この著者は、少ないリソースで、いかにして金を儲けるかというテーマをとことんまで追求しています。そして彼はここ数年で、見事にそれに成功しました。素晴らしいと思います。そんな彼が、読書をいかに早く読むか、いかに本の中身を正確に理解するか、その方法を紹介しているのが本書です。
動画を見れば、本や論文を読まなくても、その内容が理解できる。そのやり方で彼は年収10億以上の、大金を手にしました。そんな彼が、彼の読書術を紹介しています。その読書術を私たちがみんな習得してしまえば、彼の稼ぎの源である動画を、誰も見なくなってしまうのでは無いか、と単純に考えれば疑問に思いませんか?しかし彼は全く心配していません。なぜでしょうか?それは、「仮に様々な読書術を紹介したところで、多くの人はそれを実行に移さず、相変わらず奴隷のように自分の動画を見続けるだろう」ということを彼が知っているからです。でも、なぜそんなことがわかるのでしょう?
種明かしをしましょう。この著者のいろいろな著作は、基本的に、著名な海外の大学の研究成果をまとめたものです。そしてその研究内容のまとめ自体は、正確なのかもしれません。しかし、ここからが重要な点なのですが、本書を含めそこで紹介されているさまざまな研究成果、およびそこから導き出されるメソッドの数は膨大なものです。とてもではありませんが、全てを実行することが不可能なほど、大量のメソッドが、紹介されています。
さらに、その最新の「科学に基づいた」-「心理学的手法で導出された」-「有名大学の」メソッドという謳い文句には、注意が必要です。まず、心理学の実験というのは、結局のところ「特定の集団の心理的な傾向」に過ぎません。それが普遍的な真理であるわけでは無いのです。従って、それは「科学」とはかけ離れたものです。
もう一つ、特に重要な点を挙げておきましょう。この著者は、あくまでもスタンフォードやオックスフォードといった有名な大学で発表された、あるいは著名な心理学者が書いた著書の内容を、紹介しているに過ぎません。仮にそれを真剣に受け止めた動画の視聴者や彼の読者が、そこで紹介されたメソッドを忠実に実行し、その結果、成果がなかったとしても、彼は何の責任も負う必要はないのです。
彼は「こうすれば成功できますよ」「こうすればお金持ちになれますよ」と私たちに語りかけます。しかし、そこで語られるアドバイスというのは、結局のところ「他人が言っていること」であり、「科学的なもの」ではありません。なぜならその多くが、心理学の実験結果に過ぎないです。何度も言いますが、心理学では人間の特定の集団内、一定の条件下での「傾向」が明らかになるだけであり、普遍的な真理が明らかになっているわけでありません。そしてそのアドバイスが間違っていたとしても、彼自身が罰せられるわけでも無いのです。
名も無きしがない市民である私ですが、みなさんに次のように進言させていただきます。成功したければ、金持ちになりたければ、彼のように「誰か他の人が言っていることを」「自分自身が語っているように」「親切にアドバイスしてくる」人の言葉に耳を傾け、鵜呑みにしてはいけません。そうやって何度も失敗してきた私ですから、これだけは自信を持ってお伝えできます。
私たちは自分自身で、知識を掴み取らなければなりません。そうしなければ、成功や富にはたどりつけないでしょう。彼自身がこのことが真実であると証明しています。彼もまた、読書やさまざまな経験を通じて、知識を掴み取り、成功と富を手にしました。
しかしみなさん、よく考えてみてください。彼は、いま彼が垂れ流しているような、無責任なアドバイスを親切に撒き散らすような動画に頼っていたでしょうか?もちろん答えはNOです。彼は自分の頭で必死に考え、読書や勉強に励んだのです。だからこそ彼は成功しました。
みなさんは本書のようなメソッド集や無責任で親切なアドバイスに溢れた動画にいまだに頼りますか?
それとも自分の力で、知識を増やし、成功と富への道を歩みますか?そもそもあなたにとって成功や富がなんであるか、あなた自身で定義できていますか?
