私は元々確率論が好きなので,本書を手にしました.確率論といっても,数学者でも無い私が理解できる範囲は限られています.理解出来る(出来そうな?)範囲とは,日常生活と関わりのある部分です.私自身はギャンブルも株取引もしませんが,ギャンブルやマーケット理論なら身近で理解しやすいし,興味も沸きます.そういう感じで,この分野を確率論で詳解してくれる本を好んで読んでいます.
本書は本当に分かり易くギャンブルを統計学的に暴いてくれています.『「絶対に儲かる必勝法」のウソ』という副題は,正鵠を得ていると思います.II章の【儲けとテラ銭】は,ギャンブルにハマってお金を失うのは当たり前であることを教えてくれます.VII章【現代社会は「ランダム」な世界】に,「ランダムを理解できない者は,これからの経営者に不向きであると思っている」という一文がありますが,それもその通りだと思います.
中学生程度の数学の知識があれば,十分楽しめます.お薦めの一冊です.
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確率・統計であばくギャンブルのからくり―「絶対儲かる必勝法」のウソ (ブルーバックス) 新書 – 2001/11/20
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胴元は確実に儲かる。なぜか? 明日のレースに、まだ間に合う!勝負に挑むギャンブラーはこれを読め! 胴元が確実に儲かるように設計されたギャンブルに、直感で挑んでは勝ち目はない。カタい目を押さえる流し買い、ワイド馬券や複勝転がし……、一見勝ちやすそうな手こそ負けへの近道とは、これいかに? 「必勝戦術」のあるゲーム、ないゲーム、スポーツ・ブッキングの仕組みなど、確率論で解き明かす、巧妙なからくりの数々。
胴元は確実に儲かる。なぜか?
明日のレースに、まだ間に合う!勝負に挑むギャンブラーはこれを読め!
胴元が確実に儲かるように設計されたギャンブルに、直感で挑んでは勝ち目はない。カタい目を押さえる流し買い、ワイド馬券や複勝転がし……、一見勝ちやすそうな手こそ負けへの近道とは、これいかに?
「必勝戦術」のあるゲーム、ないゲーム、スポーツ・ブッキングの仕組みなど、確率論で解き明かす、巧妙なからくりの数々。
以下の質問の答えがわからない人は、本書の読者です。
●なぜパチンコ屋は、たまった玉をいったん交換しろと言うのか?
●本命一本と大穴一本、どちらで勝負すべきか?
●ボックス買い、流し買いで押さえるのは賢い?
●ブラックジャックに必勝法がある?
●公営ギャンブルはまず勝てない?
●カタい馬券で連勝を目指すのは正しい?
●ルーレットでは「流れ」こそ大切だ?
胴元は確実に儲かる。なぜか?
明日のレースに、まだ間に合う!勝負に挑むギャンブラーはこれを読め!
胴元が確実に儲かるように設計されたギャンブルに、直感で挑んでは勝ち目はない。カタい目を押さえる流し買い、ワイド馬券や複勝転がし……、一見勝ちやすそうな手こそ負けへの近道とは、これいかに?
「必勝戦術」のあるゲーム、ないゲーム、スポーツ・ブッキングの仕組みなど、確率論で解き明かす、巧妙なからくりの数々。
以下の質問の答えがわからない人は、本書の読者です。
●なぜパチンコ屋は、たまった玉をいったん交換しろと言うのか?
●本命一本と大穴一本、どちらで勝負すべきか?
●ボックス買い、流し買いで押さえるのは賢い?
●ブラックジャックに必勝法がある?
●公営ギャンブルはまず勝てない?
●カタい馬券で連勝を目指すのは正しい?
●ルーレットでは「流れ」こそ大切だ?
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2001/11/20
- 寸法11.4 x 1.1 x 17.4 cm
- ISBN-104062573520
- ISBN-13978-4062573528
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商品の説明
商品説明
「すべてのギャンブルは純粋に数学的事象であり、直感に頼るギャンブラーはトータルでは決して勝つことはできない」と、著者は言いきる。ギャンブルに関して世の中には必勝法と銘打った嘘やイカサマが無数にある。金額の大小にかかわらず、金銭が伴うということでそれが顕著になる。そんな嘘や必勝法を、ジャンケンから競馬、ルーレット、ポーカーに至るまで確立・統計を用いて暴き、本当の必勝法とは何かを述べている。
公営ギャンブルからブラックジャック、ルーレット、宝くじ、TOTOに至るまで、その胴元の儲けのしくみを「期待値、控除率」を用いて紹介する。この期待値とは「ある特定の賭け方に対して理論上戻ってくる割合」であり、控除率とは「賭けられた金額に対するギャンブル主催者の利益率」である。この2つを理解することにより、ギャンブルの裏側や、楽しみ方がわかってくる。つまり、「堅実なギャンブラーになれる」ということである。
各章末のコラムにも注目すべきものがある。身近な事例を確立・統計を用い、ギャンブルにみたてて損か得かを証明するのだ。イチローをいくらで獲得すれば得するか、といった軽いトピックについても、打率などから確率・統計を用いて理論的に説明されており、興味深い。内容を理解するためには高校卒業程度の数学の知識が必要とされるが、それがあれば、十分楽しめるだろう。(松長泰広)
内容(「BOOK」データベースより)
胴元が確実に儲かるように設計されたギャンブルに、直感で挑んでは勝ち目はない。カタい目を押さえる流し買い、ワイド馬券や複勝転がし…、一見勝ちやすそうな手こそ負けへの近道とは、これいかに?「必勝戦術」のあるゲーム、ないゲーム、スポーツ・ブッキングの仕組みなど、確率論で明かす、巧妙なからくりの数々。
著者について
■谷岡一郎(たにおかいちろう)
