前作を読んで今作が発売されていたので購入しました。
作者は「自分の子はこうだった」と前置きしている通り発達障害が全員同じような特性を持っている訳でもなく、あくまでも作者のお子さん(グレーゾーン)をベースに書かれた発達障害の話なので物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
ですが作者の子のように手帳交付までいかなくても支援が必要な子はいるわけでそうした子ほど判断が難しく進路が定まらないこともあるので、グレーゾーンと呼ばれるお子さんがいる人が読むととても参考になると思います。
気になる点としては「親子で発達障害」とありますが、作者が過去にやらかしたことは大変だという描写が見られますが子育てをしている今の描写は発達障害で困っているといった印象はあまり受けず(そのかわり子どもの特性に自らの体験を重ねての共感はあります)「コミュ障だから」という前置きがないとそのことが頭から抜けていて「自分発達障害だけれども子育てできるんだろうか」と思う人には「これ普通に困っているお母さんじゃん」としか見えないかもしれません。
後は作者の旦那さんの陰の薄さ…単身赴任で(作者に)子育てまかせっきりでゴメン!という描写はあれども旦那さんが支援する描写は一つも見られず「お父さんの存在って…」と思いました。作者は「旦那や周囲の人に支えられて…」みたいなコメントはありましたがそれを書かれるなら単身赴任の旦那でもこうした支援ができるよ!というエピソードが欲しかったです。
上記二点が気になったので☆マイナス1になりましたが全体的にスッキリした絵柄で読みやすいので買ってよかったと思います。
生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした 入園編 (メディアファクトリーのコミックエッセイ) (日本語) 単行本 – 2017/9/22
モンズースー
(著)
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3巻中2巻: 生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした
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本の長さ208ページ
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言語日本語
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出版社KADOKAWA
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発売日2017/9/22
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ISBN-10404069449X
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ISBN-13978-4040694498
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
幼いころから生きづらさを抱えていた私が生んだ子は、二人とも発達障害グレーゾーンでした。長男の幼稚園入園、そして突きつけられる進路の問題。立ちはだかる壁を、それでも、親子で一緒に乗り越える―。圧倒的な共感と応援の声を呼んだ前作から約1年、子育ての勇気が静かに強く湧いてくるノンフィクションコミックエッセイ、待望の続編。
著者について
●モンズースー:長男を出産後、ADHDと診断される。基本のんきで前向き。第29回コミックエッセイプチ大賞受賞後に始めたブログ「漫画 生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした」がアメブロ総合1位を記録。2016年にデビュー作『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』(KADOKAWA)を刊行、大きな話題を呼びロングセラーとなる。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
モンズースー
第29回コミックエッセイプチ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第29回コミックエッセイプチ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA (2017/9/22)
- 発売日 : 2017/9/22
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 208ページ
- ISBN-10 : 404069449X
- ISBN-13 : 978-4040694498
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 102,434位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 603位障害児教育
- - 784位臨床心理学・精神分析
- - 3,160位心理学入門
