四部構成。大雑把にまとめると、瞑捜編=初心者向け、瞑想編=初・中級、究極編=上級、系観瞑想編=超人級といった具合。初心者から上級者までカバーしているので、どのレベルの人にとってもOKな感じです。
大まかには、1時間目を瞑って座ることができれば初心者卒業、集中状態を実感することができれば初級者、さらに集中状態を移動させ、意識の拡大から想念の観察へとつなげることができたら中級者といったところでしょうか。これ以上の究極編になると視覚分離、触覚分離などの現象を体験するようになり、さらに系観瞑想では、これは成瀬氏の数十年にわたる瞑想修行の総決算として、あっと驚くテクニックが披露されており、正直、普通の人ではここまで到達するのは無理なんじゃない?といった印象がなきにしもあらずです。
技術至上主義とでも言うべき姿勢は成瀬氏の特徴のようで、他の瞑想法の解説書にありがちな欲望や怒り、迷いなどの心の問題には一切立ち入らず、ひたすら「悟り」「解脱」「純粋状態」を目指すための瞑想テクニックがステップ・バイ・ステップで語られています。ただ難点はラーマクリシュナの話やヒマラヤの標高四千メートルでの瞑想体験談などが唐突に盛り込まれ、理路整然とした瞑想のステップを非常に(!)わかりにくくしていること。瞑想テクニックのパートとコラムのパートを分けてくれればもっと読みやすくなったように思います。
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瞑想法の極意で開く精神世界の扉 単行本 – 2007/6/1
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瞑想すれば何でもできる
精神世界という宇宙へつながる扉が開く
「精神世界」とは「自分の精神性を高める世界」のこと。ファッション的な精神世界から本質へ踏み込むためには瞑想法が必要です。ところが「瞑想法」といってもなんだか漠然としすぎていますよね……。はっきりした判断基準のあるクリヤーな瞑想法を求めた成瀬師が修行の末に到り着いたのは、「系観瞑想法」というオリジナルな技法でした。日本ヨーガ界の第一人者・成瀬雅春が、その瞑想テクニックを存分に語ります。奇才・角川春樹氏との特別対談も収録!
CONTENTS
瞑◎捜◎編
第一章◎瞑想とは何か
瞑想は「存在の源」へ至る
人生の中での瞑想/瞑想は解脱への道標/瞑想の効用
瞑想の起源を探る/なぜ瞑想をおこなうのか
瞑想は純粋状態へと向かう
第二章◎サマーディへの階梯
瞑想は身体を使う/瞑想と坐法
ヨーガの八階梯/プラティヤーハーラ(制感)
ダーラナー(集中)/瞑想のための集中
デイヤーナ(瞑想)/サマーディ(三昧)
第三章◎瞑捜の実践法
瞑目して捜す/チベット密教の倍音声明とは
成瀬流倍音声明/国内での倍音声明
1大谷石採掘場跡/2芝・増上寺/3田谷の洞窟
第四章◎制感の実践法
目を閉じる/音を聴く
閉眼法/スーリヤ・ディヤーナの予備練習
閉眼で目の前を変化させる
実践上のアドヴァイス
瞑◎想◎編
第一章◎集中の実践法
瞑想へのステップ/呼気数息法
眉間集中法/移動集中法
集中チャクラ移動法/移動集中観察法
集中状態の再確認/立体集中法
第二章◎意識の拡大法
意識拡大へのステップ/呼吸伸展法
呼吸伸展法の実践テクニック/プラーナ摂取法
意識拡大法/意識拡大法の実践テクニック
第三章◎観想の実践法
観想とは/ラーマクリシュナの生い立ち
会話観想法/室内観想法/夢見観想法
第四章◎瞑想の実践法
雑念利用法/想念観察法
観察についての考察/想念の観察から瞑想へ
呼吸のコントロールから瞑想へ
音と融和する瞑想法
究◎極◎編
第一章◎聖地への道程
「果て」に向けて/聖地の輝きと瞑想体験/幽体離脱とは
意識体の観察/視覚分離体験
意識体分離のいろいろ/意識体を探る
ガンゴーットリーへ
第二章◎聖地ゴームクと聖者
トレッキングを開始/聖地ゴームクに到着
ゴームクでの瞑想/ゴームクでの沐浴
ゴームクの修行者/オーム石を見つける
