とても素敵なほんわかと心が暖かくなるお話ばかりでした。電車の中で出会いが世界につながっているのだと思いました。
一つ一つのお話の繋がり方もまた魅力的で!本当に読んでよかった
少女漫画の恋愛要素はまったくありませんが、おすすめです。
環状白馬線 車掌の英さん (花とゆめコミックス) Kindle版
期間限定キャンペーン
-
ポイント
キャンペーン
今回の購入で、次回以降のお買い物に利用できるポイントを獲得
できます
Kindle 価格:
¥542
獲得ポイント:
271ポイント
(50%)
-
言語日本語
-
出版社白泉社
-
発売日2009/1/19
-
ファイルサイズ42758 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
【Kindleマンガ ストア】:
人気・新着、お買得タイトルをチェック。Kindle端末がなくても、
Kindle Web Reader
ならブラウザでマンガがすぐ読める。
人気のインディーズマンガ
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
18 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
VINEメンバー
何となく惹かれて購入。この作者の漫画自体が初めてです。表紙をめくったところのカラーイラストに『Mr.Hanabusa』とあり、「あ、英さんって男?」と思いました。長髪だしてっきり女性車掌の話だと。それに白馬線っていう名前だからファンタジーのお話で、ペガサスがなんか関係するのかと……全然違いました。環状運転なら山手線みたいなものでしょうかね。でもがっかりということはなく、寧ろ「買って正解」と思えるものでした。
収録されているのは3つの物語。どれも1話完結。数ページですが書き下ろしのおまけマンガもあります。
1話と2話は非常に構成が巧く、特に1話は最後の方に読者が嬉しくなるような驚きが用意されています。イラストの雰囲気がまたいい感じです。そして『英さんの列車に乗った人は幸せになる』という言葉に納得。
3話だけ少し違い、英さんの少年時代の話。英さんがどういう道を選ぶのかなども良かったですが個人的にはラスト。時系列が進み現在、ある日の場面で終わるという余韻が。この単行本に収録されている話の中でまわる、それがこの物語にでてくる電車のようで素敵です。とにかく何気ないコマに描かれているモノにも注意して読んでください。読み返せばそれだけこの物語の深みは増します。
電車・建物などオーストラリアのものがモデルになっているみたいで、地名も全てカタカナのもの。だけど英っていう漢字の名前がある。他に登場する人物の名前は一切でてこないので、漢字の名前は当たり前なのか否かは分かりません。少し謎めいています。そんなところも魅力的です。
天野こずえさんの『ARIA』とかが好きな人ならこのお話も好きかと。あと読んでいてMr.Childrenの『彩り』の歌詞を思い出しました。
収録されているのは3つの物語。どれも1話完結。数ページですが書き下ろしのおまけマンガもあります。
1話と2話は非常に構成が巧く、特に1話は最後の方に読者が嬉しくなるような驚きが用意されています。イラストの雰囲気がまたいい感じです。そして『英さんの列車に乗った人は幸せになる』という言葉に納得。
3話だけ少し違い、英さんの少年時代の話。英さんがどういう道を選ぶのかなども良かったですが個人的にはラスト。時系列が進み現在、ある日の場面で終わるという余韻が。この単行本に収録されている話の中でまわる、それがこの物語にでてくる電車のようで素敵です。とにかく何気ないコマに描かれているモノにも注意して読んでください。読み返せばそれだけこの物語の深みは増します。
電車・建物などオーストラリアのものがモデルになっているみたいで、地名も全てカタカナのもの。だけど英っていう漢字の名前がある。他に登場する人物の名前は一切でてこないので、漢字の名前は当たり前なのか否かは分かりません。少し謎めいています。そんなところも魅力的です。
天野こずえさんの『ARIA』とかが好きな人ならこのお話も好きかと。あと読んでいてMr.Childrenの『彩り』の歌詞を思い出しました。
2009年1月21日に日本でレビュー済み
車掌の英(はなぶさ)さんは、クールでソツなく気も利くんだけど、客は初めてでも常連でも
同じ“お客さん”と言い切り態度は変えず、それでいながら決して冷徹でなく、
ただひたすらに“車掌”という職務に忠実な青年車掌さん。
