あくまでピュアに書いてると、気持ちとしては思うけど、言葉のあやとして共感しきれない部分もあるけど、やはり現実的にこれは結果論でもあり、もしも・・・はやはりこの世には無いと思う。別の国防長官だったら、決断を別に方法だったらとか。。。幻想だと思う。本書にもそんな事書いていたけど、やっぱ現実直視でみないとと私も思うけど、もしも。。。とはやはり人間だから考えるけど。
あくまでその瞬間瞬間を決断し、ラムズフェルドの仕事を全うした回想禄であり、人間味もありあくまで中立的に読んだつもりです。
読みやすかったけど、約900ページで最後はとにかく読み終えて、読破した自分にホッとしました。レビューとそれそうな内容ですが、結構これ読まれた方もそう思う部分はあるはず。
しかし、ここにも書かれているけど、もはや昔の戦争のようにはいかず相手の長期戦に対し、米国の意志もまた長期戦でもあり、なんか気が遠くなります。
なんかいつも争いで、ほんま歴史から人類は学べるのか?疑問です。
いろいろ蛍光ペンで気になる箇所は線引いているので、また読み返したいかな。
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真珠湾からバグダッドへ 単行本 – 2012/3/21
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アメリカはなぜ戦い続けるのか。半世紀にわたって権力の中枢に身を置き、対テロ戦争を引っ張った不撓不屈の元国防長官が描く世界の裏面史
世界中のリベラル言論に総攻撃された国防長官は、決して屈しないことを信条に生きた。「アメリカよ、弱みを見せるな」。――ファイティングポーズを崩さなかった戦争指導者が、それでも見た超大国の苦悩とは何か。コリン・パウエル、コンドリーザ・ライスといった人々の裏切りや弱さとは。「真珠湾」に慄然とした最後の世代に属す、元レスラーにして海軍飛行教官が、米国政界に揉まれ、現代史の修羅場をくぐって最年少かつ最年長の国防長官を務めるまで、そして成果半ばで退くまでの回想は、「アメリカはなぜ、戦い続けるのか」を語って何より雄弁だ。ニクソンが、フォードが、キッシンジャー、ブッシュ、チェイニーが、そのあらゆる欠点を含め等身大の人物、悩み多き者たちとして鮮やかに立ち現れる。「911」はアメリカを変え、世界を、日本をも変えた。巨大な渦に翻弄されつつ、同時に変化を主導した人が見て、傷つき、考えたメモまたメモ。世界の昨日、これからのアメリカを知るために、リアリティー満載の900ページ。
世界中のリベラル言論に総攻撃された国防長官は、決して屈しないことを信条に生きた。「アメリカよ、弱みを見せるな」。――ファイティングポーズを崩さなかった戦争指導者が、それでも見た超大国の苦悩とは何か。コリン・パウエル、コンドリーザ・ライスといった人々の裏切りや弱さとは。「真珠湾」に慄然とした最後の世代に属す、元レスラーにして海軍飛行教官が、米国政界に揉まれ、現代史の修羅場をくぐって最年少かつ最年長の国防長官を務めるまで、そして成果半ばで退くまでの回想は、「アメリカはなぜ、戦い続けるのか」を語って何より雄弁だ。ニクソンが、フォードが、キッシンジャー、ブッシュ、チェイニーが、そのあらゆる欠点を含め等身大の人物、悩み多き者たちとして鮮やかに立ち現れる。「911」はアメリカを変え、世界を、日本をも変えた。巨大な渦に翻弄されつつ、同時に変化を主導した人が見て、傷つき、考えたメモまたメモ。世界の昨日、これからのアメリカを知るために、リアリティー満載の900ページ。
- 本の長さ902ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎
- 発売日2012/3/21
- ISBN-104344021568
- ISBN-13978-4344021563
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
アメリカはなぜ戦い続けるのか。半世紀にわたって権力の中枢に身を置き、対テロ戦争を引っ張った不撓不屈の元国防長官が描く超大国の意気地、そして苦悩。
著者について
