私は前科もち。
発達障害でもあります。
幼い頃から25歳頃まで
悪い事をたくさんして生きてきました。
この本が1番自分を認識する為に合っていました。
理由は貧困と虐待です。
10歳で親が離婚しました。
母親は私を騙して、
私を利用しました。
私の母親についても理解出来ました。
何故私と弟を虐待したのかをです。
本当に悪書でしょうか?
悪い人にさせられる生まれの、
環境で育った人にしか理解出来ないのか。
父親は人殺しです。
僕は底辺です。
海の底から見上げていました。
親に従って顔色を見ながら生きていた時。
僕にとっては過去を認めて良いと、
言って貰えた初めての本でした。
この本で、やっと前を向けました。
父親母親や本人、
色々な職業の人を教育する大人たち。
その2割に読んで貰いたいと思っています。
自覚しない発達障害の痛み。
今の時ですら虐待する親は、
自分の発達障害を知らずに虐待を繰り返しています。
何が正しい本なのでしょうか。
全員に正しい本なんて所詮在りませんし。
これは私の主観。
良いも悪いも私にある。
私は私、貴方は貴方。
私と貴方では歩んで生きてきた世界が違う。
ですが化石のような人達には世界を観る事、
それすら出来ないでしょう?
つまりレビューを読んでくださって、
ありがとうございます。
関心が無い人はレビュー観ないですから。
私の拙い文を読んで下さった貴方に、
感謝を。
取材して、書いてくれた。
一面から。僕達の立場に立ってくれた。
等しい感謝を。
著者を支持します。
20190510
僕は、この本で自身を認めさせて貰った事が、
他人に繋がるきっかけになりました。
開き直れたのです。
悲しくても前に進める喜び。理解し合える喜び。
この喜びは僕が自身を表現しなければ今も有り得ませんでした。
愛憎喜怒哀楽は繋がっているのです。
表現方法は、文字だけではないのです。
本当に表現したい自分の世界観を伝えれるモノを、
考えて欲しいのです。
人との関わりで自分に絶望し自分も人も否定する事そして自分を知らないで生きる事が一番悲しいです。
生まれてきてはいけなかったんだと感じた事も僕達は表現出来てその表現に共感し励まし合える仲間が居るのです。
この本の人達が僕を励ましてくれたのです。
まず自分を認識する事が仲間と繋げるのです。
自分を全て認めないままでは自分を救う事は出来ません。
感じた世界は貴方の世界です。
貴方は貴方の世界を救うべきです。
まず自分の為に表現して欲しいのです。
他人を求めたり批判するのではなく自分を、
自分に在ることを表現して欲しいのです。
貴方自身を表現する事を貴方の世界は求めています。
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発達障害と少年犯罪 (新潮新書) 新書 – 2018/5/16
田淵 俊彦" (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
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発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし、発達障害をもつ子どもの特性が、彼らを犯罪の世界に引き込んでしまう傾向があることは否めない。そんな負の連鎖を断ち切るためには何が必要なのか。矯正施設、加害者になってしまった少年たち、彼らを支援する精神科医、特別支援教育の現場など、関係者を徹底取材。敢えてタブーに切り込み、現実を正面から見据えて問題解決の方策を提示する。
目次
はじめに
第一章 猟奇殺人の背景にある発達障害
「心の闇」の正体/自閉症スペクトラム障害に着目する理由/続発する子どもによる殺人事件/少年犯罪は減少しているが/「発達障害=犯罪に直結」ではないものの/ある家庭裁判所調査官の提言/ある精神科医の告白
第二章 自閉症スペクトラム障害は、ここまで分かってきた
