Gootの温調はんだごて、PX-238からの買い替えまして、すこし感動したので拙筆ですがいくつか書かせていただきます。
お断りしておきますが、PX-238は価格帯も違い、8年ほどつかっていてヒーターのへたりもありそうで、フェアな比較ではありません。しかし、PXや同等品を使っていらっしゃるかたは多いかと思うので、買い替えを検討しているかたのためにあえて比較します。
PXよりもさらに早く温まり使いやすいです。また、小手先がほどよく短く、取り回しもすぐれています。ガタなど、つくりのしっかり感もこちらが上です。
熱容量はPXのほうが大柄なので、PXのほうがあるかと思いきや、熱復帰が早いのかこちらのほうが通常ティップでもサクサクつけられます。PXにはC型の小手先をつけていましたが、こちらもCやD型をつければさらに上が望めるかもしれません。
総じて、特に不満はありません。入門者が買う分にはすこし勇気のいる値段ですが、オーディオ自作など熱容量の必要な用途のオールラウンダーとしてよい投資だと思います。
難点としては、温度ダイヤルの一番使う温度帯が320→370→(420)と温度の刻みが粗いことと、コードが硬めなことがあります。温度の段階については、共晶だと320~330くらいが好ましいですが、母材が大きいものをつけるときに一時的に温度を上げる、などでは370はちょっと高すぎるかなと思います。
鉛フリーを使われる方は370程度が標準になるかと思いますが、同様に次の段階がこれまた420とちょっと高すぎるような気がします。熱復帰が早いので、それで十分だからあえて温度の刻みを粗くしてるんでしょうか…?母材が大きいときは小手先交換やプリヒートなど、工夫が必要そうです。
これから電子工作にドップリハマりたい方や、ダイヤル無し温調からの買い替えにおすすめです。PXもそうですが、一度温調になれてしまうと、もうホムセンなどで売っているニクロムコテは二度と使いたくないですもんね。
【追記】
他の方が書かれている通り、温度ダイヤルはカチッという間の半端な位置でもちゃんと調整できるようです。ただ、ストロークはそんなにないしメモリもないので細かい調整は厳しいですが、一回決まればもうしばらく動かさないので大丈夫ですね。
ブランド | 白光(HAKKO) |
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製品型番 | FX600-02 |
製品サイズ | 24.1 x 16.89 x 3.2 cm; 58.97 g |
色 | ブルー |
表札の名字 | 本体 |
壁紙の柄・パターン | 単品 |
電源 | 電源コード式 |
入数 | 1 |
付属品 | なし |
電池付属 | いいえ |
商品の重量 | 59 g |