この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
破壊する創造者―ウイルスがヒトを進化させた 単行本 – 2011/1/21
| フランク ライアン (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
われわれは、ウイルスと共に進化してきた!
生命観を一変させる衝撃の書!
鳥インフルエンザ、ノロウイルス、エイズなど、私たちの生活を脅かす恐ろしい感染症を引き起こす病原体・ウイルス。やっかいな寄生者のはずのこの微粒子が、ヒトを含む生物の進化にきわめて重要な役割を果たしていることが、近年の研究から明らかになりつつある。
進化生物学者にして医師でもある著者が、ヒトをはじめとする動物、植物、昆虫、細菌にいたる多種多様な生物とウイルスとのダイナミックな相互作用を世界各地で調査。癌や遺伝子治療など、医療分野で進む応用研究も詳しく紹介する。多くのノーベル賞受賞者、大野乾ら日本人研究者も多数登場。ウイルス研究の最前線から見えてきた、ダーウィンも知りえなかったまったく新しい進化のすがたとは? あなたの生命観を一変させる、未知の探究の旅へようこそ。
生命観を一変させる衝撃の書!
鳥インフルエンザ、ノロウイルス、エイズなど、私たちの生活を脅かす恐ろしい感染症を引き起こす病原体・ウイルス。やっかいな寄生者のはずのこの微粒子が、ヒトを含む生物の進化にきわめて重要な役割を果たしていることが、近年の研究から明らかになりつつある。
進化生物学者にして医師でもある著者が、ヒトをはじめとする動物、植物、昆虫、細菌にいたる多種多様な生物とウイルスとのダイナミックな相互作用を世界各地で調査。癌や遺伝子治療など、医療分野で進む応用研究も詳しく紹介する。多くのノーベル賞受賞者、大野乾ら日本人研究者も多数登場。ウイルス研究の最前線から見えてきた、ダーウィンも知りえなかったまったく新しい進化のすがたとは? あなたの生命観を一変させる、未知の探究の旅へようこそ。
- ISBN-104152091908
- ISBN-13978-4152091901
- 出版社早川書房
- 発売日2011/1/21
- 言語日本語
- 本の長さ448ページ
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
鳥インフルエンザやエイズはやがて無害になる?ヒトゲノムはウイルスがつくった?ウイルス学のがん治療への応用とは?ミクロの微粒子が現代ダーウィニズムを書き換える。生命観を一変させる衝撃の書。
著者について
英国の進化生物学者、医師。シェフィールド大学で医学を修める。同大動植物学科名誉研究員。英国王立医師会、同医学協会、ロンドン・リンネ協会の会員。著書に、NYタイムズのノンフィクション・ブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれたTuberculosis(The Forgotten Plague)(1992)、『ウイルスX―人類との果てしなき攻防』(1996)、Darwin’s Blind Spot(2002)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ライアン,フランク
英国の進化生物学者、医師。シェフィールド大学で医学を修める。同大動植物学科名誉研究員。英国王立医師会、同医学協会、ロンドン・リンネ協会の会員。著書に、NYタイムズのノンフィクション・ブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれたTuberculosis(The Forgotten Plague)(1992)など
夏目/大
翻訳家、ライター。翻訳学校フェロー・アカデミー講師。フォード&ウェッブ『Mind Hacks』、メズリック『facebook』など多数。著書に『3時間でわかるNGN(次世代ネットワーク)のすべて』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
英国の進化生物学者、医師。シェフィールド大学で医学を修める。同大動植物学科名誉研究員。英国王立医師会、同医学協会、ロンドン・リンネ協会の会員。著書に、NYタイムズのノンフィクション・ブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれたTuberculosis(The Forgotten Plague)(1992)など
夏目/大
