神の代理人 (塩野七生ルネサンス著作集) (日本語) 単行本 – 2001/9/1
塩野 七生
(著)
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本の長さ420ページ
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2001/9/1
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ISBN-10410646506X
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ISBN-13978-4106465062
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
キリスト教世界の統合という高邁な理想を掲げ十字軍派遣に命を賭したピオ二世。法王庁の堕落を批判し反旗をひるがえした修道士サヴォナローラに対し、泰然と応じた老獪な策士アレッサンドロ六世。西欧の列強を巧みに利用することでイタリア統一を目指したジュリオ二世。芸術と豪奢を愛し、法王庁を食いつぶしたメディチ家出身のレオーネ十世。―ルネサンス後期に君臨したあまりに個性的な四人の法王の姿を通し、宗教と人間の本質に迫り、時代を鮮やかに浮彫りにする。また、初めて収録した著者自身による執筆当時の回想(メイキング)は、自伝とも言いうる内容で、塩野文学の核心を明かす好読物。
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2001/9/1)
- 発売日 : 2001/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 420ページ
- ISBN-10 : 410646506X
- ISBN-13 : 978-4106465062
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- - 27位イタリア史
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ルネサンス期の独特な異彩を放つ四人の法王が丁寧に様々な視点から描かれている。
十字軍の再開を夢見るがなかなか協力者が現れないピオ二世、
法王庁の堕落を鋭く追及する修道士サヴォナローラと老獪に対峙するアレッサンドロ六世、
イタリア半島から外国勢力を排斥するために武力も厭わなかったジュリオ二世、
メディチ家出身で享楽的で文化的退廃を招いたレオーネ十世。
イタリアの小国乱立と周辺大国の介入という複雑な政治事情の中で、
自身も法王領の領主である法王が、
聖職者としての良識や矛盾を超えて政治や戦争に積極的に参入して世俗化し
その宗教的権威が衰退してゆき、文化的な退廃を招き、
やがては外部批判が宗教改革に高まるまでの過程が生々しく描写されている。
十字軍の再開を夢見るがなかなか協力者が現れないピオ二世、
法王庁の堕落を鋭く追及する修道士サヴォナローラと老獪に対峙するアレッサンドロ六世、
イタリア半島から外国勢力を排斥するために武力も厭わなかったジュリオ二世、
メディチ家出身で享楽的で文化的退廃を招いたレオーネ十世。
イタリアの小国乱立と周辺大国の介入という複雑な政治事情の中で、
自身も法王領の領主である法王が、
聖職者としての良識や矛盾を超えて政治や戦争に積極的に参入して世俗化し
その宗教的権威が衰退してゆき、文化的な退廃を招き、
やがては外部批判が宗教改革に高まるまでの過程が生々しく描写されている。
2006年9月30日に日本でレビュー済み
ルネッサンス時代の方法4人の物語をそれぞれスタイルを変えた叙述形式で書き分けています。
十字軍の最高を夢見るピオ二世
宗教改革の先駆けとも見れる修道士サヴォナローラとしたたかに相対するアレッサンドロ六世
信念と行動力が裏目に出て、イタリア、カソリック協会の衰退をもたらすジュリオ二世
イタリア・ルネッサンス末期を彩るお祭り好きのレオーネ十世
これら4人の法王の姿を通じて、カソリック教会の俗界における権力の衰退、イタリアの衰亡、ルネッサンスの終焉が重ね合わさって描かれていきます。
日本語で読める同時代を描いた書籍が少ないことを考えれば、イタリア史やルネッサンスに興味がある人なら読む価値は十分にあるでしょう。
十字軍の最高を夢見るピオ二世
宗教改革の先駆けとも見れる修道士サヴォナローラとしたたかに相対するアレッサンドロ六世
信念と行動力が裏目に出て、イタリア、カソリック協会の衰退をもたらすジュリオ二世
イタリア・ルネッサンス末期を彩るお祭り好きのレオーネ十世
これら4人の法王の姿を通じて、カソリック教会の俗界における権力の衰退、イタリアの衰亡、ルネッサンスの終焉が重ね合わさって描かれていきます。
日本語で読める同時代を描いた書籍が少ないことを考えれば、イタリア史やルネッサンスに興味がある人なら読む価値は十分にあるでしょう。
2005年4月13日に日本でレビュー済み
闇の中世から抜け出した、ルネサンス時代。
イタリアで文化が花開いたときに、法王領ローマでも
強烈な個性を持ったローマ法王たちが即位し、時代を飾った。
ローマ法王とは何者か?
