この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
生活保護から考える (岩波新書) 新書 – 2013/11/21
すでに段階的引き下げが始まっている生活保護制度。生きるための最後の砦であるこの制度がこの秋、大きな岐路を迎えている。不正受給の報道やバッシングのなか、どのような事態が起ころうとしているのか。生々しい当事者の声を紹介するとともに現場の状況を報告、いま、何が問題なのか、その根源を問う。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社岩波書店
- 発売日2013/11/21
- ISBN-104004314593
- ISBN-13978-4004314592
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
すでに段階的な基準の引き下げが始まっている生活保護制度。社会保障制度の、そして生きるための最後の砦であるこの制度が、重大な岐路に直面している。不正受給の報道やバッシングのなか、どのような事態が起ころうとしているのか。当事者の声を紹介するとともに現場の状況を報告、いま、何が問題なのか、その根源を問う。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
稲葉/剛
1969年広島生まれ。東京大学教養学部卒業。94年より、新宿において路上生活者支援の活動に取り組む。2001年、湯浅誠氏らとともに、自立生活サポートセンター・もやいを設立。現在、理事長。生活保護問題対策全国会議幹事。住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1969年広島生まれ。東京大学教養学部卒業。94年より、新宿において路上生活者支援の活動に取り組む。2001年、湯浅誠氏らとともに、自立生活サポートセンター・もやいを設立。現在、理事長。生活保護問題対策全国会議幹事。住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
36 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本社会において、生活が立ち行かなくなった人たちを守り、自立した生活を援助する取り組みは、縦割り行政の中では十分に力を発揮できているとは言い難い。何らかの保護を必要とする、いわゆる、弱者と呼ばれる人たちは、役所の「水際作戦」や市町村長および国会議員の偏見発言にあるように、蔑視の視点が抜けきらず、スティグマ(負の烙印)を抱えざるを得ない。また、保護世帯で育った子供は、親を養うために、生活保護に頼らなければならないという実態があるが、昨今の不正受給問題を受けて、改正生活保護法では扶養義務が強化されたことは、むしろ正反対の背策を推進していることがわかる。そして、一般大衆はそのような世論にそれとなく従うようになり、問題解決の道は遠のいていくばかりである。本書は、そのような流れに拮抗するかのように、データを用いて生保の実態を紹介している。本書を読めは、生保=働かない人=プライドのない人=社会悪という単純な図式に陥っている自分を発見するはずである。生活渭保護や福祉行政に興味がある人はぜひとも手にとって読んでほしい。
2017年12月13日に日本でレビュー済み
生活保護を受けている人の生の声や、生活保護すれすれでも受けていない人の存在は見えにくいものである。偏見の目を恐れ、生活保護を受けていても公言はしない。家族親類も身内の恥のように保護を受けている人を疎ましく思うことも有るようだ。生活保護を受けている身内に対し余裕のある他の家族など、そんなにいる訳が無いのだろう。生活保護を負の感覚で捉える政治家が保守党や、地方政治家に多いことが書かれている。それは、保護を受けていない裕福でない人々の働いても楽にならない人の優越感と偏見をくすぐることにより、票や支持や共感を広げようと言う計算が有るからだろう。生活保護を危機的な状態で受け、生活の維持と誇りを取り戻した人のことが紹介されており、制度の必要性が理解でき、不正受給などとは縁のないケースがすっと多いと思われた。役所のケースワーカーは無資格者が多いことを知った。資格が有れば知識を生かし熱心に出来るだろうが、資格も研修も無く配置された職員は少しでも早く、職場を逃れることを考えるのではないだろうか。危険で、忙しく、疲れる職場。熱心で有能な職員と、無能で事なかれの職員との落差は大きいような気がする。前の担当者が替わったかどうか聞いた人が、わしらは紙切れ一枚で飛んでいく身分だ、と言ったそうだ。そうかもしれないがその職員を頼りにする人もいるのだ。