すべては皆さんの決断にかかっていますよ。
最後に一つだけ、質問させてください。この本を読んで読書術を体得したぞ!!と感じたら、早速、アドルノの「否定弁証法」やもう少し時代を遡って、ヘーゲルの「精神現象学」やカントの「純粋理性批判」を読んでみましょう!もう少し読みやすい、小説や詩でもよいでしょう。例えばホラティウスの詩集やジュリアス・シーザーの「ガリア戦記」、もっと近代になってトーマス・マンの「魔の山」やリルケの「マルテの手記」などでもよいでしょう。試しに手にとってごらんになってください。どうでしょうか?パパッと頭に入って理解できるようになりましたか??
知識を操る超読書術 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2019/11/20
メンタリストDaiGo
(著)
その他 の形式およびエディションを表示する
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本の長さ240ページ
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言語日本語
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出版社かんき出版
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発売日2019/11/20
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寸法18.8 x 13 x 1.5 cm
-
ISBN-104761274565
-
ISBN-13978-4761274566
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Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
商品の説明
著者について
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。
人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。
英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。
その後、活動をビジネスおよびアカデミックな方向へと転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。
日々インプットした膨大な情報・スキルを独自の勉強法で体得し、驚異的な成果をあげ続けている。
著書は累計330万部。『自分を操る超集中力』『人を操る禁断の文章術』(ともにかんき出版)、『週40時間の自由をつくる超時間術』(実務教育出版)ほかヒット作多数。
人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。
英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。
その後、活動をビジネスおよびアカデミックな方向へと転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中。
日々インプットした膨大な情報・スキルを独自の勉強法で体得し、驚異的な成果をあげ続けている。
著書は累計330万部。『自分を操る超集中力』『人を操る禁断の文章術』(ともにかんき出版)、『週40時間の自由をつくる超時間術』(実務教育出版)ほかヒット作多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
メンタリストDaiGo
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスおよびアカデミックな方向へと転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアに初めて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。その後、活動をビジネスおよびアカデミックな方向へと転換し、企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社より
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人を操る禁断の文章術 | 自分を操る超集中力 | 図解 自分を操る超集中力 | マンガでよくわかる 自分を操る超集中力 | 知識を操る超読書術 | |
カテゴリー | 文章術 | 集中力 | 集中力 | 集中力 | 読書術 |
内容 | 【10万部突破!インフルエンサーご用達!】 本書では、メンタリズムの得意とする 「人心掌握」「大衆煽動」のエッセンスを文章に応用し、読み手の心を自在に操る「メンタリズム文章術」を大公開。扱うテーマは、セールス、プレゼン、恋愛、依頼など、書き手の腕が求められるシーンを幅広く網羅。書くべき内容とその書き方が一目にわかるようになる。 | 【40万部突破!集中力&DaiGoの決定版】 あなたの集中力を劇的にアップさせる、食事、睡眠、場所、運動、時間…など、著者が日々実行している即効性の高い18のメンタリズムをご紹介。本書では、その場で試すことができる「知識」はもちろん、すぐに効果が表れる「ワーク」も掲載しています。 | 【「超集中力」のエッセンスを凝縮!】『自分を操る超集中力』が、待望のオールカラー図解化! 超重要項目だけを絞り込み、96ページに凝縮! さらに購入者にメンタリストDaiGoオリジナルのダウンロード特典を付けた「強化版」が誕生しました。 | 【本が読み慣れない人でもオモシロくわかる!】 1日20冊の本を読むDaiGoの超集中メソッドがストーリーで楽しく身につく! 本書は、集中力を使いこなすメソッドを学び、漫画の「新人賞」を目指すOL・吉岡めぐみの奮闘ストーリーです。超ベストセラー『自分を操る超集中力』のエッセンスを物語に凝縮させました。時間のない方にもオススメです。 | 【DaiGoのようにインプット&アウトプットしたい方へ!】 本書はそんな強靭なアウトプットを生み出しているメンタリストDaiGoの読書本。速読よりも熟読を、良書よりも悪書を、新刊よりも古典を…「知識の最大化」を人生のテーマを掲げ、毎日10~20冊の本を読む、著者の読み方を徹底解説! 本書のテクニックを学べば、モチベーション、集中力、記憶力、理解力…、いつもの読書の質が上がります! |
