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発売元 BOOKOFF ZERO
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砂上 単行本 – 2017/9/29

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159回芥川賞&直木賞 大賞作品発表!
芥川賞受賞 『送り火』 高橋弘希。直木賞受賞 『ファーストラヴ』 島本理生。 特集ページへ

商品の説明

メディア掲載レビューほか

小説家・桜木紫乃が覚悟を決めて書いた“書き手と編集者の話"

北海道江別市。小説の主人公・柊令央(ひいらぎれお)と作者・桜木さんがともに暮らす街だ。

「令央が働くビストロも江別駅前に実際にあるんですよ。直木賞をいただいた後、身辺が慌ただしくなって、食事をしていても砂を噛んでいるような気しかしない日々が続きまして。ある日、おいしいものを食べたいな、とこのお店に入った。支払いを終えて外に出た時、景色が違って見えたんです。私、まだこの街に居ていいんだな、と思えました。もちろん、豹柄ガーターベルトの人妻と遊んでいるシェフは現実にはいません(笑)」

令央は40歳、元夫からの慰謝料と中学の同級生が営むビストロの手伝いで生計をたてている。実母が遺した木造一軒家に一人暮らし、小説等の投稿を続ける冴えない日々。異変をもたらしたのは、編集者・小川乙三(おとみ)の来道だった。令央は彼女の属する女性誌の「母娘エッセイ大賞」に応募し、最優秀賞を逃していた。乙三はのっけから「主体性のなさって、文章に出ますよね」と切り出す。令央の過去の新人賞応募原稿まで読んでいた乙三は、2年前の作品「砂上」を叩き台に、一度本気で自分にしか書けぬ小説を書いてみろ、とけしかける。

「書き手と編集者の話を、と思ったのは5、6年前です。一度しか切れないカード。書けたら人として恥ずかしいし、書けなければ書き手として恥ずかしい、そういう題材です。原稿料は恥掻き料ですから、このテーマで書かせてくれる担当編集者を信頼し、覚悟を決めました」

作中作「砂上」のヒロインは16歳で娘を産み、赤ん坊は自分の妹として育てられる。それは令央の実体験だった。他人はあなたの人生に興味はない、不思議な人ではなく人の不思議を書け。第二稿、第三稿と乙三のダメ出しは続く。書く為に、令央は元夫から恐喝まがいにせしめた手切れ金で、静岡の助産院で出産した自身の過去に遡ろうと浜松の砂丘に行く。桜木さんも実際に、妊娠7カ月の編集者と、中田島砂丘を歩いたという。

「砂丘に雪が降ると北海道と同じ景色だなぁと思いました。取材は苦手なのですが、行ってよかった。金色の砂が採れる場所がある、と現地で教えてくれる人がいて。この目で見るため、2度足を運びました。この話に会いに私は来たのだ、と思ったんです」

「書く女」と「読む女」の鋭い対決と連帯。美しく不穏な女性小説の誕生だ。

評者:「週刊文春」編集部

(週刊文春 2017.11.2号掲載)

内容紹介

直木賞作家の新たな到達点! 書くことに取り憑かれた女はどこへ向かうのか

空が色をなくした冬の北海道・江別。柊令央は、ビストロ勤務で得る数万円の月収と、元夫から振り込まれる慰謝料で細々と暮らしていた。いつか作家になりたい。そう思ってきたものの、夢に近づく日はこないまま、気づけば四十代に突入していた。ある日、令央の前に一人の編集者が現れる。「あなた今後、なにがしたいんですか」。責めるように問う小川乙三との出会いを機に、令央は母が墓場へと持っていったある秘密を書く決心をする。だがそれは、母親との暮らしを、そして他人任せだった自分のこれまでを直視する日々の始まりだった。自分は母親の人生を肯定できるのか。そして小説を書き始めたことで変わっていく人間関係。書くことに取り憑かれた女はどこへ向かうのか。

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登録情報

  • 単行本: 224ページ
  • 出版社: KADOKAWA (2017/9/29)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4041046009
  • ISBN-13: 978-4041046005
  • 発売日: 2017/9/29
  • 梱包サイズ: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.8 15件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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2018年7月22日
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2017年11月13日
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2018年2月21日
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2017年12月7日
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2018年1月15日
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2017年12月26日
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2018年6月27日
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2018年5月22日
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