白い罪 公民権運動はなぜ敗北したか (日本語) 単行本 – 2011/4/27
シェルビー・スティール
(著),
藤永 康政
(翻訳)
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ISBN-104770502095
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ISBN-13978-4770502094
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出版社径書房
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発売日2011/4/27
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言語日本語
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寸法2 x 13.8 x 19.6 cm
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本の長さ240ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
黒人はいまも人種差別の犠牲者なのか!?アファーマティヴ・アクションは黒人を真に救ったのか!?『黒い憂鬱』で注目を集めたシェルビー・スティールが戦後民主主義を総括する重要な論点を提示。
著者について
1946年シカゴ生まれ。スタンフォード大学フーバー研究所研究員。保守派の黒人論客として名高い。著書『黒い憂鬱──90年代アメリカの新しい人種関係』でニューヨークタイムズベストセラー、全米批評家協会賞受賞。その他の著書に『オバマの孤独』などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スティール,シェルビー
1946年シカゴ生まれ。スタンフォード大学フーバー研究所研究員。保守派の黒人論客として名高い。著書『黒い憂鬱―90年代アメリカの新しい人種関係』でニューヨークタイムズベストセラー、全米批評家協会賞受賞
藤永/康政
1966年生まれ。神戸市外国語大学卒。シカゴ大学歴史学部博士課程、ミシガン大学アフリカン・アフロアメリカン研究所留学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程。現在、山口大学人文学部人文社会学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1946年シカゴ生まれ。スタンフォード大学フーバー研究所研究員。保守派の黒人論客として名高い。著書『黒い憂鬱―90年代アメリカの新しい人種関係』でニューヨークタイムズベストセラー、全米批評家協会賞受賞
藤永/康政
1966年生まれ。神戸市外国語大学卒。シカゴ大学歴史学部博士課程、ミシガン大学アフリカン・アフロアメリカン研究所留学。東京大学大学院総合文化研究科博士課程。現在、山口大学人文学部人文社会学科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 径書房 (2011/4/27)
- 発売日 : 2011/4/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4770502095
- ISBN-13 : 978-4770502094
- 寸法 : 2 x 13.8 x 19.6 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 898,471位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 636位アメリカのエリアスタディ
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- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年11月29日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
日本ではなんとなく「黒人の権利が平等になった偉大な業績、良心的な運動」のイメージが強いアメリカ60年代以後の公民権運動が、実は平等ではなく、黒人優遇政策(一定数の人口比率で黒人などマイノリテイを雇わねばならない、入学させねばならないという「特権」)につながっていったことを厳しく問い直し、あえて『敗北』と断じる黒人保守思想家による衝撃の本。著者は自らの少年時代の差別された体験を踏まえながら、それでも、アメリカを貫いていた普遍的な道徳意識や価値観は、たとえそれが白人社会が生み出したものであれ尊重されなければならないこと、公民権運動や、行き過ぎた「過去の差別への反省」が、国家の道徳性や統一性までも崩壊させていくことを論じてゆく。もっと読まれてほしいのに今一つ評判になっていないのが残念。「差別問題」「自由、人権、運動」を考えるうえでの必読の名著のはずなのに。
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2020年8月23日に日本でレビュー済み
聡明な黒人著者の矜持と祈りが込められた本です。
著者は黒人差別解消運動について以下のように解説しています。
1 黒人差別とは「ある白人の悪者が周囲に流されて犯した個人的なもの」ではない。「黒人差別をする社会構造があって、その根本的な部分が悪」である。
2 この論理で考えると、アメリカ社会のすべての人が「罪人」である。すべての人が「反差別運動にひれ伏す」義務がある。
3 この論法は、マルクス主義の論法の模倣である。
著者のシェルビー・スティールは、この「反差別運動」に反対している。行き過ぎだと言うのだ。黒人なのにである。
著者はなぜ行き過ぎに反対するのか。それは、著者の少年時代の体験が原因となっている。
少年時代に懸命に働いたが、黒人だという理由で願いがかなわなかった経験がある。そのとき、12歳だった彼は「自分は泣かない。自分の誇りは傷つかない。彼らこそ自らの誇りを地に墜とした」と起立した。
感動した。そして、その後の成長に瞠目した。
著者は黒人差別解消運動について以下のように解説しています。
1 黒人差別とは「ある白人の悪者が周囲に流されて犯した個人的なもの」ではない。「黒人差別をする社会構造があって、その根本的な部分が悪」である。
2 この論理で考えると、アメリカ社会のすべての人が「罪人」である。すべての人が「反差別運動にひれ伏す」義務がある。
3 この論法は、マルクス主義の論法の模倣である。
著者のシェルビー・スティールは、この「反差別運動」に反対している。行き過ぎだと言うのだ。黒人なのにである。
著者はなぜ行き過ぎに反対するのか。それは、著者の少年時代の体験が原因となっている。
少年時代に懸命に働いたが、黒人だという理由で願いがかなわなかった経験がある。そのとき、12歳だった彼は「自分は泣かない。自分の誇りは傷つかない。彼らこそ自らの誇りを地に墜とした」と起立した。
感動した。そして、その後の成長に瞠目した。
2012年12月1日に日本でレビュー済み
黒人を同和と在日に
リベラルをそのまんま日本の左翼・福祉利権に置き換えて読む事が出来ます。
偽善という言葉で終わらせてしまいがちな話を
黒人の公民権運動の始まりからそれが得た結末までを自身の体験と重ねてかなり詳細に解説しています。
偽善という言葉は便利な言葉ですが、その言葉が覆う範囲は存外広く、この手の言葉は使ってしまうと
これ以上の議論の深化はしませんよ、という表明にもなりますし、自分はそちらには与しませんよとは言えても
何がダメなのか、何故ダメなのかを掘り下げる事から一旦開放されてしまう。
スティールはこの『偽善』で済ませてしまえる話を、感じる違和感を、きちんと来し方から説明し、結論づけ、言語化する事に成功しています。
まず、ここに感服しました。
アメリカのリベラルの欺瞞性はそっくりそのまま、日本の反日綺麗ごと左翼に通じるものがあり、
何故にダメなのか、が理論武装されており、とても参考になります。
中学高校の社会教育において必読の書として副教材にすればいいのに。
陥りがちな横柄さ、欺瞞さ、こういう風になっては全方向で不幸なのだという事を証明しているこの本。
何度も何度も読み返すべき本です。日本人にとっては特に必読の書です。
リベラルをそのまんま日本の左翼・福祉利権に置き換えて読む事が出来ます。
偽善という言葉で終わらせてしまいがちな話を
黒人の公民権運動の始まりからそれが得た結末までを自身の体験と重ねてかなり詳細に解説しています。
偽善という言葉は便利な言葉ですが、その言葉が覆う範囲は存外広く、この手の言葉は使ってしまうと
これ以上の議論の深化はしませんよ、という表明にもなりますし、自分はそちらには与しませんよとは言えても
何がダメなのか、何故ダメなのかを掘り下げる事から一旦開放されてしまう。
スティールはこの『偽善』で済ませてしまえる話を、感じる違和感を、きちんと来し方から説明し、結論づけ、言語化する事に成功しています。
まず、ここに感服しました。
アメリカのリベラルの欺瞞性はそっくりそのまま、日本の反日綺麗ごと左翼に通じるものがあり、
何故にダメなのか、が理論武装されており、とても参考になります。
中学高校の社会教育において必読の書として副教材にすればいいのに。
陥りがちな横柄さ、欺瞞さ、こういう風になっては全方向で不幸なのだという事を証明しているこの本。
何度も何度も読み返すべき本です。日本人にとっては特に必読の書です。