そんな英さんには『英さんの列車に乗った人は幸せになる』とかいう逸話が有り、
しかもそんな事は本人つゆ知らずなワケであるのだが、どうやら事実らしいとか。
長距離を走る旅行列車ではなく、都市内環状線の車掌さんを主役に立てた話で、
その列車に乗り合わせただけの人が、英さんとちょっと関わりあった人たちが、
何だかちょっと、幸せな展開を迎えるというほのぼの系ヒューマンスクランブル。
しかも英さんは余り与り知らず(w。1巻完結。
話は結構巧妙で、良く有る人情話かと思ったら2〜3の話がパズルのように組み上がってみたり、
予想展開をクリッと引っ繰り返してみたりと飽きさせない。ブワーッと泣いたり感動できる
ほどではないけれど、なんだかホッとする。
個人的に特に印象に残ったのは3話の幼少期、世界を渡り歩く同年代の少年との話で、
世界の広さを感じながら、それでも留まる事を決めた所。
それは決して世界に対する否定でも拒絶でもなく、ただ、そこに留まっている事でも、
広い世界に関わっているのだと思ったということ。
良く「見聞を広めるために様々な所へ、様々な経験を」という話が有ったりするが、
これって一面を捉えた見方でしかないわけで、例えば動く事を決めた人は、留まった事での
経験はしないわけで、結局のところどちらを選択するかだけの事であり、どちらが良いとか
優劣のある話ではなく、要はその選択した先にどれだけ真摯に向き合い蓄積できるかだと思う。
何かに留まり、時折不意にこのままで良いのだろうかとか不安になり、
何かしないといけないんじゃないか、変化が無いと良くないんじゃないだろうか。
そんな気がした時など読んでみたりすると、ちょっと安心できたり、
逆に踏ん切りつけられたりするかもしれない。そんな不思議な読後感のマンガでした。
店頭で表紙決めの衝動買いとかした割りには、久々に当たりクジ引いた気分。
同じ“お客さん”と言い切り態度は変えず、それでいながら決して冷徹でなく、
ただひたすらに“車掌”という職務に忠実な青年車掌さん。
そんな英さんには『英さんの列車に乗った人は幸せになる』とかいう逸話が有り、
しかもそんな事は本人つゆ知らずなワケであるのだが、どうやら事実らしいとか。
長距離を走る旅行列車ではなく、都市内環状線の車掌さんを主役に立てた話で、
その列車に乗り合わせただけの人が、英さんとちょっと関わりあった人たちが、
何だかちょっと、幸せな展開を迎えるというほのぼの系ヒューマンスクランブル。
しかも英さんは余り与り知らず(w。1巻完結。
話は結構巧妙で、良く有る人情話かと思ったら2〜3の話がパズルのように組み上がってみたり、
予想展開をクリッと引っ繰り返してみたりと飽きさせない。ブワーッと泣いたり感動できる
ほどではないけれど、なんだかホッとする。
個人的に特に印象に残ったのは3話の幼少期、世界を渡り歩く同年代の少年との話で、
世界の広さを感じながら、それでも留まる事を決めた所。
それは決して世界に対する否定でも拒絶でもなく、ただ、そこに留まっている事でも、
広い世界に関わっているのだと思ったということ。
良く「見聞を広めるために様々な所へ、様々な経験を」という話が有ったりするが、
これって一面を捉えた見方でしかないわけで、例えば動く事を決めた人は、留まった事での
経験はしないわけで、結局のところどちらを選択するかだけの事であり、どちらが良いとか
優劣のある話ではなく、要はその選択した先にどれだけ真摯に向き合い蓄積できるかだと思う。
何かに留まり、時折不意にこのままで良いのだろうかとか不安になり、
何かしないといけないんじゃないか、変化が無いと良くないんじゃないだろうか。
そんな気がした時など読んでみたりすると、ちょっと安心できたり、
逆に踏ん切りつけられたりするかもしれない。そんな不思議な読後感のマンガでした。
店頭で表紙決めの衝動買いとかした割りには、久々に当たりクジ引いた気分。
2009年1月22日に日本でレビュー済み
都戸利津さんは心霊探偵八雲のマンガ化でファンになりました。
今回は初のオリジナルコミックということで購入を迷っていたのですが、買ってよかった!
特別なことなど何も起こらない、車掌の英さんの日常を描いたものなのですが、本人も気が付かないままに彼は人と人を繋げる架け橋となっているのです。
登場人物の誰もが事細かに心情を語ることはありません。それなのに読んでいて心打たれるのはそれらがしっかりと〈描かれて〉いるからだと思いマス。
読み直したくなるマンガを久々に見つけました♪
迷っている方は是非購入をお勧めします!!
今回は初のオリジナルコミックということで購入を迷っていたのですが、買ってよかった!
