-
著者は皇位継承に関する議論を
(1) 男系維持
(2) 差し当たり男系維持・念のため女系も容認
(3) 今すぐ男系放棄(小林よしのりもこれに該当)
に分類する。
「時期がくれば「(1)対(2)」の議論についても
徹底的に万世一系の正当性を示していくつもりである」が
差し当たり本書では「(3)を支える「材料」に対して攻撃を集中させた」。
-
例えば
・仏王家(及び王位請求権者)は987年のユーグ・カペ即位以来
ヴァロワ家・ブルボン家という「二つの宮家」によって
一夫一婦・男系のみで現在まで1000年以上存続。
・「夫婦間で子供が一人の場合は男子が誕生する確率は50%、
二人の場合は75%、三人の場合は約87.5%、四人の場合は約93%」。
・小林は将来の天皇になられる方の母君を想定するというに
「産む腹が○個」などという不敬千万な表現を用いる。
これ一つとっても小林が全く尊皇家の名に値しないことが明白であるが
それは措いてもこの論法は女系なる新儀を作出せずとも
「宮家が十家あれば男子が生まれる確率が飛躍的に高まると述べているのと同じである」。
・女系論者が尊重するのは親子継承であるが
「皇位継承の歴史で親子継承は約半数」。
・小林の「男系継承=シナ宗族制の模倣」論は
「日本はシナから」「朝鮮と違って父系の親族制度」を「受容しなかった」
という酒井信彦「男系天皇絶対論の危険性」(『諸君』H18年10月号)の誤読であり
「支離滅裂」で「自滅している」。
抑々「天皇位は祭祀を司る「位」であって「家」の当主ではない」。
-
また小林は
「旧宮家系の子孫男子も皇籍取得する者がいるならさっさと記者会見しろ!」
と命令口調で物を申したり
「・・・する者」「そんな人物」「どこの馬の骨」「アホ」呼ばわりするに至っては
凡そ皇統に対する敬意の欠片もない「不忠の輩」であることが明らかである。
-
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皇統は万世一系である: 女系天皇論の嘘とごまかしを徹底検証 単行本 – 2011/6/1
谷田川 惣
(著)
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- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社日新報道
- 発売日2011/6/1
- ISBN-104817407190
- ISBN-13978-4817407191
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登録情報
- 出版社 : 日新報道 (2011/6/1)
- 発売日 : 2011/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 251ページ
- ISBN-10 : 4817407190
- ISBN-13 : 978-4817407191
- Amazon 売れ筋ランキング: - 608,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 110,882位ノンフィクション (本)
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2011年9月26日に日本でレビュー済み
2016年2月28日に日本でレビュー済み
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【やはり女系で始る皇統です~女神の御意志が最大事で、歴代天皇の御意志はこれに次ぐ】
男系伝統の歴史的経緯や傍系宮家の位置付けは、いちおう頷けるものの、それだけ。
〇『御神勅』と「万世一系」の分離に憤慨するものの(P.100):分離して当り前です。御神託(P.2)の身分序列『神>君>臣』に従ふ限り、君=歴代天皇とて女神に対しては臣=御家来衆に過ぎず。実際、歴代天皇の御意志に丸で従はない称徳女帝でも、この御神叱により『天皇は皇統に限るべし』が女神の御意志と気づいて従ひました。
すでに女神は御神勅で『私の血統だけが王になれるゾ』とされ、女系のオシホミミを地上の王と御認めにて、その御神意は『女系容認』。仮に歴代天皇が《男系絶対》としても、それは御家来衆の都合です。君とはいへ、たかが御家来衆の都合で『君の君たる女神の御都合』を否定してはイケマセン!
