ローマ帝国についての入門書として気軽に読めてわかりやすい一冊 イラストが多用されており 家系図や分かりやすい解説もあり 初心者にはちょうどよい
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知識ゼロからのローマ帝国入門 単行本 – 2009/5/1
阪本 浩
(監修)
- 本の長さ190ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2009/5/1
- ISBN-104344901576
- ISBN-13978-4344901575
商品の説明
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
阪本/浩
1954年仙台市生まれ。青山学院大学文学部史学科教授。専攻は古代ローマ史、ラテン碑文、ローマ宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1954年仙台市生まれ。青山学院大学文学部史学科教授。専攻は古代ローマ史、ラテン碑文、ローマ宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2009/5/1)
- 発売日 : 2009/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 190ページ
- ISBN-10 : 4344901576
- ISBN-13 : 978-4344901575
- Amazon 売れ筋ランキング: - 352,490位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 138位古代ローマ史
- - 1,353位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
神話上の人物ロムルスによって建国されたローマ帝国は周辺の集落から逃亡奴隷や殺人者さえも受け入れて勢力を拡大。女が足りなくなったローマではやはり周辺のザビニ人から女を略奪。なぜかその後女たちが仲介に入り和解。この時から現在まで続く欧米の花嫁を新郎が担ぎ上げ新居をまたぐという『お姫様だっこ』の文化が始まる。無法者が建国に尽力するという構図はアメリカと相似か。
さてローマと他の都市国家との最大の違いは街道建設に着手したことだろう。街道建設は流通や軍事が基本的な目的だが『公共事業』の側面もあったのだろう。やがて公共事業は軍事へ傾いてゆく。
街道建設がストップし領土も開拓され尽くされ内需が縮小し始めるとフリーター(無産市民)が増加し彼らは軍隊へ就職する。中がダメなら外へ膨張するしかない。帝国は版図を広げまた街道建設による公共事業が始まる。…以下繰り返し。
あらゆる戦争は『聖戦』であり人間の合理的な判断によって遂行される。聖戦だからこそ人間を無惨な行為に走らせるのでありそれこそが戦争の実態である。即ち戦争はどこか遠い世界のファンタジーではなく極めて現実的な所産である。どれだけ科学技術が進歩しても人間心理だけは変わらない。
爛熟期のローマ帝国は経済的には豊かであり見た目は華やかだがそれは『没落の一里塚』である。歴史家のギボンが五賢帝時代を『人類史上最も幸福な時代』などとうそぶいてみなければならないのはひたひたと迫りくる没落の危機を必死に脳裏から振り払う為であろう。
そもそも〈五賢帝〉などと云う呼び名自体他の皇帝が賢くなく政治が乱れていた証左であり彼らはいわば『中興の祖』であり延命治療を施したに過ぎないのだ。
あらゆる国家は人間の意志によって運営される。合理的な判断によって繁栄したローマはまさしく合理的な判断によってゲルマン人が政治の中枢に入り込み滅びたのであった。
さてローマと他の都市国家との最大の違いは街道建設に着手したことだろう。街道建設は流通や軍事が基本的な目的だが『公共事業』の側面もあったのだろう。やがて公共事業は軍事へ傾いてゆく。
街道建設がストップし領土も開拓され尽くされ内需が縮小し始めるとフリーター(無産市民)が増加し彼らは軍隊へ就職する。中がダメなら外へ膨張するしかない。帝国は版図を広げまた街道建設による公共事業が始まる。…以下繰り返し。
あらゆる戦争は『聖戦』であり人間の合理的な判断によって遂行される。聖戦だからこそ人間を無惨な行為に走らせるのでありそれこそが戦争の実態である。即ち戦争はどこか遠い世界のファンタジーではなく極めて現実的な所産である。どれだけ科学技術が進歩しても人間心理だけは変わらない。
爛熟期のローマ帝国は経済的には豊かであり見た目は華やかだがそれは『没落の一里塚』である。歴史家のギボンが五賢帝時代を『人類史上最も幸福な時代』などとうそぶいてみなければならないのはひたひたと迫りくる没落の危機を必死に脳裏から振り払う為であろう。
そもそも〈五賢帝〉などと云う呼び名自体他の皇帝が賢くなく政治が乱れていた証左であり彼らはいわば『中興の祖』であり延命治療を施したに過ぎないのだ。
あらゆる国家は人間の意志によって運営される。合理的な判断によって繁栄したローマはまさしく合理的な判断によってゲルマン人が政治の中枢に入り込み滅びたのであった。
2011年8月6日に日本でレビュー済み
1つの国が生まれ、成長し、分かれ消えてゆく様子を、各章に分けて解説しています。
それぞれの時代の生活や政治スタイルの変化を、絵や関係図でまとめているので、次の章に進む前に分からなくなるようなことはありません。
よって全体を把握する「初めの一冊」には非常に有効だと思います。
なにより、そんな「勉強」のために読むものではありません。気軽に手に取りましょう。
大人の教科書が流行っているようですが、結局試験用の本でしかありませんし、
そこに息づく人々の暮らしを想像できる点では、この本を読んだ方が時代感をつかみやすいと思います。
それぞれの時代の生活や政治スタイルの変化を、絵や関係図でまとめているので、次の章に進む前に分からなくなるようなことはありません。
よって全体を把握する「初めの一冊」には非常に有効だと思います。
なにより、そんな「勉強」のために読むものではありません。気軽に手に取りましょう。
大人の教科書が流行っているようですが、結局試験用の本でしかありませんし、
そこに息づく人々の暮らしを想像できる点では、この本を読んだ方が時代感をつかみやすいと思います。