この本のテーマはやはりそれに尽きると思う。
4人の法王の物語は、まったくバラバラで、
それぞれに面白いし、また面白くない部分もある。
読み終わってみると、宗教って何?と思いたくなる。
当時と現代では事情が比べようも無いかもしれないが、
決して清貧でも神聖でもないヴァチカンで、
各国の思惑や権力闘争が渦巻く中で采配を振るうローマ法王。
日本人にはイマイチ理解しにくい
ローマ法王の絶大な権威と政治性のありようを知ることが出来た気がする。
塩野氏のルネサンスの描写において最大の特徴は、
悪名高いボルジアの法王アレッサンドロ六世の政治性を高く評価し、
逆に
ミケランジェロやラファエロを召し抱えたことで有名なユリウス二世に対しては
かなり批判的だという点。
イタリアで文化が花開いたときに、法王領ローマでも
強烈な個性を持ったローマ法王たちが即位し、時代を飾った。
ローマ法王とは何者か?
この本のテーマはやはりそれに尽きると思う。
4人の法王の物語は、まったくバラバラで、
それぞれに面白いし、また面白くない部分もある。
読み終わってみると、宗教って何?と思いたくなる。
当時と現代では事情が比べようも無いかもしれないが、
決して清貧でも神聖でもないヴァチカンで、
各国の思惑や権力闘争が渦巻く中で采配を振るうローマ法王。
日本人にはイマイチ理解しにくい
ローマ法王の絶大な権威と政治性のありようを知ることが出来た気がする。
塩野氏のルネサンスの描写において最大の特徴は、
悪名高いボルジアの法王アレッサンドロ六世の政治性を高く評価し、
逆に
ミケランジェロやラファエロを召し抱えたことで有名なユリウス二世に対しては
かなり批判的だという点。
2003年6月3日に日本でレビュー済み
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2003年2月4日に日本でレビュー済み
四人のローマ法王の壮絶な生きざまを描いた、塩野作品の傑作。彼女の作品というと、『ルネッサンスの女たち』が有名なので、ついついロマンティックな内容を期待してしまうところだが、とんでもない!生き馬を目を抜くような時代を、虎視眈々と生き抜いた壮絶なドラマが、塩野独特の美文で綴られて行く。『ローマ人の物語』では内容を重視するあまり、美文にあまり気を配らなかったようであるが、本編では終始『塩野節』が炸裂する。法王たちの陰謀の前には、我が国の政治家たちは何をやっているのだろう?と感じずにはいられない。塩野七生『ルナッサンスもの』最高傑作。必読。
2001年10月30日に日本でレビュー済み
「神の代理人」は何度読んでも面白い。時代を超えて、現在の人間の生き様のようにリアルに感じられる。著者の淡々と、冷静に描写していることが反って迫力と情熱を醸し出す。
ルネサンスを現代のわれわれにこれほど身近に感じさせてくれることに、塩野ファンならずとも唸ってしまうだろう。
戦後の日本では、アレッサンドロ6世のような人間は、「悪人」の代名詞的な存在だった。話合い、平等、民主主義を声高に唱えた前世紀の結果はどうだろう。将来の我が国どころか、自分がどう死んでいくかさえ分からず、不安と絶望がとぐろを巻いている新世紀に入った。アメリカ一極集中型の世界観がテロによって簡単に崩れ落ちようとし始めている。自分たちはどうなるのか、なぜ民主主義が崩れ始めたのか。何も回答が
ルネサンスを現代のわれわれにこれほど身近に感じさせてくれることに、塩野ファンならずとも唸ってしまうだろう。
戦後の日本では、アレッサンドロ6世のような人間は、「悪人」の代名詞的な存在だった。話合い、平等、民主主義を声高に唱えた前世紀の結果はどうだろう。将来の我が国どころか、自分がどう死んでいくかさえ分からず、不安と絶望がとぐろを巻いている新世紀に入った。アメリカ一極集中型の世界観がテロによって簡単に崩れ落ちようとし始めている。自分たちはどうなるのか、なぜ民主主義が崩れ始めたのか。何も回答が