サードゥーとは/ガンゴーットリーの隠れた聖者/インドの聖者について
偉大な聖者と過ごす
第三章◎瞑想法の極意
教祖には裏切られる/瞑想を深めるには
スーリヤ・ディヤーナに向けての練習
光環移動法/光環注視法/開眼での光環注視法
…他
精神世界という宇宙へつながる扉が開く
「精神世界」とは「自分の精神性を高める世界」のこと。ファッション的な精神世界から本質へ踏み込むためには瞑想法が必要です。ところが「瞑想法」といってもなんだか漠然としすぎていますよね……。はっきりした判断基準のあるクリヤーな瞑想法を求めた成瀬師が修行の末に到り着いたのは、「系観瞑想法」というオリジナルな技法でした。日本ヨーガ界の第一人者・成瀬雅春が、その瞑想テクニックを存分に語ります。奇才・角川春樹氏との特別対談も収録!
CONTENTS
瞑◎捜◎編
第一章◎瞑想とは何か
瞑想は「存在の源」へ至る
人生の中での瞑想/瞑想は解脱への道標/瞑想の効用
瞑想の起源を探る/なぜ瞑想をおこなうのか
瞑想は純粋状態へと向かう
第二章◎サマーディへの階梯
瞑想は身体を使う/瞑想と坐法
ヨーガの八階梯/プラティヤーハーラ(制感)
ダーラナー(集中)/瞑想のための集中
デイヤーナ(瞑想)/サマーディ(三昧)
第三章◎瞑捜の実践法
瞑目して捜す/チベット密教の倍音声明とは
成瀬流倍音声明/国内での倍音声明
1大谷石採掘場跡/2芝・増上寺/3田谷の洞窟
第四章◎制感の実践法
目を閉じる/音を聴く
閉眼法/スーリヤ・ディヤーナの予備練習
閉眼で目の前を変化させる
実践上のアドヴァイス
瞑◎想◎編
第一章◎集中の実践法
瞑想へのステップ/呼気数息法
眉間集中法/移動集中法
集中チャクラ移動法/移動集中観察法
集中状態の再確認/立体集中法
第二章◎意識の拡大法
意識拡大へのステップ/呼吸伸展法
呼吸伸展法の実践テクニック/プラーナ摂取法
意識拡大法/意識拡大法の実践テクニック
第三章◎観想の実践法
観想とは/ラーマクリシュナの生い立ち
会話観想法/室内観想法/夢見観想法
第四章◎瞑想の実践法
雑念利用法/想念観察法
観察についての考察/想念の観察から瞑想へ
呼吸のコントロールから瞑想へ
音と融和する瞑想法
究◎極◎編
第一章◎聖地への道程
「果て」に向けて/聖地の輝きと瞑想体験/幽体離脱とは
意識体の観察/視覚分離体験
意識体分離のいろいろ/意識体を探る
ガンゴーットリーへ
第二章◎聖地ゴームクと聖者
トレッキングを開始/聖地ゴームクに到着
ゴームクでの瞑想/ゴームクでの沐浴
ゴームクの修行者/オーム石を見つける
サードゥーとは/ガンゴーットリーの隠れた聖者/インドの聖者について
偉大な聖者と過ごす
第三章◎瞑想法の極意
教祖には裏切られる/瞑想を深めるには
スーリヤ・ディヤーナに向けての練習
光環移動法/光環注視法/開眼での光環注視法
…他
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社BABジャパン出版局
- 発売日2007/6/1
- ISBN-104862202624
- ISBN-13978-4862202628
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商品の説明
著者について
成瀬 雅春(なるせ まさはる)
日本ハタヨーガの第一人者。ヨーガに新しい要素を取り入れ絶大な支持を得る。幼い頃から身体を動かす「遊び」に興味を持ち、現在ハタヨーガを中心に独自の修行を続けている。1983年には「空中浮揚術」、1988年には「空中大浮揚」としてメディアに写真が掲載された。2001年には全インド密教協会からヨーギーラージの称号を授与される。現在インドと日本を中心にヨーガの修行、講演をしている。
日本ハタヨーガの第一人者。ヨーガに新しい要素を取り入れ絶大な支持を得る。幼い頃から身体を動かす「遊び」に興味を持ち、現在ハタヨーガを中心に独自の修行を続けている。1983年には「空中浮揚術」、1988年には「空中大浮揚」としてメディアに写真が掲載された。2001年には全インド密教協会からヨーギーラージの称号を授与される。現在インドと日本を中心にヨーガの修行、講演をしている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
