久しぶりの杉井で不安に感じていたが鈍い主人公とそれに怒る女子の会話が相変わらず楽しい。会長の政治談義に埋没しそうで最初心配したがそれは別の本にしたようだ。得意の音楽系のネタも交えて期待以上に面白かったので正直ホっとした。また各話のオチというか謎解きの結果もなかなかほっこりする内容だった。
特に後半のネタはこれで終わってしまってええのか?と考えた途端に「ああ!そういうことか!」と力いっぱい引き戻してくれたキリカさんが健気で良かったと思う。杉井にはこの勢いで楽聖少女他止まってる作品の続きも書いて欲しい。
ところでネットで見ると書籍タイトルが生徒会探偵キリカS(1)だったり生徒会探偵キリカS1になったりしているがあとがきを見る限りS1が正しいみたいである。紛らわしい。次はS2になるのだろうか。
内容紹介
生徒数8000人超の巨大学園に君臨する生徒会で、副会長となった僕。会計を務める聖橋キリカには、もうひとつ別の顔があった。それが《生徒会探偵》――持ち込まれる学園のトラブルを持ち前のとんでもない推理力で一発解決する仕事だ。
中央議会の議員選挙では議長の朱鷺子さんが正体不明の裏切り者の存在に悩まされ、押し迫るクリスマスを前にしては四クラブ合同の『第九』コンサートに妨害工作や内紛が相次ぎ、キリカも僕も新シーズン開始から東奔西走の大忙し!
ハイテンション学園ラブコメ・ミステリ、待望の新章開幕!
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