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
20 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今作もまた作品内容が我が家とリンクするような描写が多々ありました。
特にP129からの数ページなどは、そうすけ君が我が子としか思えない程に読んでいて悔しくて…また愛おしくて…
行政への不満点などは私も常々感じていたことで、納得のいかない理不尽な思い、熱心に説明をすればモンスターペアレンツを見るような目つきをされるといった理解のない視点などがかなり精密に描写されていました。この国の福祉や障害者に対する一般的なモラルは恥ずかしいほど世界から遅れているのです。
また普通級なのか通級なのか支援級なのか…この辺りの描写もまさに私が今味わっている葛藤そのもので、どの方向が正しいのか未だに答えが見つかっておりません。
それにしても驚かされるのは、この漫画の情報の密度と作者の姿勢です。いい加減な内容では出せないという責任感も当然あろうかとは思いますが、あらゆることを勉強されており、能動的かつ積極的に動かれており、そして確実に前に進まれています。心底見習いたい姿勢です。
子供のことに関しては本当に打ちのめされては起き上がる日々ですが、まだまだ長い道のりです。これからも落ち込むことが多々起こるのでしょうけど、その度にこの本に書かれていることを思い出し、自分や我が子に少しでもフィードバックしていけたら…と思います。
特にP129からの数ページなどは、そうすけ君が我が子としか思えない程に読んでいて悔しくて…また愛おしくて…
行政への不満点などは私も常々感じていたことで、納得のいかない理不尽な思い、熱心に説明をすればモンスターペアレンツを見るような目つきをされるといった理解のない視点などがかなり精密に描写されていました。この国の福祉や障害者に対する一般的なモラルは恥ずかしいほど世界から遅れているのです。
また普通級なのか通級なのか支援級なのか…この辺りの描写もまさに私が今味わっている葛藤そのもので、どの方向が正しいのか未だに答えが見つかっておりません。
それにしても驚かされるのは、この漫画の情報の密度と作者の姿勢です。いい加減な内容では出せないという責任感も当然あろうかとは思いますが、あらゆることを勉強されており、能動的かつ積極的に動かれており、そして確実に前に進まれています。心底見習いたい姿勢です。
子供のことに関しては本当に打ちのめされては起き上がる日々ですが、まだまだ長い道のりです。これからも落ち込むことが多々起こるのでしょうけど、その度にこの本に書かれていることを思い出し、自分や我が子に少しでもフィードバックしていけたら…と思います。
2018年8月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コミックエッセイとはいえ、全体的に文字が多い印象です。
(療育手帳の事など、これ以上文字を短くしようがなかったのかもしれません…)
著者の息子さんと同じような症状の幼稚園児の息子を持っており、色々と参考にさせていただいています。
(療育手帳の事など、これ以上文字を短くしようがなかったのかもしれません…)
著者の息子さんと同じような症状の幼稚園児の息子を持っており、色々と参考にさせていただいています。
2018年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
発達障がいの子を持つ親にとって、我が子の将来の不安は常につきまとう。
今回は入園編ということで、支援の幼稚園(一般的に療育園と呼ばれているような施設)への入園とそこでの生活、さらにその先の進路決定に奔走する内容であるが、園ママとの情報のやり取りや専門家との相談のやり取りなど、なかなか知り得ない実際の体験談が具体的に書かれており、発達に問題を抱える未就園児や幼稚園に通わせている子を持つ親にとっては、大変に参考になる一冊だと思う。
でも小学生以降で障がいに気づいて困ってる親御さんには、そうすけ君のエピソードは少々きついかも知れないとは思う。
この本の内容は、母親が奔走して様々な困難にぶち当たりつつも、適切な支援を受けることができた成功例だと思う。
あと正直、母親のエピソードは個人的にどうでもよいと感じた。
子供のエピソードを主に知りたくてこの本を手に取る人も多いと思うので、母親のエピソードは別冊でもいいんじゃなかろうかと思った。(大人の発達障がいで悩む人もいるので、それはそれで需要があると思う)
それはさておき、とても読みやすく、飾らないぶっちゃけた内容なので、嫌味がなく親しみやすい漫画だと思う。
発達障がいを学びたい支援関係者や教育関係者にも、おすすめできると思った。
今回は入園編ということで、支援の幼稚園(一般的に療育園と呼ばれているような施設)への入園とそこでの生活、さらにその先の進路決定に奔走する内容であるが、園ママとの情報のやり取りや専門家との相談のやり取りなど、なかなか知り得ない実際の体験談が具体的に書かれており、発達に問題を抱える未就園児や幼稚園に通わせている子を持つ親にとっては、大変に参考になる一冊だと思う。
でも小学生以降で障がいに気づいて困ってる親御さんには、そうすけ君のエピソードは少々きついかも知れないとは思う。
この本の内容は、母親が奔走して様々な困難にぶち当たりつつも、適切な支援を受けることができた成功例だと思う。
