大学の頃に読んだノルウェイの森が死生観を考えるきっかけになったのだけれど、そこに出てくるヒロイン、心を病む直子。彼女は森田療法的な治療を受けるのだけれど、そこに興味を抱き読み始めたのが精神科医・岩井寛先生の本でした。
この本は岩井先生が病魔に襲われていく中で残した、最後の言葉です。意識と無意識のはざまでの会話は、心のかたち、風景を描いたようなものでした。
・5月18日
『今回の…自分の命の…を見ますとね…そこまで…。神に見せるでしょう…いや…自分自身をですよ』
『いま、自分が死ぬまでの間、どのくらいで意識が低下するのか実験している』
・5月19日
『今の注射は痛くなかった(笑顔)』
・5月20日
『長い夢をみました』
・5月21日
『何か書くものをください』
1986年5月22日午前3時8分永眠。享年55歳。
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