1932年7月9日シカゴ生まれ。12歳から働き通しの勤勉な父と教師の母の間で姉とともに育ち、高校時代はレスリングに打ち込む。プリンストン大学卒業。予備役将校訓練生の奨学金を利用したため、卒業後は海軍パイロットに。62年30歳でイリノイ州から連邦下院議員(共和党)に当選。64年、66年、68年4期連続当選を果たす。69年からニクソン政権で大統領首席補佐官、フォード政権で史上最年少国防長官、レーガン政権で中東特使などを務めた。実業界でも製薬会社G・D・サール社を立て直すなど手腕を振るった。2000年68歳でG・W・ブッシュ政権に史上最年長国防長官として起用され、9・11後のアフガン・イラク戦争を率いた。2006年退任。現在はラムズフェルド基金の代表を務める。3人の子どもと7人の孫に恵まれ、妻のジョイスとニューメキシコ州に住む。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ラムズフェルド,ドナルド
1932年7月9日シカゴ生まれ。12歳から働き通しの勤勉な父と教師の母の間で姉とともに育ち、高校時代はレスリングに打ち込む。プリンストン大学卒業。予備役将校訓練生の奨学金を利用したため、卒業後は海軍パイロットに。62年30歳でイリノイ州から連邦下院議員(共和党)に当選。64年、66年、68年4期連続当選を果たす。69年からニクソン政権で大統領首席補佐官、フォード政権で史上最年少国防長官、レーガン政権で中東特使などを務めた
江口/泰子
法政大学卒業
月沢/李歌子
津田塾大学卒業
島田/楓子
大阪市立大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1932年7月9日シカゴ生まれ。12歳から働き通しの勤勉な父と教師の母の間で姉とともに育ち、高校時代はレスリングに打ち込む。プリンストン大学卒業。予備役将校訓練生の奨学金を利用したため、卒業後は海軍パイロットに。62年30歳でイリノイ州から連邦下院議員(共和党)に当選。64年、66年、68年4期連続当選を果たす。69年からニクソン政権で大統領首席補佐官、フォード政権で史上最年少国防長官、レーガン政権で中東特使などを務めた
江口/泰子
法政大学卒業
月沢/李歌子
津田塾大学卒業
島田/楓子
大阪市立大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎 (2012/3/21)
- 発売日 : 2012/3/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 902ページ
- ISBN-10 : 4344021568
- ISBN-13 : 978-4344021563
- Amazon 売れ筋ランキング: - 417,314位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 275位アメリカのエリアスタディ
- - 5,354位政治入門
- - 43,922位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2015年5月17日に日本でレビュー済み
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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2014年1月2日に日本でレビュー済み
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800ページ以上あり、圧巻としか言いようがない本である。
著者は、ネオコンで有名な、ラムズフェルド元国防長官である。
この本を読むと、いかに、アメリカという国が世界に安定と秩序をもたらすために、考え、行動しているかがわかる。
憲法9条を後生大事に抱えることで平和が勝ち取れると考えているお花畑的日本人には、到底考えられないような、勝ち取る平和の書である。
ラムズフェルドは、対テロ戦争に対し、自由社会が対応することの難しさを語る。
対テロ戦争のために、同様の戦略・戦術を行った瞬間、自由社会というのは崩壊する。
自由社会を維持する難しさに著者は限りないエネルギーを発散するのである。
それは、自由社会を守るという強い意思表示であり、著者が4年の歳月をかけて本書を完成させたのも、戦争指導者として経験したことを、後世の自由社会の指導者にバトンタッチするためであるということがヒシヒシと伝わってくる。
日本人も、民主主義、自由社会を標榜するのであれば、本書を熟読し、そして、その知見をふまえ、自分ならばどう考え、行動するかを考えねばならない。
民主主義、自由社会は、不作為で生まれるものではない、考え、行動することによって維持されるのだ。
そして、同時に国を愛するという感情を強く持つ者に維持されるのだ。
まさに、本書は、そうした著者のファイティングスピリッツを見せつけてくれる。
批判は容易いが、学び、さらに良い策を考えるのは難しい。
著者は、ネオコンで有名な、ラムズフェルド元国防長官である。
