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社会は絶えず夢を見ている 単行本(ソフトカバー) – 2011/5/18

5つ星のうち 4.8 4件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

いつも「リスク社会」は可能性として語られてきた。
ついに到来した「震災・津波・原発」の惨状を見据え、
ありうべき克服を提起する強靱な思考。連続講義第一弾。

[「あとがき」から抜粋]
今、われわれは、日本人は、「夢」の中にいるかのようである。3・11の破局の後、すなわ
ち 2011年3月11日午後2時46分に東日本の太平洋岸を襲った震災と津波の後、さらにこれ
にひき続く福島第一原子力発電所の事故の後、私自身を含む多くの日本在住者は、まるで
「夢」の中を生きているかのような感覚を覚えている。その夢は、覚醒以上の覚醒であり、
破局以前の日常の方こそがむしろ、微温的なまどろみの中にあったことを、われわれに思
い知らせる。本書に収録した四つの講義はすべて、3・11の破局よりも前に行われたもので
ある。しかし、私自身が驚いている。講義の中のさまざまな論材が、破局後の主題とあま
りに直接的に対応していることに、である。

内容(「BOOK」データベースより)

いつも「リスク社会」は可能性として語られてきた。ついに到来した「震災・津波・原発」の惨状を見据え、ありうべき克服を提起する強靱な思考。連続講義第一弾。

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登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 324ページ
  • 出版社: 朝日出版社 (2011/5/18)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4255005834
  • ISBN-13: 978-4255005836
  • 発売日: 2011/5/18
  • 商品パッケージの寸法: 18.6 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8 4件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 395,555位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

投稿者 金魚 投稿日 2011/6/29
形式: 単行本(ソフトカバー)
社会学者、大澤真幸氏による連続講義を本にしたもの。
あとがきによると、昔に構想した「社会の夢読み」を実現したもので、
それがこのタイトルの由縁だそうです。
全4講でそれぞれ、日本語論、コミューン主義、リスク社会、革命を主題としています。
ただし、異なるテーマ全体に氏の「第三者の審級」が関係しています。
他の著作同様、この本も興味深い内容ですが、私には1、2講は読みやすく、3、4講はやや読みにくかったです。
これらの講義は「3・11」以前のものだそうですが、内容は不思議とリンクする部分があります。
特に第3講「リスク社会の(二種類の)恐怖」は驚くほどタイムリーです。
リスク社会のリスクは、発生したときには厖大な被害を及ぼすが、発生確率はゼロに近いという指摘は、全くその通りです。
第2講では「資本主義の生き残りのための社会主義の導入」と「社会主義の生き残りの為の資本主義の導入」の対比が面白い。
またキリスト教の宗派の違いによる再分配の違いも非常に興味深いです。
「貧困にあえいでいる人がいるとして、その人に対してあなたが援助を与えることが出来ないのであれば、
「その人たちも私たちの道徳共同体の仲間である」というあなたの主張は虚しい」というローティの命題も印象的だった。<
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形式: 単行本(ソフトカバー)
 私たちは超越論的規範=第三者の審級の存在を前提としない後期近代社会=リスク社会を生きている。大澤は、前近代、初期近代、後期近代社会の超越論的規範の存立様式を、第三者の審級を侵犯し罰せられる恐怖、第三者の審級がなくなることへの恐怖、第三者の審級が不在であることへの恐怖からモデル化する。そのうえで、ベックのいうリスク社会の到来を、第三者の審級の不在を隠ぺいし、世界をマネージ可能な形へ編成するモーメントと捉える。例えば市場の不確実性は金融工学により糊塗され、自然災害や大小の事故のもたらす不確実性は、科学技術や保険制度等により計算可能なリスクという形へ変換され”聖なる天蓋”となる。簡単にいえば、大澤は超越的な審級の不在を代置するものとしてリスク社会を位置づけるわけだ。さらにヘーゲルの「主人と奴隷の弁証法」を、死(リスク)を恐れるあまり主人へと委ねられた奴隷の自由が、主人(キリスト)の何の意味ももたない十字架上での贖いを目の当たりにして、積極的に奴隷自らの自由として受容されたと読み解く。そして、そこに第三者の審級が不在であるという身も蓋もない真実を引き受け、私達がそれを勇気をもって引き受ける大きなヒントをみる。後期近代=リスク社会では、私たちは自らの選択の帰結を自分に帰責するしかなくなる。現代社会の閉塞感が、ギデンスやベックが概念化する後期近代社会の反省性の徹底化に起因しているという指摘も含め、数々のアクチュアルな論点が講義形式で理解しやすくまとめられている(ようです)。
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形式: 単行本(ソフトカバー)
一講から四講に分かれていて且つ講義形式ということもあり、他の著作に比べて
格段に読みやすいです。
一講の日本語の話は、考えることを避けてきたという説明がとても分かり易い。
また、震災前とのことだが、三講、四講はまさに3.11後を想定したかのような内
容になっていて、最近良く語られるウルリヒベックの「リスク社会」なども取り
上げられており興味深い。
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形式: 単行本(ソフトカバー)
主題と思われる「第三者の審級」という言葉に最後までわかりづらさを感じましたが、4つの講義とも興味深く読めました。例えば「人は、健在的には何も質問されていなくても、他者から問われているかのように感じているのではないか」「飛行機事故が特に恐ろしいのは、それによって人が死ぬからではありません。そうでなくて、人がすぐに死なないからではないか」など、自分も心の深いところで考えていたことをうまいこと言ってくれた感じが随所にありました。
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