本書は都市研究家ジェイン・ジェイコブズによるエッセイ。経済学の専門書ではないので、気軽にすらすら読めます。
衰退しない都市をつくるにはどうしたらよいのかという論考です。
1.経済学の基本原理である自由貿易と分業は、地域を2つに分ける。発展する地域と、衰退する地域。
2.輸入置換都市(輸入したものを自国で生産する都市)になれないと衰退する。
3.供給地域も資源枯渇・代替品との競争によって、いずれ衰退する。
4.大都市から地域への交付金や借款は一時しのぎにすぎない。
5.大都市は、軍隊風の「目的・計画」ではなく、いわば「漂流」するような臨機応変の改良(improvization)によって発展する。
6.自己修正力のある経済でなければ衰退する。そういう都市の在り方を目指すべき。
著者の基本的なアイデアは「大都市・多様性・インプロビゼーション」なのですが、1984年の著作なので、IT・プラットフォーム・AIの時代に読むと的外れな感もあります。
都市デザインとかに興味のある人には参考になるかもしれません。現在の主流な経済学に違和感のある人にもいいでしょう。アイデアのヒントになるはずです。
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