「ネガティブイケメン」として数年前にブレイクした栗原類さんの著書『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』を読んでみました。何だか僕と重なるところがすごく多くて、「俺ってもしかして発達障害?」とか思って試験を受けてしまいましたがそれはさておき、この本に、以下のような一節が出てきます。
「授業中やテストで手書きにこだわる文化が、発達障害児には大きな壁になっています。手書きが下手なら、キーボードのタイピングが速くなればいい。「字は下手だけどタイピングはすごく速いね」と褒められればいいのです。だけど日本の学校では手書きじゃないと許されない。そこが改善されると僕と同じような障害のある子どもにはよいのにと思います。」
発達障害の中に入るのかどうか分かりませんが、ディスレクシアといって読み書きだけに困難を感じる日本語学習者も多く存在しますし、実際に僕も担当したことがあります。それがちょうど3年前の今日で、今朝ほど、Facebookが3年前の投稿を見せてくれました。
また、僕は日本語教師になりたての頃、板書しようとすると手に無駄に力が入ってしまう書痙に近い(もしくはそのもの)状況だったこともあります。
文部科学省の調査では、発達障害と断定はできないものの、特別支援学級などに行っていないない児童の中の6.5%が「学習面又は行動面で著しい困難を示す」と判断されています。日本語学校の定員は20名であるところが多いようですが、統計上、20名の中に1人以上は発達障害の学習者が含まれている可能性があるのです。つまり、僕たちにとって縁のないことではまったくないのです。
すでに生産性の面では手書きのほうが優れていると思う人は皆無だと思いますが、そうした視点ではなくて、一般的な考え方や感じ方とは少し違う感覚を持つ栗原類さんのような人たちを社会が包容するためにも、学校や会社なども「メモをとるときは手書きで心を込める」とかいうような旧石器時代のような考え方は改めるべきではないでしょうか。
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