日本は児童精神医療の後進国/少年犯罪に占める発達障害の割合/自閉症スペクトラム障害の特徴/コレクションという特徴/感覚障害と知的機能のアンバランスさ/サヴァン症候群/海馬と扁桃体/ミラーニューロンの機能不全/発達障害発症のプロセス/発達障害の子どもによる犯罪の6類型
第三章 虐待が脳を破壊する
発達障害の特性が虐待を呼び込んでしまう/海馬、扁桃体、前頭前野に変調が生じる/脳の破壊が引き起こす発達障害/先天的な発達障害よりも深刻/犯罪を作動させる「虐待」というスイッチ/犯罪動機5つのパターン
第四章 矯正施設にいる少年たちは何を語ったか
医療少年院への取材依頼/少年法の厳罰化に歪みはないか/相手を傷つけることになるとは考えてもいなかった/言いつけた女の子を恨んでいる/ご飯ももらえなかったネグレクト被害者/お母さんが好きなことをやらせてくれない/思い通りにならないと暴れた/怒られたことが納得いかない/さまざまな「プラスα」のかたち
第五章 矯正施設から始まった画期的トレーニング「コグトレ」
「認知行動療法」の限界/「困っている子ども」の6つの特徴/認知機能強化トレーニング/認知作業トレーニング/トレーニングが予防する子どもの再犯
第六章 教育現場での取り組み
児童自立支援施設での取り組み/小学校でのコグトレの現場へ/できなくても否定しない/自己肯定感が低い子どもたち/特別支援学級の存在意義
第七章 トラウマ治療の現場に入る
「二次障害」を治療する/不安になってパニックに陥る少年/トラウマという洞窟への探検/虐待の世代間連鎖/トラウマ治療の現場に立ち会う/トロンボーンが導く解決法/失われた記憶が教えてくれること/幼少期における「愛着」の大切さ
第八章 「出世魚現象」を防げ
「出世魚現象」の恐ろしさ/再犯の危険性/アスペ・エルデの会/私たちに何ができるのか/子どもの頃から目を配る1 早期発見/子どもの頃から目を配る2 早期サポート/発達障害と父親の年齢の相関/国や行政がやるべきこと/放課後デイサービスの問題点
おわりに
参考文献
目次
はじめに
第一章 猟奇殺人の背景にある発達障害
「心の闇」の正体/自閉症スペクトラム障害に着目する理由/続発する子どもによる殺人事件/少年犯罪は減少しているが/「発達障害=犯罪に直結」ではないものの/ある家庭裁判所調査官の提言/ある精神科医の告白
第二章 自閉症スペクトラム障害は、ここまで分かってきた
日本は児童精神医療の後進国/少年犯罪に占める発達障害の割合/自閉症スペクトラム障害の特徴/コレクションという特徴/感覚障害と知的機能のアンバランスさ/サヴァン症候群/海馬と扁桃体/ミラーニューロンの機能不全/発達障害発症のプロセス/発達障害の子どもによる犯罪の6類型
第三章 虐待が脳を破壊する
発達障害の特性が虐待を呼び込んでしまう/海馬、扁桃体、前頭前野に変調が生じる/脳の破壊が引き起こす発達障害/先天的な発達障害よりも深刻/犯罪を作動させる「虐待」というスイッチ/犯罪動機5つのパターン
第四章 矯正施設にいる少年たちは何を語ったか
医療少年院への取材依頼/少年法の厳罰化に歪みはないか/相手を傷つけることになるとは考えてもいなかった/言いつけた女の子を恨んでいる/ご飯ももらえなかったネグレクト被害者/お母さんが好きなことをやらせてくれない/思い通りにならないと暴れた/怒られたことが納得いかない/さまざまな「プラスα」のかたち
第五章 矯正施設から始まった画期的トレーニング「コグトレ」
「認知行動療法」の限界/「困っている子ども」の6つの特徴/認知機能強化トレーニング/認知作業トレーニング/トレーニングが予防する子どもの再犯
第六章 教育現場での取り組み
児童自立支援施設での取り組み/小学校でのコグトレの現場へ/できなくても否定しない/自己肯定感が低い子どもたち/特別支援学級の存在意義
第七章 トラウマ治療の現場に入る
「二次障害」を治療する/不安になってパニックに陥る少年/トラウマという洞窟への探検/虐待の世代間連鎖/トラウマ治療の現場に立ち会う/トロンボーンが導く解決法/失われた記憶が教えてくれること/幼少期における「愛着」の大切さ
第八章 「出世魚現象」を防げ
