白髪鬼 (江戸川乱歩文庫) (日本語) 文庫 – 2018/12/18
-
本の長さ265ページ
-
言語日本語
-
出版社春陽堂書店
-
発売日2018/12/18
-
寸法14.8 x 10.5 x 1 cm
-
ISBN-104394301645
-
ISBN-13978-4394301646
よく一緒に購入されている商品
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
九州の大名の末裔である大牟田敏清は、妻の瑠璃子と友人の画家・川村と三人で、地獄谷と呼ばれる渓谷へ行く。敏清は断崖から落下してしまう。どれだけの時間が経過したかわからないが、石室に収められた棺に埋葬されたものの、蘇生した。出口を求めて墓穴の内部を探っていると隠された海賊の財宝を発見する。暗黒の世界に閉じ込められた恐怖は、敏清の黒髪を白髪の老人に変えてしまった。屋敷に戻ると、川村と瑠璃子が寄り添う姿を目の当たりにする。敏清は海賊の財宝を使い、復讐を開始する…。
著者について
江戸川乱歩(エドガワランポ) 1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去 落合教幸(オチアイタカユキ) 1973年神奈川県生まれ。専門は日本の探偵小説。立教大学大学院在学中の2003年より江戸川乱歩旧蔵資料の整理、研究に携わり、17年3月まで立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センターの学術調査員を務める。『江戸川乱歩文庫』全13巻(春陽堂書店)監修。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
江戸川/乱歩
1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和2年までに「D坂の殺人事件」などを執筆する。休筆を挟んで「陰獣」などを発表。昭和4年の「蜘蛛男」より娯楽雑誌に長編を連載、昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。同時期から評論も多く手がけ、「鬼の言葉」(昭和11年)「幻影城」(昭和26年)などにまとめられる。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和2年までに「D坂の殺人事件」などを執筆する。休筆を挟んで「陰獣」などを発表。昭和4年の「蜘蛛男」より娯楽雑誌に長編を連載、昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。同時期から評論も多く手がけ、「鬼の言葉」(昭和11年)「幻影城」(昭和26年)などにまとめられる。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 春陽堂書店 (2018/12/18)
- 発売日 : 2018/12/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 265ページ
- ISBN-10 : 4394301645
- ISBN-13 : 978-4394301646
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 1 cm
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 708,457位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 15,899位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- - 149,743位文庫
- カスタマーレビュー:
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.4
星5つ中の3.4
10 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2017年5月9日に日本でレビュー済み
違反を報告
Amazonで購入
少年時代に読んだ物と思い購入したが、違う物だった。内容自体は知っていたのでがっかりはしていない。
役に立った
2021年1月5日に日本でレビュー済み
元々、江戸川乱歩の「少年探偵団シリーズ」が好きで小中学生時代に愛読してました。
高校生になって少年探偵団シリーズも読破したので大人の階段を登る意味で乱歩の他の作品をと思い適当に選んで読んだのが白髪鬼でした。
20年以上前に読みましたが、今でも墓の中で歴代の棺を開ける描写を鮮明に覚えています…
20年以上乱歩から離れていましたが、「孤島の鬼」をつい最近読んで久々に白髪鬼を読み返してみたいなと思いました。
わたしの読書の原点は乱歩なので。
(年齢的に少年探偵団はちょっと…ですが)
高校生になって少年探偵団シリーズも読破したので大人の階段を登る意味で乱歩の他の作品をと思い適当に選んで読んだのが白髪鬼でした。
20年以上前に読みましたが、今でも墓の中で歴代の棺を開ける描写を鮮明に覚えています…
20年以上乱歩から離れていましたが、「孤島の鬼」をつい最近読んで久々に白髪鬼を読み返してみたいなと思いました。
わたしの読書の原点は乱歩なので。
(年齢的に少年探偵団はちょっと…ですが)
2011年12月25日に日本でレビュー済み
どこかで読んだストーリーと思ったのも道理、原作・江戸川乱歩でしたか。こういう話はでも、横山先生のいかにも好むものでもあるのでこのチョイスは納得出来ます。誰も幸せにならないラストとか、いい余韻のある話でした……。
冒険モノにファンタジーもの、色々な話が他にも収録されています。投げっぱなし、放りっぱなし的なラストが多いのには、人間に出来ることなど限られているというそんなメッセージ性を感じました。読み応えのある話が4編、お勧めです!
冒険モノにファンタジーもの、色々な話が他にも収録されています。投げっぱなし、放りっぱなし的なラストが多いのには、人間に出来ることなど限られているというそんなメッセージ性を感じました。読み応えのある話が4編、お勧めです!
2008年6月19日に日本でレビュー済み
白髪鬼は翻案物なので、プロットに若干無理なところもあるが(西洋式墳墓や海賊の宝)、
それを補って余りある乱歩ワールドが展開する。特に主人公による一人称独白体はこの作
家ならではの雰囲気を醸し出してあますところない。考えてみればずいぶん残虐な復讐が
展開するのに、意外にも血なまぐささは少ない。乱歩作品にはそういうプラスティックめ
いた、或いは人工的な趣向が強いのだ。復讐を貫徹した主人公にはその出自にふさわしい
気品めいたものさえ漂い、いっそ爽やかでさえある。またこの小説には隠された主題とし
てのホモセクシュアリティもある。
それを補って余りある乱歩ワールドが展開する。特に主人公による一人称独白体はこの作
家ならではの雰囲気を醸し出してあますところない。考えてみればずいぶん残虐な復讐が
展開するのに、意外にも血なまぐささは少ない。乱歩作品にはそういうプラスティックめ
いた、或いは人工的な趣向が強いのだ。復讐を貫徹した主人公にはその出自にふさわしい
気品めいたものさえ漂い、いっそ爽やかでさえある。またこの小説には隠された主題とし
てのホモセクシュアリティもある。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
1973年に出た角川文庫版。
「白髪鬼」「一枚の切符」「盗難」「人でなしの恋」「恐怖王」の5篇が収められている。
「白髪鬼」は、壮絶な復讐の物語。プロットが良く出来ている。悪人たちが次第に追いつめられていくさまが楽しい。予定調和の心地よさも。
「一枚の切符」は、ちょっと納得のいかない話だ。
「盗難」は、小気味よい作品。
「人でなしの恋」は、美しくも哀しい話。乱歩の傑作の一つだろう。
「恐怖王」は、なんだか消化不良というか。
「白髪鬼」「一枚の切符」「盗難」「人でなしの恋」「恐怖王」の5篇が収められている。
「白髪鬼」は、壮絶な復讐の物語。プロットが良く出来ている。悪人たちが次第に追いつめられていくさまが楽しい。予定調和の心地よさも。
「一枚の切符」は、ちょっと納得のいかない話だ。
「盗難」は、小気味よい作品。
「人でなしの恋」は、美しくも哀しい話。乱歩の傑作の一つだろう。
「恐怖王」は、なんだか消化不良というか。