成瀬/雅春
ヨーガ行者、ヨーガ指導者。1976年からヨーガ指導を始め、1977年2月の初渡印以来、インド、チベットなどを数10回訪れている。地上1メートルを超える空中浮揚やシャクティチャーラニー・ムドラー(クンダリニー覚醒技法)、心臓の鼓動を止める呼吸法、ルンゴム(空中歩行)、系観瞑想法などを独学で体得。2001年、全インド密教協会からヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)の称号を授与される。毎年標高4000mのヒマラヤで修行を続けている。成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。朝日カルチャーセンター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ヨーガ行者、ヨーガ指導者。1976年からヨーガ指導を始め、1977年2月の初渡印以来、インド、チベットなどを数10回訪れている。地上1メートルを超える空中浮揚やシャクティチャーラニー・ムドラー(クンダリニー覚醒技法)、心臓の鼓動を止める呼吸法、ルンゴム(空中歩行)、系観瞑想法などを独学で体得。2001年、全インド密教協会からヨーギーラージ(ヨーガ行者の王)の称号を授与される。毎年標高4000mのヒマラヤで修行を続けている。成瀬ヨーガグループ主宰。倍音声明協会会長。朝日カルチャーセンター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : BABジャパン出版局 (2007/6/1)
- 発売日 : 2007/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 315ページ
- ISBN-10 : 4862202624
- ISBN-13 : 978-4862202628
- Amazon 売れ筋ランキング: - 183,233位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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ベスト500レビュアー
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16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2011年3月13日に日本でレビュー済み
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この本を読んで感じたのは、著者の瞑想を通した「悟り」への真摯な態度と謙虚な姿勢。
著者自身が長年の瞑想・修行を通して自分で感じ、考察した一次情報が載っており、
よくある一般論ではなく、非常に実践的な内容になっています。
「悟り」というと何かに「到達」すると勘違いしがちですが、
「悟り」とはあくまで中間地点であり、一つの心的、霊的状態である。
本当に悟った人は、自己顕示欲や自我自体が切り離されるので、
自分が悟ったと周りに自ら言うことはしない。
また、教祖になって人を救おうとしたり、人に教えたりしようとしない。
ただ、淡々と自分の人生を生き、去るべき時が来たら静かに還っていく。
確かにきっとそんなものなのだろうな、と感じました。
瞑想自体はかなり高度な内容も含んでおり、少しハードルが高い部分もあったので
★4つにさせて頂きましたが、内容自体は素晴らしいと思います。
著者自身が長年の瞑想・修行を通して自分で感じ、考察した一次情報が載っており、
よくある一般論ではなく、非常に実践的な内容になっています。
「悟り」というと何かに「到達」すると勘違いしがちですが、