翻訳家、ライター。翻訳学校フェロー・アカデミー講師。フォード&ウェッブ『Mind Hacks』、メズリック『facebook』など多数。著書に『3時間でわかるNGN(次世代ネットワーク)のすべて』など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2011/1/21)
- 発売日 : 2011/1/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 448ページ
- ISBN-10 : 4152091908
- ISBN-13 : 978-4152091901
- Amazon 売れ筋ランキング: - 511,306位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 6,650位生物・バイオテクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
星5つ中の4.2
50 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年5月31日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
古本屋に行く手間もかけずに素晴らしい本を入手出来ました。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は社交的で好奇心に溢れている人だと思いました。この方は誰かに自分の仮説を否定されても、それを他人の意見として、事実として受け止める人、という印象でした。すごくよくお話される方で、内容はびっしりぎっしりてんこ盛り。個人的にウイルスの説明部分で少し眠気を感じてしまう部分もありましたが、私がこの本を読み終えられたのは、面白いと感じられる部分があったからです。それは彼の他人との会話です。
誰とどんなことをディスカッションしたのか、この方はよく書かれていらっしゃいます。
昔のどこの誰がなんと言った、というのはこういう類の本でよく書かれますが、彼は現在生きている研究者や、パーティーで会った人との会話の内容を記しています。当然、相手に許可を取ってのことでしょうが、こういった生きた会話をウイルスの説明の合間に入れてくるところが、私はこの本の魅力だと感じました。
誰とどんなことをディスカッションしたのか、この方はよく書かれていらっしゃいます。
昔のどこの誰がなんと言った、というのはこういう類の本でよく書かれますが、彼は現在生きている研究者や、パーティーで会った人との会話の内容を記しています。当然、相手に許可を取ってのことでしょうが、こういった生きた会話をウイルスの説明の合間に入れてくるところが、私はこの本の魅力だと感じました。
2021年2月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在、新型コロナウィルスで世界中が困った状態にある。言うまでもなくこれが病気を引き起こし場合によっては死にいたる事があるためだ。ということからウィルスとはどんなものか多少なりとも知っておきたいと思ったのが動機で、たまたま雑誌の記事から見つけたのがこの本「破壊する創造者」である。読んでの第一印象はこの本はかなり手強いということ。まずふだん聞き慣れない用語に慣れる必要がある。自然選択、ゲノム、レトロウイルス、プラシミド、etc.etc.。吸収能力旺盛な頭脳の持ち主ならば何ということもないのだろうが老化した頭の持ち主(私はいわゆる後期高齢者)にとってはかなりの難物だ。しかし見方を変えるならばこの本は生物学のひとつの教科書とも言える。そう考えてマイペースで読むことにした。
著者によるとこの本を書く目的は従来とは異なった進化論、新しい進化論を提示することだと言う。つまり生物進化の要因は突然変異と自然選択だというダーウインの説だけでは説明しきれない事実がありそこに第3の要素を加える必要があるというのである。新しい進化論とはなにか?著者の言葉をそのまま引用するならばそれは「私たち人類の進化には、共生していたウィルスとのゲノムレベルでの融合が大きく影響したと主張したいのだ。」ということになる。つまり人間(他の生物でも同様だろう)のゲノムにはウィルス由来の遺伝子が含まれている、人間を含む生物はウイルスとの共生物だという主張である。それでは何故ウィルスに感染した生物が病気となり時には死んでしまうのか?そこにはまずウィルスに乗り込まれた生物との攻防つまりウイルスによる破壊効果があり次いで共存作業、創造行為が発生すると説明されている。成る程。
