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カスタマーレビュー

5つ星のうち3.7
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2016年10月26日
睡眠薬を気軽に使うことの危険性など、様々な角度から理解できます。
読みやすいので、1人でも多くの方に読んでもらいたいと思いました。
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2016年4月16日
本書から重要だと思われる点を、また、最終第5章『睡眠薬の依存から脱するには』から対処法を以下にご紹介します。多くの方が睡眠薬の薬害を本書で知り、睡眠薬依存から抜け出せることを(そのためには本人の強い意志とともに家族や恋人などの強い支えが必要ですが)、願っております。

1.重要なポイント
・向精神薬の一種である睡眠薬(睡眠導入剤も睡眠改善薬も含む)は向精神薬のゲートウェイドラッグであり、病名が格上げされるとともに薬の種類も強さも増して行く恐ろしい薬である。
・睡眠薬をはじめ、全ての向精神薬は覚醒剤やコカインに比べて、依存症や副作用がややマシなだけで、高い依存性を持ち、深刻な副作用や後遺症、中断時の禁断症状を生み出すという点で麻薬と同じようなもの。
・向精神薬は違法ドラッグやアルコールよりも脳細胞を殺し、松果体、脳下垂体、視床下部といった脳のホルモンを分泌する部分に障害を起こしやすい。これらがやられるとホルモンが乱れるため、全身の色々な部分に問題が生じる。膵臓、心臓、消化器、腎臓、眼など、あげればきりがなく、全身に影響を与えると言っても過言ではない。
・海外では禁止や利用規制があるハルシオン(睡眠導入剤)を日本では平気で処方している。(2001年で世界の60%を消費)
・睡眠薬による眠りはただ脳を強制的に麻痺しているだけの睡眠もどきで本当の睡眠ではない。
・睡眠薬を辞めた時の禁断症状として不眠の次いで多く見られるのが強い不安。
・薬の効く時間が短くなり、薬の効果が切れてくると、さらに症状が悪くなるのは、実は睡眠薬だけではない。ほかの向精神薬でも同じである。
・睡眠薬を多用すると死亡リスクが5倍もあがり、自殺を誘引する。
・睡眠薬のような神経細胞毒が怖いのは、毒物が蓄積されることである。記憶力や思考力の低下は、ある程度の時間がたたなければ実感しづらい。
・世界一の薬漬けの国。それが、日本だ。欧米の製薬会社にとって、日本は一番の在庫処分国になっている。
・現代の精神医学は、「病気」をつくれば儲かるということを前提にしている。生理的な反応を病気とすることができれば、精神医学界や心理学界が莫大な利益を手に入れることができるからだ。
・イギリスには、知らない間に薬物依存にされた人が現在およそ150万人いるとされ、多くは脳障害によると思われる症状を呈している。

2.依存から脱するには
・心の底から「自分がバカだった」と自らを責めるーそう思えてはじめて断薬ができる
・眠れなくなった原因を考え、その問題に対処する以外、解決の方法はない。
・段階的に減らしていく。(2週間毎に0.5mgずつ)
・多剤服用している場合の対処法(『心の病に薬はいらない』に詳細は記載)
 ①単剤処方を目指す
 ②最も有害な副作用を呈しているもの、強い禁断症状が出るものから抜く。
 ③相互作用を出しやすい薬、ハイテンションにさせる薬は早めに抜く(自害他傷を起こしやすいから)
 ④睡眠薬は最後に残す(減薬中に睡眠がとれた方が好都合だから)
 ⑤同系統の薬は抜きにくいものから抜く(薬の種類が多い時の方が、難しい薬を抜きやすいから)
・体内に蓄積された毒は汗として出すサウナが有効
・サウナの次に毒を出すのに有酸素運動が有効
・気づかないうちに不眠をつくり出している原因を取り除く
 ①食べ物
 ②電磁波(電磁波は体内のメラトニンを減少させる)
 ③呼吸の仕方(腹式呼吸と長息が睡眠によい)
 ④昼間の活動性(昼に運動すると夜、身体がつかれて眠れる)
・『これをやったら眠くなる』という儀式をつくる
 ①本を読む
 ②音楽を聴く
 ③ストレッチをする
 ④日記を書く
 ⑤カーテンを閉める
・人生の軸を持つ(何かへの依存が少なくなる)
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ベンゾ大国日本に警鐘を鳴らし続けてきた著者。
この著者は考え方が極端な部分もあり、常に賛否両論巻き起こしているが、本書に関して言えば概ね正しいと思う。
僕は医者でも医学博士でも薬剤師でもありませんが、1人の睡眠薬中毒者として、概ね正しいと、そう思います。

