なんという正直さだろう。
正直に語ることを躊躇いつつ、自分のヒストリー、寂しさ、悲しさ、苦しさ、葛藤をどんどんと外に向かって語る姿勢に、高知氏の生き直すという決心が伝わってくる。
日本では、いまだ薬物依存症に対する理解が乏しく、一度薬物の問題を起こすと人ではないかのような扱いをされている現状に、芸能界に身を置く高知氏が一石を投じたのは間違いない。
最初の一人になるのは、批判や避難にさらされ、想像以上に辛く苦しいことだろう。
本のタイトルにもあるように、「私は一人ではない」このことが、高知氏を支え、また現在苦しんでいる人たちをも勇気づけ、支えるに違いない。
これからの依存症をとりまく社会が、高知氏、その仲間たちによって、よい方向に進んでいくに違いない、という希望の光を見出せる本であり、薬物依存症に苦しむ人たちだけではなく、苦しさや悩みを抱えて生きづらい人たちを救うきっかけになる一冊だと思う。
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