ラ・ムーという6千年前に存在した偉大な神人の生涯が、霊媒である本書の著者を通して高級霊魂により明かにされている。
本書によれば、このラ・ムーのように、この世にありながら、神体という、通常の人間では持ち得ない、高貴な霊的身体を所持している存在をキリストと呼ぶそうである。
キリストと言えば、一般的にはイエス・キリストのことを指す場合が多いと思われるが、特定の個人のことではなく、ラ・ムーやイエス、釈迦など、この世にあって神体を所持していた、6名の特別な存在に対する称号らしい。
神がどのような存在なのか、とても人間の想像が及ぶところではない。だがキリストとは、あたかも神が地上に降り立ったが如き、偉大な存在なのであろう。
本書を通して私が考えさせられたのは、なぜこの時期に、6千年前のラ・ムーの生涯が、高級霊魂によって明らかにされたのかである。
結局のところ、6千年前も現代も、我々、人類が抱える問題は同じで、本書から教訓を学び、同じ過ちを繰り返さないようにしなければ、6千年前と同様に、現代人にも悲惨な末路が待ち受けているのかもしれない。
我々が、どのような未来を迎えるのかは、我々の自由意思による選択しだいなのであろう。
本書を読むのも読まないのも、また、読んで何を思い何を行うのかも自由なのである。
しかし、その自由には重い責任が伴うことを忘れてはならないと思う。
本書の中に答えがある。
しかし、その実践は容易ではない。
さて、どうするべきか?
そのようなことを、深く考えさせられた一冊であった。
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