あえておかしな点をあげれば、「禁断症状(離脱症状)が出ないで断薬はあり得ない」という趣旨の主張ですが、これは、個人差が大きく実際に一切の離脱症状が出ずに断薬できる人もいるので、ちょっと言い過ぎかなと思います。
まあ、好意的に解釈すれば、「禁断症状は付き物だから、恐れるのではなく乗り越えるんだよ」という意味で、「禁断症状が恐くて減薬・断薬に踏み切れない」人にハッパをかける意味で言ってると取れますが。

まあ、そういった内容的や医学的見地からのことについては、
著書に同意する意見するから
「著者の睡眠薬に対する認識は誤解と無知に満ちている」
「アシュトンマニュアルはいいマニュアルなのになんで著者は否定してるんだ?」
といった反対意見まで、他の方々がレビュー講評して下さってる(と思う)ので、
僕は、別の観点から書きます。

良書と言いながら、なぜ★2つにしたか。
理由は2つあります。

<理由1>
著者の主張が一貫しているためその意味では読みやすいのだが、いざ細部を解釈しようとすると、実は難しい。
主語・目的語の省略や、修飾関係の分かりにくさ、改行位置や段落構成のおかしさ、といった日本語的の分かりにくさがあるからだ。
読み物的なページならばそれでもいいのかもしれないが、例えばP148のような本書の論点(主張)そのもののページでそれは困る。
P148を例にすれば、「長年」と一口に言っているが長年と言っても色々あるし、「やり方は大きく2つある」と言いながらどこからが2つ目なのかが少し分かりにくい。
まあ、幸い本書は、一般的な読解力があれば補える範囲ではあります。とはいえ、誤読が致命的になる本書のような本では、極力分かりやすい日本語にしてほしかったですね。

(ここは本書の講評レビューをする場所なので、本書を超えたところの著者に関する意見はしたくありませんが、便宜上書くと、著者の内海さんの意見は、ネット上で、「内海医師の文章はやや論理不明瞭で意見が明確でない節がある」との声が見受けられます)。

なお、良い部分もあります。著書の他の本だと分数が出てきたり幅のある書き方が出て来たりしますが、
本書ではそういった表現(分数とか)が出てこなかったのは良い点だと思います。
「8分の1ずつ減らす」と「8分の1に減らす」を読み違えると大変なことになりますし。

「基本は2週間~4週間ごとに5%~10%削減」という書き方も、深読みしたら
「2週間で5%だから4週間で10パーセントという単純に倍数で書いているのか、 それとも、早い人なら2週間で10パー、遅い人で4週間で5パーという、幅を持たせる意味で書いているのか」
が紛らわしいですが、本書は、そういう紛らわしい数字表現は無かったです。

<理由2>
本書はあくまでも「睡眠薬1剤」を飲んでいる場合の抜き方が書いてある。
P150で、「複数種類の薬でつまり多剤併用してる場合、複数種類の睡眠薬を飲んでいる場合」
については、自著の『心の病に薬はいらない!』(かんき出版)を読めとあります。

