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破壊する創造者――ウイルスがヒトを進化させた (ハヤカワ・ノンフィクション文庫) 文庫 – 2014/12/15

5つ星のうち 4.8 24件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

エイズ、エボラ出血熱など命をも脅かす感染症を引き起こすウイルスは怖い存在だ。
しかし実は生物進化に重要な役割を果たしてきたという。
ダーウィンの進化論にも一石を投じる仮説を、生物学者で医師の著者がスリリングに証明していく。
ウイルスが自らの遺伝子を宿主のDNAに逆転写し共生していること、
ヒトゲノムの約半数がウイルス由来であることなど、
驚きの事実が解明され、医療に新たな道を拓いていく。 解説/長沼毅

出版社からのコメント

2014年国際アンデルセン賞〈作家賞〉受賞後第一作 話題の『鹿の王』著者
上橋菜穂子氏絶賛!
この強烈に面白い本が、『鹿の王』を生みだすきっかけとなる火花を私に宿してくれました。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

  • 文庫: 512ページ
  • 出版社: 早川書房 (2014/12/15)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4150504202
  • ISBN-13: 978-4150504205
  • 発売日: 2014/12/15
  • 梱包サイズ: 15.7 x 10.7 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8 24件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

形式: 単行本 Amazonで購入
ウイルス研究を専門にしているものとしては、進化の促進力としてのウイルスという内容要約を見た瞬間、
今更、そんな考えどこがあたらしいのかね、と斜に構えてしまった。
ハロルド・ヴァーマスとマイケル・ビショップのprovirus theoryの焼き直し版ではないかと感じたからだ。

まず内容についてだが、参考文献は一般的に高級紙と呼ばれる雑誌を中心に論文が引用されている。
すなわち、信頼性の高い情報を基にして議論がなされているという事である。

この結果浮かび上がってきた事実はおどろくべきことに、我々のゲノム上には、一般的に遺伝子と言われる機能遺伝子の実に6倍位以上の量の
内在性レトロウイルスとLTRが存在しており、それ以外のウイルスやトランスポゾン由来産物を加えると実に50%近くが外来のウイルス様の遺伝子情報で
構成されているということだ。

すなわち、ゲノムシークエンスで見る限り、我の生体構成情報の50%がウイルス様の遺伝子情報で構成されていることに成り、この事だけでも衝撃的である。

さらに、この内在性レトロウイルスの外突起蛋白質構成遺伝子を宿主が利用して、生体内での様々な生理現象に活用されているということである。
すなわち、ウイルス由来遺伝子
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形式: 文庫
ブルーバックスで、中原英臣、佐川峻両氏の提唱するウイルス進化論を読んでいました。この仮説に強い関心を持っていましたので、この本は発売された時、少し読んでみて自分に理解できる内容かを確認して購入しました。生物の遺伝は親から子へだけではなく、ウイルスによって持ち出された宿主の遺伝子が新しい宿主の遺伝子に取り込まれることがある。ヒトの遺伝子のかなりの部分は過去に感染したウイルスの遺伝子である。ウイルスによって生物のDNAはあらゆる分類群の枠を超えて混合されている。簡単にまとめるとこんなところでしょうか。以前から疑問に思っていたことで、今も研究者によって見解のわかれるところの、進化は漸進的なのか、断続的なのか、変わるべき時が来たら変わるのか。ど素人考えですが、この答えがここにあるように思います。ある種のウイルスがある種の生物の一群に感染して自らのDNAを宿主に送り込んだ。もしくは以前の宿主のDNAを送り込んだ。この結果感染による死を乗り越えた個体群が新しい形態、機能を得て、新種に進化・分岐する。感染が種の個体すべてに及ぶ(パンデミック)のなら、結果、生き残った個体は新しい種に進化する。そんな考えに至りました。断続平衡説の方かなあ。
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形式: 文庫
「重要なことは、現代の進化学が非常に『実用的』な学問になっているということである。
ただ『人間という生物は、どのようにして生まれ、どのように進化してきたか』を探る
だけではない。それだけではなく、現代の人間について理解することにも役立つ。
進化について知ることで、胎児の発育、身体の生理機能、体内で起きる化学反応、
遺伝の仕組みなどについても理解が深まる。……進化について理解しない限り、
遺伝子のことはわからない」。

 本書の原題はVirolution、この造語が示唆するように、中心的なテーマは、
「ウイルスが宿主と足並みを揃えるように共進化してきた可能性」について。
 ウイルスがもたらす「攻撃的共生」はリスに典型的に見られる。
「イギリスでは、アカリスとハイイロリスの縄張り争いにウイルスの攻撃的共生が関係
している。……ハイイロリスの方が優位なのは、アカリスより大型で攻撃的なためだろうと
以前は思われていた。しかし現在では、ハイイロリスが、リスポックスウイルス
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形式: 単行本
「ウイルス=病原体」というような浅はかな思い込みをしていた(私のような)読者にとっては、ガラリと生命観が変わる本。
こう言っても誇大○○になりはしないだろう。

本書の原題は「ヴァイロリューション」。ウイルスとエヴォリューション(進化)の造語である。
書き出しから100頁くらいまでは、スムーズに入っていけた。途中にけっこう科学論文を要約したような平板なくだりが顔を出すので、読み物としては、いまひとつ読みやすくない。でも、とにかく知的刺激に満ち満ちた展開。途中で読み飛ばしたくなる誘惑がそのうち消えた。

「ウイルスを生命体として見ないとウイルスは理解できない」と著者は説く。
ウイルスはあらゆるゲノムに侵入できる能力をもち、いったんゲノムに入り込めばそれを支配する。ウイルスのゲノムと宿主のゲノムが結合するのだ。

びっくり話の連打。頁を繰る手が止まり、思わず叫び声を上げそうになった。ここでは、そんなトピックの内、2つだけピックアップしておく。

●現代人の遺伝子の46%は、過去に感染したウイルスの残骸か、ウイルスに関連した因子、ジャンク(がらくた)DNAである。
●ヒトとチンパンジーが共通祖先から分岐した後の100万年くらいはお互いに交雑するハイブリッドだった。
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