聞いたらどう思うのだろうか。それは本音だと思う。運悪く紙切れ一枚でこんなところに来てしまった。その手の職員が多かったとしたならば、良い仕事は期待できるだろうか。この本の無資格者が多いと言う説明を読んで、背景が良く分かった気がした。
聞いたらどう思うのだろうか。それは本音だと思う。運悪く紙切れ一枚でこんなところに来てしまった。その手の職員が多かったとしたならば、良い仕事は期待できるだろうか。この本の無資格者が多いと言う説明を読んで、背景が良く分かった気がした。
ベスト500レビュアー
「近年の生活保護をめぐる状況を踏まえて」「制度やその利用者に対する誤解や偏見に満ちた言説が社会に満ち溢れる中で、肩身の狭い思いをさせられている当事者に近い視点から、生活保護問題の全体像に迫ろうとする(p.v)」書。
「生活保護基準の引き下げ」「『水際作戦』と生活保護の捕捉率」「扶養義務強化」を批判的に検討し、「生活保護の利用当事者や経験者の生の声」を紹介したのち「あるべき生活保護の制度のあり方について考察」する。
厚生労働省が生活保護基準引き下げの根拠とした消費者物価指数の下落についての指摘(pp.12-17)は、批判的にデータを吟味することの重要性を示してくれるし、「ナショナルミニマムという概念をどうとらえるか、ということが生活保護制度をめぐる議論の鍵である(p.38)」というのはその通りだと思うし、生活保護法の理念を知るためには、1950年の生活保護法改正を踏まえる必要があるのだということも気づかされる。
生活保護を考えるための枠組みとして、とりわけ目を見開かされたのは「世の中には、『家族』という言葉を聞いて……痛みやつらさ、悲しみがよみがえり、体がこわばってしまう人もいる(p.85)」という著者の言葉や、「公私の二分法の『私』を『親密』と『個』に分け、公的領域、親密的領域、個的領域の三分法に変形させて考える(p.89)」という宮地尚子の提起を手がかりとする、「『親密的領域』に脅かされる『個的領域』を『公的領域』が防護壁になって支える(p.119)」という方向性である。私には「公私」という枠組み自体を疑うということが今までなかったので。
「生活保護基準の引き下げ」「『水際作戦』と生活保護の捕捉率」「扶養義務強化」を批判的に検討し、「生活保護の利用当事者や経験者の生の声」を紹介したのち「あるべき生活保護の制度のあり方について考察」する。
厚生労働省が生活保護基準引き下げの根拠とした消費者物価指数の下落についての指摘(pp.12-17)は、批判的にデータを吟味することの重要性を示してくれるし、「ナショナルミニマムという概念をどうとらえるか、ということが生活保護制度をめぐる議論の鍵である(p.38)」というのはその通りだと思うし、生活保護法の理念を知るためには、1950年の生活保護法改正を踏まえる必要があるのだということも気づかされる。
生活保護を考えるための枠組みとして、とりわけ目を見開かされたのは「世の中には、『家族』という言葉を聞いて……痛みやつらさ、悲しみがよみがえり、体がこわばってしまう人もいる(p.85)」という著者の言葉や、「公私の二分法の『私』を『親密』と『個』に分け、公的領域、親密的領域、個的領域の三分法に変形させて考える(p.89)」という宮地尚子の提起を手がかりとする、「『親密的領域』に脅かされる『個的領域』を『公的領域』が防護壁になって支える(p.119)」という方向性である。私には「公私」という枠組み自体を疑うということが今までなかったので。
2013年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書を読んで日本という国は福祉国家ではないと,はっきりしました.国民は憲法第25条によって生存権が保障され,吾らは「健康で文化的な最低限の生活」を営むために必要な最低生活費を国から取得できる筈です.収入が途絶え,さりとて蓄えもなく,親族からの援助が得られない場合,国民は誰でもこの制度を利用することができる.誰でも,ホームレスの人たちでも,です.制度としてはそうなっています.しかし,日本の生活保護利用率をEU諸国のそれと比較すると余りにも低い.それを示す表が69頁にありますので,抜粋して紹介します.2011年のデータです.