「出世魚現象」の恐ろしさ/再犯の危険性/アスペ・エルデの会/私たちに何ができるのか/子どもの頃から目を配る1 早期発見/子どもの頃から目を配る2 早期サポート/発達障害と父親の年齢の相関/国や行政がやるべきこと/放課後デイサービスの問題点
おわりに
参考文献
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2018/5/16
- 寸法18.2 x 11.3 x 2 cm
- ISBN-10410610766X
- ISBN-13978-4106107665
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商品の説明
出版社からのコメント
本書は、2016年5月15日に放映されて関係者の間で大反響を呼んだNNNドキュメント「障害プラスα~自閉症スペクトラムと少年事件の間に~」の取材を元に構成されたものです。
タイトルから、「発達障害=犯罪者のレッテルを貼っているのか」と思われる方もいるかも知れませんが、もちろんそうではありません。発達障害と犯罪に直接の関係はありません。しかし、発達障害ゆえの特性──コミュニケーションのとりにくさ、こだわりの強さ、他人の気持ちへの理解の乏しさなど──が理由で、本人が虐待を受けたり、孤立してしまったり、誤解を受けたりということが起こると、それが結果的に犯罪(加害者にせよ被害者にせよ)につながってしまう、という傾向があることは否めないのです。
本書はそうした事実を冷静に見据えつつ、実際に加害者となってしまった少年たち、矯正施設や学校の関係者、トラウマ治療の現場、発達障害をもつ子どもたちを支える精神科医などに取材し、事態を改善させる方策を探ったものです。
見えてくるのは、発達障害をもつ子どもたちがしばしば放置されたままになっていること、同じく発達障害をもつ親などからの「虐待の連鎖」ともいうべき事態に身を置かれていること、その意味でたまたま加害者になってしまった子どもたちも実際には「被害者」の側面が強いこと、などの容易ならざる事態です。読後に重い課題を残す本ではありますが、著者の問題意識を共有頂き、ぜひ手に取って頂ければ幸いです。
タイトルから、「発達障害=犯罪者のレッテルを貼っているのか」と思われる方もいるかも知れませんが、もちろんそうではありません。発達障害と犯罪に直接の関係はありません。しかし、発達障害ゆえの特性──コミュニケーションのとりにくさ、こだわりの強さ、他人の気持ちへの理解の乏しさなど──が理由で、本人が虐待を受けたり、孤立してしまったり、誤解を受けたりということが起こると、それが結果的に犯罪(加害者にせよ被害者にせよ)につながってしまう、という傾向があることは否めないのです。
本書はそうした事実を冷静に見据えつつ、実際に加害者となってしまった少年たち、矯正施設や学校の関係者、トラウマ治療の現場、発達障害をもつ子どもたちを支える精神科医などに取材し、事態を改善させる方策を探ったものです。
見えてくるのは、発達障害をもつ子どもたちがしばしば放置されたままになっていること、同じく発達障害をもつ親などからの「虐待の連鎖」ともいうべき事態に身を置かれていること、その意味でたまたま加害者になってしまった子どもたちも実際には「被害者」の側面が強いこと、などの容易ならざる事態です。読後に重い課題を残す本ではありますが、著者の問題意識を共有頂き、ぜひ手に取って頂ければ幸いです。
内容(「BOOK」データベースより)
発達障害と犯罪に直接の関係はない。しかし、発達障害をもつ子どもの特性が、彼らを犯罪の世界に引き込んでしまう傾向があることは否めない。そんな負の連鎖を断ち切るためには何が必要なのか。矯正施設、加害者になってしまった少年たち、彼らを支援する精神科医、特別支援教育の現場など、関係者を徹底取材。敢えてタブーに切り込み「見たくない事実」を正面から見据えて問題解決の方策を提示する。
著者について
