いつも思うのだけれど作者の小説は女の子の気持ちが良く描かれていると思う。
こんなことに傷つき、あんなことで幸せに感じ、何気ない一言で嫉妬する。
私にはわからない世界を、こっそり教えてくれる。そんな感じです。
ストーリーも最後に予想を裏切るどんでん返しありで、存分に楽しめましたが
暗いと評価する方がいらっしゃるのも解ります。わたしも決して明るい方の
小説ではないかと思います。
でも、そんなことも含め女子の恋と友情とドロドロとどんでん返しが楽しめる
面白い作品です。
そういえば、以前の作者の小説は登場人物が他の小説に所々散りばめられて
いましたが、もうやらないのかなぁ。浅葱と茂美が友人だったりとか
期待しているんだけどねぇ・・・。
盲目的な恋と友情 (日本語) 単行本 – 2014/5/22
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辻村 深月
(著)
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本の長さ243ページ
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2014/5/22
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ISBN-10410328322X
-
ISBN-13978-4103283225
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
一人の美しい大学生の女と、その恋人の指揮者の男。そして彼女の親友の女。恋にからめとられる愚かさと、恋から拒絶される屈辱感を、息苦しいまでに突きつける。これが、私の、復讐。私を見下したすべての男と、そして女への―。醜さゆえ、美しさゆえの劣等感をあぶり出した、鬼気迫る書き下し長編。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
辻村/深月
1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1980年2月29日生まれ。千葉大学教育学部卒業。2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞を、『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2014/5/22)
- 発売日 : 2014/5/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 243ページ
- ISBN-10 : 410328322X
- ISBN-13 : 978-4103283225
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 454,280位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,975位直木賞受賞(126-150回)作家の本
- - 14,239位日本文学
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
スラスラと読みやすく、ありがちな恋愛に溺れる女性の話。
読み応えあるし面白いがこれが辻村深月である必要はあるのか?他の名のしれた恋愛作家でも誰でもいいのではないか、そんな感想がよぎった前半の「恋」。
ところが、後半の「友情」。ここからが本領発揮だったのだと今ならわかる。
辻村深月得意の、目には見えない環境に根ざすカースト制度によりコンプレックスを抱いた女性のドロドロとした内心を文字に書き起こし、それは読む人の心を抉るのではないだろうか。
その女性のことを、考え過ぎだよ、と私自身一笑してしまいたくも思いつつ、流すことは出来ずどんどんその女性の目をそらしたくなるような痛い様を綴った文字を必死に追いかけていた。
そして、最後の最後のどんでん返し。
まさか、とまた騙されてしまった。『冷たい校舎の時は止まる』の時から辻村深月には騙されて、最後にあっと言わされている。
そこで、本当にこの2人は救いようがないことがわかり、タイトルがいかに本編とマッチしているか腑に落ち、やられたと思う。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』の読後感と似たようなタイトルと本編の一致であった。
よくここまで書いたなぁ、と感心してしまいます。
今作の出版社は新潮社。
以前の作品だと『ツナグ』が新潮社では刊行されている。
今作の読後感は前述したゼロハチ〜に似た感じ。
文藝春秋だともっと読後感悪かった予感がするので新潮社で良かったかも。
また辻村深月で明るいお話読みたいのでツナグ2は大歓迎です。
それにしても、本当、久しぶりに楽しめた辻村深月でした。
読み応えあるし面白いがこれが辻村深月である必要はあるのか?他の名のしれた恋愛作家でも誰でもいいのではないか、そんな感想がよぎった前半の「恋」。
ところが、後半の「友情」。ここからが本領発揮だったのだと今ならわかる。
辻村深月得意の、目には見えない環境に根ざすカースト制度によりコンプレックスを抱いた女性のドロドロとした内心を文字に書き起こし、それは読む人の心を抉るのではないだろうか。
その女性のことを、考え過ぎだよ、と私自身一笑してしまいたくも思いつつ、流すことは出来ずどんどんその女性の目をそらしたくなるような痛い様を綴った文字を必死に追いかけていた。
そして、最後の最後のどんでん返し。
まさか、とまた騙されてしまった。『冷たい校舎の時は止まる』の時から辻村深月には騙されて、最後にあっと言わされている。