それに「万世一系」「女神の男系子孫」との御認識はオシホミミを含む=『始りが女系』といふことで、歴代天皇が男系維持を御望みとしても、《女系が絶対不可》など有得ず。でないと女神が認めたオシホミミを歴代天皇は認めない=謀反となるので。
《ぢやア、歴代天皇は御神勅を間違つて解釈されてきたのか!》と憤慨されるでせうが、まア、崇峻帝までは男帝絶対と思ひこんでおいでながら、その後の政治危機で女帝容認と御気づきにて、今回の皇統危機で女系容認と御気づきになられるのでは? 或は、もう御気づきかもしれませんが。
〇神様に血の論理が適用できるか(P.97~99):この基準は『生物学が前提』にて、モノザネからも、ワニからも、《絶対に生れず=真の皇祖は綏靖帝》(図表・P.252)となります。
女神→オシホミミへの呼びかけが、元正女帝→聖武帝(P.39)と同じく「ワガコ」にて、その《珍奇な生れ方》にも関らず、女神・オシホミミ=人間の親子関係が記・紀の認識。実際、旧皇統譜では歴代天皇と同じくこの御二方も『世系』なので、皇統の始りは『母子=女系』です。
えエ、これは《強引な当てはめ》ですよ。でも、それが記・紀・旧皇統譜の立場です。ヤタガハ説のやうに《普通の親子関係ではなくモノザネの子孫》との認識なら、《わがモノザネ所生の子》とでも記述されたはずですが、実際は普通の親子関係を表す「ワガコ」なので、女系が『すなほな』解釈。
※以上により、女神の御意志・歴代天皇の御意志とも『女系は否定できない』ことは明白。
なほ、本書で度々強調する「不文の法・歴代天皇の御意志・保守思想」などは伝統を重んずる価値観ながら、女帝・平民皇后など《全く前例の無い伝統破壊》を認めてゐるので、さほどの重みでもない。
よつて、「その時々の取捨選択に耐え抜いた男系伝統」(P.216)としても、それは『それぞれの状況により男系を捨てることも有得た=女系・男系は選択対象』といふことであり、《男系伝統も所詮は状況論》ですよ。実際、手白香皇女・明治帝皇女など補完ながら女系実践(P.123~124)が有るのだから、男系と同等に格上げして皇統危機を打開すればよろしい。
《女系はあくまで補完だ!》と憤慨されても、《継体帝などの復帰例も、あくまで名族のみ=平民など皆無!》ですが。
『一例も無い女帝・平民皇后=大破壊が許されて、すでに実践済の補完女系の格上げ=小破壊が許されぬなど、筋が通りません。これらの伝統破壊は全てそれぞれの状況に対する打開策であり、男系主義=皇統断絶の元凶といふ状況では十分に許される選択です』としか申し上げやうがありません。
【高医学・確率論による皇統安泰~ヤタガハは身勝手・鈍感な左翼】
〇四宮家で皇統安泰(P.148~149・主旨):インチキだね。現実は《9人連続女子誕生→四宮家壊滅》でした。かういふ《偶然を前提にした制度設計は難しい》(P.28・主旨)など無責任。
四宮家で男児を授からぬ確率が0.1%=1000年に1回以下としても、《9人連続女子誕生は0.2%=500年に1回以下》【皇統断絶計画・P.77.79】と、《計算上でも1000年間で同じ危機に陥る》ので、現状に対する解決策になつてをらず、やはり何らかの制度設計が必要。
実際、大津波・墜落事故などの《偶然の大惨事》では、確率は1000年後でも《今、起る》前提で十何メートルかの高台移転・土地嵩上げの最中【田老、陸前高田、野蒜など】であり、墜落確率は0.00004%の危険=四宮家体制より2500倍も安心なのに、《起つたなら》それを前提に対策をしますよ、どんな制度設計かは存じ上げませんが。
『人間が進歩したなど思ひ上りで、同じ失敗を繰返す』(P.235・215主旨)なら、《9人連続女子誕生は偶然なれど、起つたのだから必然》と覚悟するのが『真正保守』です。現実は《高医学・確率論による皇統安泰=ヤタガハの思ひ上りに対して、0.2%の偶然=現実の歴史が鉄槌を下した》ので。
〇悠仁様御誕生により危機はワンランク下がつた(P.129):これも呆れる。秋篠宮様が一男子を授かつたとしても年齢的・側室無しでもう無理=《将来の男児を期待できるのはこの一男子のみ》と、武烈帝当時より深刻なことは《陛下の御心配》(P.72)でも明らか。