この本にはこの説に到達するまでの先人の研究結果がふんだんに引用されている。いささか詳細に過ぎて煩わしいと感じるほどである。この点ではもう少し圧縮したダイジェスト版のようなものがあればもっと読み易いだろうと思うのだが。実のところまだ読み終わってはいないが以上が途中まで読んでの感想である、このまま読み切りたい。
著者によるとこの本を書く目的は従来とは異なった進化論、新しい進化論を提示することだと言う。つまり生物進化の要因は突然変異と自然選択だというダーウインの説だけでは説明しきれない事実がありそこに第3の要素を加える必要があるというのである。新しい進化論とはなにか?著者の言葉をそのまま引用するならばそれは「私たち人類の進化には、共生していたウィルスとのゲノムレベルでの融合が大きく影響したと主張したいのだ。」ということになる。つまり人間(他の生物でも同様だろう)のゲノムにはウィルス由来の遺伝子が含まれている、人間を含む生物はウイルスとの共生物だという主張である。それでは何故ウィルスに感染した生物が病気となり時には死んでしまうのか?そこにはまずウィルスに乗り込まれた生物との攻防つまりウイルスによる破壊効果があり次いで共存作業、創造行為が発生すると説明されている。成る程。
この本にはこの説に到達するまでの先人の研究結果がふんだんに引用されている。いささか詳細に過ぎて煩わしいと感じるほどである。この点ではもう少し圧縮したダイジェスト版のようなものがあればもっと読み易いだろうと思うのだが。実のところまだ読み終わってはいないが以上が途中まで読んでの感想である、このまま読み切りたい。
2012年2月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウイルス研究を専門にしているものとしては、進化の促進力としてのウイルスという内容要約を見た瞬間、
今更、そんな考えどこがあたらしいのかね、と斜に構えてしまった。
ハロルド・ヴァーマスとマイケル・ビショップのprovirus theoryの焼き直し版ではないかと感じたからだ。
まず内容についてだが、参考文献は一般的に高級紙と呼ばれる雑誌を中心に論文が引用されている。
すなわち、信頼性の高い情報を基にして議論がなされているという事である。
この結果浮かび上がってきた事実はおどろくべきことに、我々のゲノム上には、一般的に遺伝子と言われる機能遺伝子の実に6倍位以上の量の
内在性レトロウイルスとLTRが存在しており、それ以外のウイルスやトランスポゾン由来産物を加えると実に50%近くが外来のウイルス様の遺伝子情報で
構成されているということだ。
すなわち、ゲノムシークエンスで見る限り、我の生体構成情報の50%がウイルス様の遺伝子情報で構成されていることに成り、この事だけでも衝撃的である。
さらに、この内在性レトロウイルスの外突起蛋白質構成遺伝子を宿主が利用して、生体内での様々な生理現象に活用されているということである。
すなわち、ウイルス由来遺伝子はヒト遺伝子のコントロール下で宿主の機能遺伝子として働いているのである。
さらに、内在性レトロウイルスとLTRが相同組み換えやトランスロケーションに関わっている事例や、
様々な動物とそれをホストとするウイルスの例を紹介させられたあとで、
筆者の提案するウイルスと人が共生的に進化したという仮説は十分に妥当なものであると感じられた。
筆者は更に進化を推進する力として、それ以外の共生発生としてのミトコンドリアや葉緑体、さらに異種交配、エピジェネティクスと筆を進め
進化推進力研究のフロンティアを概括させてくれる。
研究者としては、ウイルスの部分は驚きであり(筆者がいうように極めて妥当な考えだと思うが、まっくそんな事に気づいていなかったよという感じ)。
それ以外の部分については、進化論的に既にこれだけの推進力が明らかになってきているのだという意味で、まとめ上げられると、まさに圧巻という感じであろう。
ただ、病気と内在性ウイルスとの関係に付いては、多くの研究が断片的であり、本書に紹介されている事実を持ち納得できたということにはならなかった。
翻って考えると、HIV-1感染症の広がりはますます強まっているように感じられ、免疫学のプロの間では、
初期感染を抑制できるHIV-1ワクチン開発がまず成功しないだろうということが常識となりつつある。
HIV-1感染症患者の中にはエリートコントローラーと呼ばれる感染しても発症しない一群が存在することは明らかになっており、
世界規模では、まさにHIV-1と人との共生進化は現在進行形なのであろう。
この本は、ウイルスの専門家、進化に興味がある人、医学生、生物研究者、素人、すべて人に進めます。
信頼性の高い情報を基に、バランス良く情報を網羅して、執筆された良質の科学書だと思います。