田淵俊彦 一九六四(昭和三十九)年生まれ。ジャーナリスト、テレビプロデューサー。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京に入社。番組制作会社プロテックスのディレクターとしてNNNドキュメントの番組制作を担当。現在はテレビ東京制作局ドラマ制作部統括プロデューサー。NNNドキュメント取材班との共著に『ストーカー加害者 私から、逃げてください』(河出書房新社)がある。
NNNドキュメント取材班 NNNドキュメントは、一九七〇年一月にスタートした報道ドキュメンタリー番組。放映局の日本テレビでは、「3分クッキング」「笑点」に続く三番目の長寿番組である。
NNNドキュメント取材班 NNNドキュメントは、一九七〇年一月にスタートした報道ドキュメンタリー番組。放映局の日本テレビでは、「3分クッキング」「笑点」に続く三番目の長寿番組である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
田淵/俊彦
1964(昭和39)年生まれ。ジャーナリスト、プロデューサー。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京入社。制作会社プロテックスのディレクターとして、NNNドキュメントの取材を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1964(昭和39)年生まれ。ジャーナリスト、プロデューサー。慶應義塾大学法学部卒業後、テレビ東京入社。制作会社プロテックスのディレクターとして、NNNドキュメントの取材を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者について
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1964年、兵庫県生まれ。日本の映像作家、演出家、ジャーナリスト、プロデューサー。現在は、㈱テレビ東京制作局ドラマ制作部統括プロデューサー。 文教大学情報学部および国際学部・非常勤講師、宝塚大学東京メディア芸術学部・非常勤講師、和洋女子大学国際学類・非常勤講師、相模女子大学人間社会学部・非常勤講師として、「コンテンツプロデュース」「テレビメディア論」「メディア・リテラシー」「グローバルメディア論」「エンターテイメント産業論」などの教育も積極的に行っている。日本映像学会正会員、㈳日本映画テレビプロデューサー協会会員。慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、テレビ東京に入社。20年以上に亘り、主に海外をフィールドにしたドキュメンタリーを手掛け、訪れた国は90ヵ国を越える。ヒマラヤ、パタゴニア、南米アンデス、アマゾン、アフリカ、アジア、北極など、そのフィールドの幅広さには定評がある。最近では、社会派ドキュメンタリーの制作も意欲的に行い、「連合赤軍」「高齢初犯」「ストーカー加害者」「発達障害と少年事件」などの難題にも挑んでいる。発売されている映像作品で代表的なものとしては、「世界秘境全集 第一集」「世界秘境全集 第二集」「黄金の都バーミヤン」「風の少年~尾崎豊 永遠の伝説」などがある。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
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全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発達障害=少年犯罪につながるとは思いませんが、発達障害があるがゆえに育てにくく、虐待やネグレストがおこってしまう。それが子供の問題行動につながってしまうというのは保育者として、現場で感じでいました。
ではどうしたらいいのか?
という部分で目からウロコだと思うくらい勉強になりました。
私は全ての人間が何らかの障害を持っていると思っています。程度の差だけです。
それが問題行動につながるのか、障害があっても幸せに育つのか、親や教育者、関わる大人の責任ですね。
この本を参考に子供達が健やかに育つよう、私自身少しでも努力していきたいです。
ではどうしたらいいのか?