それと、男子誕生が75%(P.27)は間違ひ。全く産まない場合も含めて歴代皇后の実績は60%未満【皇統断絶計画・P.83、新版・卑弥呼の謎・P.110より。仲哀帝迄の継承は信用できず算出対象外】。唯一皇后は20~40歳の間に皇統断絶率40%を回避せねばならず、これは同年代・同期間の癌死亡率の200倍であり、《皇統断絶=神国破滅》の重圧は《殆ど拷問》です。
《だからこそ旧宮家復帰だ!》と絶叫しても、その旧宮家正室の男児出産確率が50%未満【新天皇論・P.317】にて、5后妃それぞれ40~50%破滅率を抱へてをり、《また破滅の連動が起らぬか》保守なら当然の心配。しかもアベ首相になつて3年たつのに《皇室特使=皇統護持に何の役にも立たぬゴマカシ案》しか出てこぬことから、《旧宮家復帰も絶望》。
保険としての傍系宮家・側室が皆無=自分だけに皇統断絶の重圧がのしかかる、ちやんと産んだのに娘といふだけで実質リンチ、その娘がイヂメ回されてもニコニコ耐へねばならない、そんな《地獄》に嫁が来ると確信できるとは、少しは産む立場を考へような。
〇医学進歩が側室を代替(P.27):ペテン。今回の危機や、歴代后妃の男児出産実態だけでなく、継体・孝明・明治帝のやうに男子皇族が極端に少ない時にとにかく増やす・正室に男児が授からぬ時の保険など、まさに今回の事態にこそ必要。
実際、葦津珍彦は60年前に「天皇・神道・憲法」で、『一妻制の男系限定など無理=側室復活を主張【ゴー宣道場・唯一の「誠実な」男系論より】』してをりますが、この書は何十冊も参考文献が並んでゐるのにコレが無いとは、小林を《ドシロウト》(P.151)と断ずるほどの皇室研究者なら知らなかつたなど有得ず。知つてゐて外したのです。
まア理由は見当がつきます。
・もはや一妻制は覆せず→高医学・確率論で側室不要を説明できさうだ=状況論
・葦津論は現在の男系論に不都合、一般人はそもそも葦津を知らず→参考文献からも外して隠す=ペテン
仮に小林論が状況論・ペテンでも、ナゼ《男系論の状況論・ペテンが許されるか》、理由を知りたいものですな。
〇旧宮家の実態に触れず:これもペテン。旧宮家でも《単なる女系を雑系と貶めたり、大麻所持犯に落ちぶれる輩が実在する》のに、これの復帰について安心させてくれる記述が無いのは『全く納得できず』。
ネパール王室は《バカ国王父子が国民の信頼を裏切る不始末を繰返して潰れた》のだから、《復帰した宮様の俗物ぶりが皇室を潰す》といふ心配に答へられぬなら、この点について小林論が正しいと認めたことになります。
【ヤタガハの思ひ上り】
〇皇統論の対立は「伝統を大切にするか、崩してよいか」の差(P.181):笑止。正確には《伝統重視→皇統断絶に気づきたくない人》と『伝統重視→皇統断絶を避けようとする人』の対立です。
〇ヤタガハは仕抹に困る草莽の臣(P.247~248):これも笑止。自惚れが過ぎるね。マトモな解決策を何も提案できず、旧宮家を自ら説得して回るわけでも無いのに《国士気取り》ですか。
ならばマトモな策を提案した小林は『平成の大楠公』だね。あの当時『尊氏は謀反人ながら、それが大勢にて、御醍醐帝の生残りには何らかの妥協をする他無し』と、大楠公が説いたものの、《バカ公家共のメンツ・仕来り》で潰して、南朝そのものも潰れました。現状の男系論者と、このバカ共が重なつて見えます。南朝が続いてこそのメンツ・仕来りであり、皇統有つての女系・男系ですよ。伝統重視→皇統断絶がそんなに判りませんか?
【結論:やはり女系論のはうがマシ~実効策を提案済にて】
〇ヤタガハの左翼体質を実感:いくら伝統・保守を強調しても、失敗した四宮家論を確率論で信じ切る・産む立場を考へずなど、その本質が鈍感左翼であることがよく判り、これは大きな収穫にて、本書の主張には全く頷けないながらも、この一点により、三ツ星と評しました。
〇男系絶対と九条信者は同類:共に皇室のための男系主義、国のための憲法九条といふ、当然の前提を忘れて手段が目的化してゐるので。これだと現実無視の空論になるのも頷けます。
〇中島英迪・相澤宏明両氏の著書を読まれよ:中島氏は「皇位継承を考える~男系主義への疑問」で「確率論のみの皇統安泰を疑問」(同書P.212・主旨)としてをり、この立場は同氏が代表のブログ「発言集団」でも変つてゐないやうです。
相澤氏の「国体学への誘ひ」も国体学による女系容認です(同書P.75~77・主旨)。
二氏は共に《ムキになつて女系を否定》しないので、両書に目を通して少し冷静になられては?