今更、そんな考えどこがあたらしいのかね、と斜に構えてしまった。
ハロルド・ヴァーマスとマイケル・ビショップのprovirus theoryの焼き直し版ではないかと感じたからだ。
まず内容についてだが、参考文献は一般的に高級紙と呼ばれる雑誌を中心に論文が引用されている。
すなわち、信頼性の高い情報を基にして議論がなされているという事である。
この結果浮かび上がってきた事実はおどろくべきことに、我々のゲノム上には、一般的に遺伝子と言われる機能遺伝子の実に6倍位以上の量の
内在性レトロウイルスとLTRが存在しており、それ以外のウイルスやトランスポゾン由来産物を加えると実に50%近くが外来のウイルス様の遺伝子情報で
構成されているということだ。
すなわち、ゲノムシークエンスで見る限り、我の生体構成情報の50%がウイルス様の遺伝子情報で構成されていることに成り、この事だけでも衝撃的である。
さらに、この内在性レトロウイルスの外突起蛋白質構成遺伝子を宿主が利用して、生体内での様々な生理現象に活用されているということである。
すなわち、ウイルス由来遺伝子はヒト遺伝子のコントロール下で宿主の機能遺伝子として働いているのである。
さらに、内在性レトロウイルスとLTRが相同組み換えやトランスロケーションに関わっている事例や、
様々な動物とそれをホストとするウイルスの例を紹介させられたあとで、
筆者の提案するウイルスと人が共生的に進化したという仮説は十分に妥当なものであると感じられた。
筆者は更に進化を推進する力として、それ以外の共生発生としてのミトコンドリアや葉緑体、さらに異種交配、エピジェネティクスと筆を進め
進化推進力研究のフロンティアを概括させてくれる。
研究者としては、ウイルスの部分は驚きであり(筆者がいうように極めて妥当な考えだと思うが、まっくそんな事に気づいていなかったよという感じ)。
それ以外の部分については、進化論的に既にこれだけの推進力が明らかになってきているのだという意味で、まとめ上げられると、まさに圧巻という感じであろう。
ただ、病気と内在性ウイルスとの関係に付いては、多くの研究が断片的であり、本書に紹介されている事実を持ち納得できたということにはならなかった。
翻って考えると、HIV-1感染症の広がりはますます強まっているように感じられ、免疫学のプロの間では、
初期感染を抑制できるHIV-1ワクチン開発がまず成功しないだろうということが常識となりつつある。
HIV-1感染症患者の中にはエリートコントローラーと呼ばれる感染しても発症しない一群が存在することは明らかになっており、
世界規模では、まさにHIV-1と人との共生進化は現在進行形なのであろう。
この本は、ウイルスの専門家、進化に興味がある人、医学生、生物研究者、素人、すべて人に進めます。
信頼性の高い情報を基に、バランス良く情報を網羅して、執筆された良質の科学書だと思います。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
ずっと気になっていることがあった。ウイルスは生物なのか、それとももっと機械的な存在なのか、と。自分だけでは増殖が出来ず、普段は結晶のように休眠していて、宿主の中に入り込むと増殖を開始する。そんなイメージのウイルスが果たして生命なのかどうか、ずっと疑問に感じていたのだ。
そしてもう一つ。ウイルスはどんな役割を果たしているのか。それもずっと気になっていた。ただ生物に感染して病を引き起こすだけなのか。感染者に重篤な結果をもたらしたり、大規模に感染が起きた場合、その原因は調べられて特定される。しかしもし、ウイルスに感染しても何も起きない場合は?その場合はもちろん本人も気付かないし、周囲も気付かない。だから調べられることもあり得ない。そういうケースは無数にあるのではないかと常日頃から気になっていたのだ。
そして、先日この本に出会った。手に取ってみると、自分が知りたいと思っていることがいろいろと書かれている。しかも非常に興味深い内容となっていた。この本にはたくさんの研究者の考えが紹介されている。ウイルスは他とはまったく違う独自の進化をたどってきた生命だという考え方も紹介されている。そしてウイルスが果たす役割。これが私には興味深く、またしっくりと来る部分も多かった。
進化は果たして自然に起きるものなのか。それにしては種の多様性にはすごいものがあるし、その速度も速すぎる。突然変異だけに頼っていては、今のような多様な生命は存在していないのではないか。ウイルスが遺伝子を種を超えて移動させたり、その生物の遺伝子の間に自分の遺伝子を滑り込ませたり、そういうことが起きてはいないのか。