という部分で目からウロコだと思うくらい勉強になりました。
私は全ての人間が何らかの障害を持っていると思っています。程度の差だけです。
それが問題行動につながるのか、障害があっても幸せに育つのか、親や教育者、関わる大人の責任ですね。
この本を参考に子供達が健やかに育つよう、私自身少しでも努力していきたいです。
2019年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発達障害と犯罪、結びつけることがタブー視されるであろう内容を、丁寧に解きほぐす。
決めつけてはないが、確かな真実があると感じさせられる説得力がある。
キレイゴトではない、現実を直視させられる良書。
決めつけてはないが、確かな真実があると感じさせられる説得力がある。
キレイゴトではない、現実を直視させられる良書。
2020年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発達障害者が犯罪を犯すのは虐待が原因って、どこからそんな考えが起こったのか理解できませんでした。
最初のあたりで、犯罪を犯す側に発達障害という問題があるのではないか、と掘り下げたところはよかったですが、医療少年院での調査の時、身体的心理的虐待があったという回答を引き出す誘導尋問になっていて、読むのがいやになってきました。
犯罪を犯している人に、直前にいやなことがあったかどうかって質問して何になるんでしょう?
普通の人でも、日常いやなことくらいあります。それで犯罪は犯しません。
それに、発達障害だとあまり過去のことを正確には表現できなかったり記憶をなくしていることがよくあり、なくした記憶について質問されると、質問者の期待に応えるような回答を作り上げるところがあります。だから冤罪事件被害者になりやすいわけです。
言い方を変えたら答えてくれて、「いじめの事実が出た」などと書いていますが、本人たちは、あまりそれを苦にしていないようなのに、それを犯罪の原因となる虐待と決めつけるのは間違っていると思いましたし、仮に虐待であっても、それが原因で他の人が被害を受けていい、ということにはならないので、一体何のためにこんなこと調べてるんだろう、と疑問でした。
もし、虐待犯罪起因説が通説になると、周りの人は、発達障害者には全く近づけなくなります。良かれと思って言ったことも虐待ということは可能ですからね。本人がそう思っていなくても他者がそう思うわけですし、怖いことです。
また、その場合、両親が一番被害者になります。両親は毎日お小言を言ってます。指示の嵐です。それを虐待と言われると、子供が犯罪者になったとき親が悪い、と言うことになります。育てることができなくなり、発達障害者はみんな施設に入れられてしまいます。そんな風になったら、社会問題が大きくなりますよね。
著者は、そういう世の中にしたいのでしょうか?
最初のあたりで、犯罪を犯す側に発達障害という問題があるのではないか、と掘り下げたところはよかったですが、医療少年院での調査の時、身体的心理的虐待があったという回答を引き出す誘導尋問になっていて、読むのがいやになってきました。
犯罪を犯している人に、直前にいやなことがあったかどうかって質問して何になるんでしょう?
普通の人でも、日常いやなことくらいあります。それで犯罪は犯しません。
それに、発達障害だとあまり過去のことを正確には表現できなかったり記憶をなくしていることがよくあり、なくした記憶について質問されると、質問者の期待に応えるような回答を作り上げるところがあります。だから冤罪事件被害者になりやすいわけです。
言い方を変えたら答えてくれて、「いじめの事実が出た」などと書いていますが、本人たちは、あまりそれを苦にしていないようなのに、それを犯罪の原因となる虐待と決めつけるのは間違っていると思いましたし、仮に虐待であっても、それが原因で他の人が被害を受けていい、ということにはならないので、一体何のためにこんなこと調べてるんだろう、と疑問でした。
もし、虐待犯罪起因説が通説になると、周りの人は、発達障害者には全く近づけなくなります。良かれと思って言ったことも虐待ということは可能ですからね。本人がそう思っていなくても他者がそう思うわけですし、怖いことです。
また、その場合、両親が一番被害者になります。両親は毎日お小言を言ってます。指示の嵐です。それを虐待と言われると、子供が犯罪者になったとき親が悪い、と言うことになります。育てることができなくなり、発達障害者はみんな施設に入れられてしまいます。そんな風になったら、社会問題が大きくなりますよね。
著者は、そういう世の中にしたいのでしょうか?