神さまを100%味方にする 開運和柄 日本人のDNAに秘められた《願望物質化》 単行本（ソフトカバー） – 2016/9/28

本当に、内容の濃い本になっています！
なんだか、読み終わって日本を再認識しました！
 
私も一応女性ゆえ、ステキな着物やきれいな柄に心惹かれます。
その一つ一つにこんな意味と、
『和スピ力』があるなんて思っていなかった！
 
もちろん、その和柄に秘められている、パワーや意味に驚かされます。
そこに、
富士川さんが書いていらっしゃる言葉が、優しく、何ともステキな気分になるのです。
 
開運力について、色の魔法について、ご利益のあるパワースポットについて、数字のパワーについて、開運和柄の日々の暮らしへの取り入れ方…。
 
何とも、贅沢、盛りだくさんな内容です。
 
なんか盛りだくさんだと得した気分になるのは私だけ？
 
富士川さんとは実際にお逢いしたこともありますし、
とても素敵な方なんです。
 
だから、
その優しさがわかるんですよね！
本からにじみ出てるのが！
 
なんていうのか、日本人でよかったー
と思っちゃいました！

新年にむけて何か縁起の良い本はないかと探していたところ、この本をみつけました♪

神社、色、数字など多方面から開運する方法が満載で、読んでいるだけでも運気がアップしそうになる感じがしました。

着物は時々着ますが、色や柄の意味を意識することで開運にもつながるということを知り、びっくりしました。

この本を参考に開運体質に変身したいと思います。

著者さんの優しさが全面に「詰まった」日本人が忘れた和柄との関係を復活できる本だと思います。
パワースポットの紹介や「和柄」をスキルとしての説明が日本人の歴史から紐解いて丁寧に解説
されています。
なによりも、肩ひじ張らずに素敵な「和柄」が多数、宝石のようにちりばめられているので
見るだけで疲れた時に最高の「癒し」と「パワー」を頂けると感じました
この1冊で「和柄」を十分に楽しめる素敵な内容になっています

元々和服や和柄の物が大好きでしたが
この本を読んで、意味がある事を知って、益々好きになりました。
パワースポットの事も書いてあり
とっても読みやすくて、かつ読み応えのある1冊です(^O^)

和柄には全て意味があるなんて知りませんでした。和柄だけでなく数字の意味やメッセージも書かれていてとても参考になりました。私はとても数字が苦手なのですが、この本を見ていると目についた数字は私へのメッセージなのだと思い、
数字を見ることが楽しくなりました。
一家に一冊！永久保存版です。

こんにちは、古舘 健です。

本日ご紹介する一冊は、和の心をスピリチュアルな視点から分析した本です。

スピリチュアルや占いの本に私は抵抗感がありました。なぜなら、根拠に乏しいからです。しかし同時に、読まなければとも強く思っていて、本書を手にとりました。

以前、読んだ「失敗の本質」の中にこんな箇所がありました。
＜およそイノベーション（革新）は異質なヒト、情報、偶然を取り込むところに始まる。（中略）日本軍の組織は、組織内の構成要素間の交流や異質な情報・知識の混入が少ない組織でもあった。＞
＊参考：失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)　中公文庫　戸部 良一ら著　（P386）

組織的自己革新の欠如が日本軍敗因の要因の一つでした。異質なヒト、情報、偶然を避けていては、新しい知見やアイディアは得られません。

スピリチュアル系の本は苦手でしたが、着物という古来から日本が大切にしてきたものや考え方に再び光をあてた本書に興味がわきました。

現役の声優として30年のキャリアを持ち、フジテレビ「とくダネ！」やテレビ朝日などのナレーション、「進撃の巨人」モーゼスの母など多数出演されている富士川碧砂が書いた注目の1冊です。

日本人が大切にしてきた着物の和の力と、占い師としての開運力、その2つを掛け合わせたのが本書です。

著者は言います。
「いにしえの日本人の考え方、開運力を、わたしは『和すぴちゅある力』（和すぴ力）と名づけました。（P3）」

一番心に残ったのは、下記の部分です。
「古来、日本人が大切にしてきたものは、『見えないものは伝わる』という考えではないでしょうか？目の前の人を大切に思う心。ものを大切に扱う心。神仏を敬う心。自然の力をおそれ感謝する心……。そうした心は必ず伝わり現実化します。（P257）」

友禅の染工房や呉服屋に携わる家族をもつ著者にとって、着物は日本古来の開運の考え方を象徴するものでした。

「日本の着物は一枚の布で体をすっぽり包みます。一枚の布ですっぽり包むということは、オーラを保護することなのです。
（中略）西洋の『神と人を分ける考え方』とは違って、『あらゆるものに神が在る』『自分自身も神の魂っを宿した存在である』という、上下感をつけない日本古来の考え方を象徴しているのではないでしょうか。（P17）」

また1997年の臨死体験をきっかけに霊能力者の祖母と同じく、運気に関わる仕事に関わるようになったそうです。命運学、オーラ透視、各種占いの研鑽を積み、モバイル占いの利用者数が50万人を超える、予約1年待ちの占い師です。そんな著者の「開運」という言葉に対する考え方がためになりました。