男系伝統の歴史的経緯や傍系宮家の位置付けは、いちおう頷けるものの、それだけ。
〇『御神勅』と「万世一系」の分離に憤慨するものの(P.100):分離して当り前です。御神託(P.2)の身分序列『神>君>臣』に従ふ限り、君=歴代天皇とて女神に対しては臣=御家来衆に過ぎず。実際、歴代天皇の御意志に丸で従はない称徳女帝でも、この御神叱により『天皇は皇統に限るべし』が女神の御意志と気づいて従ひました。
すでに女神は御神勅で『私の血統だけが王になれるゾ』とされ、女系のオシホミミを地上の王と御認めにて、その御神意は『女系容認』。仮に歴代天皇が《男系絶対》としても、それは御家来衆の都合です。君とはいへ、たかが御家来衆の都合で『君の君たる女神の御都合』を否定してはイケマセン!
それに「万世一系」「女神の男系子孫」との御認識はオシホミミを含む=『始りが女系』といふことで、歴代天皇が男系維持を御望みとしても、《女系が絶対不可》など有得ず。でないと女神が認めたオシホミミを歴代天皇は認めない=謀反となるので。
《ぢやア、歴代天皇は御神勅を間違つて解釈されてきたのか!》と憤慨されるでせうが、まア、崇峻帝までは男帝絶対と思ひこんでおいでながら、その後の政治危機で女帝容認と御気づきにて、今回の皇統危機で女系容認と御気づきになられるのでは? 或は、もう御気づきかもしれませんが。
〇神様に血の論理が適用できるか(P.97~99):この基準は『生物学が前提』にて、モノザネからも、ワニからも、《絶対に生れず=真の皇祖は綏靖帝》(図表・P.252)となります。
女神→オシホミミへの呼びかけが、元正女帝→聖武帝(P.39)と同じく「ワガコ」にて、その《珍奇な生れ方》にも関らず、女神・オシホミミ=人間の親子関係が記・紀の認識。実際、旧皇統譜では歴代天皇と同じくこの御二方も『世系』なので、皇統の始りは『母子=女系』です。
えエ、これは《強引な当てはめ》ですよ。でも、それが記・紀・旧皇統譜の立場です。ヤタガハ説のやうに《普通の親子関係ではなくモノザネの子孫》との認識なら、《わがモノザネ所生の子》とでも記述されたはずですが、実際は普通の親子関係を表す「ワガコ」なので、女系が『すなほな』解釈。
※以上により、女神の御意志・歴代天皇の御意志とも『女系は否定できない』ことは明白。
なほ、本書で度々強調する「不文の法・歴代天皇の御意志・保守思想」などは伝統を重んずる価値観ながら、女帝・平民皇后など《全く前例の無い伝統破壊》を認めてゐるので、さほどの重みでもない。
よつて、「その時々の取捨選択に耐え抜いた男系伝統」(P.216)としても、それは『それぞれの状況により男系を捨てることも有得た=女系・男系は選択対象』といふことであり、《男系伝統も所詮は状況論》ですよ。実際、手白香皇女・明治帝皇女など補完ながら女系実践(P.123~124)が有るのだから、男系と同等に格上げして皇統危機を打開すればよろしい。
《女系はあくまで補完だ!》と憤慨されても、《継体帝などの復帰例も、あくまで名族のみ=平民など皆無!》ですが。
『一例も無い女帝・平民皇后=大破壊が許されて、すでに実践済の補完女系の格上げ=小破壊が許されぬなど、筋が通りません。これらの伝統破壊は全てそれぞれの状況に対する打開策であり、男系主義=皇統断絶の元凶といふ状況では十分に許される選択です』としか申し上げやうがありません。
【高医学・確率論による皇統安泰~ヤタガハは身勝手・鈍感な左翼】
〇四宮家で皇統安泰(P.148~149・主旨):インチキだね。現実は《9人連続女子誕生→四宮家壊滅》でした。かういふ《偶然を前提にした制度設計は難しい》(P.28・主旨)など無責任。
四宮家で男児を授からぬ確率が0.1%=1000年に1回以下としても、《9人連続女子誕生は0.2%=500年に1回以下》【皇統断絶計画・P.77.79】と、《計算上でも1000年間で同じ危機に陥る》ので、現状に対する解決策になつてをらず、やはり何らかの制度設計が必要。
実際、大津波・墜落事故などの《偶然の大惨事》では、確率は1000年後でも《今、起る》前提で十何メートルかの高台移転・土地嵩上げの最中【田老、陸前高田、野蒜など】であり、墜落確率は0.00004%の危険=四宮家体制より2500倍も安心なのに、《起つたなら》それを前提に対策をしますよ、どんな制度設計かは存じ上げませんが。