この本を読むと、いかに、アメリカという国が世界に安定と秩序をもたらすために、考え、行動しているかがわかる。
憲法9条を後生大事に抱えることで平和が勝ち取れると考えているお花畑的日本人には、到底考えられないような、勝ち取る平和の書である。
ラムズフェルドは、対テロ戦争に対し、自由社会が対応することの難しさを語る。
対テロ戦争のために、同様の戦略・戦術を行った瞬間、自由社会というのは崩壊する。
自由社会を維持する難しさに著者は限りないエネルギーを発散するのである。
それは、自由社会を守るという強い意思表示であり、著者が4年の歳月をかけて本書を完成させたのも、戦争指導者として経験したことを、後世の自由社会の指導者にバトンタッチするためであるということがヒシヒシと伝わってくる。
日本人も、民主主義、自由社会を標榜するのであれば、本書を熟読し、そして、その知見をふまえ、自分ならばどう考え、行動するかを考えねばならない。
民主主義、自由社会は、不作為で生まれるものではない、考え、行動することによって維持されるのだ。
そして、同時に国を愛するという感情を強く持つ者に維持されるのだ。
まさに、本書は、そうした著者のファイティングスピリッツを見せつけてくれる。
批判は容易いが、学び、さらに良い策を考えるのは難しい。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
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マスコミ報道により、冷酷非常で傲慢な人物像ばかりがクローズアップされがちですが、本書を読めばそれが全て事実と異なると言う事がハッキリします。むしろ実直で誠実で何でも妻に相談し、信念を曲げずに真面目に困難に取り組んだ人だと言う事が良くわかります。
下院議員になる時は泡沫候補扱いされながらも当選し、公民権法や情報公開法の成立に大きく尽力し、上の人間に睨まれながらも党内改革も実現しています。ニクソン政権やフォード政権においても、政権内の人間関係の複雑さに振り回されたり、マスコミの偏向報道に遭いながら、強い国防の為に奮戦します。
製薬会社の社長としても強引なリストラで金儲けしただけと思われがちですが、会社が継続的に発展することが利益につながるとして、食品医薬品局相手に戦いを挑んで会社が開発した人工甘味料を認めさせているのです。リストラも行いましたが、他人に任せにしたりせず自分で社員と向き合っています。
一番批判にさらされるイラクの事についても、虐待については正直に非を認めていますし、攻撃の理由は、大量破壊兵器だけではなかったとしています。グアンダナモの事についても、最高レベルの勾留施設であり非難するのは不当だと反論しています。
他にも、議員時代にインターンの面接でチェイニーを落としていたり、大統領選挙に立候補しようとしてお金がなくて断念したりと、ほのぼのとした家族の話が出てきたりと、その風聞からは信じられないようなお茶目なエピソードもあって面白かったです。途方もなく長い本ですが、読めば読むほど、報道や風聞からは知ることの出来ない真面目な人柄を知ることができます。逆に真面目すぎた事が批判の対象になってしまったのだと思います。
下院議員になる時は泡沫候補扱いされながらも当選し、公民権法や情報公開法の成立に大きく尽力し、上の人間に睨まれながらも党内改革も実現しています。ニクソン政権やフォード政権においても、政権内の人間関係の複雑さに振り回されたり、マスコミの偏向報道に遭いながら、強い国防の為に奮戦します。
製薬会社の社長としても強引なリストラで金儲けしただけと思われがちですが、会社が継続的に発展することが利益につながるとして、食品医薬品局相手に戦いを挑んで会社が開発した人工甘味料を認めさせているのです。リストラも行いましたが、他人に任せにしたりせず自分で社員と向き合っています。
一番批判にさらされるイラクの事についても、虐待については正直に非を認めていますし、攻撃の理由は、大量破壊兵器だけではなかったとしています。グアンダナモの事についても、最高レベルの勾留施設であり非難するのは不当だと反論しています。
他にも、議員時代にインターンの面接でチェイニーを落としていたり、大統領選挙に立候補しようとしてお金がなくて断念したりと、ほのぼのとした家族の話が出てきたりと、その風聞からは信じられないようなお茶目なエピソードもあって面白かったです。途方もなく長い本ですが、読めば読むほど、報道や風聞からは知ることの出来ない真面目な人柄を知ることができます。逆に真面目すぎた事が批判の対象になってしまったのだと思います。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