日本 --- 1.57%,スウエーデン--- 4.5%,ドイツ--- 9.77%,フランス --- 5.7%,イギリス--- 9.27%
ドイツ,イギリスは人口の10%近くが受給している.一方,日本では2%にも満たない.何故,日本はこれほど低いのか.それは第一に「水際作戦」と称して役所の窓口で受給申請を却下しているからです.申請者が生活保護受給の要件を満たしていても給付されない.『まだ働けるはず』『頼るさきはあるだろう』とか言って申請書を書くのを役所が認めないのです.イギリスでは生活保護の受給は当然の権利です.申請用紙は郵便局に置いてある.困った人は記入して投函すれば申請でき,日本のように肩身の狭い思いをせず堂々と申し込む.国連に社会権規約委員会があり,この委員会は2013年5月17日に日本政府に次のように勧告しました.
委員会は,国民年金制度に最低年金保障を導入するように締約国に対して求めた前回の勧告をあらためて繰り返す.委員会はまた,生活保護の申請手続きを簡素化し,かつ申請者が尊厳をもって扱われることを確保するための措置をとるよう,締約国に対して求める.委員会はまた,生活保護につきまとうスティグマを解消する目的で,締約国が住民の教育を行うよう勧告する.
国連にこのように繰り返して警告されて政府は恥ずかしく思わないのだろうか.最低年金保障は国会の議題にも上がっていないのではないですか.国連の勧告を無視している.最低年金保障さえあれば高齢者が貧困で悩むことはない.生活保護制度をしっかり実行すれば労働者が不意の失業や病気で収入が途絶えることはない.生活保護は当然の権利という意識が社会にあれば,受給者が不当なスティグマ(烙印)で差別されることもないのです.日本は経済大国であり,工業・技術大国ですが,国民一人ひとりの人権を国が守るという意識が希薄な点において後進です.経済,経済 --- ,かって国民は国際社会からエコノミック・アニマルと揶揄されました.そんな時でも国は福祉に金を回さなかった.いわんやバブル破綻の不景気状態が続くなかで福祉に回す余裕はないよ,と政府のお偉いさんは考えるに違いない.でも,EUでやっていて,何故,日本でできない? 政府は生活保護という制度を段階的に壊したいのですか.
日本 --- 1.57%,スウエーデン--- 4.5%,ドイツ--- 9.77%,フランス --- 5.7%,イギリス--- 9.27%
ドイツ,イギリスは人口の10%近くが受給している.一方,日本では2%にも満たない.何故,日本はこれほど低いのか.それは第一に「水際作戦」と称して役所の窓口で受給申請を却下しているからです.申請者が生活保護受給の要件を満たしていても給付されない.『まだ働けるはず』『頼るさきはあるだろう』とか言って申請書を書くのを役所が認めないのです.イギリスでは生活保護の受給は当然の権利です.申請用紙は郵便局に置いてある.困った人は記入して投函すれば申請でき,日本のように肩身の狭い思いをせず堂々と申し込む.国連に社会権規約委員会があり,この委員会は2013年5月17日に日本政府に次のように勧告しました.
委員会は,国民年金制度に最低年金保障を導入するように締約国に対して求めた前回の勧告をあらためて繰り返す.委員会はまた,生活保護の申請手続きを簡素化し,かつ申請者が尊厳をもって扱われることを確保するための措置をとるよう,締約国に対して求める.委員会はまた,生活保護につきまとうスティグマを解消する目的で,締約国が住民の教育を行うよう勧告する.
国連にこのように繰り返して警告されて政府は恥ずかしく思わないのだろうか.最低年金保障は国会の議題にも上がっていないのではないですか.国連の勧告を無視している.最低年金保障さえあれば高齢者が貧困で悩むことはない.生活保護制度をしっかり実行すれば労働者が不意の失業や病気で収入が途絶えることはない.生活保護は当然の権利という意識が社会にあれば,受給者が不当なスティグマ(烙印)で差別されることもないのです.日本は経済大国であり,工業・技術大国ですが,国民一人ひとりの人権を国が守るという意識が希薄な点において後進です.経済,経済 --- ,かって国民は国際社会からエコノミック・アニマルと揶揄されました.そんな時でも国は福祉に金を回さなかった.いわんやバブル破綻の不景気状態が続くなかで福祉に回す余裕はないよ,と政府のお偉いさんは考えるに違いない.でも,EUでやっていて,何故,日本でできない? 政府は生活保護という制度を段階的に壊したいのですか.