これはひどいです。
確かに本書は「睡眠薬」に特化した本につき、多剤併用(睡眠薬以外の薬と睡眠薬の多剤服用)は想定外なので、その場合は、別の自著を読めというのは問題ないでしょう。
しかし、本書は「睡眠薬」に特化した本であるからこそ、「複数種類の睡眠薬」の場合の抜き方も書くべきでしょう。
しかも、睡眠薬は複数と言っても今は2種類まで(抗不安薬を含めると違ってきますが)しか出せないのだから、本書で書くべきでした。

ちなみに、紹介されていた『心の病に薬はいらない!』では、多剤併用(複数の精神系の薬の服用)の場合の抜き方は詳しかったですが、
「睡眠薬を複数種類使っている場合の抜き方」についての説明はありませんでした。
これじゃ詐欺じゃねーか(怒)。
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2016年8月23日
私はなかなか寝れないことがあり睡眠薬に頼ろうかなと考えた時期がありましたが薬に対する抵抗感があり手をつけずにいました。
そんな時に気になってこの本を購入しました。
睡眠薬は覚せい剤やコカインと同じで脳の神経伝達物質の働きを増強したり、あるいは阻害することで
脳を麻痺させて眠らせること、つまり偽の睡眠をもたらすのです。
一度睡眠薬を手に出すと薬物と同じでなかなかやめれなくなるから初めから睡眠薬に手を出さないことが
最善だそうです。これを読んで私は決して薬に頼るまいと改めて実感しました。
しかし、気になったのが内海聡氏が過去に睡眠薬の危険性を知らないで患者に処方したことをどう思っているかです。
内海氏は、睡眠薬中毒に陥ってる人は睡眠薬の危険性について無知だったことを反省すべきや医術が人を治すと
信じているのは幻想だと述べていることについてまるで騙された患者が悪いと言わん論調です。(実際は医師の言うことを鵜呑みにしたて言われるままに睡眠薬を飲んだ患者が悪いのは事実と言われればそうかもしれません。)
では内海氏がかつて医師として患者に睡眠薬の危険性を知らないで処方したことについてはどう説明するのかなと疑問に思いました。
知らなかったとはいえ患者に危険な睡眠薬を処方した子に罪悪感を感じているのか気になります。
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2016年9月23日
不眠症は「薬を飲んだら改善する」というものではありません。
食事療法をはじめとする自然療法、東洋医療、精神状態など、総合的に取り組まなければなりません。

重度の不眠症を持つ私の母に、内海聡医師の「睡眠薬中毒 効かなくなってもやめられない」を読んでもらった翌日、母は心療内科でもらう睡眠薬を断つ(薬の離脱)ことを決意し、その後、声が震える離脱症状を乗り越え、お陰様で母は長年頼っていた睡眠薬を止めることができました。
内海聡医師に本当に感謝しています。
しかし、睡眠薬を断ってからというもの、まったく眠れなくなり、今は不眠症が治った症例のある糖質制限食を実行し、不眠症の改善に頑張っています。
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2016年3月28日
 著者内海氏の意見は非常にはっきりしている。 「睡眠薬、向精神薬は脳細胞を傷つけるものである。これらの薬物は一度使うと人を中毒に陥らせる。麻薬、大麻、アヘン、ヒロポン、ヘロインそれに清原容疑者などが常用していたあの薬物 - 名前は忘れたが -、それらと人を中毒に引きずり込むその作用においては大手を振って出回っている睡眠薬の類も全く変わりがない。そして長年こうした薬物を常用していると、その毒が体内に蓄積され容易に抜けなくなる。やがて蓄積された毒は痴呆症の原因にもなる」

 私たち老人の多くは不眠症に悩み睡眠薬を処方してもらっている。それによってようやく快適な睡眠を手に入れていると思っている。しかし頭の片隅では、もしかすると睡眠薬って痴呆症の原因になるのではないかという疑いがちらっと浮かんだりするのである。しかし睡眠薬というやつは確かに一度使うとやめられない、手元に置いておかないと不安で仕様がないという気持ちに人を陥れる。