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父は12歳から不動産会社の使い走りとして働きはじめた苦労人。しかも、生まれたのはシカゴというんですからタフな男ができあがるわけ、ラムズフェルドは高校時代からレスリングに打ち込み、プリンストン大学には、通っていた公立高校の校長に見込まれて奨学金を工面してもらって入ります。そして足りない分は校内に設けられた海軍の「予備役将校訓練課程」を利用することでやりくり。海軍の飛行機でヨーロッパにわたり、戦争終結から7年たってもイギリスがまだ配給制度を敷いていることに驚いたりする(p.64)。卒業後は3年間、兵役に就かなければならないため、いったん故郷に帰り、幼なじみと婚約するという、古風な人生コースを歩むあたりもいい(p.70)。除隊後、下院議員の下で働き始めますが、秘書となった議員は選挙で2連敗。29歳の時、地元の下院議員が不出馬を表明したことから、「断固たる外交政策。強い国防。自由貿易政策の推進。有効な公民権法。債務の削減。経済成長を促す刺激策」を旗印に敢然と選挙に打って出て、見事に当選。《良く覚えているのは、呆気にとられた両親の顔だった。息子の人生と彼らの人生に、まさに想定外の事態が起きたのである》というあたりもいい感じです(p.83)。
自画自賛的すぎるかな、とも感じましたが《陸軍機動単位を師団から旅団へと転換させたことは、ナポレオンの時代以来、有数の変換》なんて合理化も行い(p.748)、精密な空爆と特殊部隊など少数の精鋭部隊によって機先を制し、状況を圧倒的に有利にしてから、ある程度の量を投入する、という戦術に転換。兵力の逐次投入を批判するのは容易いんですが、大量の一気投入がいかに難しいかをラムズフェルドは知っていたのもしれません(p.516)。
自画自賛的すぎるかな、とも感じましたが《陸軍機動単位を師団から旅団へと転換させたことは、ナポレオンの時代以来、有数の変換》なんて合理化も行い(p.748)、精密な空爆と特殊部隊など少数の精鋭部隊によって機先を制し、状況を圧倒的に有利にしてから、ある程度の量を投入する、という戦術に転換。兵力の逐次投入を批判するのは容易いんですが、大量の一気投入がいかに難しいかをラムズフェルドは知っていたのもしれません(p.516)。
2012年7月30日に日本でレビュー済み
合衆国政治家の自伝・回想録あるいは内幕ものをいくつも読んできたが、このラムズフェルド回想録はちょっと趣が異なる。一言でい
うと第二次世界大戦以降のアメリカ政界史(主に国防政策)を著者を第一人称として、丁寧に語ってくれているのだ。ドイツ移民の息子
として苦学して大学を卒業し、日本の真珠湾攻撃に発奮して米海軍に入隊してパイロットとなる。戦後弁護士の資格をとり生活を続けな
がら地方政治の世界に入る。要するに頭の良い頑張り屋なのである。その活動が中央政界の有力者の目にとまり、ミシガン州より下院議
員選挙に出馬してなんと30歳になったばかりで最年少下院議員になってしまうのだ。これ以降アメリカ政界(一時実業界でも活躍するが
)に係わりを持ち続けるので、歴代の大統領や閣僚たちの行動・思考を知悉しているのだ。ラムズフェルドはストレートに彼らの実態を
その時々の政情に照らして記述してくれる。彼のキャリアでの特徴は二度国防長官の任に就いたことだ。一度目は冷戦さ中のフォード政
権の時に最年少国防長官として、二度目は冷戦後のブッシュ・ジュニア政権の時に最年長国防長官として、20年ぶりの就任である。要は
数十年にわたってアメリカの防衛・安全保障に直接・間接に係わってきた人物なのだ。彼は国家安全保障会議(NSC)の存在意義、アメリ
カ軍のトランスフォーミングの必要性と阻害要因を丁寧に説明してくれる。
本の後半は二度目の国防長官就任からの話であり俄然記述は詳細になる。冷戦終結後のアメリカ人の国防意識と世界情勢の変化への認
識の欠如に対して、これはイカンと彼は決意する。その直後に起こった9.11同時攻撃テロ、それ見たことかと大統領の全面協力のもと
に、二度とアメリカ合衆国をこんな目に合わせまいと、持ち前の正義感がムクムクと湧きあがる。原題「Known and Unknown」のとう
り知っていないことを知りながら作戦(政策)を進めて行かざるを得えない大国の宿命を全編に感じる。
うと第二次世界大戦以降のアメリカ政界史(主に国防政策)を著者を第一人称として、丁寧に語ってくれているのだ。ドイツ移民の息子