発売日 | 2015/1/19 | 2016/5/27 | 2017/7/18 | 2018/1/5 | 2019/11/20 |
本 体 価 格 | 1,400 | 1,400 | 1.100 | 1,300 | 1,400 |
備考 | ★第7回オーディオブックアワード特別賞受賞 ★amazonランキング大賞2018上半期「オーディブル部門」総合1位獲得 |
登録情報
- 出版社 : かんき出版 (2019/11/20)
- 発売日 : 2019/11/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4761274565
- ISBN-13 : 978-4761274566
- 寸法 : 18.8 x 13 x 1.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 3,066位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2020年4月14日に日本でレビュー済み
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204人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年11月22日に日本でレビュー済み
個人的にはそれほど目新しい情報はありませんでした。
・本を読むための準備をしよう
・最初から読む必要はなく、自分の読みたいところから読めばいい
・人に説明するつもりで読む
など他の読書術本によく書いてあることが書いてあります。
DaiGoさんは専門書や海外の論文をかなりのハイペースで読んでいるとのことだったので、何か特別なことが書いてあるものだと期待してしまいました。
DaiGoさんがハイペースでジャンル問わず本を読めるのは
・知識のストック
・読書慣れ
・好奇心の強さ
などによるモノなんだろうな、と思いました。
この本を買おうか悩んでいる人に対して個人的な意見を書いておきます。参考程度に読んでください。
読書術と銘打ってある本を一度でも読んだことがある人は買わなくても大丈夫だと思います。
書いてある内容はどの本も大差ないので、、
ビジネス書マニアの方はおすすめです。
文字がでかく、強調したいポイントは太字になっており、図も豊富なので30分あれば読めます。
DaiGoさんのニコニコ動画の視聴者さんやYoutubeのチャンネル登録者の方にもおすすめだと思います。
ファンの方はもっているだけで楽しくなるかと。
・本を読むための準備をしよう
・最初から読む必要はなく、自分の読みたいところから読めばいい
・人に説明するつもりで読む
など他の読書術本によく書いてあることが書いてあります。
DaiGoさんは専門書や海外の論文をかなりのハイペースで読んでいるとのことだったので、何か特別なことが書いてあるものだと期待してしまいました。
DaiGoさんがハイペースでジャンル問わず本を読めるのは
・知識のストック
・読書慣れ
・好奇心の強さ
などによるモノなんだろうな、と思いました。
この本を買おうか悩んでいる人に対して個人的な意見を書いておきます。参考程度に読んでください。
読書術と銘打ってある本を一度でも読んだことがある人は買わなくても大丈夫だと思います。
書いてある内容はどの本も大差ないので、、
ビジネス書マニアの方はおすすめです。
文字がでかく、強調したいポイントは太字になっており、図も豊富なので30分あれば読めます。
DaiGoさんのニコニコ動画の視聴者さんやYoutubeのチャンネル登録者の方にもおすすめだと思います。
ファンの方はもっているだけで楽しくなるかと。
2019年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過去のニコ生で放送したメタ認知読書やツッコミながら読むクリティカル読書などに加えて、関連する放送の内容がチャンク化されていて、分散復習も兼ねて楽しめる。自身の成長の糧となった本たちも改めて紹介されていて、嬉しかった。
超人脈術や超効率的勉強法など、ここ2年ぐらいの著書の内容のクオリティが格段にアップしてるので有り難い。
小学校の必須科目や教科書としてメンタリストDaiGoさんのニコ生や著書を使うと人生が豊かに生きれる人が増えると感じる。知識を使い倒す楽しさを教えてくれる。
エビデンス通りに感情と記憶を結び付けてくれる。
メタ認知読書では、クエスチョニングが最も効果量が高かったと思うが、判明している部分だけでも効果量などの数値も記載してくれているともっと良かったかなーと感じる。
ニコ生の副読本として、メンタリストDaiGoさんの著書は利用させてもらっている。
超人脈術や超効率的勉強法など、ここ2年ぐらいの著書の内容のクオリティが格段にアップしてるので有り難い。
小学校の必須科目や教科書としてメンタリストDaiGoさんのニコ生や著書を使うと人生が豊かに生きれる人が増えると感じる。知識を使い倒す楽しさを教えてくれる。
エビデンス通りに感情と記憶を結び付けてくれる。
メタ認知読書では、クエスチョニングが最も効果量が高かったと思うが、判明している部分だけでも効果量などの数値も記載してくれているともっと良かったかなーと感じる。
ニコ生の副読本として、メンタリストDaiGoさんの著書は利用させてもらっている。
2019年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
DaiGoさんの本は全て読んでいます。
いつも通り読みやすかったのですが、内容はニコニコの放送で聞いたものが多かったです。
しかし、忘れていたこともあったので復習になって良かったです。
説明を読んでいて、「あーカラーバス効果のことか。」と思っていたら、その後に「カラーバス効果」というワードが出てきたり、「ワーキングメモリー鍛えるからDNBの話書いてあるんだろな。」などなど、予測ができて自分の知識の定着確認にもなりました。
そういう面では、DaiGoさんは書籍で分散学習狙ってるんですかね?書籍が出版される間隔は良い具合に空きますし。笑
一つ気になったのは、P182〜188に何度か出てくる「インターリービング(Interleaving)」が、「インターリーピング」になっております。
「ピ」が「ビ」の誤字だと思うので、知らない人が覚えちゃう前に訂正した方が良いと思います!