そこで、本当にこの2人は救いようがないことがわかり、タイトルがいかに本編とマッチしているか腑に落ち、やられたと思う。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』の読後感と似たようなタイトルと本編の一致であった。
よくここまで書いたなぁ、と感心してしまいます。
今作の出版社は新潮社。
以前の作品だと『ツナグ』が新潮社では刊行されている。
今作の読後感は前述したゼロハチ〜に似た感じ。
文藝春秋だともっと読後感悪かった予感がするので新潮社で良かったかも。
また辻村深月で明るいお話読みたいのでツナグ2は大歓迎です。
それにしても、本当、久しぶりに楽しめた辻村深月でした。
2019年3月21日に日本でレビュー済み
読了後、思わず深くため息をついてしまった。
いや、後半になるにつれて忘れていた呼吸を、やっと取り戻したという方が正解かもしれない。
それくらい引き込まれ、酷く、でも共感できる、不思議な体験だった。
前半は初めての燃えるような色事に溺れる蘭花のストーリー「恋」。
女性ならこれだけでも十分過去の自分や周囲の友達に重ねて楽しむことができるのだが、物語の視点が親友・留利絵に切り替わった瞬間、「なるほど、そういうことか」と期待と興奮のボルテージは急上昇した。
蘭花のストーリーに散りばめられたちょっとした違和感。
盲目な蘭花にとってはすぐに脳裏から消えてしまうような些細な違和感が、後半の留利絵のストーリー「友情」で一つ一つ解き明かされていく。
そして二人の物語をつなぐ事件の真相が明らかになるまで、読者は何度も裏切られ、言い様のない後味の悪さを体験することになるだろう。
作者は本当に女性特有の深い闇や、どうしてもなくならない世の中の非情な出来事を仕込むのが、非常に上手い。
その中でもわずかに差した光に救いを求めるような作品が多いイメージだったが、本作に関しては最後まで2人の歪んだ心情に心を痛めるしかなかった。
いや、盲目的であり続けることが2人にとっての救いだったのか。
辻村深月に珍しく冊子の厚みは薄いが、非常に読み応えのある作品だった。
そして読み朝終わった後、再び「恋」に戻りたくなること間違いなし。
いや、後半になるにつれて忘れていた呼吸を、やっと取り戻したという方が正解かもしれない。
それくらい引き込まれ、酷く、でも共感できる、不思議な体験だった。
前半は初めての燃えるような色事に溺れる蘭花のストーリー「恋」。
女性ならこれだけでも十分過去の自分や周囲の友達に重ねて楽しむことができるのだが、物語の視点が親友・留利絵に切り替わった瞬間、「なるほど、そういうことか」と期待と興奮のボルテージは急上昇した。
蘭花のストーリーに散りばめられたちょっとした違和感。
盲目な蘭花にとってはすぐに脳裏から消えてしまうような些細な違和感が、後半の留利絵のストーリー「友情」で一つ一つ解き明かされていく。
そして二人の物語をつなぐ事件の真相が明らかになるまで、読者は何度も裏切られ、言い様のない後味の悪さを体験することになるだろう。
作者は本当に女性特有の深い闇や、どうしてもなくならない世の中の非情な出来事を仕込むのが、非常に上手い。
その中でもわずかに差した光に救いを求めるような作品が多いイメージだったが、本作に関しては最後まで2人の歪んだ心情に心を痛めるしかなかった。
いや、盲目的であり続けることが2人にとっての救いだったのか。
辻村深月に珍しく冊子の厚みは薄いが、非常に読み応えのある作品だった。
そして読み朝終わった後、再び「恋」に戻りたくなること間違いなし。
2014年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなに筆致陳腐だったっけ?
なにこのヘタなポエムみたいな句読点と改行の多い文章。
初期のひりひりするような文体は一体どこへいったのか。
オチは普通に想像出来るし。
本作を何かの新人賞に出したらおそらくは受賞しないんじゃないかという
レベル。
知人が「辻村深月は才能が枯れた」と辛辣なことを言っていたけど、
最初のころの作品と比べると同意せざるを得ない。
ところどころ初期の輝きを残した文章は散見されるので
また復活してくれることを願うばかりですが、
何で女性作家って結婚・出産を経ると才能が枯れてしまうひとが
多いんだろう。。。
満たされてしまうから執筆へのモチベーションが下がるのかな。
「水底フェスタ」あたりから振るわなさは感じていたので
「やっぱり。。。」という感じでしたが、
大好きな作家さんなので悲しい気持ちも拭えない。
あまりおすすめしません。
女の友情を書いた話なら「ツナグ」収録の「親友の心得」のほうが
よく描けているし、
恋愛なら「鍵のない夢を見る」収録の「芹葉大学の夢と殺人」のほうが
よっぽどいいです。
なにこのヘタなポエムみたいな句読点と改行の多い文章。
初期のひりひりするような文体は一体どこへいったのか。
オチは普通に想像出来るし。
本作を何かの新人賞に出したらおそらくは受賞しないんじゃないかという
レベル。
知人が「辻村深月は才能が枯れた」と辛辣なことを言っていたけど、
最初のころの作品と比べると同意せざるを得ない。
ところどころ初期の輝きを残した文章は散見されるので
また復活してくれることを願うばかりですが、
何で女性作家って結婚・出産を経ると才能が枯れてしまうひとが
多いんだろう。。。
満たされてしまうから執筆へのモチベーションが下がるのかな。
「水底フェスタ」あたりから振るわなさは感じていたので
「やっぱり。。。」という感じでしたが、
大好きな作家さんなので悲しい気持ちも拭えない。
あまりおすすめしません。
女の友情を書いた話なら「ツナグ」収録の「親友の心得」のほうが
よく描けているし、
恋愛なら「鍵のない夢を見る」収録の「芹葉大学の夢と殺人」のほうが
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