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真実の10メートル手前 単行本 – 2015/12/21

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商品の説明

内容紹介

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と 呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と 合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める……。太刀洗はなにを考えているのか? 滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執――己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。『王とサーカス』後の6編を収録する垂涎の作品集。

内容(「BOOK」データベースより)

高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。太刀洗はなにを考えているのか?滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執―己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。優れた技倆を示す粒揃いの六編。

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登録情報

  • 単行本: 297ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2015/12/21)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4488027563
  • ISBN-13: 978-4488027568
  • 発売日: 2015/12/21
  • 商品パッケージの寸法: 19.6 x 13.7 x 2.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7 26件のカスタマーレビュー
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形式: 単行本
簡潔な文章で登場人物のキャラクターを浮かび上がらせ、現実感を醸し出す力量には、感服します。
ただ、「満願」に比べると、どの作品も謎やひねりが物足りない印象を受けます。
表題作「真実の10メートル手前」は丁寧な推理を展開しながら、結末があっけない。「正義感」は謎らしい謎もなく、ひねりもなく、あっさりしすぎ。高校生の心中を題材にした「恋累心中」は高校生カップルが気の毒で後味が悪く、中学生が第一発見者となる「名を刻む死」も、やはり苦い読後感。比較的ミステリー色の濃い「ナイフを失われた思い出の中に」は、被害者が幼児で、容疑者が未成年の叔父という、設定からして重苦しい話。書き下ろしの「綱渡りの成功例」は、あまりにも謎が軽い。
また、主人公の女性記者 太刀洗万智の魅力が乏しく、その分作品集として損しているように思えます。
こう書いてくると凡作のように見えてしまいますが、全体を読み終えてそうは思わないのは、作者の力量のなせる技でしょう。
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形式: 単行本
「さよなら妖精」「王とサーカス」の太刀洗万智のストーリー。

以下の6篇からなる短編集。
真実の10メートル手前
正義漢
恋累心中
名を刻む死
ナイフを失われた思い出の中に
綱渡りの成功例

それぞれの初出が書かれているが、
上記に「王とサーカス」を加えると、以下の順になる。

正義漢
恋累心中
名を刻む死
ナイフを失われた思い出の中に
真実の10メートル手前
王とサーカス
綱渡りの成功例

最後の2つのみ、太刀洗万智がフリー記者になっている。

「ナイフを失われた思い出の中に」では、「さよなら妖精」で登場した
マーヤのお兄さんが登場し、懐かしさを覚えた。

太刀洗万智の魅力を存分に感じられる作品、
という意味では、「王とサーカス」以上。

他の人が気付かないような鋭い視点を持っており、
「何を知りたいのだろう?」と疑問に感じながら読み進んでいくが、
途中から「なるほどね」と感心させられる。

「名を刻む死」は、単純に真実を追求するだけではなく、
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形式: Kindle版
 前作「王とサーカス」の前日譚にして続編的短編集。
 フリージャーナリスト・大刀洗万智が遭遇する幾つかの事件を描く。

 面白かったには面白かったが、全体として纏まりが薄かった印象。王とサーカスや満願に比べると満足度は低い。
 センドーこと大刀洗万智が本作では、主人公というよりも完全無欠な探偵役に終始してしまっていたためなのか、あまり面白くない。

 「真実~」・「綱渡り~」・「正義漢」はミステリ的にもいまいちであったが、「名を刻む死」は素晴らしかった。
本作で最も作者らしい話であり、ありえなさそうだがどこにでも転がっていそうな理不尽さが良かった。
 「ナイフを失われた思い出の中に」は『さよなら妖精』と『王とサーカス』を読んだ者なら必読の一作だろう。
事件自体は少し無理を感じるものであったが、『さよなら妖精』を閉じる作品としてはこれ以上ないといっていい。
 「恋累心中」は作者らしい、いやらしい事件の真実が気持よくて良い。

 全体として大刀洗を活躍させるための作品感が拭えない。
悪い意味で事件を解決する探偵モノ感が増してしまっているのが非常に微妙に感じる。
そういった意味では短編集としての出来も『満願』の方が上だろう。
 
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投稿者 Amazoner 投稿日 2016/12/13
形式: 単行本
構成、人物造形、文章など、様々な方面において確かに上手いのだが、面白いかと問われれば、うぅん……。
『王とサーカス』の方がまだ面白かった。
個人的には、『王とサーカス』、『真実の10メートル手前』、『さよなら妖精』の順で面白い。
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形式: 単行本
主人公は、大刀洗万智。
職業は、記者。
一見、淡々と大胆に行動する大刀洗だが、
内面は繊細で細やかな気配りを兼ね備える。

「王とサーカス」の後に
本作を読んだ。
前作は長編だったが、
本作は6話の短編集。

大刀洗が記者として追っている事件に関して、
持ち前の観察眼と思考で、謎解きを展開していく。
必ずしも、真犯人を暴くという訳ではなく、
関わる人物たちの心情にスポットを当てた内容である。

短編集とはいえ、読み応えのある話も多かった。
伏線を徐々に回収していく過程は、スマートだった。
だが、若干、読者にも分かりやすい伏線だったように感じる。

しかし、話によっては、都合のよい展開や
無理な設定も見受けられた。
特に「さよなら妖精」の後日談である
「ナイフを失われた思い出の中に」は、
期待していただけに、少し拍子抜けした話であった。
(万智の記者としての葛藤は理解できるが・・。)

また、ほぼ全ての話が、
暗く報われることの少ないラストだった。
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