- 単行本(ソフトカバー): 328ページ
- 出版社: くろしお出版 (2015/10/20)
- 言語: 日本語
- ISBN-10: 4874246753
- ISBN-13: 978-4874246757
- 発売日: 2015/10/20
- 梱包サイズ: 25.8 x 18.3 x 1.8 cm
- おすすめ度: 1 件のカスタマーレビュー
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琉球のことばの書き方 ―琉球諸語統一的表記法 (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2015/10/20
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商品の説明
内容紹介
本書は琉球のことばの書き方(“統一的表記法")について書かれたものです。奄美から八重山まで、琉球のことばは多様な方言から構成されています。先祖を同じくする親戚関係にあることばばかりなのですが、現在では地域の距離が離れたりすると全く通じない場合も多くあります。琉球のことばは日常の話しことばとして用いられてきた歴史が長く、それで何かを書く、あるいは表記するという習慣はありませんでした。琉球王国時代に政治の中心であった首里で使われたことばでさえ、しっかりとした表記法が制定されるということはありませんでした。 このような歴史的背景もあり、現在の琉球のことばの表記法は混沌とした状況にあります。個人や少数のグループでしか通じない表記がなされていたり、同じ方言でも人によって書き方が違ったりということがあちらこちらで起きています。(中略) どう表記していいかわからないために、方言で何か文章を書こうと思っても執筆意欲が削がれるということもあると思います。複数の人が集まって特定の方言についての本や辞書を出そうというときに、内容以前に方言の表記が問題になり、結局は喧嘩別れしてしまったという事例を耳にしたこともあります。また、多くの方言が消滅の危機に瀕している中で若い人に方言の継承をしようという活動も散見されますが、表記が不安定なままでは方言を学ぶための教材も作りにくいということになります。このように色々な悲しい事態を避けたいと考えたことが、本書を企画するきっかけとなりました。本書ができあがるまでには20名ほどの言語研究者の助力を得ています。そして、本書が提案する表記法は、何十年にも及ぶ先行研究の中で報告されている琉球のことばに存在する音について、何らかの表記がなされるように設計してあります。 本書が方言で何かを記そう、表現しようという方々の助けになり、方言の表記の仕方で争いが起きるようなことが無くなるのを願う次第です。 (「はじめに」より)
内容(「BOOK」データベースより)
独特な音も多く、そのため仮名で表記することが難しかった琉球のすべての諸方言を、一貫した方針のもとに書き表せる表記法を提案。研究者だけでなく、一般の方でも使える汎用的な表記を使用。例として奄美から八重山まで10あまりの方言の書き方を提示。
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