 医者の方からは睡眠薬、痴呆症の相関関係を口にすることは絶対にない。これは禁句なのだ。内海氏がいささか乱暴にしかも単調に禁句を口にしてくれたことにこの本の価値がある。

 私は10年以上も睡眠薬を常用してきた。つい最近になって1週間とか10日間とかを薬なしで過ごせるようになり、遅まきながら薬を断てる可能性をはっきりつかんだような気持でいる。この時機にこの本と出会ったことも何かの縁だ。「睡眠薬中毒を断てるとは珍しい老人だな」と内海氏が言ってくれるかもしれない。
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ベスト500レビュアー2016年5月25日
著者の言いたいことは、とてもよくわかる。
ある意味で論旨も明快(?)で、高齢者で睡眠薬を飲んでいる人は、
最初から読者に入れていない。
これからの若い人が睡眠薬中毒にならないように……という内容だ。

だが実際は、高齢者(年配者)ほど睡眠障害で悩み、睡眠薬に手を出す。
それを、「睡眠薬はドラッグと同じ」と繰り返すばかりで、
ホントに薬漬けになっている、あるいはなりかかっている人は
読んでも戸惑うばかりだろう。
そういう人は、大なり小なり、「これ以上飲んではいけない……」
と思っているものだ。そういう人にこそ、「こうすれば薬は減らせる」と具体策をあげて欲しかった。

睡眠薬の怖さを、これでもか! と書くだけでなく、
もう少し「救い」があってもよかったと思う。
著者の言うとおり、患者も甘えてはいけないし、薬をやめるにはそれなりの意思が必要だ。
だが、薬を抜く方法はシャブ抜きと同じ、だけでは「役に立つ本」とは言えない。
ライターが書いたものに著者が手を入れたと、冒頭に書いてあるように、
やや、文章も乱暴である。
精神科そのものを認めてない著者だから仕方のないことかもしれないが……。

ちなみに今の精神科や心療内科は、一時のように簡単に薬を出さない。
減薬や薬の整理を真剣に考えてくれる医師もいる。
私は著者から「相手にしない」と言われる年代だが、そこで、「シャブ抜き」とは違う方法で、ゆっくりと薬を減らせている。

著者の言うように悪徳精神科医ばかりではないのである。
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2016年3月26日
睡眠薬中毒
うつ病への入り口、認知症のリスクも

知らない人たちにとっては衝撃的な内容なのでしょう。
私が相談受けてきた人たちも睡眠薬から始まり、向精神薬の薬の量が増えていき、どんどん動けなくなっていった人たちが多い。
さすがにおかしいと素人の私でも気が付きました。
そのからくりがよく理解できる著書です。

2010年から「睡眠キャンペーン」が始まりました。
キャンペーンの前に全国に先駆けて静岡県富士市で試行が始まったため、富士モデルと呼ばれた。盛んにテレビでもCMを流していました。
「お父さん、眠れてる?」のCMを覚えている人もいらっしゃることでしょう。
そのキャンペーンが始まってから自殺者の数が増えたというデータも、この著書の中でも提示してあります。
そして最近では、2015年から始まった「ストレスチェックキャンペーン」
このようなキャンペーンの行われる意味も書いてくださっています。
精神薬のことを知るためには、とても分かりやすく読みやすい本だと思います。

この本は、コンパクトでもち運びにも便利なので電車の中でも読みやすいので是非読んでみてください。
初心者の人でもわかりやすく書いてくださっています。
「おわりに」 にも書いてありますが、なぜ睡眠薬がだめなのか、なぜ向精神薬がだめなのか、なぜやめなければならないのか理解できます。