…この本にはそういうことが書かれていた。ヒトゲノムの中で、機能遺伝子の割合はあまりにも低いこと。ヒト内在性レトロウイルスの方が多いこと。ヒトだけではなく動物の場合にもそういう事例はあること。
ウイルスが引き起こす病についても興味深い事例があった。コアラが感染する病で、外から感染したウイルスによるものではなく、内在性ウイルスが引き起こしているものがあること。ヒトの胎盤形成に内在性レトロウイルスが関わっている証拠も見つかり始めていること。同時に、もう長いことヒトとともにいる内在性ウイルスは、まだウイルスとしての性質を持ち合わせていて、他のウイルス感染が原因になったり、休眠していたものが何らかの要因でまた目を覚まし、ヒトにとって不都合な病を引き起こすケースもあることなど。病に関しては、統合失調症の発症に内在性ウイルスが関わっているかもしれないという研究結果も出てきているという(ただし、正反対の結果も見られたという報告もあり、まだ確定したものではない)。その他、自己免疫疾患や癌、遺伝性疾患など、様々な病に内在性ウイルスの関わりの可能性もあるという。
そして、進化に関わるウイルスの役割。重要な遺伝子を種の違う存在に受け渡すのにウイルスが関わっているという証拠も見つかり始めているという。確かにその役割はウイルスの得意分野だという気がする。種の違う存在が直接交配することはできず、その方法で遺伝子の受け渡しをすることは出来ないのだから。
もちろん、この本に書かれていることが全て正しくて確定しているということではない。専門家の間では様々な議論が続いている。これからの発見次第で、また全く違う説も出てくる。今後の研究を待ちたい。
そしてもう一つ。ウイルスはどんな役割を果たしているのか。それもずっと気になっていた。ただ生物に感染して病を引き起こすだけなのか。感染者に重篤な結果をもたらしたり、大規模に感染が起きた場合、その原因は調べられて特定される。しかしもし、ウイルスに感染しても何も起きない場合は?その場合はもちろん本人も気付かないし、周囲も気付かない。だから調べられることもあり得ない。そういうケースは無数にあるのではないかと常日頃から気になっていたのだ。
そして、先日この本に出会った。手に取ってみると、自分が知りたいと思っていることがいろいろと書かれている。しかも非常に興味深い内容となっていた。この本にはたくさんの研究者の考えが紹介されている。ウイルスは他とはまったく違う独自の進化をたどってきた生命だという考え方も紹介されている。そしてウイルスが果たす役割。これが私には興味深く、またしっくりと来る部分も多かった。
進化は果たして自然に起きるものなのか。それにしては種の多様性にはすごいものがあるし、その速度も速すぎる。突然変異だけに頼っていては、今のような多様な生命は存在していないのではないか。ウイルスが遺伝子を種を超えて移動させたり、その生物の遺伝子の間に自分の遺伝子を滑り込ませたり、そういうことが起きてはいないのか。
…この本にはそういうことが書かれていた。ヒトゲノムの中で、機能遺伝子の割合はあまりにも低いこと。ヒト内在性レトロウイルスの方が多いこと。ヒトだけではなく動物の場合にもそういう事例はあること。
ウイルスが引き起こす病についても興味深い事例があった。コアラが感染する病で、外から感染したウイルスによるものではなく、内在性ウイルスが引き起こしているものがあること。ヒトの胎盤形成に内在性レトロウイルスが関わっている証拠も見つかり始めていること。同時に、もう長いことヒトとともにいる内在性ウイルスは、まだウイルスとしての性質を持ち合わせていて、他のウイルス感染が原因になったり、休眠していたものが何らかの要因でまた目を覚まし、ヒトにとって不都合な病を引き起こすケースもあることなど。病に関しては、統合失調症の発症に内在性ウイルスが関わっているかもしれないという研究結果も出てきているという(ただし、正反対の結果も見られたという報告もあり、まだ確定したものではない)。その他、自己免疫疾患や癌、遺伝性疾患など、様々な病に内在性ウイルスの関わりの可能性もあるという。
そして、進化に関わるウイルスの役割。重要な遺伝子を種の違う存在に受け渡すのにウイルスが関わっているという証拠も見つかり始めているという。確かにその役割はウイルスの得意分野だという気がする。種の違う存在が直接交配することはできず、その方法で遺伝子の受け渡しをすることは出来ないのだから。
もちろん、この本に書かれていることが全て正しくて確定しているということではない。専門家の間では様々な議論が続いている。これからの発見次第で、また全く違う説も出てくる。今後の研究を待ちたい。