「『開運』というのは、運を良くして、なんでも手に入れることではない、とわたしは思っています。
自分が生かされていることに手を合わせ、感謝の気持ちを持つこと。そして、その自分を生かす目に見えない力が働いていて、豊かな人生を送ることができるようにと願うこと。それが『開運』の一語に秘められた思いです。（P16）」

幸せになりたい、と願うときこそ感謝の気持ちを忘れないようにしたい、と思いました。

着物に秘められた包む、結ぶ、座して待つなどの開運のプロセス、色やパワースポットに関連した開運力を上げる方法、霊「雲」、一「水玉」数字のもつエネルギー、7つの紋様に秘めた開運和柄、日々の暮らしへの取り入れ方などを本書は教えてくれます。

本書は、古来から日本が大切にしてきたものや考え方に再び光をあてた再生、自己革新の書だと私は思います。着物やパワースポットに興味のある方はぜひ読んでみてください。！スピリチュアル系の本に抵抗感のあるビジネスパーソンもチェックしてみてくださいね。

以下はメモのために抜粋します。
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P20
「わたしは密息という日本古来の呼吸法を、有名な虚無僧尺八の奏者でいらっしゃる中村明一先生に習いました。どんな呼吸法なのか言葉で説明するのはむずかしいですが、簡単に言うと、腰を落とした姿勢をとり、吸うときも履くときも腹をやや張り出したまま保ち、どこにも力をいれず、体を動かくことなくおこなう呼吸法です。」

P27
「座を変えることによって、視点を物理的に変えることが簡単にできるので、日常生活でも積極的に応用し、自分の格を上げていってくださいね。（中略）
人はみな平等という意識は人権というような問題を考えるときは大切かもしれませんが、すべてにおいて良いというわけではないと思います。上の者は下の者に対して大切なものを教えていく、また下の者は上の者から謙虚に学ぶという（中略）

P29
「時期を大切にするということでは、『時分の花』という言葉があります。能を作り上げた世阿弥の言葉で、彼の著した『花伝書』（風姿花伝）の中に記されています。
『時分の花』とは実際の花ではなく、年齢に応じた美しさや輝きのこと。能の演技の中でもっとも大切なことは、時分の花を知ることであると世阿弥は言っているのです。」

P30
「また、『花伝書』の中に『秘すれば花』という言葉があります。『隠して秘密にするからこそ人の想像力を刺激し、魅了する』というような意味だそうです。」

P31
「ハレは『非日常』、ケは『日常』をあらわす言葉。日常生活を送っていく中で、私たちの気はだんだん枯渇していきます。これを『ケガレ』（気が枯れる＝気枯れ・穢れ）といい、その枯渇したエネルギーを、お祭りなどの非日常の『ハレ』の世界でリフレッシュすることで、またケの世界で生きていくエネルギーを得ようと考えたのですね。」

P42
「食事は自分の命をつなぐ行為ですから、一種の神事のようにとらえられていました。お箸は食べ物と自分との間にある結界を示すものとされ、神社に参拝するときは口をすすぎ、手を洗ってから神域に入らせていただくのと同じように、お箸を手に取ることで結界をやぶっていくようなつもりで食べ物をいただいていたのです。（中略）また、食事が終わったら、『ごちそうさま（でした）』という感謝の気持ちをあらわすことを忘れません。」

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます！
ぜひチェックしてみてください。
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◆目次
まえがき　和で開運する！　幸せ「縁起よし」の力を引き寄せる秘法
第一章 着物に込められた開運力を生かす
‐神様のパワーを自分のものにしていくための具体的プロセス
第二章 色をまとい開運力を昇華させる
‐色の持つ魔法と、色に関連するパワースポットで願望実現
第三章 着物を通じて最上のご利益をいただけるパワースポット
‐和すぴ力を飛躍的に高めてくれる神社仏閣へのいざない
第四章 数字のパワーをいただける最強の開運和柄
‐数字に宿るエネルギーを自分の力に変える和の数秘の世界
第五章 願望物質化を実現してくれる最高の開運和柄
‐望みを叶える7領域の紋様に秘められた最高峰の和のエネルギー
第六章 開運和柄はこうして日々の暮らしに取り入れる
‐和のパワーを最大限に引き出すためのお金、風水、ファッション……
あとがき
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この本を読んで、日本人として生まれてよかったと思いました。
生活の中に和をもっと取り入れたいと思いました。

万物に神がやどるという自然に対する畏怖から日本人らしさは生まれている。
日本の文化がどう神と対話をして日常の生活や慣習にむすびついているのかも紹介されていて読み応えがあった。

もともと著者の祖父の家が友禅の染工房を経営され、ご実家が呉服店という環境ならではの考察が深い。
和の柄の中に数字を見出し、動植物の意味を解説して運の作り方まで指南した本ははじめてではないだろうか？
説明があるすべての種類に写真がついていて、著者のインスピレーションによるメッセージがあるので、イメージがしやすい。

日本が明治以降に、西欧化に極端に走ったつけは大きい。呉の国から輸入した着物にゆっくりと西洋化をとりいれたら面白い着物の定番ができたのかもしれないと思いながら読んだ。
着物につながる神社仏閣の紹介は著者みずからが、足を運んで撮影したと思われる風景やお守りの写真もあり、見どころの案内書にもなっていてありがたい。