特別なことなど何も起こらない、車掌の英さんの日常を描いたものなのですが、本人も気が付かないままに彼は人と人を繋げる架け橋となっているのです。
登場人物の誰もが事細かに心情を語ることはありません。それなのに読んでいて心打たれるのはそれらがしっかりと〈描かれて〉いるからだと思いマス。
読み直したくなるマンガを久々に見つけました♪
迷っている方は是非購入をお勧めします!!
2009年2月14日に日本でレビュー済み
タイトルが、『環状白馬線』で『車掌の英さん』だったので、てっきり日本が舞台なんだと思ってました。
そしたらシティとか時計塔とか、外国(イメージ的には、ひと昔前のロンドンっぽい?)だったんですね!
↑
実際のモデルは、オーストラリアのメルボルンだそうです。
しかも英さん、華奢で常に丁寧語を話すイメージを(勝手に)持っていたのですが、背ぇ高!!
口調も「ありがてぇ」とか結構気さくな感じ?(性格はクールですが)
なんだかいろいろ予想は外れましたが、キャラ・物語共にいい意味で予想を裏切ってくれました。
大切にしたいと思える一冊です。
そしたらシティとか時計塔とか、外国(イメージ的には、ひと昔前のロンドンっぽい?)だったんですね!
↑
実際のモデルは、オーストラリアのメルボルンだそうです。
しかも英さん、華奢で常に丁寧語を話すイメージを(勝手に)持っていたのですが、背ぇ高!!
口調も「ありがてぇ」とか結構気さくな感じ?(性格はクールですが)
なんだかいろいろ予想は外れましたが、キャラ・物語共にいい意味で予想を裏切ってくれました。
大切にしたいと思える一冊です。
2009年1月19日に日本でレビュー済み
オーストラリア・メルボルンの路面電車「シティーサークルトラム」をモデルにした「環状白馬線」、その人の電車に乗ると幸せになれるという、背が高くツンケンした車掌の英(はなぶさ)さん。環状路面電車での出会いと別れと「出会わない」を描いた物語です。
読み切りの予定で描かれた第1話が「別冊 花とゆめ」平成18年11月号、第2話が平成20年8月号ですから第1話と第2話との間に2年間の間があります。作中では半年ほどが経過しているという設定です。
第1話と第2話、そして最終話の第3話が描かれるまでの間に『心霊探偵八雲』の連載→完結がありましたが、こちらは原作付きだったので都戸利津さんオリジナル作品である『環状白馬線 車掌の英さん』の方が俄然力が入っているのが分かります。
少年車掌の英が捨て子であったという設定は第1話から確立していて、それが最終話の第3話の、子供時代の英を描いたお話でとてもよく活かされています。
市内を循環する環状白馬線、車掌の英さんは毎日乗り合わせる大勢のお客さんと「ほんの少し」の時を共有します。
彼が尊敬する、かつて白馬線の車掌だった義父の言う通り、「いつまでも他人のままがお客さんのためなのさ」「他人だったらいつでも乗れるし乗るのを自由にやめられるだろ?」という言葉を大切に、当然のように思いやりを持って、しかし他人のままという距離をおいてお客さん達に接する車掌の英さん。そこから多くの出会いと別れと「出会わない」が生まれます。
「出会いと別れは同じだけあるが 一番多いのは"出会わない"だ」
幼い頃に白馬線の中に捨てられ、外の世界を全く知らない英さん。
子供時代の英を描いた第3話では世界中を旅している少年との出会いと別れがあります。
もっと広い世界を知りに行こうと自分を誘う「友達」の姿を見て
「分からねぇ ただ 世界は広いなと思ったんだ」
と泣き出してしまう子供時代の英。
彼と出会うまで自分は世界の広さを知らなかった、今も知らない。
「白馬線は狭いけど 俺がここにいるのは 自分のためじゃなくて お客さんのためだけじゃなくて
どこかの誰かのためかもしれねぇ そう思ったら俺
世界の全部を走ってる気がするんだ」
と狭い白馬線の中で車掌を続けることを決める英に胸が一杯になるような不思議な感動を覚えました。
何年、十何年、何十年もの時の流れの中で出会い、別れ、再会し、そして「出会わなかった」ことで生まれる数多の物語にとても心温まるものを感じます。
少女漫画誌掲載の漫画ですが、女性だけでなく男にも読んで欲しい作品です。
都戸利津さん初のオリジナル作品の単行本です。
オーストラリア・メルボルンの路面電車「シティーサークルトラム」をモデルにした「環状白馬線」、その人の電車に乗ると幸せになれるという、背が高くツンケンした車掌の英(はなぶさ)さん。環状路面電車での出会いと別れと「出会わない」を描いた物語です。
