皇室の基礎知識についても、内容はわかりやすい。
国民との具体的な信頼敬愛関係を軸に述べられることが多く、涙が出るような感動的な本でもある。
昭和天皇の終戦の「御聖断」や、マッカーサーとの会談で御自身はどうなろうとも国民が飢えることのないようにとの御発言について、事実かどうか疑う説もあるらしいのだが、間違いのない事実であることを詳細に論証している。
昭和天皇や今上陛下の平和主義についても詳しく紹介する。
皇太子さまを攻撃する週刊誌などには厳しい法的処置も必要とのこと。皇室典範問題にはほとんど触れられていない。
希望をいえば皇室の文化面での存在意義についての詳しい解説も欲しかった。
著者は女系天皇容認論の人であるが、この書の特徴はなんといっても天皇は常に平和を求めていらっしゃるという主張であろう。所謂男系論者との根本的な違いは実はそこにあるのではあるまいか。
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