『人間が進歩したなど思ひ上りで、同じ失敗を繰返す』(P.235・215主旨)なら、《9人連続女子誕生は偶然なれど、起つたのだから必然》と覚悟するのが『真正保守』です。現実は《高医学・確率論による皇統安泰=ヤタガハの思ひ上りに対して、0.2%の偶然=現実の歴史が鉄槌を下した》ので。
〇悠仁様御誕生により危機はワンランク下がつた(P.129):これも呆れる。秋篠宮様が一男子を授かつたとしても年齢的・側室無しでもう無理=《将来の男児を期待できるのはこの一男子のみ》と、武烈帝当時より深刻なことは《陛下の御心配》(P.72)でも明らか。
それと、男子誕生が75%(P.27)は間違ひ。全く産まない場合も含めて歴代皇后の実績は60%未満【皇統断絶計画・P.83、新版・卑弥呼の謎・P.110より。仲哀帝迄の継承は信用できず算出対象外】。唯一皇后は20~40歳の間に皇統断絶率40%を回避せねばならず、これは同年代・同期間の癌死亡率の200倍であり、《皇統断絶=神国破滅》の重圧は《殆ど拷問》です。
《だからこそ旧宮家復帰だ!》と絶叫しても、その旧宮家正室の男児出産確率が50%未満【新天皇論・P.317】にて、5后妃それぞれ40~50%破滅率を抱へてをり、《また破滅の連動が起らぬか》保守なら当然の心配。しかもアベ首相になつて3年たつのに《皇室特使=皇統護持に何の役にも立たぬゴマカシ案》しか出てこぬことから、《旧宮家復帰も絶望》。
保険としての傍系宮家・側室が皆無=自分だけに皇統断絶の重圧がのしかかる、ちやんと産んだのに娘といふだけで実質リンチ、その娘がイヂメ回されてもニコニコ耐へねばならない、そんな《地獄》に嫁が来ると確信できるとは、少しは産む立場を考へような。
〇医学進歩が側室を代替(P.27):ペテン。今回の危機や、歴代后妃の男児出産実態だけでなく、継体・孝明・明治帝のやうに男子皇族が極端に少ない時にとにかく増やす・正室に男児が授からぬ時の保険など、まさに今回の事態にこそ必要。
実際、葦津珍彦は60年前に「天皇・神道・憲法」で、『一妻制の男系限定など無理=側室復活を主張【ゴー宣道場・唯一の「誠実な」男系論より】』してをりますが、この書は何十冊も参考文献が並んでゐるのにコレが無いとは、小林を《ドシロウト》(P.151)と断ずるほどの皇室研究者なら知らなかつたなど有得ず。知つてゐて外したのです。
まア理由は見当がつきます。
・もはや一妻制は覆せず→高医学・確率論で側室不要を説明できさうだ=状況論
・葦津論は現在の男系論に不都合、一般人はそもそも葦津を知らず→参考文献からも外して隠す=ペテン
仮に小林論が状況論・ペテンでも、ナゼ《男系論の状況論・ペテンが許されるか》、理由を知りたいものですな。
〇旧宮家の実態に触れず:これもペテン。旧宮家でも《単なる女系を雑系と貶めたり、大麻所持犯に落ちぶれる輩が実在する》のに、これの復帰について安心させてくれる記述が無いのは『全く納得できず』。
ネパール王室は《バカ国王父子が国民の信頼を裏切る不始末を繰返して潰れた》のだから、《復帰した宮様の俗物ぶりが皇室を潰す》といふ心配に答へられぬなら、この点について小林論が正しいと認めたことになります。
【ヤタガハの思ひ上り】
〇皇統論の対立は「伝統を大切にするか、崩してよいか」の差(P.181):笑止。正確には《伝統重視→皇統断絶に気づきたくない人》と『伝統重視→皇統断絶を避けようとする人』の対立です。
〇ヤタガハは仕抹に困る草莽の臣(P.247~248):これも笑止。自惚れが過ぎるね。マトモな解決策を何も提案できず、旧宮家を自ら説得して回るわけでも無いのに《国士気取り》ですか。
ならばマトモな策を提案した小林は『平成の大楠公』だね。あの当時『尊氏は謀反人ながら、それが大勢にて、御醍醐帝の生残りには何らかの妥協をする他無し』と、大楠公が説いたものの、《バカ公家共のメンツ・仕来り》で潰して、南朝そのものも潰れました。現状の男系論者と、このバカ共が重なつて見えます。南朝が続いてこそのメンツ・仕来りであり、皇統有つての女系・男系ですよ。伝統重視→皇統断絶がそんなに判りませんか?
