皇帝フリードリッヒ二世の生涯 上巻 (新潮文庫 し 12-102) (日本語) 文庫 – 2019/12/23
塩野 七生
(著)
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本の長さ500ページ
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言語日本語
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出版社新潮社
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発売日2019/12/23
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寸法10.6 x 1.9 x 15.1 cm
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ISBN-104101181489
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ISBN-13978-4101181486
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
12世紀が終わる頃、神聖ローマ皇帝とシチリア王女の間に一人の男子が生まれた。少年は両親をはやくに失い、絶大な権力をもつ法王の後見を受けたが、帝位に登り、広大な領土を手中にすると、法王との関係が緊張。法王に十字軍遠征を約束するが、剣ではなく交渉を選んだことでますます反感を買い、ついには破門に処されてしまう…。生涯を反逆者として過ごした中世を代表する男の傑作評伝。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
塩野/七生
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。’93年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’92年より、ローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくむ(2006年に完結)。’93年、『ローマ人の物語I』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 新潮社 (2019/12/23)
- 発売日 : 2019/12/23
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 500ページ
- ISBN-10 : 4101181489
- ISBN-13 : 978-4101181486
- 寸法 : 10.6 x 1.9 x 15.1 cm
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- - 59位世界史一般の本
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月26日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
カトリック教会が支配する中世後期、十字軍に参加してイスラム教徒を殺せば天国に行けると本気で信じられていた時代に、イスラム帝国と協定を結んで聖地エルサレムの共同統治を実現した見識と信念と実行力。それがゆえにカトリックから破門され、それでも高次の正義を見据えて信念を貫いた神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世を魅力的に描き再評価する名作。一気に読破。宗教戦争が続く現代にこそ、フリードリヒに学ぶべきだ。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年8月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
不合理極まる中世で、封建制の下での人治主義から君主制の下での法治主義に、狂信的な信仰ではなく合理的な統治を求め続けた統治者フリードリヒ2世の生涯を描いています。
内容は塩野らしく、フリードリヒがどのような人物で何を考え何を求め何をしてその結果どうなったのかという点を見事に捉えています。
塩野の着眼点やその解釈は相変わらず素晴らしいです。
例えばフリードリヒの少年時代の様子が「朝起きた瞬間から夜の眠りにつくまで、じっとしている彼を見たことがない。無為だけは自分のものではないとでも思っているかのようである」「日中でも唯一じっとしているといって良いのは読書だ。好んで読むのは歴史関係のものが多いが、何であろうと目に付き手に入る書物はすべて読んでしまう」「いつもは元気いっぱいで疲れ知らずの少年だが、王として振る舞わねばならない場ではそれが一変する」と紹介されていますが、こいつ「異世界転生」か、「死に戻り」してきたんじゃないか?と思いました。
このようにフリードリヒ2世という題材を選び、彼の生涯のうち何に注目し、それをどう解釈するという点については文句なく素晴らしかったと思います。
一方それらをどう表現するか、どう文章にするかという点については、塩野の老いを感じました。
まず他の方が触れていますが同じことの繰り返しが多いです。
当時フリードリヒに立ちはだかった法王との権力闘争という問題は常に政教分離か政教一致かという問題であり、塩野の問題意識もそこにあったので、繰り返し的になるのは仕方ないのですが。