として苦学して大学を卒業し、日本の真珠湾攻撃に発奮して米海軍に入隊してパイロットとなる。戦後弁護士の資格をとり生活を続けな
がら地方政治の世界に入る。要するに頭の良い頑張り屋なのである。その活動が中央政界の有力者の目にとまり、ミシガン州より下院議
員選挙に出馬してなんと30歳になったばかりで最年少下院議員になってしまうのだ。これ以降アメリカ政界(一時実業界でも活躍するが
)に係わりを持ち続けるので、歴代の大統領や閣僚たちの行動・思考を知悉しているのだ。ラムズフェルドはストレートに彼らの実態を
その時々の政情に照らして記述してくれる。彼のキャリアでの特徴は二度国防長官の任に就いたことだ。一度目は冷戦さ中のフォード政
権の時に最年少国防長官として、二度目は冷戦後のブッシュ・ジュニア政権の時に最年長国防長官として、20年ぶりの就任である。要は
数十年にわたってアメリカの防衛・安全保障に直接・間接に係わってきた人物なのだ。彼は国家安全保障会議(NSC)の存在意義、アメリ
カ軍のトランスフォーミングの必要性と阻害要因を丁寧に説明してくれる。
本の後半は二度目の国防長官就任からの話であり俄然記述は詳細になる。冷戦終結後のアメリカ人の国防意識と世界情勢の変化への認
識の欠如に対して、これはイカンと彼は決意する。その直後に起こった9.11同時攻撃テロ、それ見たことかと大統領の全面協力のもと
に、二度とアメリカ合衆国をこんな目に合わせまいと、持ち前の正義感がムクムクと湧きあがる。原題「Known and Unknown」のとう
り知っていないことを知りながら作戦(政策)を進めて行かざるを得えない大国の宿命を全編に感じる。
2012年5月4日に日本でレビュー済み
大書を通読して思うのは、この人はこんなにも長く公職に就いていたのか、ということである。
約半世紀、この人の人生はそのままアメリカの現代政治史といってもよいかもしれない。
内容的には自伝ということもあり、ある程度割り引いて読まなければいけないが、
それでもその経歴のすごさから見れば、率直に気負わず書かれている。
国家として「弱さ」を見せることがいかに危険なことか、またライスやパウエルといった
ブッシュ政権にともに参加した人々に対して好感をもっていないことなどが伝わってきて面白かった。
ただし、やはり自伝ではある。この書だけでこの時代を総括するのは危険である。
ジャーナリストやブッシュ政権から去って行った閣僚や高官の書と併読したうえで、
この時代を見つめるべきであろう。
約半世紀、この人の人生はそのままアメリカの現代政治史といってもよいかもしれない。
内容的には自伝ということもあり、ある程度割り引いて読まなければいけないが、
それでもその経歴のすごさから見れば、率直に気負わず書かれている。
国家として「弱さ」を見せることがいかに危険なことか、またライスやパウエルといった
ブッシュ政権にともに参加した人々に対して好感をもっていないことなどが伝わってきて面白かった。
ただし、やはり自伝ではある。この書だけでこの時代を総括するのは危険である。
ジャーナリストやブッシュ政権から去って行った閣僚や高官の書と併読したうえで、
この時代を見つめるべきであろう。
2012年4月19日に日本でレビュー済み
「自伝」とは、自らの失敗を後付の理屈で正当化し美化するものであり、自らの成功を手放しで称賛しまた他人に手放しの称賛を強要する、ものであると思う。だから滅多に自伝的なものは読まないが、たまたま知り合いが家に置いて行ったので、手にとった次第。
この本書も、そういった「自伝」には違いないと思う。ただし。本書では、その「失敗」と「成功」のスケールがケタ違いに大きい。話半分で読み進めても、非常に面白いし、。米国の政治に精通していなくても、どっぷりと米国の政治にはまることができる。
残念なことに、本自体が非常に重くて、持ち運びに向かない・・・。通勤電車の中で、片手につり革、片手に本書を持って読むのもつらかった・・・ので、星ひとつマイナス。サラリーマンはターゲットにしていないのだろうか・・・。でも、鍛えられて、ラムズフェルドのようにタフになれるかも?
この本書も、そういった「自伝」には違いないと思う。ただし。本書では、その「失敗」と「成功」のスケールがケタ違いに大きい。話半分で読み進めても、非常に面白いし、。米国の政治に精通していなくても、どっぷりと米国の政治にはまることができる。
残念なことに、本自体が非常に重くて、持ち運びに向かない・・・。通勤電車の中で、片手につり革、片手に本書を持って読むのもつらかった・・・ので、星ひとつマイナス。サラリーマンはターゲットにしていないのだろうか・・・。でも、鍛えられて、ラムズフェルドのようにタフになれるかも?