「悟り」とはあくまで中間地点であり、一つの心的、霊的状態である。
本当に悟った人は、自己顕示欲や自我自体が切り離されるので、
自分が悟ったと周りに自ら言うことはしない。
また、教祖になって人を救おうとしたり、人に教えたりしようとしない。
ただ、淡々と自分の人生を生き、去るべき時が来たら静かに還っていく。
確かにきっとそんなものなのだろうな、と感じました。
瞑想自体はかなり高度な内容も含んでおり、少しハードルが高い部分もあったので
★4つにさせて頂きましたが、内容自体は素晴らしいと思います。
2007年8月1日に日本でレビュー済み
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今までの瞑想に関する本は抽象的で何をどのようにしたらいいかわからなかったが、この本を読むことにより、まずはどんなことをすればいいか、とても具体的に細かく書かれていて、瞑想を初めてしてみようという人でもできると思った。
また系観瞑想という新しい方法も前作にプラスされていて、より深い内容となっていたと思う。この本を読んで少しでも瞑想を確実に行えるようになり、最終的には著者の言うように、身体が動かせない状態になったときこそ、最高に自由で楽しいと思えるようになりたいものだ。
また系観瞑想という新しい方法も前作にプラスされていて、より深い内容となっていたと思う。この本を読んで少しでも瞑想を確実に行えるようになり、最終的には著者の言うように、身体が動かせない状態になったときこそ、最高に自由で楽しいと思えるようになりたいものだ。
2017年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の本は2冊目ですが、この本も具体的な内容が豊富で参考になりました。
特に楽な姿勢で瞑想に入れるような道具としてキャリーバッグ用のバンドの利用などは役に立ちました。
1つ気になったのは、宗教の教祖を否定するようなことを書かれていることです。
『ヨーガ行者は、宗教では世界は平和にならないと考える』とありますが、自らを高めて解脱へと向かうヨガ行者も宗教も、手段が違うだけであって、目的とするところは同じなのではないでしょうか。
例えば空海の真言宗は、即身成仏に至る教えを説いているので、ヨガ行者に近い発想で、解脱することによって満遍を明るく照らす解脱者の排出を目指しますが、一方で最澄の天台宗は、1人の聖者を排出するというより、1人1人の人々が悟りを得る途中にて身の回りの一隅を照らすことによって、世界中を明るくできると考えます。
もちろん真言宗でも個人の解脱のみに終始するのではなく、菩薩行として悟りを得る修行をしながら人の役にたつこともしますし、どちらも平和への貢献が皆無だとは言いきれないと思うのです。
真の解脱者は、こだわりや執着から解放されているので、他者を否定したりしないのではないでしょうか。
敢えて宗教を否定するところに、成瀬さんの『こだわり』を感じてしまい、読んでいて、他の宗教を認めない『ヨガ行者という名の、もう1つの宗教』のようだと感じました。
特に楽な姿勢で瞑想に入れるような道具としてキャリーバッグ用のバンドの利用などは役に立ちました。
1つ気になったのは、宗教の教祖を否定するようなことを書かれていることです。
『ヨーガ行者は、宗教では世界は平和にならないと考える』とありますが、自らを高めて解脱へと向かうヨガ行者も宗教も、手段が違うだけであって、目的とするところは同じなのではないでしょうか。
例えば空海の真言宗は、即身成仏に至る教えを説いているので、ヨガ行者に近い発想で、解脱することによって満遍を明るく照らす解脱者の排出を目指しますが、一方で最澄の天台宗は、1人の聖者を排出するというより、1人1人の人々が悟りを得る途中にて身の回りの一隅を照らすことによって、世界中を明るくできると考えます。
もちろん真言宗でも個人の解脱のみに終始するのではなく、菩薩行として悟りを得る修行をしながら人の役にたつこともしますし、どちらも平和への貢献が皆無だとは言いきれないと思うのです。