これからも頑張ってください。応援しております!
いつも通り読みやすかったのですが、内容はニコニコの放送で聞いたものが多かったです。
しかし、忘れていたこともあったので復習になって良かったです。
説明を読んでいて、「あーカラーバス効果のことか。」と思っていたら、その後に「カラーバス効果」というワードが出てきたり、「ワーキングメモリー鍛えるからDNBの話書いてあるんだろな。」などなど、予測ができて自分の知識の定着確認にもなりました。
そういう面では、DaiGoさんは書籍で分散学習狙ってるんですかね?書籍が出版される間隔は良い具合に空きますし。笑
一つ気になったのは、P182〜188に何度か出てくる「インターリービング(Interleaving)」が、「インターリーピング」になっております。
「ピ」が「ビ」の誤字だと思うので、知らない人が覚えちゃう前に訂正した方が良いと思います!
これからも頑張ってください。応援しております!
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
メンタリストDaiGo
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアにはじめて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。
著書は累計330万部。『自分を操る超集中力』など多数。
私が、『知識を操る超読書術』を知ったのは新聞広告がきっかけでした。新聞広告をみて本書に関心を抱き、購入することにしました。メンタリストDaiGoについては、数多くのTV番組に出演しているので知っていましたが、彼の書いた本は今まで読んだことがありませんでした。それもあって、どのような内容なのか非常に興味を持って最初から読ませていただきました。
著者自身は、本書の中で本の読み方として最初から読む必要などなく、自分の興味のあるところから読めばいいと主張しておりますが、私は著者の主張に反して最初から最後まで構成通りに読ませていただきました。
それでも、非常に面白かったです。
特に、興味深いと思ったのは、
「記憶するだけではなく、理解すること、自分の頭で考えること、そしてアウトプットまでを実践」することを読書術として提唱していることです。本書を読了して、あらためてそれが著者自身が一番主張したいことだろうと思いました。
私は、本を読む場合、本書がそうであったように構成通りに読むことを基本としています。
著者自身は、読みたいところから読むのがベストだ主張していますし、私自身も読書術としてはそれが正しいだろうと思います。
ただ、著者が指摘しているようにそのような読書術が使えるのはあくまでもストーリーがない本書のような場合であって、当然ながら小説などにはこの読書術は当てはまりません。
当たり前ですが、推理小説を読むのに最後の犯人の正体が描かれている最終章から読むという方はいないはずですから。
私が、本書を通して一番大事だと感じたことはアウトプットまでを考えて読書をするという点です。
せっかく本書から学んだことですので、すぐに実践したいと思います。
どうしても最後まで本を読めないという方、あるいは自分なりの読書術があるという方でも本書を通して新しい発見があると思います。ぜひ一度本書を手にしてみては如何でしょうか。(2020.1.7記)
慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業。人の心をつくることに興味を持ち、人工知能記憶材料系マテリアルサイエンスを研究。英国発祥のメンタリズムを日本のメディアにはじめて紹介し、日本唯一のメンタリストとして数百のTV番組に出演。
著書は累計330万部。『自分を操る超集中力』など多数。
私が、『知識を操る超読書術』を知ったのは新聞広告がきっかけでした。新聞広告をみて本書に関心を抱き、購入することにしました。メンタリストDaiGoについては、数多くのTV番組に出演しているので知っていましたが、彼の書いた本は今まで読んだことがありませんでした。それもあって、どのような内容なのか非常に興味を持って最初から読ませていただきました。