読み切りの予定で描かれた第1話が「別冊 花とゆめ」平成18年11月号、第2話が平成20年8月号ですから第1話と第2話との間に2年間の間があります。作中では半年ほどが経過しているという設定です。
第1話と第2話、そして最終話の第3話が描かれるまでの間に『心霊探偵八雲』の連載→完結がありましたが、こちらは原作付きだったので都戸利津さんオリジナル作品である『環状白馬線 車掌の英さん』の方が俄然力が入っているのが分かります。
少年車掌の英が捨て子であったという設定は第1話から確立していて、それが最終話の第3話の、子供時代の英を描いたお話でとてもよく活かされています。
市内を循環する環状白馬線、車掌の英さんは毎日乗り合わせる大勢のお客さんと「ほんの少し」の時を共有します。
彼が尊敬する、かつて白馬線の車掌だった義父の言う通り、「いつまでも他人のままがお客さんのためなのさ」「他人だったらいつでも乗れるし乗るのを自由にやめられるだろ?」という言葉を大切に、当然のように思いやりを持って、しかし他人のままという距離をおいてお客さん達に接する車掌の英さん。そこから多くの出会いと別れと「出会わない」が生まれます。
「出会いと別れは同じだけあるが 一番多いのは"出会わない"だ」
幼い頃に白馬線の中に捨てられ、外の世界を全く知らない英さん。
子供時代の英を描いた第3話では世界中を旅している少年との出会いと別れがあります。
もっと広い世界を知りに行こうと自分を誘う「友達」の姿を見て
「分からねぇ ただ 世界は広いなと思ったんだ」
と泣き出してしまう子供時代の英。
彼と出会うまで自分は世界の広さを知らなかった、今も知らない。
「白馬線は狭いけど 俺がここにいるのは 自分のためじゃなくて お客さんのためだけじゃなくて
どこかの誰かのためかもしれねぇ そう思ったら俺
世界の全部を走ってる気がするんだ」
と狭い白馬線の中で車掌を続けることを決める英に胸が一杯になるような不思議な感動を覚えました。
何年、十何年、何十年もの時の流れの中で出会い、別れ、再会し、そして「出会わなかった」ことで生まれる数多の物語にとても心温まるものを感じます。
少女漫画誌掲載の漫画ですが、女性だけでなく男にも読んで欲しい作品です。
オーストラリア・メルボルンの路面電車「シティーサークルトラム」をモデルにした「環状白馬線」、その人の電車に乗ると幸せになれるという、背が高くツンケンした車掌の英(はなぶさ)さん。環状路面電車での出会いと別れと「出会わない」を描いた物語です。
読み切りの予定で描かれた第1話が「別冊 花とゆめ」平成18年11月号、第2話が平成20年8月号ですから第1話と第2話との間に2年間の間があります。作中では半年ほどが経過しているという設定です。
第1話と第2話、そして最終話の第3話が描かれるまでの間に『心霊探偵八雲』の連載→完結がありましたが、こちらは原作付きだったので都戸利津さんオリジナル作品である『環状白馬線 車掌の英さん』の方が俄然力が入っているのが分かります。
少年車掌の英が捨て子であったという設定は第1話から確立していて、それが最終話の第3話の、子供時代の英を描いたお話でとてもよく活かされています。
市内を循環する環状白馬線、車掌の英さんは毎日乗り合わせる大勢のお客さんと「ほんの少し」の時を共有します。
彼が尊敬する、かつて白馬線の車掌だった義父の言う通り、「いつまでも他人のままがお客さんのためなのさ」「他人だったらいつでも乗れるし乗るのを自由にやめられるだろ?」という言葉を大切に、当然のように思いやりを持って、しかし他人のままという距離をおいてお客さん達に接する車掌の英さん。そこから多くの出会いと別れと「出会わない」が生まれます。
「出会いと別れは同じだけあるが 一番多いのは"出会わない"だ」
幼い頃に白馬線の中に捨てられ、外の世界を全く知らない英さん。
子供時代の英を描いた第3話では世界中を旅している少年との出会いと別れがあります。
もっと広い世界を知りに行こうと自分を誘う「友達」の姿を見て
「分からねぇ ただ 世界は広いなと思ったんだ」
と泣き出してしまう子供時代の英。
彼と出会うまで自分は世界の広さを知らなかった、今も知らない。
「白馬線は狭いけど 俺がここにいるのは 自分のためじゃなくて お客さんのためだけじゃなくて
どこかの誰かのためかもしれねぇ そう思ったら俺
世界の全部を走ってる気がするんだ」
と狭い白馬線の中で車掌を続けることを決める英に胸が一杯になるような不思議な感動を覚えました。
