過言ではないでしょう。
 
 しか~し、この物語は陳腐で俗物的な描写はなく、
そこはかとなく様々な観念論が見事に構築されておるのです。
 半村良はこの作品に影響を受け妖星伝を執筆し、
永井豪はバイオレンス・ジャックを描きました。
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形式: 文庫
こんなに読者をひきつける作品が
未完で終わっているとは本当に
不運そのものであります。
なのでその先の展開の想像は
私たちがするしかない模様です…

ある血塗られた布から
端を発した事柄…
やがてその情趣は恐ろしい体をなし
疫病を撒き散らしにかかります。
その光景はまさにグロテスクそのもの。

結構その描写は延々と続きますので
苦手な人はこの作品は避けた方がよいかもしれません。
だけれども、面白い、と言うことは
言っておきたいと思います。

人としては歪んだものを持っている
一人の青年に注目すると
面白いことでしょう。
ひときわ異常に映るでしょうから…

グロテスクですが、あっという間に
読むことができた作品です。
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形式: 文庫
異常な世界観とキャラ設定。起承転結の「転」の発端までだが
これ以上は却って評価を下げることになると予想します。
林不忘「丹下左膳」がよい例で、風呂敷を畳みきれなかったゆえの
グダグダの決着となりました。
書いてる途中でそのことを悟り、あえて筆を止める決断をしたのでしょう。
キャラが暴走する(筆が走る)のを制御できなかったことも原因かと。
(その気持ちは実体験としてよくわかります)
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