【結論:やはり女系論のはうがマシ~実効策を提案済にて】
〇ヤタガハの左翼体質を実感:いくら伝統・保守を強調しても、失敗した四宮家論を確率論で信じ切る・産む立場を考へずなど、その本質が鈍感左翼であることがよく判り、これは大きな収穫にて、本書の主張には全く頷けないながらも、この一点により、三ツ星と評しました。
〇男系絶対と九条信者は同類:共に皇室のための男系主義、国のための憲法九条といふ、当然の前提を忘れて手段が目的化してゐるので。これだと現実無視の空論になるのも頷けます。
〇中島英迪・相澤宏明両氏の著書を読まれよ:中島氏は「皇位継承を考える~男系主義への疑問」で「確率論のみの皇統安泰を疑問」(同書P.212・主旨)としてをり、この立場は同氏が代表のブログ「発言集団」でも変つてゐないやうです。
相澤氏の「国体学への誘ひ」も国体学による女系容認です(同書P.75~77・主旨)。
二氏は共に《ムキになつて女系を否定》しないので、両書に目を通して少し冷静になられては?
2012年2月18日に日本でレビュー済み
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まず小林よしのり氏の漫画を読みたくない人にもお勧めの本である。
あの漫画を読みたくはないという美的感覚の人はいるはずだ。
この本を読めば、
漫画を讀まずとも小林よしのり氏の漫画が左翼的思想に基づいていることが判る。
漫画では、
皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁新王殿下と、順に定まっている皇位継承権を、
秋篠宮殿下と悠仁新王殿下から剥奪して、
愛子内親王殿下が皇位継承し、
愛子内親王殿下が一般人男性が婿入りすることを是とする。
一方で、昭和22年10月14日まで、現皇室の方々と同様に元皇族であった方々を一般人だから
皇族にすべきでないとする。等、
漫画の中にある、
このための理論、無理ばかりの道理のない、
例を挙げた以上に沢山ある間違った結論と思考過程を
細やかに明らかに論破しているのが、
『皇統は万世一系である』というこの本である。
女系天皇擁立と女性宮家作出は、
皇室という日本文明の粋を内側から溶かして無にしてしまおうという
目的がある。
この点を見逃してはいけない。
あの漫画を読みたくはないという美的感覚の人はいるはずだ。
この本を読めば、
漫画を讀まずとも小林よしのり氏の漫画が左翼的思想に基づいていることが判る。
漫画では、
皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁新王殿下と、順に定まっている皇位継承権を、
秋篠宮殿下と悠仁新王殿下から剥奪して、
愛子内親王殿下が皇位継承し、
愛子内親王殿下が一般人男性が婿入りすることを是とする。
一方で、昭和22年10月14日まで、現皇室の方々と同様に元皇族であった方々を一般人だから
皇族にすべきでないとする。等、
漫画の中にある、
このための理論、無理ばかりの道理のない、
例を挙げた以上に沢山ある間違った結論と思考過程を
細やかに明らかに論破しているのが、
『皇統は万世一系である』というこの本である。
女系天皇擁立と女性宮家作出は、
皇室という日本文明の粋を内側から溶かして無にしてしまおうという
目的がある。
この点を見逃してはいけない。
2012年3月27日に日本でレビュー済み
小林よしのりを批判していると販売部数が伸びるのです。
晩婚少子化(出生率が2を下回る)の現代は、側室がなければ男系継承は断絶するのは時間の問題です。
となれば、天皇が天皇であるための必要条件に「男系」が含まれることを証明しなければいけないのに
「合理的に説明できない何かがある」と逃げて、「合理的に説明を求めるのは共産主義者だ」と批判するのです。
こんな本は購入せずに図書館で借りて済ませれば十分です。
晩婚少子化(出生率が2を下回る)の現代は、側室がなければ男系継承は断絶するのは時間の問題です。
となれば、天皇が天皇であるための必要条件に「男系」が含まれることを証明しなければいけないのに
「合理的に説明できない何かがある」と逃げて、「合理的に説明を求めるのは共産主義者だ」と批判するのです。
こんな本は購入せずに図書館で借りて済ませれば十分です。