何年、十何年、何十年もの時の流れの中で出会い、別れ、再会し、そして「出会わなかった」ことで生まれる数多の物語にとても心温まるものを感じます。
少女漫画誌掲載の漫画ですが、女性だけでなく男にも読んで欲しい作品です。
5つ星のうち4.0
出会いと別れと「出会わない」から生まれる物語
ユーザー名: wz、日付: 2009年1月19日
都戸利津さん初のオリジナル作品の単行本です。ユーザー名: wz、日付: 2009年1月19日
オーストラリア・メルボルンの路面電車「シティーサークルトラム」をモデルにした「環状白馬線」、その人の電車に乗ると幸せになれるという、背が高くツンケンした車掌の英(はなぶさ)さん。環状路面電車での出会いと別れと「出会わない」を描いた物語です。
読み切りの予定で描かれた第1話が「別冊 花とゆめ」平成18年11月号、第2話が平成20年8月号ですから第1話と第2話との間に2年間の間があります。作中では半年ほどが経過しているという設定です。
第1話と第2話、そして最終話の第3話が描かれるまでの間に『心霊探偵八雲』の連載→完結がありましたが、こちらは原作付きだったので都戸利津さんオリジナル作品である『環状白馬線 車掌の英さん』の方が俄然力が入っているのが分かります。
少年車掌の英が捨て子であったという設定は第1話から確立していて、それが最終話の第3話の、子供時代の英を描いたお話でとてもよく活かされています。
市内を循環する環状白馬線、車掌の英さんは毎日乗り合わせる大勢のお客さんと「ほんの少し」の時を共有します。
彼が尊敬する、かつて白馬線の車掌だった義父の言う通り、「いつまでも他人のままがお客さんのためなのさ」「他人だったらいつでも乗れるし乗るのを自由にやめられるだろ?」という言葉を大切に、当然のように思いやりを持って、しかし他人のままという距離をおいてお客さん達に接する車掌の英さん。そこから多くの出会いと別れと「出会わない」が生まれます。
「出会いと別れは同じだけあるが 一番多いのは"出会わない"だ」
幼い頃に白馬線の中に捨てられ、外の世界を全く知らない英さん。
子供時代の英を描いた第3話では世界中を旅している少年との出会いと別れがあります。
もっと広い世界を知りに行こうと自分を誘う「友達」の姿を見て
「分からねぇ ただ 世界は広いなと思ったんだ」
と泣き出してしまう子供時代の英。
彼と出会うまで自分は世界の広さを知らなかった、今も知らない。
「白馬線は狭いけど 俺がここにいるのは 自分のためじゃなくて お客さんのためだけじゃなくて
どこかの誰かのためかもしれねぇ そう思ったら俺
世界の全部を走ってる気がするんだ」
と狭い白馬線の中で車掌を続けることを決める英に胸が一杯になるような不思議な感動を覚えました。
何年、十何年、何十年もの時の流れの中で出会い、別れ、再会し、そして「出会わなかった」ことで生まれる数多の物語にとても心温まるものを感じます。
少女漫画誌掲載の漫画ですが、女性だけでなく男にも読んで欲しい作品です。
このレビューの画像
2013年9月18日に日本でレビュー済み
電車好きなこともありますが、
表紙の全体的な雰囲気に思わず「ジャケ買い」しました、
そして大当たりでした。
英さん、最初女性なのかと思ったけど、男性とわかったら
なんとなく中村悠一さんの声で読んでました。
というオタクな発言はおいといて。
ARIAに通じるような、透明感と優しさのある数々のエピソード、
つらい話もあるのにそれでも心には優しく響く、
すてきな連作です。
人物もきれいだったりしぶかったりするし、
風景が美しくて癒されます。
英さんや他の方のエピソードを
もっともっと読みたいなぁと思いますが、
「1」と書いてないので、もう続きは出ないのかな。。。
表紙の全体的な雰囲気に思わず「ジャケ買い」しました、
そして大当たりでした。
英さん、最初女性なのかと思ったけど、男性とわかったら
なんとなく中村悠一さんの声で読んでました。
というオタクな発言はおいといて。
ARIAに通じるような、透明感と優しさのある数々のエピソード、
つらい話もあるのにそれでも心には優しく響く、
すてきな連作です。
人物もきれいだったりしぶかったりするし、
風景が美しくて癒されます。
英さんや他の方のエピソードを
もっともっと読みたいなぁと思いますが、
「1」と書いてないので、もう続きは出ないのかな。。。
現時点ではこのメニューの読み込みに問題があります。