1956年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学大学院社会学部博士課程修了。社会学博士。大阪商業大学助教授、教授を経て、1997年より同大学学長。専攻は、犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査方法論。主な著書に、『ツキの法則――「賭け方」と「勝敗」の科学』(PHP新書)、『ギャンブルの社会学』(世界思想社)、『現代パチンコ文化考』(ちくま新書)、『「社会調査」のウソ――リサーチ・リテラシーのすすめ』(文春新書)、『ビジネスに生かすギャンブルの鉄則』(日本経済新聞社)など。主な所属学会は、日本犯罪社会学会、日本刑法学会、日本遊戯史学会、American Society of Criminologyなど。
1956年、大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学大学院社会学部博士課程修了。社会学博士。大阪商業大学助教授、教授を経て、1997年より同大学学長。専攻は、犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査方法論。主な著書に、『ツキの法則――「賭け方」と「勝敗」の科学』(PHP新書)、『ギャンブルの社会学』(世界思想社)、『現代パチンコ文化考』(ちくま新書)、『「社会調査」のウソ――リサーチ・リテラシーのすすめ』(文春新書)、『ビジネスに生かすギャンブルの鉄則』(日本経済新聞社)など。主な所属学会は、日本犯罪社会学会、日本刑法学会、日本遊戯史学会、American Society of Criminologyなど。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
谷岡/一郎
1956年、大阪市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学大学院社会学部博士課程修了。社会学博士。大阪商業大学助教授、教授を経て、1997年より同大学学長。専攻は、犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査方法論。主な所属学会は、日本犯罪社会学会、日本刑法学会、日本遊戯史学会、American Society of Criminologyなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1956年、大阪市生まれ。慶応義塾大学法学部卒業後、南カリフォルニア大学大学院社会学部博士課程修了。社会学博士。大阪商業大学助教授、教授を経て、1997年より同大学学長。専攻は、犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査方法論。主な所属学会は、日本犯罪社会学会、日本刑法学会、日本遊戯史学会、American Society of Criminologyなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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2011年12月10日に日本でレビュー済み
まえがきによると、本書の目的は”「ギャンブル」を正しく理解し、ニセモノを見分ける力をつけることにある。ギャンブルを数学(確率論)を中心に解説する”とある。
では、以下が大まかな内容になります。
第一章:直観に頼るギャンブラーはなぜ負けるのか 〜 あなたの「確率論センス」をテストする 〜
第二章:儲けとテラ銭 〜 「期待値・控除率」と「シミュレーション」〜
第三章:ルーレットに「流れ」はあるか〜 独立事象ゲームのシミュレーション 〜
第四章:ブラックジャックの必勝戦術 〜 従属事象のゲームについて 〜
第五章:胴元はなぜ儲かるか? 〜 大数の法則 〜
第六章:スポーツ・ブッキングの要 〜 多変量解析とその応用 〜
第七章:現代社会は、ランダムな世界 〜 ギャンブルとビジネスの密接な関係 〜
内容は、ギャンブルを題材にした数学(確率論)入門なので、ギャンブルに興味がない人が読んでも面白くないかもしれないが、「第五章:胴元はなぜ儲かるか? 」は非ギャンブラーにもぜひ読んでほしいと思う内容だ。特にp145ページとp146ページに掲載されている、カジン(ネバダ州)の期待と日本のギャンブルゲームの期待値についての表やp153の「期待値が異なるゲームにおける100回、1000回、1万回の試行後の収支状況」の表なんかは、写真撮ってこのAMAZONページに掲載してやりたいくらいよくできている。また、パチンコの期待値の計算方法など、実用的で面白い。また、それぞれの章には「例題」と称し問題がだされて、理解度チェック(?)もできるようになっている。
この本が出たのは、2011 11/20ともう今から10年以上にもなりますが、この本のおかげで道を踏み外さなくてすみました(笑)。
では、以下が大まかな内容になります。
第一章:直観に頼るギャンブラーはなぜ負けるのか 〜 あなたの「確率論センス」をテストする 〜
第二章:儲けとテラ銭 〜 「期待値・控除率」と「シミュレーション」〜
第三章:ルーレットに「流れ」はあるか〜 独立事象ゲームのシミュレーション 〜
第四章:ブラックジャックの必勝戦術 〜 従属事象のゲームについて 〜
第五章:胴元はなぜ儲かるか? 〜 大数の法則 〜
第六章:スポーツ・ブッキングの要 〜 多変量解析とその応用 〜
第七章:現代社会は、ランダムな世界 〜 ギャンブルとビジネスの密接な関係 〜
内容は、ギャンブルを題材にした数学(確率論)入門なので、ギャンブルに興味がない人が読んでも面白くないかもしれないが、「第五章:胴元はなぜ儲かるか? 」は非ギャンブラーにもぜひ読んでほしいと思う内容だ。特にp145ページとp146ページに掲載されている、カジン(ネバダ州)の期待と日本のギャンブルゲームの期待値についての表やp153の「期待値が異なるゲームにおける100回、1000回、1万回の試行後の収支状況」の表なんかは、写真撮ってこのAMAZONページに掲載してやりたいくらいよくできている。また、パチンコの期待値の計算方法など、実用的で面白い。また、それぞれの章には「例題」と称し問題がだされて、理解度チェック(?)もできるようになっている。
この本が出たのは、2011 11/20ともう今から10年以上にもなりますが、この本のおかげで道を踏み外さなくてすみました(笑)。