真の解脱者は、こだわりや執着から解放されているので、他者を否定したりしないのではないでしょうか。
敢えて宗教を否定するところに、成瀬さんの『こだわり』を感じてしまい、読んでいて、他の宗教を認めない『ヨガ行者という名の、もう1つの宗教』のようだと感じました。
ベスト500レビュアーVINEメンバー
最後の、長年のご友人である角川春樹氏との対談から読みましたが、「俺を動かす大プレイヤーがいる気がする。それが宇宙の存在・・」と終始、ぶっとんだまま。さすが。成瀬氏は、角川氏を「器が大きい」と褒めておられましたが、著作について語ろうにも、角川氏に引っ掻き回されてました。成瀬氏の著作は何冊も読みましたが、成瀬氏の素顔がでている、という意味では面白かったです(几帳面でビジネスライクで細かくて、律儀な方かと)。この対談は短いものです。
さて、この本は「瞑想法」を語られています。主に成瀬流テクニックを。呼吸法と同様、大変細かく、多く、厳しい修行のようです。もし、瞑想に興味があって、且つ成瀬氏から学びたいなら、こちらと呼吸法の本ををはっしょった内容の倍音声明(CD付き)がお買い得です。2冊分の基礎的な内容をまとめていて読みやすい。内容も重複多々。
こちらは、自分の呼吸の意識体を頭から外に出して、それを内に再度入れたり、吐く息を壁をこえて宇宙まで追うような、成瀬流瞑想のための成瀬流技術を書いておられますが、普通に瞑想をしようと思う場合、倍音声明を読んで、それ以上興味が湧いたら、読まれたらいいように思います。
私は、中村天風氏から沖正弘氏を読んで、成瀬氏に辿りつきました。中村天風氏や沖正弘氏が注ぐ大きな愛を、成瀬氏からは全く感じないのです。けれども、呼吸法の本の中の女優さんとの対談の中でも、あるいはいずれも著作の中でも、現代の世の中を憂いておられる。けれども、前述のお二人と違い、世の中を変えようという、役に立とう、というおつもりはないのだ、とこの本で確認しました。
それは、「ひたすら瞑想を深めるヨーガ行者は、信者の幸福や人類救済という理想のためには活動せず、どこまでも自分の冷静を高め、純粋状態へと向かう。その純粋状態こそが、真実の人類救済となるのである」書かれていますが、ご自身もそうなのでしょう。薄々感じていた成瀬像がこの本で鮮明になり、だから好きになれなかったのだな、と分かりました。私の単なる主観です。
何故、メディアへの露出をなさるのかな、とずっと不思議に思っていました。
さて、この本は「瞑想法」を語られています。主に成瀬流テクニックを。呼吸法と同様、大変細かく、多く、厳しい修行のようです。もし、瞑想に興味があって、且つ成瀬氏から学びたいなら、こちらと呼吸法の本ををはっしょった内容の倍音声明(CD付き)がお買い得です。2冊分の基礎的な内容をまとめていて読みやすい。内容も重複多々。
こちらは、自分の呼吸の意識体を頭から外に出して、それを内に再度入れたり、吐く息を壁をこえて宇宙まで追うような、成瀬流瞑想のための成瀬流技術を書いておられますが、普通に瞑想をしようと思う場合、倍音声明を読んで、それ以上興味が湧いたら、読まれたらいいように思います。
私は、中村天風氏から沖正弘氏を読んで、成瀬氏に辿りつきました。中村天風氏や沖正弘氏が注ぐ大きな愛を、成瀬氏からは全く感じないのです。けれども、呼吸法の本の中の女優さんとの対談の中でも、あるいはいずれも著作の中でも、現代の世の中を憂いておられる。けれども、前述のお二人と違い、世の中を変えようという、役に立とう、というおつもりはないのだ、とこの本で確認しました。
それは、「ひたすら瞑想を深めるヨーガ行者は、信者の幸福や人類救済という理想のためには活動せず、どこまでも自分の冷静を高め、純粋状態へと向かう。その純粋状態こそが、真実の人類救済となるのである」書かれていますが、ご自身もそうなのでしょう。薄々感じていた成瀬像がこの本で鮮明になり、だから好きになれなかったのだな、と分かりました。私の単なる主観です。
何故、メディアへの露出をなさるのかな、とずっと不思議に思っていました。