あと正直、母親のエピソードは個人的にどうでもよいと感じた。
子供のエピソードを主に知りたくてこの本を手に取る人も多いと思うので、母親のエピソードは別冊でもいいんじゃなかろうかと思った。(大人の発達障がいで悩む人もいるので、それはそれで需要があると思う)
それはさておき、とても読みやすく、飾らないぶっちゃけた内容なので、嫌味がなく親しみやすい漫画だと思う。
発達障がいを学びたい支援関係者や教育関係者にも、おすすめできると思った。
2017年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最初の療育園の中のママたちの話はあるあるで、どこもそうなんだなと嬉しく思いました。
でも、行政の話には驚きました。うちの地域も診断がついてしまうと普通の幼稚園の門はとても狭くなってしまうけど、モンズースーさんの息子さんのそうすけ君くらいの知的が無い障がいの程度なら、必ずどこか入れます。でも、モンズースーさんの地域ほど療育は受けられないですけど。
どの地域も良い面もあり、悪い面もあるんですねかね。
障がい児に対する社会の意識やモラルについて考えさせられました。やはり同じ障がいを持つ子の親としてモンズースーさんと考えがとても近いなと思いました。3冊目も出たら買いますね。次は小学校入学編かな。
でも、行政の話には驚きました。うちの地域も診断がついてしまうと普通の幼稚園の門はとても狭くなってしまうけど、モンズースーさんの息子さんのそうすけ君くらいの知的が無い障がいの程度なら、必ずどこか入れます。でも、モンズースーさんの地域ほど療育は受けられないですけど。
どの地域も良い面もあり、悪い面もあるんですねかね。
障がい児に対する社会の意識やモラルについて考えさせられました。やはり同じ障がいを持つ子の親としてモンズースーさんと考えがとても近いなと思いました。3冊目も出たら買いますね。次は小学校入学編かな。
2018年7月18日に日本でレビュー済み
前作が揺れる親の気持ちに共感できる作品だったが、今回は福祉制度、療育、幼稚園などについて多岐、枝葉末節にわたる記述が細かい本になった。各コマ内にセリフと解説がぎっちり書き込まれており、前作より読みにくい。書きたいことが満載で、整理できていない印象を受けた。努力に敬意を表し★4。
療育や園選び、就学に向けた取り組みなど、これから役立つ情報を取りたい読者や、すんなりと共感できそうな読者のタイプは下記の通り。
年齢は年少より下の子(年中以上でも良いが、過去のあるある話)
未診断だが支援を開始している子
発達が気になる未就園の子
知的な面はほとんど心配ない子
前作と違い、赤裸々な描写が不快。「うちの子の進学先は支援学校じゃない」「障害児は天使だといわれるけれど、私は天使を育てたいわけじゃない」という類のセリフが再々登場する。表現に配慮してほしかった。
なぜ必要な情報にたどりつけないかと、もやもやするのはみんな同じ。でも、役所のせいにするのはお門違い。「主人公はこう考えただけです」と、誤解を招かないよう、注釈をつけるべきだと思う。職員さんにも失礼。
近年発達障害について注目される機会がふえた。一方、知的障害と発達障害を両方持つ人は統計的に少数派で、出版社にとったら「商品材料」になりにくいのか? この本を読んで、一抹の寂しさを感じた。知的障害にスポットライトを当てて、そういうもやもやを晴らしてくれる本、出てこないかな。
療育や園選び、就学に向けた取り組みなど、これから役立つ情報を取りたい読者や、すんなりと共感できそうな読者のタイプは下記の通り。
年齢は年少より下の子(年中以上でも良いが、過去のあるある話)
未診断だが支援を開始している子
発達が気になる未就園の子
知的な面はほとんど心配ない子
前作と違い、赤裸々な描写が不快。「うちの子の進学先は支援学校じゃない」「障害児は天使だといわれるけれど、私は天使を育てたいわけじゃない」という類のセリフが再々登場する。表現に配慮してほしかった。
なぜ必要な情報にたどりつけないかと、もやもやするのはみんな同じ。でも、役所のせいにするのはお門違い。「主人公はこう考えただけです」と、誤解を招かないよう、注釈をつけるべきだと思う。職員さんにも失礼。
近年発達障害について注目される機会がふえた。一方、知的障害と発達障害を両方持つ人は統計的に少数派で、出版社にとったら「商品材料」になりにくいのか? この本を読んで、一抹の寂しさを感じた。知的障害にスポットライトを当てて、そういうもやもやを晴らしてくれる本、出てこないかな。
2018年2月24日に日本でレビュー済み
発達障害を持つ保護者の方・当事者がどのような点で困られたり、選択をしていくのかを漫画で描写されているので、文章だけの本よりも理解はしやすいです。発達障害を理解するために、仕事で関係する方や将来そういった進路の方も読むとよい本だと思います。私自身は3歳の子供を持つ父親として、拝見しましたが、子供の成長というのは、ただでさえ心配したり気にしたりの連続だと思いますが、そんな中で他の子よりもケアが必要であれば、気が気でないと思います。本の中では、理解のある医師・保育士・回りの保護者の方などの協力や助けがある一方、無理解な行政・幼稚園の対応など、つらい目にも合うことを理解しました。
もし回りに、困っている人がすれば手を差し伸べるような人間になりたい、と思えるような本です。
もし回りに、困っている人がすれば手を差し伸べるような人間になりたい、と思えるような本です。