著者自身は、本書の中で本の読み方として最初から読む必要などなく、自分の興味のあるところから読めばいいと主張しておりますが、私は著者の主張に反して最初から最後まで構成通りに読ませていただきました。
それでも、非常に面白かったです。
特に、興味深いと思ったのは、
「記憶するだけではなく、理解すること、自分の頭で考えること、そしてアウトプットまでを実践」することを読書術として提唱していることです。本書を読了して、あらためてそれが著者自身が一番主張したいことだろうと思いました。
私は、本を読む場合、本書がそうであったように構成通りに読むことを基本としています。
著者自身は、読みたいところから読むのがベストだ主張していますし、私自身も読書術としてはそれが正しいだろうと思います。
ただ、著者が指摘しているようにそのような読書術が使えるのはあくまでもストーリーがない本書のような場合であって、当然ながら小説などにはこの読書術は当てはまりません。
当たり前ですが、推理小説を読むのに最後の犯人の正体が描かれている最終章から読むという方はいないはずですから。
私が、本書を通して一番大事だと感じたことはアウトプットまでを考えて読書をするという点です。
せっかく本書から学んだことですので、すぐに実践したいと思います。
どうしても最後まで本を読めないという方、あるいは自分なりの読書術があるという方でも本書を通して新しい発見があると思います。ぜひ一度本書を手にしてみては如何でしょうか。(2020.1.7記)
2020年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
読んだ本がなかなか頭に残らないので、知識にするためにはどうしたらいいのかを知りたくて読んでみた。
本編は大きく分けて三つ、読む前の準備、読み方、読書後にすることの三点である。その中で自分が使えると思ったことを書いてみた。
まず、準備である。
1.メンタルマップ:本を読む目的を明確する
2.キュリオシティギャップ:目次を読みわかることとわからないことを分けて、自分の好奇心を煽る
次に読み方
1.予測:目次を読んで内容を予測する
2.つなげ読み:経験、知識、世界情勢などとつなげながら読む
3.要約:気になる章をさらっと読んで要約し、本当に読みたい部分に優先順位をつけ、頭に入れたい部分をもう一度読んで、まとめる。
そして読んだあと
アウトプット:レビューを書く
本編は大きく分けて三つ、読む前の準備、読み方、読書後にすることの三点である。その中で自分が使えると思ったことを書いてみた。
まず、準備である。
1.メンタルマップ:本を読む目的を明確する
2.キュリオシティギャップ:目次を読みわかることとわからないことを分けて、自分の好奇心を煽る
次に読み方
1.予測:目次を読んで内容を予測する
2.つなげ読み:経験、知識、世界情勢などとつなげながら読む
3.要約:気になる章をさらっと読んで要約し、本当に読みたい部分に優先順位をつけ、頭に入れたい部分をもう一度読んで、まとめる。
そして読んだあと
アウトプット:レビューを書く
2020年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
DaiGoさん、好きなので本やYouTubeをよくみます。
読書好きなのでこちらは購入して読みました。
いつもながらの切れ味の良い隙のないDaiGo節、とてもよくわかりましたし勉強になりました。
でも、読書って全てがDaiGoさんのように知識のインプット目的で読むものではないですよね。
そもそもの読書の目的は人それぞれなので、書いてあることが少しずれている気もしました。
今回はちょっと残念だったかもしれません。
読書好きなのでこちらは購入して読みました。
いつもながらの切れ味の良い隙のないDaiGo節、とてもよくわかりましたし勉強になりました。
でも、読書って全てがDaiGoさんのように知識のインプット目的で読むものではないですよね。
そもそもの読書の目的は人それぞれなので、書いてあることが少しずれている気もしました。
今回はちょっと残念だったかもしれません。