最近、私の周りには「精神薬を断薬してよかったです。」という人が増えています。
空気の色や臭いが違う!という方が増えているのです。
しかし、その前に知っておかなければならないことがたくさんありますので、私個人的には、お一人でも多くの方に先ずはこの本をお読み頂きたいと思います。
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2016年9月8日
私ももう7・8年前から入眠が出来なくなって、睡眠障害を感じるようになりました。その時は十日間くらい眠れない日々が続き、血圧が上がって頭の中が異常な状態になっていました。
そこで、我慢できなく近くのクリニックに行って、抗不安薬(コンスタン)と入眠剤(マイスリー)を貰い、その日にコンスタンだけ飲んで寝ると、なんと10時間くらい一気に眠れました。
その後、断薬を何度か試みましたが、一度もうまくいかず、未だに抗不安薬は絶やさないです。入眠剤については、抗不安薬だけで眠れないときにだけ使用し、今ではほとんど必要ない状態です。

この本の著者の言い分はよく分かりますが、本当に睡眠障害で悩んでいる方についての追跡調査が乏しく、最後の章に書かれている内容がそれまでの内容に比べて貧弱であり、また科学的な調査やデータが載せられてなく、全面的に認めるわけにはいきません。

『あなたに合う睡眠薬と精神安定剤』(福西勇夫著)という本がありますから、是非そちらの方も参考に読んで貰いたいと思います。

アメリカの海兵隊では常時睡眠薬を飲んで寝るそうですよ。
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著者は現代医学を盲信するリスクを警鐘している医師の内海聡氏です。
本書は睡眠薬を手軽に用いることの危険性を新書にまとめたものです。
大筋の内容はライターが執筆し、著者は監修と追補を行なったとのことでした。

内容は、日本で睡眠薬が気軽に用いられている現状、その結果生じている深刻な被害、睡眠薬の歴史など、幅広いトピックを扱いながらその実態を多角的に描写していました。
他の著書で見かけたトピックもありましたが、いくつか印象に残った点がありました。

1つ目は睡眠薬が、精神薬に依存する入り口となっていることです。
「不眠には睡眠薬が処方されるが、それらが効かなくなるとうつ病が疑われて抗鬱薬が追加される。
 睡眠薬の鎮静作用と抗鬱剤の興奮作用に翻弄されると躁うつ病として、抗不安薬が追加される。
 それでも症状を訴えると統合失調症として更に薬が増えていく。」
2つ目は睡眠薬で得られる睡眠は通常のものとは質が異なる点を指摘していたことです。
著者は殴られて昏倒した状態や、全身麻酔で意識を落とした状態を例に挙げながら自然な睡眠とは異なることを説明していました。
3つ目は睡眠薬の作用は「脳内の神経伝達物質が結合する受容体に働きかけること」であり、この作用は他の精神薬や麻薬、農薬とも共通していて、麻薬を扱うのと同レベルの注意が必要であることを示唆していたことです。
4つ目は睡眠薬の薬剤耐性について解説されていた点です。
睡眠薬は通常1ヵ月ほど使用すると効きが悪くなって「耐性がつく」と説明されますが、この現象がどのように生じるのかはよくわかっていないようです。
著者は「ダウンレギュレーション仮説」を引用し、体内の過剰な伝達物質に適応するために人体が受容体などを「本来必要とする量」に減らしていくことから結果的に効かなくなるとしていました。
これは中毒と同じもので、生涯にわたって飲み続ける依存を生み出すことを示していて、注意深く対応する必要があると感じさせました。
また歴史を紐解きながら、「新薬はこれまで常に大々的に宣伝されて過剰に使用され、深刻な薬害が生じた後にひっそりと使われなくなってきていること」を丁寧に説明していて興味深いと思いました。

本書は、著者が啓蒙してきた「精神薬への依存」の入り口となる睡眠薬を安易に用いる危険性をまとめたものです。
200ページ足らずのボリュームですが、必要十分な情報がコンパクトに詰まっていて、コストパフォーマンスが高い好著だと思います。
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