それでも昔の塩野であれば、読んでる人にしつこいと嫌気を感じさせないように書けたと思います。おそらく何年もかけて作ったメモを統合して本作を作ったのだと思いますが、昔の塩野ならメモの束を作品にする際に重複する部分をスマートに表現してたんじゃないかと思います。
また論理の進め方も昔はちょっと強引な話も過去の事例を持ち出すなどして読者を納得させる技量がありましたが、本作ではそういう技量も衰えておりやや強引に感じることがありました。
やはり流石の大作家でも70過ぎると衰えるんだなと、そしてそんな老いの中でこれだけの作品を仕上げたのは、悲しくなる反面頭が下がります。
内容は塩野らしく、フリードリヒがどのような人物で何を考え何を求め何をしてその結果どうなったのかという点を見事に捉えています。
塩野の着眼点やその解釈は相変わらず素晴らしいです。
例えばフリードリヒの少年時代の様子が「朝起きた瞬間から夜の眠りにつくまで、じっとしている彼を見たことがない。無為だけは自分のものではないとでも思っているかのようである」「日中でも唯一じっとしているといって良いのは読書だ。好んで読むのは歴史関係のものが多いが、何であろうと目に付き手に入る書物はすべて読んでしまう」「いつもは元気いっぱいで疲れ知らずの少年だが、王として振る舞わねばならない場ではそれが一変する」と紹介されていますが、こいつ「異世界転生」か、「死に戻り」してきたんじゃないか?と思いました。
このようにフリードリヒ2世という題材を選び、彼の生涯のうち何に注目し、それをどう解釈するという点については文句なく素晴らしかったと思います。
一方それらをどう表現するか、どう文章にするかという点については、塩野の老いを感じました。
まず他の方が触れていますが同じことの繰り返しが多いです。
当時フリードリヒに立ちはだかった法王との権力闘争という問題は常に政教分離か政教一致かという問題であり、塩野の問題意識もそこにあったので、繰り返し的になるのは仕方ないのですが。
それでも昔の塩野であれば、読んでる人にしつこいと嫌気を感じさせないように書けたと思います。おそらく何年もかけて作ったメモを統合して本作を作ったのだと思いますが、昔の塩野ならメモの束を作品にする際に重複する部分をスマートに表現してたんじゃないかと思います。
また論理の進め方も昔はちょっと強引な話も過去の事例を持ち出すなどして読者を納得させる技量がありましたが、本作ではそういう技量も衰えておりやや強引に感じることがありました。
やはり流石の大作家でも70過ぎると衰えるんだなと、そしてそんな老いの中でこれだけの作品を仕上げたのは、悲しくなる反面頭が下がります。
2014年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
塩野さん、ローマを書き、十字軍を書き、満を持してフリードリヒとくるのは当然だ。
本当に、日本人が市本の死角になっている、宗教と政治とをこのフリードリヒの生涯をとうして書いてゆく作業は、駒を一つ一つ置きながらそれが、おおきな全体像をやがて作る作業であることがよくわかる。高校時代に世界史で名称、地名、出来事はきおくしているが、今この本を読むと立体的に、そして大きな流れがつかめる。そして、塩野さんの今までの作品がその配置関係が浮き彫りにされて来る。
フリードリヒは、部下に裏切られるところがあるが、どうも明地光秀の心境も何となくわかるような感じだ。洋の東西を問わず、人間の考えることは、感ずることは大差ないと感ずる。
宗教がよくわからん日本人には、違和感が付きまとうがそれは、日本で読んでいるからで、海外でこの本を読むとなっ得する不思議さがある。
非常に重要な本で、これを中心に西洋の歴史、宗教が強い中世を解明するには絶好の書である。
本当に、日本人が市本の死角になっている、宗教と政治とをこのフリードリヒの生涯をとうして書いてゆく作業は、駒を一つ一つ置きながらそれが、おおきな全体像をやがて作る作業であることがよくわかる。高校時代に世界史で名称、地名、出来事はきおくしているが、今この本を読むと立体的に、そして大きな流れがつかめる。そして、塩野さんの今までの作品がその配置関係が浮き彫りにされて来る。
フリードリヒは、部下に裏切られるところがあるが、どうも明地光秀の心境も何となくわかるような感じだ。洋の東西を問わず、人間の考えることは、感ずることは大差ないと感ずる。
宗教がよくわからん日本人には、違和感が付きまとうがそれは、日本で読んでいるからで、海外でこの本を読むとなっ得する不思議さがある。
非常に重要な本で、これを中心に西洋の歴史、宗教が強い中世を解明するには絶好の書である。
2020年3月4日に日本でレビュー済み
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亡き夫が30年位か前塩野七生は面白いよと教えてくれたのですが、
今まで読んでなくて、今回新聞広告を見て直ぐに購入。
なんて男らしいのでしょう!
名前に必ず肩書付いているので誰?と迷わず、すんなり読めて
ありがたかったです。
文句なしで知り合いに薦めています。
今まで読んでなくて、今回新聞広告を見て直ぐに購入。
なんて男らしいのでしょう!
名前に必ず肩書付いているので誰?と迷わず、すんなり読めて
ありがたかったです。
文句なしで知り合いに薦めています。
2019年11月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
戦況を示す地図が何度も記載され親切。何度も時代背景を描いてもらうもは、ゆっくり読んでいるものにとってありがたい。
フリードリッヒのひととなりも見えて表現力が秀逸です。
フリードリッヒのひととなりも見えて表現力が秀逸です。